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あやかしびとドラマCDその1
最初に出たPC版の店舗特典ドラマCD2枚と、
ついでに「あやかしばん」のADV以外のコンテンツについての感想など。
容赦なくネタバレるのでご覚悟を。

#「よいこのどうわ カオルンデレラ」
…………なあ、これ書いたの絶対東出さんだろ……。
このド直球な毒と、展開の転がり方がこのヒトでなかったら、
私は今後東出さんを嫁と呼ぶ事をやめてもいい。
(それ以前に嫁と呼ぶ事自体おかしいだろうってハハハ何を仰る)
冒頭の「これからシナリオ書く」のぶっちゃけ感にまず吹いたけど、
このフレーズに感じるデジャヴは何だろう、
ってTG掲載のエヴォ短編最終回冒頭でも言ってましたね同じ事。
ナレーターの私情入りまくりっぷりがステキ。
登場キャラの役にはどれもツッコミ所ありまくりですが、
虎太郎先生の役回りに最大の爆笑。
ギャンブルで差し押さえられた馬車なんて前代未聞だよ!
主役である所の薫も、行動全てが傭兵としか思えないよ!
でもキャラのぶれなさはある意味素晴らしいですね!
そんな行動に見合ったオチはヒドすぎる。
オチだと思ったらもっと急降下で坂が続いていたのはよりヒドすぎる。
っていうか、全編通してシンデレラじゃなく傭兵物語だと思います、これは!

#「妖説一物語」
未開封品の封を切るのは、正直かなりの思い切りが必要でした。
そしてコピーしたのに再生できなくてしばらく焦る。何故cdaに……。
それはともかく肝心の本編は、
こっちはただでさえ登場キャラが多いのに、
トラック最後に一瞬だけ登場するキャラまでいるという豪勢さ。
「カオルンデレラ」に比べてキャラが多くて終始賑やかだったなァ、
と言えば聞こえはいいが、ヒロイン4人が対立しまくりで
グダグダ感が凄まじゅうございました。
巨乳VS貧乳だの狐VS狸だの、本編での関係性まで踏襲して
何でシーン毎に対立するキャラが違いますか。
最初は穏便だった巨乳組2人も最後はバトってるし!
まあ、穏便だったのも声音だけだったようですけどね!
貧乳組への見下し感怖いです。
でも一番印象強かったのははっちゃけた愁厳に尽きる。
歓声あげてみたりノリツッコミだったり、
そんなキャラを見せて大丈夫か。
私個人としては問題ない。
むしろ、オチでの「あの」薫の登場に「いいのかそれは」と問いかけたい。
何だあの超展開!

……で、どちらも最初に「クリア後推奨」と警告が入っていましたが、
薫ルートのエピソードが出てくる「妖説一物語」はともかく、
「カオルンデレラ」の方はあんまり関係なかった気がします!
っていうかこの2枚、何か薫が優遇されてないですか。
発売後のルートの評価やパッケージ等での扱いからは嘘のよう。

おまけのあやかしばんについて
とりあえず、狩人のおまけボイス3を東出さんに返したい。
健康は! 健康である内に気遣わないと! 手遅れですよ!
システムボイスは、入っているキャラ数の少なさと
ボイスの種類のばらつきに戸惑いました。
BBは全キャラ全種類あったのにな……。
しかしその中で刑二郎のボイスが一番数が多いのは何故。
インパクトという点では、ボイスの半分で吐血している狩人最強。
カウントダウンボイスでは虎太郎先生の鬼さが際立っておりました。
虎なのに鬼か。
この会話が「妖説一物語」に続いていたのかねー。
しかし、まだ発売前で評価が定まっていないのに
この時点で先生達男キャラをこんな前面に出している辺り、
確信犯ですか東出さん及びたくみん。
未公開ボイストレーラーはシリアス一直線ですなあ。
ドミニオンまで含めた主要キャラが全員印象に残る台詞を言ってて
かなり豪勢な内容だ。
九鬼先生の迫力は中でも凄かった。
このトレーラーからだと、九鬼先生がラスボスで、かつ人外になるよ、
ときっちり明言しているので、知ってる状態で見ると完全なネタバレです。
でも、知らなければネタバレとも思わなかったのかも。
締めを担当しているのが八咫烏なのも、その台詞も、
話を知っていると違う感情が沸き上がってくるのでは。
ボイス関連以外のおまけの壁紙数種。
喋る壁紙は、どんなだろうとわくわくしたけど
何故か作動してくれませんでした。残念なり。
仕方ないので、ボイスだけ別個で聴きましたとさ。
たった1種類のオリジナル壁紙が何故先生2人ですか、
などという疑問など持つ筈がございませんね。
流石は漢ゲーと名高い「あやかしびと」としか……!

以上ー!
他のドラマCDはまた後程。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=967 |
| Work::Ayakashibito | comments (x) | trackback (x) |
RPG感覚。
先日、エヴォの能力獲得やラストバトルについて書いたけれど、
それにちょっと関連した話。

雫ルートのラストバトルに対して私が抱いたのは
RPGの戦闘みたいだ、という感覚だったりします。
相手の出す攻撃の先を読んで対抗するという感じではなく、
やたら高いボスのHPを大技でひたすら削っていく感じ。
AAA辺りのHPの数値がインフレ起こしてる隠しボスとの戦闘、と言えば
分かる人には分かってもらえる気がする。
でもって最後のビックバンは、決着がついた後に
あくまで演出として戦闘の形を取っているイベント。

あやかしもラストバトルは巨大生物同士の大技ぶつけ合いだったけど、
こっちの場合は分かれた部位をそれぞれ攻撃できる、
何となく洋ゲーRPGによくありそうなシステムというイメージで、
AAA的戦闘とは微妙に違う。

そう考えると、エヴォでの能力獲得は
RPGでLVアップによって新たなスキルを覚えるのと似てるなあ、
と思ったりしたのです。
それだと能力が増えてもリスクを負う必然性無いし。
階段を登りすぎて人間性が変わる事があるのは、
クラスチェンジによってキャラの特性が変化して
弱点が増えたりする場合と一緒と考えれば、
おお! 何か綺麗に嵌った気がする!

そんな感じ。異論は認める。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=966 |
| Work::Evolimit | comments (x) | trackback (x) |
電脳妄想開発室
「電脳妄想開発室」という、
PCゲの話題を放送しているネット番組があるのだそうです。
この番組の今週のゲストが茶谷やすらさんだったそうなのですが。
BBとエヴォの話題が出たらしいのですよ!

……ずっと「らしい」とか「そうで」とか語尾が伝聞系なのは、
放送中にたまたまリアルタイムで番組の感想を見かけた事で
番組の存在自体を知ったからであり、
つまり自分で見てはいないという事ですよ!
ですが、見かけた感想から分かった内容が色々衝撃だったので
言及したくなった次第。

茶谷さんといえば、東出作品的にはエヴォのツナミな訳ですが、
その茶谷さんが自分の出演作でない作品で唯一コンプしたのが
BBなのだとか。
それだけで、BB好きとしては最高に嬉しい訳です。
しかし衝撃はそこで終わらなかった。
何でも茶谷さん、BBをコンプしてから
東出さんに「出たい」とおねだりした事で
エヴォのツナミ役になったのだとか!

東出さんに 直接 おねだり ですよ。
全くもう東出さんは本当に女性声優にモテモテだなあこの野郎!
でも、おねだりに応えた東出さんは、やっぱり人が良いんだろうなあ、
と嬉しくなってしまうのでした。
正直、東出さんに直接会ったり働きかけたりできる人を見ると、つい自分と比較してしまって悲しくなるのですが、
本人にも相手の人にもその感情が向かないので、嫉妬と言うにはちょっと違う気もするんだよな……。
いやぶっちゃけ、解決する為には近い業界に行くしかないのだろうけど、
それをできないのを自分で分かっているので、結局感情を抱えていくしかない訳です。
何かこう凄い偶然が働いて、Willplus内で働けたりしたらいいのに。


……この記事のカテゴリが作品名でないのはそういう訳ですよ。
追記したのでカテゴリも修正。

内容がこんなだったら聴かない訳にはいかないですよね。
が、番組を聴く為に急いでアカウント登録したものの、
茶谷さんの登場は既に終わってしまっていたという……。
しかし再放送はあるらしいので、無念を抱かずに済みそうです。
という訳で、放送聴いたらまたここに追記するですよ。

(以下、2/9追記)

再放送ようやく聴いた!

概要はリアルタイムで聴いていた人の感想で把握しておりましたが、
これは実際に聴いて良かった!
茶谷さんのBB語りがそれはもう熱かった。想像以上に。
出演作ではない作品をこんなに語るとなったらもう完全に本物だ。
東出作品の中では不遇な扱いを受ける事が比較的多いBBなので、
滔々と魅力を語ってくれる事が殊更嬉しかったのでありました。
語ってくれる内容に、いちいち同意せずにはおれなかったです。
もうこの語りだけで、茶谷さんに猛烈に親近感が湧いてしまったですよ。
コンプして周囲に勧めまくったなんて言われたらもう……。
それで東出さんに「好き好き好きー!(※実際そう言っていた)」と
ラブコールしまくっただなんて、
東出さんにとってみたら、作者冥利に尽きるのではないかと。
それで巡り巡って、念願叶ってエヴォに出演できた茶谷さんには
良かったね、と微笑ましくなるというものではないですか。
茶谷さんは雪ルートが好きなご様子。
ガラさんやレイス&ヘルがお気に入りというのは定番ですね。

語りの内容とは関係ないけど嬉しかったのが、
語りの間中、イベント絵が出続けていた事。
蘇る本編の名シーンの数々。幸せなひとときでした。
やっぱあれpropellerさんが資料提供してくれたんかなあ。
だとしたらもうあの語りは制作者公認も同然ですね。ステキ。

途中から、流れるように今度はエヴォ語りに移行。
こちらは出演作という事で、担当キャラ語りも入って、
完全にユーザー視点でのBB語りとは違う意味で熱が入っていた感じ。

ちなみに最後に「BBは3年も前だからゲーム探すの頑張って」
的な事を言っておられましたが、
まだオフィ通で初回限定版買えるからね……。
とこっそりツッコミしたら直後に燃焼系の方の紹介が。
これまで話の出ていなかったあやかしのお話も。
結局茶谷さん、東出作品は全部好きなんじゃないか。わあい。

最後にエヴォのOPを流して茶谷さんによる東出作品オンステージ終了。
時間にして15分。
本当に素晴らしい東出作品語りが拝聴できました。

これは保存しておくしか!
と、どうにか動画として保存できないものかと色々頑張ったのですが、
どうしても上手くいかなかったとです。悲しいです。
でも音声だけは保存できたので、良しとしたい。

……何というか。
こんなにも声優さんに作品を愛してもらえて、
東出さんは幸せ者だなあこのやろう。
と、思ったのでした。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=965 |
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表紙&キャラ紹介来た
ガガガ文庫サイトで「ケモノガリ3」の表紙とあらすじ出てたですよ!
2巻の表紙も、いきなりメイドが出てきて
萌え路線に転換か!? とびっくりしたけど、
今度は男キャラでまた違う層に訴えかけるのかと思ってしまった私。
キャラの選定に虚淵さんがフォロー入れていたけど、それはつまり、
「ケモノガリ」のBL本Welcome! という解釈でよろしいか。
いやあ今度の夏コミが楽しみだなあ!
あと、2巻は路線転換したように見えたとはいえ、
楼樹君とヒロイン、という構図は統一されていたので、
3巻のこの構図はまたがらりと変わったなあとも思ったり。
でもですね、私がこの構図見て連想したのは、
あしゅら男爵なんだ……。
あるいは「仮面ライダーW」。
ってどっちも氷室3巻のネタだよ! しかも同じ4コマ中のネタだよ!

紹介文も増えたけど、小学館サイトに載っているものとは全然違う、
というか3巻のあらすじという感じではないですねコレ。
小学館サイトの方が3巻の内容を説明している。
「改造アニマル大進撃」もあるし。
「改造アニマル大進撃」もあるし(大事な事なので2回以下略)。
でもガガガ文庫の方には、代わりに登場キャラ紹介がある!
……犬がいるように見えるのは気の所為じゃないですよね。
しかもエンターテイナーだなんて、
狩る「ケモノ」にホンモノの「獣」が登場しちゃったよ!
成程「改造アニマル大進撃」はコイツの事を指してた訳か!
わんこ! わんこわんこわんこわんこ!
名前もそのまますぎて、胴体長いんかなあとかそれは真3です。
まあ、どっちか言うと連続殺人事件の起きる方っぽいですが。
……何にしろ、エンターテイナーだから完全敵対ですよね。
四つ足獣好きとしてはちょっと残念ではある。
まあ、それならそれで、獣らしい凶悪さでもって活躍してくれれば。
いやもういっそ巨大化すればいいのにと思っている。
でもって「苦痛の城」は変形して巨大ロボになる。

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ケモノガリ3 in 小学館
「ケモノガリ3」の発売まで1ヶ月を切り、
ガガガ文庫公式や他サイトでも紹介ページができておりますが、
ガガガの更にその上、小学館自体の書籍紹介ページだけ
あらすじの内容が多い事に今日気付きました。
ガガガ文庫サイトはくまなくチェックしていたのに、
まさか小学館本体のが詳しいなんて、なんという盲点……!
何故1ヶ所だけ詳しいと断言できるかって、
紹介文中に出てくる「改造アニマル大進撃」で検索かけても
ここしか引っかからなかったからだ!
………………いやちょっと待って改造アニマル大進撃て何ー!?

いやあ、冒頭部の概要のカッコイイこと。
やっぱり理不尽をなぎ倒す楼樹君の爽快さがこの話の魅力ですよね。
他サイトでの紹介よりも出てくる固有名詞が多くて、
もっと期待感を煽られますね。
「謎の敵」と言われると、今まで以上に手強い宿敵登場なのか!?
と楼樹君の闘いにもますます期待を込めずにいられません。
だから改造アニマル大進撃て何。
そのフレーズさえ無ければ「燃える! 滾る!」で終われたのに、
と思うけど、一番そそられたのがそこという否定できない事実。
「ケモノガリ3」超楽しみですね!
そして私は早く真面目に感想を書け。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=962 |
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新たなBBクロスSS発見した!
ちょっとした理由でBB関連のキーワードで検索かけていたら、
BB×TRIGUNなクロスオーバーを発見しましたですよ!
セルマルート終盤、リッくんVSベイルのベイル視点から始まり、
ヴァッシュとの出会いで終わっている。
ベイル視点で描かれたあの名場面中の名場面が
実際にあんな感じだったんじゃないかと思える素晴らしさ。
文体も、三点リーダの表記が微妙に違うけど、
全体的な雰囲気はかなり東出テイストなのが素敵。
なのに、作者さんがこの先を書けないらしく……。
明らかにまだ序章だというのにこれで終わりなんですかー!!
……まあ、これはこれで、「始まり」を書いた物語と思えば
納得はできる、かもしれない。

しかし投稿日時が去年の4月。
そういえば長い事BB関連の検索はしていなかったけど、
その間にこんなモノが作られていたのを知らなかったなんて
不覚もいい所……。
ちなみに発見場所は文章投稿サイト「arcadia」。
やっぱりもっとこまめに情報を探すべきだと思い直した次第。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=960 |
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リスク / リターン
「エヴォリミット」に対する評価として
「進化による力の獲得にデメリットが無いので緊張感が薄い」
という意見を割と見かけます。
という訳で、東出さんの過去作・あやかしとBBから
(※クロノベルトは過去2作のクロスオーバーなので割愛)
強い力を獲得する為の手段と、力の獲得に伴うリスクの対比、
及び描写されるルートを並べてみました。

#あやかしびと
 獲得手段:熾天使薬
 代償:先祖返りして完全な妖怪になり、人間に戻れない
 ルート:すずルートのラストバトル

※熾天使薬こそ利用していないものの、
 九鬼先生の鬼化も人間から離れるという意味では同種

#Bullet Butlers
 獲得手段:エメス・トラブラム
 代償:行使の度に魂が削られ、記憶を喪失
     最終的にはノーライフキングの生贄に
 ルート:共通ルート中で力が暴走し、生贄化
      ヴァレリアルートラストバトルでギュスターヴが記憶の喪失
       (※同条件の筈のリックに重大な記憶の喪失は無い模様)
      セルマルートで段階的に記憶を喪失

※ドラゴニュートの英雄としての力は、
 リスクはないものの、時間制限付きなのでリスクといえばリスク?

でそれに対してエヴォはというと、
「進化するほど元の人間性を失っていく」と説明はされているけれど、
ルート毎の違いが大きいので、ルート別に結果をリストアップ。

・共通ルート
 義一くん:数段階に分けて能力を獲得していくけれど特に代償無し

・リーティアルート
 義一くん:太陽の端末種に進化した場合に人間性を喪失
 リーティア:進化で一時的な人格の喪失描写有り

・カズナルート
 義一くん:火星の端末種に進化した場合に人間性を喪失

・雫ルート
 義一くん:心臓を失うらしき展開はあるけれど、人間性は変化無し
 雫:1人で登った場合(BAD扱い)、外見は神性が付加されたけど……?
 シャノン:最初から最後まで一貫して人格に変化無し(に見える)
 ファントムキラー:攻撃性が増加の描写有り(後で階段を降りて元通り)
 環太郎:攻撃性は増加しているけれど、進化の代償かどうかは不明


こうやって挙げてみると、一応各ルートで描写はありますね。
でも、あやかしでは熾天使薬を使ったのは最終のすずルート、
BBでもセルマルート終盤で最重要である筈のセルマの記憶を失っていて、
どちらも最終ルートでリスク描写がある訳です。
一方、エヴォの最終ルートである雫ルートでは
ラストバトルに関わる全員が進化の階段を登り詰めているのに、
見た感じ、誰にも変化の様子がない。
唯一の大きな代償と言っていいのは、
心臓が必要なくなる=ココロとの別れ、になるのだろうけど、
それは不知火義一という個体に変化を生じるものではないので、
リスクとしてはやっぱり弱いかなあ、と思ってしまうのです。
というか個人的には、喪失する人間性が精神的な部分だけなのも
代償としては弱いと思っているのですが。
人間から離れるのなら、肉体的にも
進化の内容に見合った変化が欲しかった。
それこそX-MENの一部のメンバーのような、
能力が外見の特徴に反映される位派手な方向に。
そうすると、もっと強くリスクの感覚を味わえたのに、と思うのです。

私個人としては、進化の代償の少なさについては、どちらかというと
進化の否定要素として機能しなかったという感覚の方が強いですが。
これはもしかしたら、奈須きのこ氏がエヴォ感想で述べていた
「進化全肯定」と近い意味合いなのかもな、などとも思ったり。
ただ、現在火星にいる人類全体を基準として視点を置くならば、
機械技術等の文明レベルの低下を
個々の肉体的能力が向上した代償と取る事はできるので、
そこを考えればエヴォは決して進化全肯定な訳ではないのでは、
という意見になるのが、奈須氏の感想とはちょっと違いますが。

そんな訳で、途中に代償が描かれてはいても
それがほとんど話の根幹に関わってこない為に、
最終的に「リスクが無い」という印象で終わってしまうのは確か。
更に言うと、進化をしても、一度登った階段を降りられるのが
より一層リスクの少なさに拍車をかけているのもまた確か。
そのリスクの少なさが、過去の東出作品と比較した時に
物足りなさを感じさせるのは仕方ない面はあるのだと思います。
何だかんだで、メリットとデメリットの駆け引きは
特に戦闘シーンの面白さを演出する要素の1つな訳ですし、
言わばバトルモノの王道と言っていい。
……が、逆に考えれば、既に東出さんは過去作で
何度もその駆け引きとその結果を書いている訳です。
ならば、今回同じ道を踏襲しないように、
「あえて描かなかった」と解釈する事ができるのではないか。
学園伝奇→TRPG的ファンタジー→SFと、
世界設定を毎回別物にしている東出さんなので、
シナリオ展開に関しても過去作と違う路線に
意図的に行ったのだとしても納得できると思うのですが。
実際、ユーザーの意見を元に改善したと思われる部分以外でも
あやかしで描かれなかった要素、
もっと言えば、あやかしで描かれた事の「更にその先」を
描いているのではないかと感じる所は結構あるし。
特にエヴォは、敵キャラの設定や展開にそれを感じるのです。
その辺りも語りたいけど、そっちはまたいずれ。

ついでに、戦闘での駆け引き要素が少ない理由の推測もう1つ。
4月発売(予定)だったエヴォのシナリオと
7月発売の「ケモノガリ2」の構想は、
同時とは言わないまでも、時期的には結構近かったのではないか。
とすると、2作品の方向性を差別化する為に、
等身大の人間同士の戦闘駆け引きは
一応生身の人間しか出てこない「ケモノガリ2」に集中させた為に、
エヴォには出せなかったのでは。
2月の体験版ver.2に入っていたVS環太郎・アクアのタッグバトルだけ
過去作の戦闘と同じような駆け引きがあり、
その一戦のみ以降の戦闘とはノリが違う事から
そんな風に考えたのでした。

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「ケモノガリ3」案内
という訳で、何はなくとも2月刊行分の掲載されているガ報をチェック。
ちゃんと載ってます「ケモノガリ3」!
しかも最上段という特等席でステキ!
紹介文の「大人気御礼」という文字を見るだけで
顔のにやけが止まらない。
そしてこの短い文章だけで滾ってどうしようもないですよ!

その横にガタログ応募要項が載っておりましたが、
そういえば今までガタログ申し込んだ事ないや私……。
いや、載っているのは既刊のリスト位だと思っていたんですよ。
そしたらめっちゃ豪華じゃないか……!
まさか、去年度以前に東出さん関連のものが載っていたり……
……しないですよね……?
してたら私は自分のうっかりさをまた心から呪う事になる。
去年までは分からないけど、人気っぷりから考えて
今年は東出さん関連の記事が載ってもおかしくないと思うので、
忘れずに応募したい。

1月度刊行分発売と同時に、公式サイトも更新。
ガ報よりもあらすじが詳しく載ってるよ!
「ケモノガリ3」の舞台は古城だそうで。
その単語だけ聞くと、一見ロマンチック溢れる舞台。
でも行われるのは結局殺戮なんですよね。
なので、古城は古城でも、頭に思い浮かぶのは豪奢な城ではなく、
デストラップ満載の死のダンジョンな訳ですが。

と言っておいてなんですが、そういや私、2巻の感想書いてない。
さ、3巻の発売までには書くつもりなんですよ!
今、大絶賛東出祭り開催中だし!
※参考までに、BB2巻の時は、
発売日当日に購入しておきながら、読んだのは9ヶ月後、
感想を書いたのは更にそれから6ヶ月後という記録があります。

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世間では「タイガーマスク」を名乗っての寄付が流行っているようですが、
誰か1人くらい送り主を「アーネスト・ヒギンズ」にしてもいいと思う。
同じ虎だし、アーネストも元々孤児だったという共通点が。

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WEIRD TALES EVO
twitter発言をネタにすれば毎日祭りのネタには困らないけど、
そんな簡単な方に逃げずに、あえて違う話題を書く!
という訳で、冬コミで買った東口さんのエヴォ原画集の感想ー。
発売前に出たものを体験版とするなら、
今回の原画集は製品版。
本編で使用された絵が網羅されてます。わあい。
手に取って、過去作のラフ原画集よりも厚みがあるのに驚いた。
そういえば今回素材が多いって言ってましたっけ。
東口さんの緩く愉快なコメントも健在です。
本編の絵の外にツッコミ所しかない絵を描き込んでるのも
いつも通りです。
義一くんリーティアが横にいるのに何やってんの。
でもやっぱり雫のエロ絵ばかり見てにやけるという。
どんだけ雫好きなんだ私は。
あと施術台に乗ったちびリーティアの絵は無性に好き。可愛すぎ。
密かに裏表紙の絵の配置も好きです。
具体的には、ごろごろ雫が義一くんの頭上にいるのがツボった。
義一くんと雫の並んで手繋ぎ絵が韻を踏んでいるというのは
コメント読んで初めて気付いた。
というか、改めて眺めると、2人の手繋ぎ絵って多いですね。
その構図が2人の関係性を表しているのかもしれないなどと思ったり。
でも今回有難かったのは、何と言ってもアレです。
エ ヴ ォ リ ミ ッ ト セ ッ ト の テ レ カ 絵 が 両 方 載 っ て い る !
開封するのが未だに勿体無いので、折角所持しているのに
実はまだ台紙の絵を見てなかったとですよ私。
それがやっと分かりました。
うん、駄目だこの変態主人公。
まあモザイクかかってる事から大体予想はできてましたけどね!
実はココロが下着だった事にちょっとほっとしたのは秘密。
ここまで貧乳だったとは思わなかったけど。
このエヴォリミットセットは入手できてない人も結構いると思うので、
そういう人にとっても嬉しいのではないかと。
にしても何でこうデレた表情多いですか義一くんは。
かつてこんな表情ばかりな燃えゲー主人公がいたか。
多分いない。
顔の作りは一応美形だから、ギャップがより楽しい。
本当、義一くんのキャラは最高だな!
しかし、あとがきの「トラブル」「無理筋」という言葉が
かなり気になりましたです。
同じような事は大体毎回言ってる気はするけど、
当初から発売までのスケジュールもきつそうな印象だったし
実際1回延期しているからな……。
まあとにかく、延期はしたものの、無事に出て良かったと
また改めてしみじみ思う次第であります。
げっちゅ屋の売上ランキングでもかなり上位に入っていたし。
と綺麗にまとめたい所ですが。これを忘れてはいけない。
最後の見開き2ページはどう考えても意図的ですねミスター。
やばいコレまたしても原画の方が破壊力抜群だ!
あとがきの絵も地味に誰が得するのか不明ですよ!
誰の為なんだ。縞パン好きか。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=948 |
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