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いつの世も爆発オチは王道
本日のサプライズ。
「Bullet Servants」の続きがもう上がってるんですけどー!?
何となく投下場所の最新ログだけ眺めてて、
あれこの前投下された後に別の作品の投下が無かったっけ
何でまた最新ログに「Bullet Servants」の名前が踊ってるん?
とか思ったら投下の日付が昨日だったよ!
間隔が数ヶ月、という状態が長い事続いてたものだから、
たった1週間で続きが来てた事にえらい驚いた。
そして、今回の投下でついに話数2桁到達しました! おめでとう!

いやしかし、前回の続きから今度はフーケの描写が来るとは。
何だかこの話は、毎回ゼロ魔キャラ1人がクローズアップされてるな。
そして今回のクローズアップ枠がフーケであったと。
クロスでは割と敵サイドとしてのみ描かれる事が多いフーケも、
この話にかかったら、いつものように真っ当なキャラにしか見えない!
でも相手がリッくんなのでちっとも不思議じゃない!
そういう、色んな立場のキャラの描写が満遍なく描かれるスタイルは
東出作品そのままですよね。
視点が場面切り替わりの度にコロコロ変わるのも含めて。
そのお陰でどのキャラにも感情移入できるのがいい所。
元の東出作品も、このクロスも。
まあ、一言目の悪態は何事かと思ったけど!
続き読んだら、その驚きはマジであの爺さんの悪行何とかしろ、
に変わりましたが。

にしても、異常にリッくんの種族に怯える人を見た後だったので、
今回、最初から友好的な態度で接してきたキャラが登場した
(キュルケも友好的だったけど、何か下心が見えるっぽいので別枠)
のは新鮮で面白かったなあ。
その態度の中に、多少はカムフラージュ的な側面があったにせよ、
会話の中で段々そういうの抜きでの親しみが生まれてるのがいい。
などと思うのは、私がリッくん贔屓だからだけじゃない筈だ。
そんな訳で、冒頭のフーケとの会話は色んな意味で気分良いです。

そういや、ルイズが「ゼロ」と呼ばれて見下されているのって、
セルマが「欠落者」として見下されていたのと感情的には同じだよね。
だからリッくんも、ルイズを取り巻く環境に敏感だったんだろうな。
そう考えると、リッくんはルイズのこれ以上ない程の理解者かも。
そして、今回のルイズも、表にはツンっぽい感情しか出てこないけど、
背後に感じられる本音はとってもいい子でした。

「ゼロ」の説明で、フーケとの会話とルイズの性質を繋げたのは
面白いと思った。
それはそうと、どもるルイズ面白すぎ。
ルイズの失敗を見たキュルケ笑いすぎ。
あれだけ真剣に制止しておいて、本当に失敗したら爆笑か!
しかし、事情を知らないで真剣に心配してたリッくんは笑えないて。
でもBBのヴァレリアの失敗時の絵を思い出させてくれて、
うっかり思い出し笑いを……!

や、そこは思い出して笑う所だよね! それでいいんだよね!
という訳で、今回のBB連想枠は、爆発アフロでした。
あ、ちなみに今回のタイトルはBBのそのシーンでのセーブタイトル。

いつもいつも、続きがどう転ぶか分からない話なのが面白いなり。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=568 |
| Work::Bullet Butlers | comments (x) | trackback (x) |
ループ脱出!
訂正訂正、一昨日書いたCBのフラグ設定の推測ちょっと違ってた。
えっとー。

・ループ脱出条件は、全ての選択肢を1回ずつ選ぶ事。
・選択肢の種類は2種類、
 双七が生き残って1日を終える選択肢は何度繰り返してもOK、
 双七が殺される選択肢は選ぶ度にペナルティがカウント。
 そのカウントが規定回数を超えるとゲームオーバー。
・ゲームオーバーになったら、ペナルティのカウントはリセットされる。
・ペナルティが加算されるのは1日終わって時計が出る時。
 ぶっちゃけ、時計前の最後の文章までならカウントされない。
・ペナルティのカウント・見た選択肢の記録はセーブデータとは別枠。
・ループ脱出条件を満たさない状態でCB編を最初からやり直しても、
 それらの内部記録はリセットされない。

でもちょっと気になったので、ループ脱出したと判明した直後に
SAVEフォルダの中のデータを全部消してみました。
それであやかし編・BB編のクリアフラグも消えるかと考えたんですが
何故だか消えなかった。
それで、セーブデータを色々といじってる内に、
いつの間にか2本のクリアフラグが消滅してしまったようで。
ちょっとフラグデータ置いてる場所が気になるので、
もう少しセーブデータをいじってみようと思います。
タイトルに「クロノベルト」って表示が出ておらず、
先の2本のクリアフラグが立ってないと思われる状態で
CB編のデータをロードして進めるとどうなるのかとか、
ものすごい気になるんですが!
っていうか段々不毛になってきてる気がしてるので、
その辺りの正解を知ってる人がいたら教えてPlease。マジで。


とりあえず、先に今日見た分の雑感的な何か。

これ、世界の特異性の所為で行動に一切理由付けが要らない上に
1日終わればリセットされるからって、好き放題やりすぎだろ!
作品を超えた同スタイル対決も、異種対決もどっちも燃える。
しかも皆殺意ありまくりだから、どれも本気のバトルだし。
お陰で展開もバッドエンドの見本市のごとき容赦なさですが、
リセットかかるのが分かっているので、逆に
今度はどんなバッドエンド展開になるのか、というのが楽しみに!
エロシーンはエロシーンで、本編じゃ持っていけないだろう
シチュエーション満載で楽しい。
っていうか刀子! 今回の刀子のシーンはあやかしより好きかもだ!
ああもうあんなの絶対本来のストーリーじゃ見られなかったよ!
クロノベルト最高! 混沌都市最高! 東出さん有難ー!
本当に、夢(一部悪夢)みたいなショートストーリーが大量に入った
贅沢すぎるファンディスク仕様の素晴らしさに感嘆するばかりです。

どうでもいいんですが、刀子とのシーンのアレ、
読み方は2桁じゃなく、1桁+1桁じゃないのかなあ、と思うのですが
わざとですか? 意図的ですか?
まさか本職がそんな基本的な単語を読み違う筈ないし……。
っていうか何でエロゲにエロワードのツッコミ入れてるんだよ私……!

そういえば、フラグチェックしてる最中にちょっと面白い現象を発見。
一度データをロードした後にタイトルに戻って
各種事典を見ずに「WALLPAPER」のメニューに入ると、
カーソルが「RETURN」に来た時のSEが銃撃音になります。
その後、事典を選んで戻らなければ、SEはいつまでもその状態に。
これで銃撃音が好きな時に好きなだけ聞ける!
銃撃音好きにはたまらない小技ですね!

しかし、ループ脱出までフラグ調査してて感じたんですが、
これ、とことん素直な選択肢の置き方してるなー。
選択肢は上から順番に総当りにするのを前提に、
情報が置かれてるように感じるのです。
自分も実際そうやったけど。
そういう選び方をすると最初に見る選択肢の先で、まず
「生きて1日終える事が重要なんじゃないか」と思わせたり、
2番目に見るであろう選択肢で、腕の数字を再度確認させたり。
で、ループに関して提示される情報は、
この順序で行くとより後に見るであろう選択肢ほど深いし。
というか、最後になりそうな選択肢でからくりを明かしてるし。
……あと更に言うと、人気投票で上位だったヒロインほど
エロシーン見られるのが遅くなってるような気がしたり。

そんな感じで以下、内容に触れた感想は隔離。
本日は、見た選択肢の数が多いので、選択肢毎にひとまとめ。

 ▼More
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=563 |
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ループ
CBが大変なことになりました。それは何故か。
ル ー プ 部 分 に 突 入 し て る か ら だ 。
私にそういうフラグ管理が厳密なゲームやらせちゃ駄目だ。
マジ収拾つかなくなるから。

そんな訳で、フラグ解明に躍起になっていた1日。
試行回数は多いけど、ちっとも進んじゃおりません。
とりあえず、今日見た分の話の雑感だけ先にさらっと。
ネタバレ感想は前回と同じく隔離。

昨日と違う選択肢を選んだら、内容全然違うんですけど!?
新たに登場するあやかしメンバーが増えたはいいけど、
やっぱあちこちが本来の設定とずれて、ますます大きくなる違和感。
でも一乃谷兄妹に関しては、アレ、夢みたいな状況じゃないか!
そこに関しては正直、混沌都市よっしゃー! と思ってしまったり。
皆が異常を無理やり無かったことにしてるのに、1人
常にその状態に疑問を感じてる双七は流石主人公、と思いつつ、
いつもいつもその異常に気付きかけては中断、の繰り返しで
じれったくてたまらない。
にしても、こっちの選択肢の殺伐さ救いようのなさときたら……!
先の選択肢との差が大きすぎてびびる。
いや読み合いまくりの布石系対決は面白かったけど、
殺意塗れで、爽快感以上にやり切れなさの強い戦いだった。
そんな中でも、いつもの双七っぽさが見られたシーンに和む。
やっぱ無機物との会話シーンは楽しいねー。
っていうかもう東出さん、ゾンビの人とか巨大生物の人とかじゃなく
無機物萌えの人でいいんじゃね?(かなり本気)
……いや、やっぱ全部合わせて人外萌えの人
って言い方もアリかも。

という訳で。
ループ内で2回あった選択肢、両方上を選んで繰り返すこと200回。
や、一定回数でループから抜け出せないとゲームオーバーだと
聞いてたので、何回で駄目になるのか確認しようと思って。
なのに全く変化がなかったので、とりあえずキリのいい200回まで
試してきて、変化が一切ないのを確認して打ち止め。
次に、後の方の選択肢を変えて再試行。
今度はゲームオーバーになりました。
が、ゲームオーバーになる条件を探してまた延々と……30回位?
なので、3時間はやってたのに、時間に見合った分進んでません。

とりあえず、ここまでで推測できた事。

・定められたループ回数内で、規定の選択肢を全て選ばなければ
 ゲームオーバー。
・選択肢の中には、ループとしてカウントされないものもある。
 →その選択肢は何度選んでも同じ内容が繰り返されるだけ
・ループ回数のカウントは個々のセーブデータ内には無く、
 ゲームそのものに設定されており、自動で記録されている。

ぶっちゃけ、3つ目のお陰で試行回数増えたんですよね。
ゲームオーバーのリミットが近い事は文中で教えてくれるのだけど、
その状態で、もっと前にセーブしたデータをリロードしても
同じくゲームオーバーになってしまうので、
理由が分からずにしばらく悩みました。
原因に推測がついたらついたで今度は逆パターンで検証、
という作業が残っていたし。

ところでこの仕様だと、現在のループカウントのデータが
セーブデータから独立してる為、ロードするデータによっては、
テキストと矛盾する場合が出てきてしまう事があるのですよね。
その辺りはシステム的に仕方がない部分なのかなあと思うけど。
あと、やってる過程で気付いたんですが、CBのセーブ画面って、
Newマークが付くのは、最後にセーブしたデータじゃなくて
最後にセーブ可否のウインドウを出したデータなのですね。
実際にセーブしたかどうかは関係ない。
これはバグじゃなくてこのエンジンの基本仕様なのかなあ。
セーブ場所を間違う可能性もありそうで、ちょっと危険かもしれない。

やっぱり私の本質はこういうプレイでありまして。
こういうやり方が好き嫌い、面白い面白くないなんてのじゃなく、
そうする事が普通だ、というだけの話でございます。

以下、いつものネタバレ大全開だらだら文。

 ▼More
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=561 |
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BB×ゼロ魔の続き
今度は8ヶ月ぶりだそうです。
BBとゼロ魔のクロスオーバー、「Bullet Servants」の続きが!
投下スレッド眺めて、タイトルが見えた時の嬉しさといったらもう。
投下に続いて感想を書いてくれる人が何人もいたのも嬉しい。
しかし何より、続きが読めるのが嬉しい!
どれだけ間隔が開いても、続けてくれる事自体が有難いのです。

ブランクはあっても、ノリは全くもっていつも通りでございました。
この安定感が非常に心地良いです。
リッくんのパーフェクト執事っぷりも勿論いつも通り。
なのだけど、ルイズがそれにいちいち過剰反応するお陰で
妙な面白さが生まれている気がするのでした。
……何でも「執事ですので」で済ませるリッくんもアレですが。
けど、世界観のずれみたいな大きなギャップだけでなく、
こういう小さい認識のずれにも面白さがあると思うんだ、この話。
そのギャップの妙としてのメインどころである世界観のずれも、
今回また1つすり合わせが成立したようで。
すり合わせ会話の過程で、ゴルトロックの設定も語ってくれるのは
やはり世界観燃え的には楽しすぎる。
でも、やっぱシルフィードの正体は隠れたままなのかー。
ちょっと残念かもしれない。

笑い所がきっちり用意されてるのもいつも通りだ!
今回最大の笑い所は、やっぱ怪鳥VS蛇であろう!
鳴き声、鳴き声! あと後ろの( )書き説明!
( )書き説明が微妙にたくみんテイストっぽいなあと思いつつ、
続くツッコミに吹いた訳ですが。
「今ここに!?」じゃないだろ!
キャラに対する印象がいい方向に変えられるっていう所も
この話を読んでて楽しい部分ですやねー。
リッくんのパーフェクト執事っぷりがルイズの毒気抜いてるのは
前から感じてた事だけど、今回はリッくんのお陰で
キュルケがかなりの人格者に思えてきてしまったという。
リッくんの視点が理知的だから、説得力あるんだよなあ。
2人の喧嘩のシーンで雪とキャロルの名前を出してくれたのも、
BB好きには嬉しかったり。
っていうか本当に、ルイズともいいコンビしてるよな、リッくん。
それもリッくんのパーフェクト執事っぷりが成せる技に違いない。

そういえば、ここまでリッくんに対して恐怖に震えるキャラを
久しぶりに見た気がする。
あのどもりっぷりはちょっと面白い……いや、笑い事じゃないけど。
周囲は未だに偏見が抜けてないし、まだ前途多難そうであります。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=559 |
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「クロノベルト」篇開始ー
インストールからして、散々悩んだ挙句ノリと勢いで実行したCB、
オーラス「クロノベルト」篇の開始もやはりノリと勢いの結果となった。

今回は、BB小説2巻と同じように、おおまかな感想だけ表に出して、
話に沿ったネタバレ感想は隔離しときます。
隔離してるので、今回隔離先はステルスかけてません。注意。

現在、「如月双七の章」、1日終わった所まで。

CBの感想の度に書いてる気がしますが、楽しい!
もう本当、1文1台詞1クリック、話に触れて先に進めるという行為、
それそのものが楽しくてたまりません。
まだあまり進んでないので、クロスオーバー的な楽しさはないけど。
というか、現状CB編に感じているものというのは
あやかし編・BB編での「元作品と変わらない場景を見られる楽しさ」
とは逆に、
「元作品と変わらない筈の場景に潜んでる違和感を探す楽しさ」
なので、どっちか言うと「面白い」って表現の方が
自分的にはより心情を正確に表してるかも。
ついでに、元作品との違いを見つける=元の内容を思い出す、で
思い出したシーンと一緒にプレイ当時の感情も思い出してしまい、
それも楽しかったりもするのでした。

で、本編の話、ですが。
最初から、ものすごい 濃 い んですが。情報が!
CBは全体的にそうだけど、話の根幹に関わってきそうだから
開示はかなり後になってからなのかなー、というレベルの設定も
かなりあっさりと明かされてしまうのは、この話でも同じようで。
でもそのお陰で、逆に設定を知った状態でキャラの行動を追えて、
主人公視点ではなく神視点で話を眺める楽しさがあると思う。
……っていうか実は、冒頭の説明に設定がちゃんと把握できず、
バックログ開いて30分程真剣に悩んでました。
パラレルワールドという概念を使っているのは分かったけど、
それがこの話ではどのレベルでどういう構造を取っているのか、
自分の中でどうしても矛盾が解消できず。
で結局、この話的に設定はそんなに重要じゃないだろうと決めて
結論付けるのを放棄。
……したら直後に出た説明で、疑問の中心だった部分が
実にあっさりと語られてしまい。
いや理解できて良かったんだけど! じゃあ悩んだ30分は一体!

そんな感じで、あやかし編・BB編に至った経緯やら
その2話からCB編に繋がる場面やらが書かれてた訳ですが。
先の2話の中で説明された事を改めて説明しなおしてくれたり、
疑問に思ってた事も説明してくれたりで、感覚的にはこの冒頭、
CB本筋を心置きなく楽しむ為の準備段階という感じが。
そして同時に、この先爆発させる前の「溜め」だったんだなー、
というのは後から思った事。
だって冒頭からあんな殺伐とした場面だなんて思わないよ!
そこまで説明中心で割とのんびり進んできただけに、
いきなり突き落とされて雰囲気の差に驚愕したの何の。
怒涛のようにどんどん登場してくるキャラに興奮しつつも、
あまりに展開が凄すぎるので戸惑いまくった。
その戸惑いの1つが、キャラの言動にある違和感だったんですが。
知ってる筈の事を知らなかったり、
ありえない筈の状況を当然の事として話を進めてたり、
動いてるのは馴染みのあるキャラ達の筈なのに、何かおかしい。
でも、しょっちゅう出る違和感ある描写がいかにも伏線って感じで、
この先どう繋がっていくんだろうとものすごく楽しみですよ!

あと、濃いといえばですね。
何でこんな初めの方からエロシーン多いんだ……!
進行速度の遅い自分が2時間ちょっと進めた時点で既に2つって!
……そういえば、ゲームのコピーって「殺し合おう、愛し合おう」
でしたっけ。
本当にコピーそのままだったよ……!
先の2話が薄かった(BB編は結局1回も無かったし)ので油断した!

以下、いつもの、話の進行に沿った箇条書き的雑感。

 ▼More
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=558 |
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武器事典の話
CB武器事典の話。
元々は人物事典と一緒に書くつもりだったのに、
人物事典の話が予想外に長くなったので、本日改めて語るなり。
これ、武器とあるけど流派も一緒に載ってるのだな。
しかしこれまた項目が豪華に至れり尽くせりだ……!
本当、エンサイクロペディア・オブ・東出作品になってるな!
そういや人物事典の方もそうだけど、あやかし関連の情報って
キャラのステータスとか、アイテム説明とかは
百妖草子にも同じ事が載っているのでありましょうか?
百妖草子もいつか入手したいのだけど、現状ちょっと無理だー。

あと、個々の項目についてだらだらと。
ハルピュイアの説明の最初の方、あやかしぼんでも同じ事を
東出さんが書いてたですね。
そういや装填の必要がないのって、BBの銃弾召喚と一緒だ、
とも思ったり。
カンフュール……言われてみれば刺突武器言うたらエストックだ。
っていうか格闘技だけじゃなく剣技まで会得してたのか九鬼先生!
そして真面目に読んで、またラストで吹いた訳ですが。
「怖いし」て! そりゃ確かに外見からして怖いけどさ!
あとキキーモラの説明とかさ!
そこの繋げ方に微妙に違和感あるけどそうだね幅広すぎだね!
こういう落とし方は非常に東出さんらしいというか。大好きだ。
キキーモラの最終形態の名前は、百妖草子なら載ってるのかな。
ルダが女性人格な理由は色々深い設定があるのかと思ってたよ。
そこまでベイルへの対抗心か!
とことん根深い確執だなァこの2銃は。
けど、元をただせば同じ存在なのに、何故にそう仲が悪いのか、
という疑問はこれを読んでも解消されず。
という訳で、“斑影”が強力すぎるから簡単に発動させないよう
リミッター的意味で基本的に同調しないようにさせてるという仮説を
何となく立ててみた。
アッシュのグラディウスが思いもよらぬ高価な代物でびっくり。
「無銘」なんてあるし、ある程度役職が上の捜査官の標準装備かと。
出自までアッシュらしいな。
“惨劇の水晶体”の説明にも吹く。
エメス・トラブラムすらうんざりさせるマグダラの喋りってどんなんよ。
九鬼流は、技名だけだと格好良いけど、全部大工道具だと思うと
一気に庶民的なイメージに変容するですよ。
「閻魔」だなんてもろ必殺っぽいのに、それでも由来は……!
そういや焔閻魔、技の性質に見覚えがあるのだけど、
もしかしてすずルートの車上での戦いで使われてたやつなのか?
九鬼先生が「まだ双七には教えてなかった」と言ってたし。
あと、BBの魔法が、皆載ってるよ……!
お陰でこの1項目だけ文章量が桁違いだ。
でも魔法の性質と呪文が全部載ってて嬉しい。

あと、あやかし編に続いてBB編でもセーブタイトルのチェックの為に
また最初から見直してたんですが……
あー、何か、「木を見て森を見た」って感じ。
場面場面で細かく見ていった時には分からなかった流れとか、
単純に初回は気が付かなかった部分とかが結構確認できたので、
2回目なのに「そ、そうだったのかー!」という感情が沸いたという。
っていうか、一奈って本質的に「そういう性質」を持ってるんだな。
だから、本当に簡単な事でそっちの性質が表に出てきてしまう。
九鬼先生がなした「復讐」というのは、まさにその時現れかけてた
「本来の一奈」を、イチナ自身で否定させる事で、それが
=「息子を殺した一奈を殺す事」であった訳だ。
考えてみれば、今回は九鬼先生によって抑えられたけど、
イチナはこれからもずっと、この現れようとする本性を
出さないように抑えていかなければならないんじゃなかろうか。
その苦しみが、もしかしたら最大の「過去に対する贖罪」じゃないか、
と考えたりもするのでした。
あと、ベアトリスの言ってた事って、九鬼先生だけでなく
一奈にも対応してる言葉だったんだな、というのにも気付いた。
「復讐」を乗り越えたのは一奈も一緒だったから。

と、それはともかく、書き出したセーブタイトル一覧を見て。
数少なッッ!
選択肢が少ない分、選択肢毎のセーブタイトルが少ないのは当然、
でも単純にあやかし編に比べて絶対数が少ないぞBB編。
や、ボリューム自体は変わらない……と、思うんですが……
何だかセーブタイトル数が少ないと、長さも違うように感じるですよ。
そして、結局2つめの選択肢はどっちを選んでもED一緒でした。
勿論エロシーンも無し!
……まさかここまで本編の仕様とおそろいとは……。

「クロノベルト」篇前ラスト。「ドキュメンタリー・オブ・クッキー」。
見始めて、台詞あるのに声がない、と思っちゃったけど、
そういやこれ、後から追加された分だっけ。
「本編の素材を使用した」と言及してるのはそういう事だったのね。
って、タイトルの「クッキー」ってそういう意味だったのかーッ!
いやあ内容全然気が付いてませんでしたはっはっは。
って、九鬼先生のこの特別扱いっぷりは何事だ。
あやかの項目から見られるからあやかのエピソードかと思ったのに、
予想が外れてインタビュアーに徹しててちょっと残念。
ここでのあやかは、「あやかしばん」等でのはっちゃけも無く、
大人しいのが寂しいな。
……何か、大人しいあやかに、また過去の事を思い出して
ちょっと泣きたくなってしまった。
それでも、これを後から追加してくださって有難うございます、と
東出さんには言いたいのでした。
ちょうど去年、これを追加できるパッチが出た時に書いた思いは、
今でも全く変わってません。
色々あるだろうけど、これからも東出さんには頑張って欲しいです。
そして、できればこれからも応援させていただきたいのです。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=556 |
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ガガガ文庫7月度新刊情報更新
「ケモノガリ」は、あやかしともBBとも違う方向性のようで。
というか、楽しげな要素が欠片も覗えないのはどういう事か。
見ろ他の新刊に比べてあらすじが1作だけ殺伐極まりない。
あらすじからだと、ものすごいバトルロイヤルな雰囲気ですよー?
登場人物4人の内の右2人が、どう考えても敵役でしかないし。
っていうか一番右のマッドガッサーが、めちゃくちゃイロモノです。
何だろう、かの「吸血大殲」に近い感じになるのかなー。
正直、東出作品といえば東口絵、と固定されちゃってるので、
これの挿絵が東口絵でない事に違和感があったりもしたけど、
こういう話ならこの絵は合ってる気もする。
タイトルは「ケモノガリ」、表紙に書かれた漢字表記も「獣狩」だけど、
ゲームの名前は「人狩り」な辺りが何か面白いな。
その辺りの意味が本編で書かれるかな。いや書かれるねきっと!
しかし、あらすじが出たというのに未だこれが異能バトルか否かが
全く定かではない訳です。どうなんだ実際。
ゾンビは出ないのか。ラストバトルは巨大生物じゃないのか。
まあ、このあらすじで上記2つが出そうな気配は欠片もないですが。
それでも出たら私はきっと爆笑する。
あと、この あやな という子は、表紙だと後ろに隠れてるけど
本当に表紙通りの何の力もない子なのか、とか。
や、普通にラノベ的に考えたら、この2人でラブ要素ありなんだろうと
思う訳ですが、東出作品的には、ただ守られるだけのヒロインじゃ
とても物足りないではないですか。
いやいや、主人公が1人で反撃するっていうのも爽快だけど、
やっぱ一緒に戦う仲間がいると燃えるし。
意外だったのは、主人公が高校生という所。若いなー。
っていうか「殺人の才能」というと、どうしても
ファントムとか零崎を思い出して仕方がないのですが。
でも、ただ普通の高校生がいきなり殺人能力に覚醒ってのも
いきなり拉致とかいう導入含めて不自然極まりないから、
何か色々隠れた背景があるに違いないよ! という期待。
しかし何をおいても気になるのは著者紹介とあとがきだ!
今度はどんな自己紹介を書いてくださるのか、楽しみでなりません。
あとがきも書くよね? 今回は単発っぽいから書きますよね?
あ、あとガ報に載る、作者の作品紹介とアンケート回答も。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=555 |
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人物事典の話
「クロノベルト」篇に行く前に、開いた2つの事典を読んでいる。

まず人物事典。
とりあえずざっとページ繰って、載ってるキャラを確認。
載ってるキャラは人気投票で投票できたキャラとほぼ一緒っぽい?
+出番がそれなりにあったキャラという感じで、
予想よりは載ってる人数が少ないなあ、というのが正直な所、
だったのですが。
何ですかあの文章量の多さ!?
多少キャラによってムラはあれど、どのキャラもかなり長いんですが!
これ、マジ東出さん1人で書いたんですよね、この人数分……。
でもって、あとサイトのキャラ紹介もあの人数を全部、
東出さんが書いてた訳でしょ?
それに、思ったよりも人数が少なかったとはいえ、
まだゲーム2作+派生の小説1作で、メインどころを抑えただけで
これだけの人数になっている訳であり。
こんな所でまで東出祐一郎という人間の凄さを認識したですよ。
なんて恐ろしい子……!

しかし、BB小説のキャラまで載ってるとは思いませんでした。
本当に東出作品網羅だよ!
小説キャラはモノクロなのがちと残念だけど、ゲームのキャラでも
シルエットだけというキャラもいるしなあ。
シャドウフィールドさんもシルエットなのはネタバレ配慮?
他にも、展開を微妙にぼかされてるキャラは結構いるし。
でも天なんか、すずルート最終盤でしか明かされない設定が
普通に書かれちゃってたりするしなあ。
キャラによって、内容の濃さに差があるのが気にはなったり。

で肝心の内容について。
刀子の説明に笑いまくった。
本当にラスボスBGMの似合うヒロインって書かれてるよ……!
あと、PS2版で差し替えられたというヤンデレ台本は
是非この目で拝まねばなるまい、と思いました。
けど、胸かなり大きい筈なのに、86というのは意外に小さい。
というか、全体的に女性キャラのサイズが、身長も3サイズも
小さめに感じるんですが。
トーニャの72cmは泣ける。それ10代後半のサイズじゃないと思う。
妹よりも小さいのが更に泣ける。
あ、けど数字的には美羽の方が小さかったんですね。
トーニャが生徒会最小だと思ってました。ごめんよトーニャ。
でもさくらの数字は本当に凄いレベルだった。
あとは九鬼先生の身長のデカさが画面で見た通りだったとか、
虎太郎先生は本当に神沢最強なのかー、とか、
狩人の生徒会の役回りを初めて知ったとか、
しかもその役回りがキャラに似合わぬマトモっぷりでびっくりだとか、
妖が双七と別枠で項目ができてるとか、
そういやくるみの先祖が雪女って出てきたっけ? とか、
しかも雪女だと零奈と同じって事はもしや親戚? と思ったりとか、
そんな感じがあやかしサイド。

BBサイドは……とりあえず、リッくんの身長が
本当に聞いてた通り175cmだったんだなー……と思った。
やっぱ、もうちょっと大きいイメージがあったので。
双子なのにアルフレッドは180あるし、その差は一体何が原因か。
で、他のキャラも軒並み176cm以上なので、段々不安に。
もしかしてBB男性陣の中でリッくんが一番背が低い? と焦ったけど、
ランド様の方が低かったです。良かったー……って良くないよ!
ランド様途中でお亡くなりになるんだから、結局BBで一番低いのは
確定じゃないかー!
や、他のキャラが皆いかにも体格良さげなの揃いだから、
不思議かといえばそうでもないんですけどさ……。
ああでもホープもモテるキャラなのにリッくんと同じ175で、
安心したというかやっぱり意外だったというか。
や、外見的イメージが優男っぽいので、ひょろっとした長身かと。
あとリッくんの説明に「趣味:ドライブ」とあったものだから、
またあの本編の暴走シーンを思い出し笑いしちゃったじゃないか!
ハンドル握って人格変わった時の表情というのが本気で見てみたい。
あと、セルマのホープへの愛は多分色々違う種類の愛だと思います。
……そんなでも、セルマルート以外では、ホープとくっつくといいと
本気で願ってますよ?
ヴァレリアの両親が家にいない理由も初めて明かされたけど、
何というか……割に大物ですか、フォースター夫妻?
しかしランド様、スロートさんだけじゃなく、シャドウフィールドさんとも
親交が深かったんですねー。
あのシャドウフィールドさんと一緒に暴れ回ったとか書かれてると、
どんな活躍してたのかも気になってくる。書いてくれないかなあ。
っていうかヘレン、たった1シーンの登場なのに人気投票にいたのは
立ち絵があるからだろうと思ってましたが、事典の説明も多いよ!
しかも何その無駄な程作りこまれた設定。
あとワイズマンの身長のサイズが1桁違う事に吹いた。
そ、そうだよなジャイアントだからそうなるよな、と分かっていても。
そしてフレ何とかさんの説明について一言。
そ の 名 前 付 け た の 誰 で す か 。

雲外鏡も項目あるのですねー。
しかも、本編で語られなかった内容が説明されててびっくりだ。
っていうか、睡があやかし世界嫌ってたという説明に引っかかりが。
確かあやかし編で、世界を愛しているとか言ってなかったっけ?
……という所で、初めてあそこのシーンの舞台が神沢ではなく
雲外鏡の作った世界だったという事に気付いたのでした。あははー。
でも、世界そのものを嫌っていたのだとしたら、
八咫烏へのあの態度にも納得。
あと、あやかし世界が出自だという睡と、回廊の設定や鏡の存在が
見ててずっと噛み合ってなかったんですが、それ「姉妹」じゃなくて
いいとこ「分身」っていうんじゃないのかなあ、と思ったり……。
何にせよ、謎だった部分がかなり明確になったからいいのだけど。

で、藤枝あやかはともかく、何で中の項目忘れてたんだ東出さん。
項目の位置が切ないよ!
……キャラの扱い的に、わざとでも嘘に思えないという辺りがアレだ。
能力が下の下にされてるのも、やっぱ結構可哀相じゃないかなーと
一応思っておく。

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九鬼無双
突然のマグダラの登場に驚いたの何の。
やっぱり彼女も「クロノベルト」篇がメインなのかと思ってたので。
というか、雲外鏡関連といい、あやかし編に比べてこちらの方が
明かされる情報量が多いように感じてしまうのは気の所為か。
単純にBB世界の方を後回しにしたくて選んだ順序だったけど、
後回しにしたこっちの話の方が情報量が多いので、
このプレイ順序は自分の嗜好的にも大成功であったといえましょう。

しかし、こんな夜中に明らかにマトモでない格好をした少女が
街中を1人でうろついてたら、誰だって怪しむと思います。
ってこれマグダラの台詞に対して考えた事だったのだけど、
よく考えたらイチナも全く同じ状態なのでした。
っていうかこの2人(本来の一奈の方)、キャラ近くね?
一見子供っぽいけど人を殺す事に快楽を感じるキャラ、って部分が。
違うのは頭の回転と……あと体型か!

マグダラ、のっけから“惨劇の水晶体”の能力大盤振る舞いだな。
しかも銃ズの必殺技は攻撃用1つずつしか無かったのに、
性質違いの技が既に2つも確認できるなんて、豪華だなあ。
でも技名が普通に英語だったのでちょっと残念…………
いや“随意扉”ってまんま「どこでもドア」じゃないかよ!
この名前、ガチで突っ込むべきかネタとして笑うべきか、
本気で悩みました。

前から感じてたんですが、カットイン以外の、立ち絵や背景の演出も
かなり今までの作品より凝ってるよね。
動きが大きくなったというか。
動きが大きくなった分臨場感も増してて、見てるのが楽しいです。

やっぱりイチナの本質は変わってないのですね。
襲われた時に一瞬だけ表れた、冷めた表情の恐ろしい事。
しかし、イチナに囁いているのは本来の一奈だと思うのだけど、
そうしてイチナを煽ってる意図が正直掴めなかったり。
自分の意思で過去をリセットした筈なのに思い出させるような事して
元の自分に回帰させさせたいのか、忘れる事を断罪したいのか。
イチナがゴルトロックの魔力を取り込めるのも気になったけど、
妖力を持ってると魔力を取り込む事が可能になってるのか、
雲外鏡が作った身体だから元々こっちの世界の性質を持ってたのか、
どっちかかなあ。

そしてマグダラが魔法を使っているのにちょっと驚いたのですが。
エメス・トラブラム持ってる以外の戦闘スタイルが不明だったしなあ。
外見が幼いので余計に得意スタイルが読めない。

雲外鏡・鏡が「アヤカシ」と片仮名で妙にたどたどしく言ってるのは
こっちの世界寄りの存在なのであやかし世界の知識に疎いから?
それにしてもこっちの雲外鏡・鏡は色んな事を結構容赦なく言うけど
その分感情表現も素直だなあと思ったり。
あと態度からは誠実であるのも感じられる。思惑はともかくとして。
その雲外鏡・鏡の使う技なんですが。
普通にゾンビ使役だと思ってたらキョンシーか!
確かに中国系で死体操るといったらキョンシーだよな!
呼び方が変わっただけで術のイメージがかなり違ってしまったという。

っていうか、ギュスターヴの名前が出てきたんですが……
支部長やってた期間ってたった1ヶ月だったのか……!
BBプレイしてる時はもっと長い期間在任してる印象があったですよ。
とすると、中盤の総力戦の後、かなり早い段階で
聖導評議会を離脱してしまったとも考えられるか?
セルマルートで終盤に再登場するまでのギュスターヴの動向が
めっちゃ気になります。
どういう経験を経て、終盤の助っ人行為に繋がって行ったのかが。

そういえば、CBでエメス・トラブラムを説明する時、ヘルダイスを
一貫して「魔神」と呼称しているのが地味に気になる。
BBではゲーム・小説通してそういう表現はされなかった気がして。
個人的にはその呼称の変化にも意味を見出したい所ですけども。

マグダラの語った現在時刻に驚く。
イチナが屋敷を出たのは夜中だった筈。
いつの間にそんな1日近く経ってたんですか!?

そしてようやくガラさんご登場ですよー!
……正直、あまりに登場しないものですっかり意識から外れてたよ。
ちゃんと登場してくれて良かった良かった。
いつものようにアッシュとハードボイルドな会話を交わしてくれて
良かった良かった。
ガラさんの登場でがらりと(※駄洒落ではない)変わる雰囲気に、
やはりBB世界を語るには無くてはならないキャラであると思いました。
そのガラさんを見た時の九鬼先生の驚きっぷりが新鮮で楽しいです。
考えてみたら、ガラさんの存在に驚くキャラって初めてでもあったし、
それがあの九鬼先生という事で、何だか面白かったのです。
しかし、九鬼先生とガラさんって、想像もしなかった組み合わせだ。
人生をある程度知った大人同士の、抑えたやり取りに味がある。
っていうか、魔力も感知できるんですか九鬼先生。
どこまで超人かこの人は。
という訳で、ここまで散々焦らされてきたけど、
ついにBBキャラと九鬼先生の世界が繋がった……!
繋がった瞬間、既に緊迫度MAXだけど!
でもその方がBBらしいし九鬼先生らしくもあるかー。
しかし、アッシュは相変わらずアッシュですねー。
堅物っぷりも健在だ。最終的には折れちゃう辺りも相変わらず。
そういうノリが良いんだよな、BBは。

っていうか、雲外鏡・睡も来ちゃうんですかこっちは!
もう完全に、あやかし編の情報量を凌駕してるよ。

そしてー。勿論分かった声で分かった。
しかし結果を想像するより先に立ち絵が出たのでした。
という訳でリッくん再 登 場 ッ!
立ち絵としては前回と同じ。でも表情が違う!
今度は穏やかな笑顔です!
やっぱりこんな穏やかな笑顔似合うキャラだと思います、リッくんは。
しかし直後の困った顔もいい! 顰めた眉も顎に当てた手もいい!
でもまた今回もすぐに退場しちゃったのが無念なり。

それにしても、九鬼先生はどうしてこう何においても鋭いんだ。
この短いやり取りで、自分と逆パターンの存在がいる可能性まで
推測してしまう辺りが凄いです。
これもドミオン時代に体得したものなんだろうか。
それなのに自分の内面に関しては明確に把握してないというのが
九鬼先生の興味深い所であり、多分この話の肝な気がする。
アルフレッドも、はっきり自覚できたのは最終盤だったし。
でもアルフレッドの場合は、そういう感情を出すのに慣れてなくて
なかなか自覚できなかっただけだったように思うけど、
九鬼先生の場合は、自分にそういう感情がある事を認めたくない、
という意識が直視を避けさせているような気がするんだよなー。
でもとりあえず、自分の内面以外にはかなり鋭い九鬼先生のお陰で
話はスムーズに進むので快適でございます。
その調子で雲外鏡の真の目的も聞きだせるかと思ったけど、
肝心な所で中断されたー。惜しい。

って、ソレイシアの“槍の洞窟”って言ったら、
聖導評議会のアジトとして小説版に登場した場所じゃないか……!
でも小説版のキャラであるマグダラが出てきている訳だから、
舞台になってもおかしくはない場所ではあるけども。
でもこんな風に小説の設定が使われるなんて。
マジで今までの作品のネタを全網羅している勢いだな、CB。
にしても、単位までするすると当たり前のように語れるなんて、
ものすごく正確にこちらの世界の事を把握してますね、雲外鏡・睡。
雲外鏡・睡はあやかし世界の方を受け持っているようだから、
ゴルトロックの世界の知識にはあまり詳しくなさそうに思ったのに。
雲外鏡に関しては、未だにあやふやな部分が多いなあ。

九鬼先生は「義務」とか「責任」とかいう言葉を使う事が多いですね。
そういう言葉の多用で、何か別の大事な事を隠してるようにも
思えたりするのだけど。
とにもかくにも九鬼先生、ついに始動。
元々「護る」事を仕事としてこなしてきた執事のアルフレッドと違って
九鬼先生にとっては「護る」戦いが初めてだという所に燃える!

リッくん再登場したよ!
今度は微笑みよりも大きい笑顔が!
何だかとっても「妙案を思いつきました」的な笑顔に見えます。
そして思った通りだった訳ですが。
こういう状況でのリッくんの機転は本当に凄いよなー、と思う。
これぞまさにパーフェクト執事。
その後に一瞬だけ見せた、満面の笑顔が最高でした。
この笑顔を恒久的に見たいです。
しかし、半ば予想していた事だけど、リッくんは戦わないのですね。
あくまでこの話は九鬼先生とイチナ、そしてコゼットが中心であり、
リッくんはサブキャラ的な位置付けだろうとは感じてたんですが。
BB編はあやかし編と違って戦闘が多いから、もしかしたら
リッくんも戦闘に参加するんじゃないかなあという期待も
結構持っていたので、結局そうはならなかったのが残念。
この残念さは「クロノベルト」篇で発散できる筈だ!
で今度は困り顔ですよリッくん。勿論こんな表情もいい。
っていうか、元の顔の作りがいいからどんな表情も良いんだよ!
実は顰めた眉の形と口元の形でゆっくり霊夢を連想したのは秘密。

九鬼先生の回想シーンで出るのはいつも双七なんだなあ。
アルフレッドにとって自分を見つめる依り代がリッくんだったように、
九鬼先生にとって一番自分と繋がりの深かったのが双七なんだ、
というのがよく分かる。

そういえば、コゼットが戦いのメインを張るのも初めてでは。
今度こそちゃんと決着が付く戦いが見られるといいなあ。

「護る」という目的の戦いに赴くと決めた時点で、既に九鬼先生は
あやかし本編とは違った方向へ向かっていたけれど、
とうとう“鬼”になる事をきっぱりと拒絶した……!
九鬼先生が“鬼”に成ってしまうのは、あやかしの話の中で一番
「どうにかしたかったのにどうにかする方法が見つからなかった」
部分であったので、その選択をしてくれて本当に良かった!
しかし、双七との戦いの結果、“鬼”になる素地が消えてしまった、
というのが理由であるなら、双七の功績はとても大きいものと
言える訳で。
何というか、いい師弟関係だよな、と思った。
双七は九鬼先生の教えを軸に生きているし。
九鬼先生は、双七との語り合いと戦いを通して自分を変えたし。

マグダラとの戦いで、雲外鏡・鏡の能力に関しても
色々と明かされてますが……あの符って魔力の結晶体だったんだ。
惜しげもなく大量に使うから無限に出てくるものだとも思ってたし。
……どっちの雲外鏡の符も、ゴルトロックの魔力の結晶なのかね?
そう考えると、あやかし世界で符の威力が減じた理由も
きっちり説明が付くし。
でもそうすると、ますます雲外鏡の存在性があやふやになるですよ。
あとどうでもいいけど、魔力をそうして数値化されると、
途端に幻想性が薄れてしまった気がしました。
雲外鏡・鏡の感情の動きが雲外鏡・睡よりも大きく感じるのは、
生命の危機に直面しているからなのですかねー。
にしても、「創製」なんて随分と見慣れない単語だなあ。
ちょっと調べてみたら、理系方面で多用される単語でした。
「0から作り出す」という意味でこの単語を当てたのかな。

っていうかやっぱり九鬼先生最強。
そういや、九鬼先生の対集団戦っていうのも初めて見たような。
期待通り、大人数の信徒相手に普通に渡り合ってるよ!
そりゃ純粋な人間なのに人妖と戦ってきた人だものなあ!
あやかし編でのアルフレッドの戦いで感じたのとも同じだけど、
敵としてしか見られなかったこの絶対的な強さを
主人公視点で見られるのがとてつもなく爽快です。
双七が見せた不完全な九鬼流と違い、本家本元むしろ創始者、
九鬼先生の鮮やかな捌きの技の鮮やかさったら!
創始者の焔螺子はまた格別に格好良いな!
むしろ、ゴルトロックで亜人達を相手にする方が、
本来の九鬼先生の戦い方に合ってるんじゃないかと思えてきます。
あー、でも、対集団戦に適しているのは八咫雷天流の方だっけ。
まあ何にせよ、九鬼先生の最強っぷりは読み進めて楽しいの何の。
本当、東出さんの文章は戦闘描写で特に活き活きするなあもう!
あまりに爽快なので、この戦いっぷりを映像で見たいという感情も
同時に覚えてしまうのですが。
東出さんの文章がいい。でも映像でも見たい!
何という贅沢な二律背反でありましょうか。

正直、BB編にはあやかし編にあった和やかな雰囲気が全然無くて
雰囲気の違いは元の作品での違いと同じと認識してはいても、
ちょっと物足りない思いがあったのも事実。
ですが、この戦いが始まったらそんな物足りなさなんて関係ない
むしろこれでいいんじゃないか! と燃えてしまった自分がいる。
やっぱり私はBBのこういう雰囲気が好きなのだと、
何度目の自覚かももう分からないけど、改めて思いました。

しかしそんな燃える場面の裏で、イチナに不穏な兆候が見えるのが
不安になるのでした。

って、こんな所で選択肢が出るか!
内容が展開に直結するような雰囲気ありまくりなんですけど。
選択肢の数は少ないわ、出てきたと思ったらかなり重要そうだわ、
選択肢の方向性までBB本編をそのまま踏襲しているかのよう。
BBという作品の雰囲気だけでなく、主人公が九鬼先生というのも
それに関係しているような気もするんですが。
とりあえず最初は不吉な方で。
結果がバッド行きかどうかが確かめたかったので、
しばらく見てなかったセーブタイトルを確認してしまいました。
吹いた。
またそうやってシリアスな場面でセーブタイトルで笑わせるー!
何度目だ東出さん!
でも、不吉な選択肢の割に、全然バッドらしい展開にならないという。
でもってそのまま進めてたら、セーブタイトル変わっちゃったよ。
内容的にバッド直行だと思ったのに、途中でタイトルが変わるのは
今までの法則からしてちょっとありえないのではないか。
そう考えて、途中で止めて今度は普通に拒否してみた。
しばらくしたら、さっきと同じ展開に突入しました。
じゃあ何か一見重要そうな選択肢なのに実際どっちでも良かったと。
……だ、騙 さ れ た ー !
という訳で、もうそのままやり直さずに先に進める事にしました。

コゼットサイド。
すごいな拳法使いのゴブリンなんてそうそうお目にかかれないよ!
とても珍しいものを拝めました。
まあコゼットの敵なのですぐに倒されちゃったんですが。
しかしそんな優勢ムードも最初の内だけ、またもコゼットピンチ。
安心して見ていられる九鬼先生の戦いとは違って、コゼットの戦いは
見ててものすごくハラハラします。
コゼットが“鬼”という単語を持ち出したのは、九鬼先生との対比か。
あと関係ないけど、コゼットが特に戦いの時などに見せる、
叩きつけるような荒々しい叫びの声が何か好きです私。

再び九鬼先生サイド。
九鬼先生もマグダラも戦い慣れしているという事で、
場慣れしている同士の読み合いしながらの戦闘に興奮する。
にしても、マグダラって格闘戦もこなせるのか……!
外見で油断させてるだけじゃなく実際に鍛えられてるっぽくて
その強さはいくら何でも詐欺じゃないのかと言いたくなった。
伊達に聖導評議会の幹部をやってないという事か。
でもマグダラの場合、格闘に“惨劇の水晶体”の力を織り交ぜた
特殊な戦闘スタイルがメインって感じだなあ。
対する九鬼先生の……双七が教えられる事の無かった焔鎚、
初公開ッ!
上級なだけあって、焔螺子や焔錐よりも複雑なんだな。

ここまでずっとBB曲だったのが、あやかしの戦闘曲に!
クライマックスになると主人公サイドの曲に切り替わるという
この小にくい演出。
ですが更に。
「成長できる事のが人間の利点だ」とは、まさにあやかし本編で
語られた事ではないですか!
「鬼ではなく、人間である」と自身を決めた九鬼先生の言葉として
この場面でこのフレーズを持ってくるなんて、最高に卑怯だ……!
その言葉を自分の中から見出した事で、九鬼先生は完全に
人間としての己を新しく確立できたんじゃないだろうか。

BB小説最後でマグダラが蘇生できた原理が、
九鬼先生の言葉により明かされた訳ですが……何かこれ、
本体のある場所に乗り込んで倒す展開がありそうに思えてきた。

コゼット、今回は粘るな。
愛する者の命が直にかかってるというのはかなり大きいのかも。
っていうか、思わせぶりだった信徒の最後の1人……レギオンか?
こんな所であやかし編とのリンクが!
ところでここで使われてるコゼットの絵はBBでも使われてた物だけど
コゼットの素顔が見えるバージョンはBBには無かった記憶が。

このレギオンがあやかし世界に向かうのかと思いきや違った。
ただ、どちらの話でも鍵になってるのがレギオンって所が
非常に気になるのですが。
あやかしとは違う方向に向かえた九鬼先生に安堵したというのに、
イチナの方は結局また同じ道に踏み込みかけてるよ。
つまりは完全リセットできてた訳じゃなく、切欠さえあれば
容易に元の人格が顔を出してしまう程度の封じ方だったのかー。
そしてこの世界で初めての、あやかしでは何度も繰り返された、
九鬼先生と一奈の対面であり、同時に冒頭の場面への帰還ですが。
冒頭に見た時は「また九鬼先生は同じ事を繰り返すのか」と思い、
ここまでに至る話を経て同じ場面を見た今、感じるのは別のもの。
為されるのは過去何度も繰り返されてきた同じ「復讐」でも、
九鬼先生の精神の違いで全然別の姿になっている。
息の根を止めようとしながらその実そうならない事を祈ってるなんて、
何という相矛盾した感情なのか。
そんな九鬼先生の、行為と感情とで相反するが故の悲痛な祈りと、
罪を認識し、断罪を受け入れようとしながらも諦めきれないイチナに
じわじわと迫るリミットと相まってとてつもない緊張感が。
本当にギリギリでイチナが上げた声で、九鬼先生の願った事が
ようやく理解できました。
九鬼先生が絶ったのは壊れた一奈へと至ってしまう精神であり、
だからこれが九鬼先生にとっての、「完全な復讐」になったのですね。
今までの復讐で残った虚しさが無く、充実感で満たされているのは
その為なんだろうと思う。
復讐の精神が原因で生まれた一奈が九鬼先生の復讐によって消え、
ようやく、復讐の連鎖が断たれた――という事でもあり。
これで、九鬼先生と氷鷹一奈の「やり直し」は、完遂、なのですね。
でも一奈も、ただ助けを求めるだけならいくらでもできたのに、
という思いもあり。
歪んでいたとはいえ、零奈が一奈を愛していたのは事実なのだし。

というか、一奈はコゼットの存在が変わる切欠になったけど、
九鬼先生の場合はBB世界のキャラとの交流で変わったというよりも
イチナの存在で己を取り戻したといった方が正しい気がする。
だから、BB世界との別れもアルフレッドよりもあっさりと。
本人のキャラ的にも、この位静かな方が相応しいのかもしれない。

話を締める部分の語りはあやかし編とBB編で全く同じなんですね。

しかしまさかこんなにコゼットが出張るとは思ってませんでした。
本当に、BB本編で語られなかった分を取り戻すかのように
深く話に食い込んできたですね。
もしかしなくてもこの話は、九鬼先生と氷鷹一奈だけではなく、
コゼットに関しても補完する意図があったのかもしれない、
なんて思ったり。

……ところで、最後までやって一息ついた所で気付いた。
結局、選択肢が2つしかなかったんですが。
しかも片方は一見重要そうに見えて何の関係も無かったんですが。
それと。
エ ロ シ ー ン が 無 か っ た 。
それらしいのといえば雲外鏡・鏡の絵が1枚だけ。
果たしていいのかそれで。ジャンル的に。
………………思うんですが。
雰囲気や構成だけでなく、選択肢の質やエロシーンまで
元作品の性質そっくりそのまま踏襲してないですかコレ。

もう、東出さんはそこまで考えて書いたんじゃないかと思えてくる。
だとしたらとんでもないぞこの人っていうか超愛してる。
いや正直な所、本当にそうだったら嬉しいのです私は。
未完成品みたいな言われ方を結構目にするBBだけど、それでも私はこれで良しと思っている。
でも、もし書いた東出さん本人が出来に不満を持っていたとしたら、
作者自身が不満足な作品を持ち上げるって失礼な気がしてしまう。
だから、BB本編と同じ方向・構成をそのまま踏襲してくれた事は
東出さん自ら「BBはこれでいいんだ」と認めてくれたようでとても嬉しいのでした。
東出さんの真意は他の誰にも分からないだろうけれども。


晴れてラストまで行ったので、再びタイトル画面へ戻った訳ですが。
痛! まさかタイトル画面で毎回この打撃音が最初に入るn痛ッ!
しかも「クロノベルト」篇終わるまでこのままか!
それはそれとして、人物事典と武器事典の項目が増えました!
とりあえずこれを端から端まで眺めてから続きをやるよ!

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リッくんの立ち絵!!!
CBは相変わらず、思った事を逐一メモしながら進めてるんですが、
ゲーム進めてる時間よりメモ書くのに費やしてる時間の方が
明らかに長い気がする。これはおかしい。
というか、文章自体が長文化の一途を辿ってるので、いっそ
その日の感想を短くまとめた文を先に上げようかなあ。

という訳でCB進行状況。
本日は、フォルテンマイヤー家で捕縛された九鬼先生が
雲外鏡・鏡の術で作られた偽物と判明した直後から。

とりあえず、カットインでリッくんがアップになるだけで喜んでる私を
何とかしてください(答:どうにもなりません)。

雲外鏡・鏡が自分をゴルトロックの住人「でもある」と言ってる事、
あやかし編で雲外鏡・睡が「自分はこの世界の妖ではない」と
言ってた事と矛盾してないかと、ちょっと引っ掛かった。
単に雲外鏡・睡が出自を正確に伝えなかっただけなのかねー。
2つの世界を2人の雲外鏡がそれぞれ担当している事と
関連しているのかなあ。
にしても、こっちの雲外鏡・鏡は色んな事を随分はっきり明かすなー。
あやかし編では雲外鏡が2人いる事すら語られなかったのに。
2人のキャラの違いなのかね。
雲外鏡・鏡は不思議ちゃんというか、何か天然度が高いから
細かい事気にせずにぽろぽろ漏らしてるだけかもしれない。

っていうか九鬼先生の奇 襲 作 戦 ですよ!
この手の襲撃に慣れているフォルテンマイヤー家と
ドミニオンでの襲撃経験が豊富そうな九鬼先生の勝負に燃えた。
エルネスタから辿ってフォルテンマイヤー家に見当をつけるまでが
やけに早く的確なのも、ドミニオンでそういう行為に慣れてたからか。
ますます九鬼先生最強に思えてくるなー。
しかし、コゼットだけじゃなくランド様にも見られてたのか雲外鏡・鏡。

BBのキャラは全体的にエル・アギアスへの信仰態度がアレですが、
リッくんが脅迫っぽい言葉を投げかけてるのは中でもヒドいというか、
ぶっちゃけかなり気安い扱いされてませんかここの唯一神。
逆に、知識を持ってるだけな九鬼先生の方が真面目に祈ってて
ちょっと面白かった。

ところでカットインで入る九鬼先生の横顔はシャープに見えます。

っていうか、どっちに感情移入していいんだか分からないよ!
とか思ってたら、一方的に九鬼先生の思う通りに進んでしまった。
ここでリッくんと直接対決するのか、と構えてたので、やや拍子抜け。
ですが思わぬ(でも当然の流れ)妨害っていうかコゼット来た!
そうだよねイチナへ危害を加える可能性には反応するよね。
対する九鬼先生の思考で――“サトリ”ですか?
TGに載ったあやかし短編小説のネタではないですかこれは!
そんなネタがお目にかかれるとは思わなくて、ちょっとニヤリ。
良かった、短編小説全部読んでおいて!
でも、その“サトリ”と対応させて、勝てると確信してしまったのには
またコゼットはそういう役回り(ピン戦闘で勝利しない)になるのか、
と、かなり残念な気持ちになったのも確かなのでした。
だから一方的な勝負になるのかと覚悟してたので、
そうならなかったのが嬉しい予想外。
戦闘の結果としてはコゼットの敗北という事になるのだろうけど、
九鬼先生を(短時間でも)戸惑わせて、傷を負わせられた事だけで
ものすごくすっきりした気分。
……私は視点と逆に、BBサイドに感情移入してたらしいですね成程。
途中のチャクラム召喚からの流れが個人的にお気に入り。
コゼットのイチナを護ろうとする執念に感服。

BBは戦闘曲があやかしよりも緊迫感が激しい気がする。
なので、この侵入作戦も、BGMの影響でより緊張感と興奮が増す。

そしてついに九鬼先生がイチナを発見した訳ですが。
でも子供に戻ってるイチナを見て、即状況を理解できた九鬼先生は
流石だと思った。思ったけど。
……ずっと追ってきた相手が想像してた姿と全然違ってたら、
そりゃ落胆するよなあ。
しかも九鬼先生にとっては最悪なパターンではないですか。
自分の記憶には過去の事実としてちゃんと残ってる罪が
罪を犯した当人にとっては「やってない事」になってるというのは。
復讐したい相手が、目の前で自分以外の手で殺された時と
どっちの方が本人的にはやりきれないんだろう、という位。
本当に、どこまでも報われない人なのかもしれない、九鬼先生は。

冒頭でいきなり出てきたあやかし編にも意表を突かれたけど
今度はなかなか出ない事が気になって仕方がなかった選択肢。
やっと出てきたよ!
勿論、最初は躊躇なく「殺す」方を選択。
この選択肢は、すずルート以外で九鬼先生が取った行動と
同じなんですよね。
あやかし本編では客観的に描かれるだけだったこの状況を
九鬼先生視点で体験するのは初めてです。
こちらのイチナには愛情を注ぐ「親」がいるという一点で、
状況としてはかなり違う性質になっているけど。
結果については、「母親」ポジションのコゼットが出てきた事で
何となくそうなるのかなー、と予想はしてました。
ここで九鬼先生がイチナを殺せば、過去に一奈にされた事を
九鬼先生自身が他人にやってしまうだけだ、という事も。
そして、実行してしまった後に、自分でもそれに気付く九鬼先生。
これがあやかしと同じ、少なくとも自分の行為を認識してる一奈なら
九鬼先生だってこんなに苦悩はしなかったのだろうなあ。
復讐を果たせた事自体は喜ぶべき事なのかもしれないけれど、
こちらのイチナには嘆く「親」がいた事で、九鬼先生の行為は
自分が憎んだ相手と同じ存在になってしまった訳で。
それこそ最悪に最悪を重ねた結果といってもいいような。
という訳で、タイトルに戻る。

そして改めて、今度は「殺さない」を選択。
こちらの選択での九鬼先生の判断は、理知的だ。
目の前の相手が復讐を果たすべき相手ではないと、踏み止まれた。
踏み止まった九鬼先生にはほっとしたけど、それと同時に
復讐が決して完遂されないという事実を突きつけられてしまった事は
どれだけ辛いかと。
自分の今までの努力が一瞬で無意味にされるこの無常感ったら。
抜け殻になるのも無理はないですやね。

「コゼットの勝利」というセルマの台詞にはっとする。
実際、コゼットの存在が九鬼先生の行動に影響を与えたように
感じられるしなー。

ところで「火炎放射器」ってこっちの世界にもあるんですね。
でも、漢字が「火焔放射器」になり「フレイムスロワー」なんて
大仰な名前が付いていると、何だか凄いアイテムに見える不思議。

そしてついにリッくんと九鬼先生がマトモに対面したけど、
何だか九鬼先生が抜け殻なので興奮も何もないですねー。
九鬼先生がイチナを見つけるまでは、2人が最初に対峙するのは
戦闘でだと思っていたから。
にしても、九鬼先生と話す為に取る手段がえげつないぞリッくん。

そして切り替わる画面。
文章より先に、絵で認識した。それはもう。
待望の! 念願の! 待ちに待った! リッくん立ち絵!!
そうだよな構成上九鬼先生の視点入ってもおかしくないよな。
考えてみたら、リッくんと九鬼先生が出会った時、
この展開は予想できるものの筈だったのに、すっかり失念してた。
つまり完全に不意打ち。でもってクリティカル。
あまりに嬉しかったので、進めるの止めてしばらく絵を眺めてました。
時間にして、20分位は。
最初に出たリッくんの立ち絵は、かなり左に寄った右向き、
大きな感情はほとんど見られない表情でした。
そういやリッくんは、設定画だけはまるっこい感じなんですよね。
私のイメージの基準になってるのがこの設定画なので、
リッくんに対して柔和なイメージが大きいのです。
他のカットインやイベント絵は、もっと細い感じに描かれてるけど。
この立ち絵も、そっち系の細めな顔に描かれてる。
しかしこの絵は、何と言っても瞳が良い。
性格の穏やかさをそのまま映したような瞳がいいんだ。
アルフレッドよりも幼げに見えるのも、この瞳の所為だと思うんだ。
あと、この角度だと、正面からの設定絵では分からない、
ちょっと尖った耳の形も分かります。
リッくんの特徴と思ってる耳横のハネ髪も、耳前の少し長めな髪も、
首の辺りの襟にかかるかかからないかの長さの髪もいい。
要するにたまらん。最高。という訳ですよはい!
ああもうCBの企画通して立ち絵設定してくれた東出さん多謝!
設定画から立ち絵からデザインして描いてくれた東口さん多謝!
という訳で、実は今まで選択肢でしかセーブしてなかったのだけど、
これからは新しい立ち絵が出てくる度にセーブしていこうと思います!
というか、常々思っていた事なのですけど、どのゲームも
鑑賞できるのが1枚絵やエロシーン部分だけというのが不満というか
ぶっちゃけそれじゃあ物足りない。
背景とか立ち絵パターンとかも自由に見られればいいのになあ。

しかし、ほんの数クリック送っただけで場面が終わってしまった。
リッくんの立ち絵、他のパターンも見られるかと期待してたのにッ!
でもようやく九鬼先生とリッくん達が繋がったので、この先に期待。

リッくんのカマかけもえげつなかったけど、雲外鏡・鏡の思惑も
相当に自分本位に思えてたまったものじゃなさそうというか。
どうも雲外鏡・鏡の手の上で踊らされてるような感覚が強いなあ。
エルネスタの台詞に違和感を覚えなかったのも雲外鏡・鏡の所為と?
普通に、120年生きてるエルネスタから見たら、大人の一奈でも
扱いは子供なんじゃないか、と思っていたのだけど違うのか。

コゼットの存在が九鬼先生にイチナを殺すのを躊躇わせたのは
やっぱり確かだったようで。
九鬼先生も人の親だものなあ。そう考えて当然だろな。

にしても、雲外鏡・鏡は色々はっきり言いすぎですが、寿命まで
そんなはっきり明かしてしまうのか……!
タイミング的にはあやかし編とどっちの方が早いんだろう?
でも、告げた時点からのリミットがアルフレッドよりも短いのは、
九鬼先生が何度も戦闘して身体を酷使したからではないかと思った。
っていうか、雲外鏡・鏡の思惑を理解した上で改めて考えると、
九鬼先生がイチナに対して抱く疑念ってのも、至極もっともだよなあ。
リスク無しでリセットかけさせてくれるとはとても思えません。
だからやっぱり、九鬼先生の選択を観察していたように、
イチナが記憶を取り戻した後の言動を観察したいんじゃなかろうかと
予想。

イチナに語りかけてる相手、最初は全然見当付かなかったけど、
「大人」の一奈ですかー?
記憶を持った本来の一奈と分化してるのかね?
最初の宗教家じみた丁寧語が悪魔のささやきっぽくて怖かった。
本来の一奈の方は自分の所業を正確に把握してるっぽいのが
そうなの? というか分かってたのかアンタは。
何にしろ、全部忘れて無邪気に生きるのは無理なようで。
そうでないと、あまりに無責任だから当然ですやね。
でも、イチナの記憶が戻ったという訳ではないのですね。
10歳にも満たない子供に、記憶のない罪で贖罪を決意させるって
何かかなりキツくないですか?
しかし、イチナが思う贖罪、あやかし編ラストでルダが言ってたのと
全く同じ事ではないかと。
実際、してきた行為としては同じなので、贖罪の仕方が同じなのも
納得はできるけども。
ところで、何故わざわざ「(隠し)」って注釈をつけるのですかー?
キャロルの性格を思い出してちょっと笑った。
あとフォルテンマイヤー家の皆様は、イチナに子供らしい服を
着せてやろうとは思わなかったのでありましょうか。

始まるイチナの単独行。
「罪を償おうとすると復讐が始まる」の意味する所が分からない。
しかし、九鬼先生に復讐される側の存在だった一奈の原点が
同じく「復讐する事」であったという驚愕の事実が判明。
そして、復讐の対象に零奈がいた、という事が中でも最大の衝撃。
いや、その考えが明確な言葉としてまとまっていなかっただけで、
あやかし本編内の描写を読んだ時点で、想像はしてた気がする。
だから素直に納得できるんだろうな。
すずルートで零奈が嫌いと言い、自分の手で殺した理由についても、
これで説明が付けられた事にもなるし。
本当、CBは過去作の補完の意味合いが強くて嬉しいです。

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