2009,06,24, Wednesday
突然のマグダラの登場に驚いたの何の。
やっぱり彼女も「クロノベルト」篇がメインなのかと思ってたので。 というか、雲外鏡関連といい、あやかし編に比べてこちらの方が 明かされる情報量が多いように感じてしまうのは気の所為か。 単純にBB世界の方を後回しにしたくて選んだ順序だったけど、 後回しにしたこっちの話の方が情報量が多いので、 このプレイ順序は自分の嗜好的にも大成功であったといえましょう。 しかし、こんな夜中に明らかにマトモでない格好をした少女が 街中を1人でうろついてたら、誰だって怪しむと思います。 ってこれマグダラの台詞に対して考えた事だったのだけど、 よく考えたらイチナも全く同じ状態なのでした。 っていうかこの2人(本来の一奈の方)、キャラ近くね? 一見子供っぽいけど人を殺す事に快楽を感じるキャラ、って部分が。 違うのは頭の回転と……あと体型か! マグダラ、のっけから“惨劇の水晶体”の能力大盤振る舞いだな。 しかも銃ズの必殺技は攻撃用1つずつしか無かったのに、 性質違いの技が既に2つも確認できるなんて、豪華だなあ。 でも技名が普通に英語だったのでちょっと残念………… いや“随意扉”ってまんま「どこでもドア」じゃないかよ! この名前、ガチで突っ込むべきかネタとして笑うべきか、 本気で悩みました。 前から感じてたんですが、カットイン以外の、立ち絵や背景の演出も かなり今までの作品より凝ってるよね。 動きが大きくなったというか。 動きが大きくなった分臨場感も増してて、見てるのが楽しいです。 やっぱりイチナの本質は変わってないのですね。 襲われた時に一瞬だけ表れた、冷めた表情の恐ろしい事。 しかし、イチナに囁いているのは本来の一奈だと思うのだけど、 そうしてイチナを煽ってる意図が正直掴めなかったり。 自分の意思で過去をリセットした筈なのに思い出させるような事して 元の自分に回帰させさせたいのか、忘れる事を断罪したいのか。 イチナがゴルトロックの魔力を取り込めるのも気になったけど、 妖力を持ってると魔力を取り込む事が可能になってるのか、 雲外鏡が作った身体だから元々こっちの世界の性質を持ってたのか、 どっちかかなあ。 そしてマグダラが魔法を使っているのにちょっと驚いたのですが。 エメス・トラブラム持ってる以外の戦闘スタイルが不明だったしなあ。 外見が幼いので余計に得意スタイルが読めない。 雲外鏡・鏡が「アヤカシ」と片仮名で妙にたどたどしく言ってるのは こっちの世界寄りの存在なのであやかし世界の知識に疎いから? それにしてもこっちの雲外鏡・鏡は色んな事を結構容赦なく言うけど その分感情表現も素直だなあと思ったり。 あと態度からは誠実であるのも感じられる。思惑はともかくとして。 その雲外鏡・鏡の使う技なんですが。 普通にゾンビ使役だと思ってたらキョンシーか! 確かに中国系で死体操るといったらキョンシーだよな! 呼び方が変わっただけで術のイメージがかなり違ってしまったという。 っていうか、ギュスターヴの名前が出てきたんですが…… 支部長やってた期間ってたった1ヶ月だったのか……! BBプレイしてる時はもっと長い期間在任してる印象があったですよ。 とすると、中盤の総力戦の後、かなり早い段階で 聖導評議会を離脱してしまったとも考えられるか? セルマルートで終盤に再登場するまでのギュスターヴの動向が めっちゃ気になります。 どういう経験を経て、終盤の助っ人行為に繋がって行ったのかが。 そういえば、CBでエメス・トラブラムを説明する時、ヘルダイスを 一貫して「魔神」と呼称しているのが地味に気になる。 BBではゲーム・小説通してそういう表現はされなかった気がして。 個人的にはその呼称の変化にも意味を見出したい所ですけども。 マグダラの語った現在時刻に驚く。 イチナが屋敷を出たのは夜中だった筈。 いつの間にそんな1日近く経ってたんですか!? そしてようやくガラさんご登場ですよー! ……正直、あまりに登場しないものですっかり意識から外れてたよ。 ちゃんと登場してくれて良かった良かった。 いつものようにアッシュとハードボイルドな会話を交わしてくれて 良かった良かった。 ガラさんの登場でがらりと(※駄洒落ではない)変わる雰囲気に、 やはりBB世界を語るには無くてはならないキャラであると思いました。 そのガラさんを見た時の九鬼先生の驚きっぷりが新鮮で楽しいです。 考えてみたら、ガラさんの存在に驚くキャラって初めてでもあったし、 それがあの九鬼先生という事で、何だか面白かったのです。 しかし、九鬼先生とガラさんって、想像もしなかった組み合わせだ。 人生をある程度知った大人同士の、抑えたやり取りに味がある。 っていうか、魔力も感知できるんですか九鬼先生。 どこまで超人かこの人は。 という訳で、ここまで散々焦らされてきたけど、 ついにBBキャラと九鬼先生の世界が繋がった……! 繋がった瞬間、既に緊迫度MAXだけど! でもその方がBBらしいし九鬼先生らしくもあるかー。 しかし、アッシュは相変わらずアッシュですねー。 堅物っぷりも健在だ。最終的には折れちゃう辺りも相変わらず。 そういうノリが良いんだよな、BBは。 っていうか、雲外鏡・睡も来ちゃうんですかこっちは! もう完全に、あやかし編の情報量を凌駕してるよ。 そしてー。勿論分かった声で分かった。 しかし結果を想像するより先に立ち絵が出たのでした。 という訳でリッくん再 登 場 ッ! 立ち絵としては前回と同じ。でも表情が違う! 今度は穏やかな笑顔です! やっぱりこんな穏やかな笑顔似合うキャラだと思います、リッくんは。 しかし直後の困った顔もいい! 顰めた眉も顎に当てた手もいい! でもまた今回もすぐに退場しちゃったのが無念なり。 それにしても、九鬼先生はどうしてこう何においても鋭いんだ。 この短いやり取りで、自分と逆パターンの存在がいる可能性まで 推測してしまう辺りが凄いです。 これもドミオン時代に体得したものなんだろうか。 それなのに自分の内面に関しては明確に把握してないというのが 九鬼先生の興味深い所であり、多分この話の肝な気がする。 アルフレッドも、はっきり自覚できたのは最終盤だったし。 でもアルフレッドの場合は、そういう感情を出すのに慣れてなくて なかなか自覚できなかっただけだったように思うけど、 九鬼先生の場合は、自分にそういう感情がある事を認めたくない、 という意識が直視を避けさせているような気がするんだよなー。 でもとりあえず、自分の内面以外にはかなり鋭い九鬼先生のお陰で 話はスムーズに進むので快適でございます。 その調子で雲外鏡の真の目的も聞きだせるかと思ったけど、 肝心な所で中断されたー。惜しい。 って、ソレイシアの“槍の洞窟”って言ったら、 聖導評議会のアジトとして小説版に登場した場所じゃないか……! でも小説版のキャラであるマグダラが出てきている訳だから、 舞台になってもおかしくはない場所ではあるけども。 でもこんな風に小説の設定が使われるなんて。 マジで今までの作品のネタを全網羅している勢いだな、CB。 にしても、単位までするすると当たり前のように語れるなんて、 ものすごく正確にこちらの世界の事を把握してますね、雲外鏡・睡。 雲外鏡・睡はあやかし世界の方を受け持っているようだから、 ゴルトロックの世界の知識にはあまり詳しくなさそうに思ったのに。 雲外鏡に関しては、未だにあやふやな部分が多いなあ。 九鬼先生は「義務」とか「責任」とかいう言葉を使う事が多いですね。 そういう言葉の多用で、何か別の大事な事を隠してるようにも 思えたりするのだけど。 とにもかくにも九鬼先生、ついに始動。 元々「護る」事を仕事としてこなしてきた執事のアルフレッドと違って 九鬼先生にとっては「護る」戦いが初めてだという所に燃える! リッくん再登場したよ! 今度は微笑みよりも大きい笑顔が! 何だかとっても「妙案を思いつきました」的な笑顔に見えます。 そして思った通りだった訳ですが。 こういう状況でのリッくんの機転は本当に凄いよなー、と思う。 これぞまさにパーフェクト執事。 その後に一瞬だけ見せた、満面の笑顔が最高でした。 この笑顔を恒久的に見たいです。 しかし、半ば予想していた事だけど、リッくんは戦わないのですね。 あくまでこの話は九鬼先生とイチナ、そしてコゼットが中心であり、 リッくんはサブキャラ的な位置付けだろうとは感じてたんですが。 BB編はあやかし編と違って戦闘が多いから、もしかしたら リッくんも戦闘に参加するんじゃないかなあという期待も 結構持っていたので、結局そうはならなかったのが残念。 この残念さは「クロノベルト」篇で発散できる筈だ! で今度は困り顔ですよリッくん。勿論こんな表情もいい。 っていうか、元の顔の作りがいいからどんな表情も良いんだよ! 実は顰めた眉の形と口元の形でゆっくり霊夢を連想したのは秘密。 九鬼先生の回想シーンで出るのはいつも双七なんだなあ。 アルフレッドにとって自分を見つめる依り代がリッくんだったように、 九鬼先生にとって一番自分と繋がりの深かったのが双七なんだ、 というのがよく分かる。 そういえば、コゼットが戦いのメインを張るのも初めてでは。 今度こそちゃんと決着が付く戦いが見られるといいなあ。 「護る」という目的の戦いに赴くと決めた時点で、既に九鬼先生は あやかし本編とは違った方向へ向かっていたけれど、 とうとう“鬼”になる事をきっぱりと拒絶した……! 九鬼先生が“鬼”に成ってしまうのは、あやかしの話の中で一番 「どうにかしたかったのにどうにかする方法が見つからなかった」 部分であったので、その選択をしてくれて本当に良かった! しかし、双七との戦いの結果、“鬼”になる素地が消えてしまった、 というのが理由であるなら、双七の功績はとても大きいものと 言える訳で。 何というか、いい師弟関係だよな、と思った。 双七は九鬼先生の教えを軸に生きているし。 九鬼先生は、双七との語り合いと戦いを通して自分を変えたし。 マグダラとの戦いで、雲外鏡・鏡の能力に関しても 色々と明かされてますが……あの符って魔力の結晶体だったんだ。 惜しげもなく大量に使うから無限に出てくるものだとも思ってたし。 ……どっちの雲外鏡の符も、ゴルトロックの魔力の結晶なのかね? そう考えると、あやかし世界で符の威力が減じた理由も きっちり説明が付くし。 でもそうすると、ますます雲外鏡の存在性があやふやになるですよ。 あとどうでもいいけど、魔力をそうして数値化されると、 途端に幻想性が薄れてしまった気がしました。 雲外鏡・鏡の感情の動きが雲外鏡・睡よりも大きく感じるのは、 生命の危機に直面しているからなのですかねー。 にしても、「創製」なんて随分と見慣れない単語だなあ。 ちょっと調べてみたら、理系方面で多用される単語でした。 「0から作り出す」という意味でこの単語を当てたのかな。 っていうかやっぱり九鬼先生最強。 そういや、九鬼先生の対集団戦っていうのも初めて見たような。 期待通り、大人数の信徒相手に普通に渡り合ってるよ! そりゃ純粋な人間なのに人妖と戦ってきた人だものなあ! あやかし編でのアルフレッドの戦いで感じたのとも同じだけど、 敵としてしか見られなかったこの絶対的な強さを 主人公視点で見られるのがとてつもなく爽快です。 双七が見せた不完全な九鬼流と違い、本家本元むしろ創始者、 九鬼先生の鮮やかな捌きの技の鮮やかさったら! 創始者の焔螺子はまた格別に格好良いな! むしろ、ゴルトロックで亜人達を相手にする方が、 本来の九鬼先生の戦い方に合ってるんじゃないかと思えてきます。 あー、でも、対集団戦に適しているのは八咫雷天流の方だっけ。 まあ何にせよ、九鬼先生の最強っぷりは読み進めて楽しいの何の。 本当、東出さんの文章は戦闘描写で特に活き活きするなあもう! あまりに爽快なので、この戦いっぷりを映像で見たいという感情も 同時に覚えてしまうのですが。 東出さんの文章がいい。でも映像でも見たい! 何という贅沢な二律背反でありましょうか。 正直、BB編にはあやかし編にあった和やかな雰囲気が全然無くて 雰囲気の違いは元の作品での違いと同じと認識してはいても、 ちょっと物足りない思いがあったのも事実。 ですが、この戦いが始まったらそんな物足りなさなんて関係ない むしろこれでいいんじゃないか! と燃えてしまった自分がいる。 やっぱり私はBBのこういう雰囲気が好きなのだと、 何度目の自覚かももう分からないけど、改めて思いました。 しかしそんな燃える場面の裏で、イチナに不穏な兆候が見えるのが 不安になるのでした。 って、こんな所で選択肢が出るか! 内容が展開に直結するような雰囲気ありまくりなんですけど。 選択肢の数は少ないわ、出てきたと思ったらかなり重要そうだわ、 選択肢の方向性までBB本編をそのまま踏襲しているかのよう。 BBという作品の雰囲気だけでなく、主人公が九鬼先生というのも それに関係しているような気もするんですが。 とりあえず最初は不吉な方で。 結果がバッド行きかどうかが確かめたかったので、 しばらく見てなかったセーブタイトルを確認してしまいました。 吹いた。 またそうやってシリアスな場面でセーブタイトルで笑わせるー! 何度目だ東出さん! でも、不吉な選択肢の割に、全然バッドらしい展開にならないという。 でもってそのまま進めてたら、セーブタイトル変わっちゃったよ。 内容的にバッド直行だと思ったのに、途中でタイトルが変わるのは 今までの法則からしてちょっとありえないのではないか。 そう考えて、途中で止めて今度は普通に拒否してみた。 しばらくしたら、さっきと同じ展開に突入しました。 じゃあ何か一見重要そうな選択肢なのに実際どっちでも良かったと。 ……だ、騙 さ れ た ー ! という訳で、もうそのままやり直さずに先に進める事にしました。 コゼットサイド。 すごいな拳法使いのゴブリンなんてそうそうお目にかかれないよ! とても珍しいものを拝めました。 まあコゼットの敵なのですぐに倒されちゃったんですが。 しかしそんな優勢ムードも最初の内だけ、またもコゼットピンチ。 安心して見ていられる九鬼先生の戦いとは違って、コゼットの戦いは 見ててものすごくハラハラします。 コゼットが“鬼”という単語を持ち出したのは、九鬼先生との対比か。 あと関係ないけど、コゼットが特に戦いの時などに見せる、 叩きつけるような荒々しい叫びの声が何か好きです私。 再び九鬼先生サイド。 九鬼先生もマグダラも戦い慣れしているという事で、 場慣れしている同士の読み合いしながらの戦闘に興奮する。 にしても、マグダラって格闘戦もこなせるのか……! 外見で油断させてるだけじゃなく実際に鍛えられてるっぽくて その強さはいくら何でも詐欺じゃないのかと言いたくなった。 伊達に聖導評議会の幹部をやってないという事か。 でもマグダラの場合、格闘に“惨劇の水晶体”の力を織り交ぜた 特殊な戦闘スタイルがメインって感じだなあ。 対する九鬼先生の……双七が教えられる事の無かった焔鎚、 初公開ッ! 上級なだけあって、焔螺子や焔錐よりも複雑なんだな。 ここまでずっとBB曲だったのが、あやかしの戦闘曲に! クライマックスになると主人公サイドの曲に切り替わるという この小にくい演出。 ですが更に。 「成長できる事のが人間の利点だ」とは、まさにあやかし本編で 語られた事ではないですか! 「鬼ではなく、人間である」と自身を決めた九鬼先生の言葉として この場面でこのフレーズを持ってくるなんて、最高に卑怯だ……! その言葉を自分の中から見出した事で、九鬼先生は完全に 人間としての己を新しく確立できたんじゃないだろうか。 BB小説最後でマグダラが蘇生できた原理が、 九鬼先生の言葉により明かされた訳ですが……何かこれ、 本体のある場所に乗り込んで倒す展開がありそうに思えてきた。 コゼット、今回は粘るな。 愛する者の命が直にかかってるというのはかなり大きいのかも。 っていうか、思わせぶりだった信徒の最後の1人……レギオンか? こんな所であやかし編とのリンクが! ところでここで使われてるコゼットの絵はBBでも使われてた物だけど コゼットの素顔が見えるバージョンはBBには無かった記憶が。 このレギオンがあやかし世界に向かうのかと思いきや違った。 ただ、どちらの話でも鍵になってるのがレギオンって所が 非常に気になるのですが。 あやかしとは違う方向に向かえた九鬼先生に安堵したというのに、 イチナの方は結局また同じ道に踏み込みかけてるよ。 つまりは完全リセットできてた訳じゃなく、切欠さえあれば 容易に元の人格が顔を出してしまう程度の封じ方だったのかー。 そしてこの世界で初めての、あやかしでは何度も繰り返された、 九鬼先生と一奈の対面であり、同時に冒頭の場面への帰還ですが。 冒頭に見た時は「また九鬼先生は同じ事を繰り返すのか」と思い、 ここまでに至る話を経て同じ場面を見た今、感じるのは別のもの。 為されるのは過去何度も繰り返されてきた同じ「復讐」でも、 九鬼先生の精神の違いで全然別の姿になっている。 息の根を止めようとしながらその実そうならない事を祈ってるなんて、 何という相矛盾した感情なのか。 そんな九鬼先生の、行為と感情とで相反するが故の悲痛な祈りと、 罪を認識し、断罪を受け入れようとしながらも諦めきれないイチナに じわじわと迫るリミットと相まってとてつもない緊張感が。 本当にギリギリでイチナが上げた声で、九鬼先生の願った事が ようやく理解できました。 九鬼先生が絶ったのは壊れた一奈へと至ってしまう精神であり、 だからこれが九鬼先生にとっての、「完全な復讐」になったのですね。 今までの復讐で残った虚しさが無く、充実感で満たされているのは その為なんだろうと思う。 復讐の精神が原因で生まれた一奈が九鬼先生の復讐によって消え、 ようやく、復讐の連鎖が断たれた――という事でもあり。 これで、九鬼先生と氷鷹一奈の「やり直し」は、完遂、なのですね。 でも一奈も、ただ助けを求めるだけならいくらでもできたのに、 という思いもあり。 歪んでいたとはいえ、零奈が一奈を愛していたのは事実なのだし。 というか、一奈はコゼットの存在が変わる切欠になったけど、 九鬼先生の場合はBB世界のキャラとの交流で変わったというよりも イチナの存在で己を取り戻したといった方が正しい気がする。 だから、BB世界との別れもアルフレッドよりもあっさりと。 本人のキャラ的にも、この位静かな方が相応しいのかもしれない。 話を締める部分の語りはあやかし編とBB編で全く同じなんですね。 しかしまさかこんなにコゼットが出張るとは思ってませんでした。 本当に、BB本編で語られなかった分を取り戻すかのように 深く話に食い込んできたですね。 もしかしなくてもこの話は、九鬼先生と氷鷹一奈だけではなく、 コゼットに関しても補完する意図があったのかもしれない、 なんて思ったり。 ……ところで、最後までやって一息ついた所で気付いた。 結局、選択肢が2つしかなかったんですが。 しかも片方は一見重要そうに見えて何の関係も無かったんですが。 それと。 エ ロ シ ー ン が 無 か っ た 。 それらしいのといえば雲外鏡・鏡の絵が1枚だけ。 果たしていいのかそれで。ジャンル的に。 ………………思うんですが。 雰囲気や構成だけでなく、選択肢の質やエロシーンまで 元作品の性質そっくりそのまま踏襲してないですかコレ。 もう、東出さんはそこまで考えて書いたんじゃないかと思えてくる。 だとしたらとんでもないぞこの人っていうか超愛してる。 いや正直な所、本当にそうだったら嬉しいのです私は。 未完成品みたいな言われ方を結構目にするBBだけど、それでも私はこれで良しと思っている。 でも、もし書いた東出さん本人が出来に不満を持っていたとしたら、 作者自身が不満足な作品を持ち上げるって失礼な気がしてしまう。 だから、BB本編と同じ方向・構成をそのまま踏襲してくれた事は 東出さん自ら「BBはこれでいいんだ」と認めてくれたようでとても嬉しいのでした。 東出さんの真意は他の誰にも分からないだろうけれども。 晴れてラストまで行ったので、再びタイトル画面へ戻った訳ですが。 痛! まさかタイトル画面で毎回この打撃音が最初に入るn痛ッ! しかも「クロノベルト」篇終わるまでこのままか! それはそれとして、人物事典と武器事典の項目が増えました! とりあえずこれを端から端まで眺めてから続きをやるよ!
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=548 |
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