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小夜音はあくまで小悪魔です!? 1
2巻が出た後なのに今更1巻の話です。遅いですね。
いや発売直後に東出さんご本人宛で書いて、
自分の中で区切りがついてしまったので。
ちなみに送るだけ送ったけど処遇は知りません!
メモ用紙になってるか紙吹雪の材料になってるかどっちかじゃないかな!
でも、バベル体験版まで思ったより時間がありそうなので、
2巻を読む前に外向きにまとめておこうかと考えた次第。
時間が結構経過しているので軽めに。
軽めなので、直球なネタバレは無しで。

あらすじで残念系ラブコメと思わせておいて
帯に踊ってる「自動小銃」で違和感を覚え、
東出さんの発売告知で「何だいつもの東出さんか」と納得したけど、
砂義さんの「キュンキュンするラブコメ」という言葉にまた考えを改め、
実際、自分で読んでみての感想はどうだったかというと。

そういえば、「ケモノガリ」が世に出る前、
東出さんがオリジナル話でラノベを書くならこんな感じ?
と想像していたのはこういう話だったな、というのを思い出した。

確かにラブコメってる部分はあるけど、
話の中心は後半の陰謀発覚→戦闘の流れですよね!
正直、前半部分読んでいて、笑える所はちょこちょこあるけど
テンション低くて「コメディ」と呼ぶには大人しすぎると思っていたんですが、
ああいう展開に持って行くならその大人しさも納得。
キナ臭くなってきた所で「やっぱ東出さんはこうだよね!」
と激しくテンション上がったのは、東出さんだから仕方がない。
ラブコメやってたメフィストフェレス姉妹が戦闘準備を始めた所から
感情が一気に反転したですね。
そして、ほとんど感情の起伏が表に出なかった嶽人のあの頑張り……!
自分が守ってきたものとまるごと引き換えにして小夜音の為に挑む嶽人は
マジ男の子してて燃えた。
しかも携えた得物の名前がアレと来ては……!

あとかなりどうでもいい細かい所ですが、
序盤の延々と説かれる方向音痴の講釈がえらいリアルで気になる。
東出さん本人の特徴ですかあれ。

キャラの話。
小夜音は表紙絵もロリっちくて可愛いけれど、
カラー口絵の漫画読んだら抱いてたイメージとちょっと違って、
もっと可愛いじゃないですか!
お嬢様口調がたまらんです。
が、「メフィストフェレス」という名前とそのお嬢様口調で、
CVは青山ゆかりさんだろ、と思い始めたらもうそればかりが頭の中を巡る。
嶽人は、登場時のフル装備のインパクトが大きかった。
東出主人公にはいなかったタイプの無口キャラなのも意外だったけど、
真面目さはやっぱり東出主人公だなあと思った。
素直クールと言うのですか、こういうタイプは。
感情表現に乏しい嶽人の言動と、小夜音の反応は、とってもラブコメでした!
ラストシーンは身悶えした。
ちなみに私的に一番素敵だったのは本家メフィストフェレス婆ちゃんです。
強いのに包容力があるお婆ちゃん(ただし外見は美少女)……最高。
嶽人を包み込むシーンの暖かさにほろり。

ただ、そういうノリなので、軽いシーンを読んでいても
背後に重いものがあるよ、と匂わされている感覚がずっとあって、
個人的には「コメディ」と銘打つのはちょっと抵抗が。
老人ホームのシーンなどは、いつギャグが入るのだろうと思ってたら
結局ずっとシリアスで、「これコメディじゃなかったっけ?」と戸惑った。
こういうのこそ東出さんらしい作風ともいえる訳ですけども、
たとえ最終的にはシリアスに収束するにしても、
もっとギャグに寄った緩いノリで行ってくれても良かったかなあとは思う。
思えば、エヴォはその辺りの緩急が本当に良いバランスだった。
いつか、緩さだけで最後まで突き進む作品も読んでみたいなあ。
それこそニャル子と同じレベルの。

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