2012,02,01, Wednesday
「小夜音」出る前に読み終えられたー。
毎度同じフレーズばかりな気がするけども、 今回も楽しかった! 燃えた! そして東出さんは相変わらず前作とスタイルをがらりと変えてくる。 閉鎖空間内の探索&頭脳戦メインだった3巻からまた一転、 今度はほとんどが広い市街での戦闘。 3巻のような作りも悪くないと思っていたのに、 「やっぱり『ケモノガリ』といえば無茶苦茶な敵との戦闘だよね!」 と思い直してしまう程の戦闘密度でありました。 2巻以来の、変態娯楽提供者とのガチバトルは楽しかった。 戦闘場所は街全域だから、敵も機動力のあるバイク集団なんですね。 イメージを上回るトンデモバイクっぷりはヒドかった。 三者三様で街中を縦横無尽に動きまわるバトルは たいへん燃えて楽しかったのですが、 東出さんが再三謝罪 ローマの名蹟がかなり派手に悲惨なことに! 本当にもうこの子、ヒューマノイド・タイフーン扱いでいいんじゃないか。 でも楼樹君が一番恐ろしいのは、その圧倒的な戦闘力ではなく 提示されるフラグフラグ全て容赦なくへし折っていく所だと思いました。 あやな一途すぎるだろもっとやれ。 幻影に向かって語りかける姿は巻を追う毎にエスカレートするようで 少しばかり心配になって行きましたが、 今回のイベントのお陰で、その心配もせずに済むようになった ……のかなあ。 代わりに、(あまり)迷いなく走り続けてきた楼樹君に生まれた 精神的危機が、今までの比でないレベルに大きくなって、 違う面で不安が増えてしまったけど。 ぶっちゃけ、どんなに戦闘能力が人間離れしている敵よりも 精神を揺さぶられる事の方が、楼樹君にとっては生命の危機だよな。 「ヒト」でない「ケモノ」を狩る、という基本テーマがあるからか、 「ヒト」であろうとする意識に対する描写が多い気がします、 この「ケモノガリ」。 そしてその葛藤が、この作品を ただ爽快な戦闘で終わらないものにしているようにも思う。 しかし今回のあやなの役回りは、1巻での2人が好きな私にとって 最高に嬉しい登場の仕方でしたね! 楼樹君もだけど、あやなの方も全く変わっていなくて安心した。 あやなが「死なない」と言い切った事にも安堵したけど、 楼樹君の精神を保っているのがあやなの存在である以上、 最後まで生きていてくれる保証はまだ無いんだよな……。 更にその上で楼樹君と再会できるかどうかなんて、もっと不確定。 できれば、あやなと楼樹君をきちんと再会させて、 2人にとっていい結末を迎えさせてあげて欲しいけども。 あやなといえば、P46~47のあの見開き絵は、 ページを開いた瞬間息を呑んだ。 単なる場面描写に留まらないあの演出は、純粋に「すごい」と思った。 絵師さんとのナイス連携ですな。 これはもしかして、東出さんが漫画原作を手がけるようになった事で 思いついた演出だったりして、などとも考えたり。 あやなの活躍が大きかったお陰で、セシリアの方は 2巻のグレタのようなヒロインらしさが目立たなかった感じ。 折角表紙を1人で飾っているのに……! シリーズ初の女の子1人表紙なのに……! まあ、どちらかというとセシリアは、役回りとしては 楼樹君の行動へのアンチテーゼを投げかけている感じでしたが。 きっと彼女の活躍は次の巻がメインなんだろうな。 そういえば、「トップの筈のミスター倒したのに何故普通に動いてる」 という、ずっとくすぶり続けていた疑問に、とうとう明確な回答が。 その内容に納得しつつも、割とツッコミを入れたい私であった。 ところで、今回一番の萌えどころは、 デジタル機器を操作するイヌガミだと思います。 そこは挿絵が欲しかった。 そして笑いどころは、プロローグ、の舞台設定。 あれはまさに自分がやってる最中なので、めっさ感情移入する。 あとシャーリーのあの台詞は吹いた、既に知っていたのに吹いた。 しかし、今回最も言いたいのは、何といっても、 清々しいまでの「次回に続く!」感でしょうか。 自分で読む前にそんな感じの話だけ見てはいたのでありますが、 思った以上に終わっていなかった。 今までは1冊で1つの話がきちんと完結していたのに。 しかし逆に言うと、こうやって明確に続刊確定の締め方ができるのは、 (既に一度言及したけど)あとがきでの記述とも合わせて、 「ケモノガリ」がどうやらきちんと安定して続けてもらえる事になったんだ、 と非常に嬉しい話です。 どうでもいいはなし。 現在のパーティメンバー: アカガミ イヌガミ 子孫がカミ(になろうとした) 次に加わるメンバーは何神だろう。 余談ですが、奥付を確認したら担当さんは3巻までと同じ方でしたが、 1月度のガ報を見たら、その方がガガガ編集部から去るような事を コメントしておりましたね。 そういえば、担当さんが同じだった荒川さんも、少し前に 「元担当さん」という表現を使っておりました。 「ケモノガリ」4巻が最後の担当作だったのかな。 という事は、編集部ログで紹介記事を書いたのは 新しい担当さんなんだろか。 もっとピンポイントに突っ込んだ事はネタバレ隔離。 (きちんとまとめるのを諦めただけとも言う) めんどいので箇条書きで思いつくまま書くよ! ▼More
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2012,01,31, Tuesday
「小夜音」は、どうやらとらでも特典が付くみたいですよ!
しかもこちらは描き下ろしイラストカード。 コメントは絵師さんのものだけみたいですが……。 この上に重ねて作家コメント、っていうのもいいと思うんだけどね! という訳で、とらでの購入も決定いたしました。 それにしても、この絵の危ういこと(エロス的な方向で)。 臍がヤバいよね。 とすると、内容も結構エロ分強めだったりするのかな! するのかな!(期待に輝く瞳で)
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2012,01,28, Saturday
書籍の店舗特典探しをしている途中に発見。
ゲーマーズにて「小夜音」の購入特典があるようで! 正直、期待していなかったので、情報を発見して結構驚いている。 ゲーマーズサイトの情報を見る限りだと、描き下ろしではなく 表紙絵を使ったもののようですが。 だったらサインとかコメントが入ってると嬉しいものだけど。 特にイラスト担当の方の人でなく、文章担当の人の方のが入ってたら 最高に幸せなんですけどね! 「ブロマイド」だけどね! とりあえず、特典があるというなら、購入はゲーマーズで決定ですね! 他の店舗でも特典が付くというなら購入場所を増やすまで。 ちなみに、「アニブロゲーマーズ」ではなく、あくまで「ゲーマーズ」なので、 アニメイトではこの特典は付きません。 系列が一緒だからといって、アニメイトでも ゲーマーズの特典が貰えると思っちゃ駄目ですよ。 駄目なんだったら。 いいな!(1週間前の自分へ向けたメッセージ)
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2012,01,19, Thursday
本文の感想は後ほど書くとして、
例によって先に読んだあとがきの話など。 そう、あとがきが! 今回は! ありましたーッッ!! と、喜びに興奮してパラ見して、 ガチ泣きしかけました。 今回のあとがきは、BB小説版以来の、真面目で重い内容だ……。 最後のページで言及しているのは、Willplus退職を指してますよね。 東出さんにとって、所属する場所が無くなるという事は とても大きな変化だったんだと、改めて思い知りました。 「ケモノガリ」は綺麗に話が完結するまで続けてもらえるっぽいけれど、 私は、楼樹君だけでなく、東出さん自身にも走り続けて行って欲しいです。 そう馬車馬のように。 そして操作を誤って崖から転落。スローモーションで。 違う!(1年数ヶ月前のネタをいつまで引っ張りますかお前) あ、歴史的建造物壊してごめんなさいネタがあとがきにも。 ってガ報の著者コメントでも言ってるやん。 最初に見かけたtwitterから数えて実に3度目ですが。 何度 同じ事を 言いますか このおにいさんは。 今回は、新刊発売月だからか、 ガ報の方にも特捜部アンケートの回答が載っておりましたね。
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2012,01,19, Thursday
4巻発売直後ですが3巻の感想です。
かなり前に読了していて、感想書こう書こうと思いつつ そのまま来てしまったので、4巻の感想の前に書くべきだろうという事で、 ぶっちゃけ慌てて書いてます。 本編以外の感想はがっちり書いてたのにね。 っていうか2巻の感想もまともなの書いてないしね! ……や、あれはあれで感情を素直に表現したものだと思ってますが。 ともあれ、3巻の話です。ネタバレゆえ隔離。 ▼More
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2012,01,18, Wednesday
編集部ログにて、新刊の紹介記事が。
いつも発売日にこんなに新刊の紹介記事が揃ってたっけか。 でも早いのは嬉しい。 公式サイトが「セガール」言うな。 や、でも1巻の時に「セガールだから」で回避した人より 「セガールだから」で手に取った人のが絶対多いですよね。 それにしても、「ケモノガリ」初の女の子単独表紙なのに、 全然萌えないのは何故なのでございましょう。 戦慄なら覚える。 ところで、この記事を書いたのが初めましてな人なのが、 どうでもいい些細な事なのだけど何だか気になるんですが。 東出さんの担当さん、変わったの? 明日4巻買ったら確認しよう。 あと1行目で楼樹君の名前が「桜樹」になってます……。 先月は東出さんの「祐」の字が違ってたり、編集部しっかり!
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2012,01,16, Monday
だそうですよ。
今回も東出さんのtwitterが第一報。 頑張ってる、頑張ってるよ東出さん! ココログの方も記事が追いついたから今日こそマレビトの感想を、 と思ってた日にこれだよ! 本当にどうしていつも東出さんの新情報は そういう絶妙なタイミングで出ますか! という訳で公開された表紙ですが。 \ロリだー!/ なんかロリそうだなあと思ってたら本当にロリだった。 「ケモノガリ」や「東京バベル」で欠乏しているロリ成分の補完ですね! しかし尖った耳とごつい角はもろ原典の悪魔イメージそのまま。 あと、この「小悪魔」って「メフィスト」とルビが振られるのか。 「あくま」と「こあくま」をかけて読ませるんじゃないのね。 そういえばこのイラスト担当の人って、 ライアー作品で描いてた事のある人だったのですね。 ライアーユーザーの人達が驚いてたので知ったけど、 エロゲ界隈で有名な人引っ張ってきてたのか……人選にびっくりだ。
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2012,01,01, Sunday
月が改まったので、ガガガ公式サイトでも
1月刊行作の表紙絵&あらすじが公開に。 4巻の表紙絵、3巻であんなはっちゃけておいてまたノリが変わったな。 ヒロイン1人だなんてそんな萌えラノベみたいな、 と一瞬思っていや実はコレ女装したアストライアじゃね? と思う程度には病んでます(私の脳が)。 実際どうなんですか。 それにしても流石格調高いヴァチカンを舞台にするだけある、 表紙絵のアイテムも、シスター服にヴァイオリンと 格調高いアイテムの組み合わせです。 2巻のメイド服+銃のギャップとまた違った意味で気になるというか、 大人しいアイテム同士なのが作品的に逆に怪しいんですが! とりあえずそのヴァイオリンがどんな武器なのかを本編で確認したい。 あらすじはもう完璧に3巻の内容のネタバレってますね。 今回もまたアストライアは出張ってくるのか。 あらすじの感じだと、本人は直接手を出してこなそうですが。 代わりに今回は娯楽提供者で楽しめそうですよやったあ! っていうか先月出たばかりのガガガ新刊のタイトルと同名な事に 思わずツッコミしたくなったのは私だけでしょうか。 そしてメガテニスト的にはやはり魔人を連想せざるを得ない。 そういえばアストライアも「魔人」呼ばわりされてたっけな、 などと特に関係ないであろう事を思い出しつつ。 その名前の由来といい、率いるチーム名といい、 やっぱり舞台に即した聖書繋がりなのですね。 楽しいね。燃えるね。 槍持った「騎士団」なのに、馬でなくバイクなのは現代的だな。 それで名前の「ライダー」とも繋がるし。 でもバイク集団という時点でイメージは完全に暴走族。 もう「平流羅威堕亜」とか刺繍された長ラン着てるイメージしか無い。 ……いや待て、実は「ペ」イルでなくて「ベ」イルだったら……! それでもチーム名の「黒」と共通点はあるぞ……! (※ちゃんと「ペ」イルライダーです)
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2011,12,28, Wednesday
出てたようで。
この文章全てから立ち上る、むせ返るような残念感に 「勝った!」と思いました! 出だしから、褒める箇所なき残念さ! 東出作品中、最低のステイタスを持つ主人公! いいね! これマジで徹頭徹尾緩いラブコメだったりしちゃうんですかそれは素敵だ。 でも実は残念な主人公が燃える行動を取ってくれても大歓迎、 つまりどっちでも一向に問題ない! しかし、メフィストフェレスってものすごくよくある設定だなあと思うものの、 最初に思ったのは「チッセ・ペペモルの孫か、そうか」だった私は 色々と毒されすぎである。 ちなみに次点で「悪魔くん」の十二使徒の子供。
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2011,12,23, Friday
東出さんの新しいお仕事告知はびっくりしてばかりな気がしますが、
今回もまた考えもしなかった方向からやってきた。 今度は講談社ラノベ文庫から小説を出すですと!? そういえば創刊したばかりのここのレーベルは あちこちから有名どころの作家さんを引っ張ってきてましたね。 なので東出さんが書くというのも、何となく納得もしてしまったり。 それでも、まさか東出さんがガガガ以外から 小説を出す事になる日が来るとは……。 しかも、発売予定が2月上旬。 1月に「ケモノガリ」4巻が出るというのに、 そのすぐ翌月とか。 日付的には半月程度しか間が開いていないですよ。 フリーになったら仕事の頻度も範囲も増えるかも、 と期待してはいたけど、こんなに早く、その兆しが出るなんて。 しかし今度のタイトル。 すごく……今のテンプレラブコメラノベっぽいです……。 講談社の編集部の人は、何を思って 燃えが売りになっている東出さんに こんな超ラブコメなタイトルの作品を書いてもらおうと決めたのか。 といっても、元々東出さん、作品を出すごとに 前作と同じ雰囲気の作品は絶対に出してこなかったから、 違うレーベルで平行で出すのなら尚更 まるっきり異なる作風のものを出すのは当然なのかも。 でも、今でこそバトルが売りになっている東出さんですが、 その起源を辿ると葉鍵に行き着く訳で、そういう意味だと、 とうとう原点回帰したという捉え方もできますやね。 っていうかですよ、私前々から 燃え主体でない東出さんの作品が見てみたいと 何かにつけ願っていた訳ですよ。 それが、今回ついに現実のものになるんですか……! なのでこれは本当に期待。 異能もバトルも出てこない、キャラ重視の作品になるのかな。 でも東出さんのことだから、やっぱりバトルはあるのかも。 コメディ基本で、肝の部分ではバトル、という構成だと 私的には最高。 そして、タイトルに「小悪魔」と入っておりますが、 性格的な意味での「小悪魔」よりは 普通の意味での「悪魔」が出てきてくれた方が嬉しいかな、 メガテニスト的に! ただ正直、「ケモノガリ」の作風が好きな人は、 タイトルで様子見や敬遠しそうでもありますよね……。 逆に、ラブコメ好きは東出さんのこれまでの作風は関係なく これ単体で評価するんだろうなあ。 東出さんの新機軸は楽しみだけど、 それで入れ替わると思われる読者層の変化は不安です。 ……っていうかすでに「1」ってナンバリング入ってるんですが! 最初から続刊前提か!
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