2010,02,04, Thursday
「エヴォリミット」体験版終わったー!
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(ヒロインを選ぶ事で話を進めるエロゲですよ。一応) ……まあ、何と言うか、 東出さんがそんな細やかな描写をした事にびっくりした、という話。 そんな風に、過去作では無かったような演出が多かったのに、 戦闘中に出た打撃のエフェクトが東出作品でお馴染みのものな事に 嬉しくなったりもしてしまったのでした。 演出としてはシンプルだけど、何だか懐かしくて落ち着くんだ。 SFは門外漢なので(ジャンル的には好きなんですが) 下手な事を言うと底の浅さがばれるかもしれないけど設定の話。 っていうか完全な戯言。 誰もが特殊能力を必ず持ってるこの世界は 夢のような世界だけど、同じ位悪夢のような世界だと思った。 本人の性格が発現する能力と完全に対応してるなら、 完璧な適材適所が実現した素晴らしい世界ではあるんだろうな。 でも、都市機能の維持が個人の能力頼みっぽいので、 職業選択などの幅は極端に狭まりそう。 特に、重要度の高い能力を持っている人は選択肢皆無? でもって、能力の質による絶対的な階級社会が形成されそうなのも 想像するとまたちょっと怖い話ではある。 仮に重要度の高い能力を持つ人間がいなくなってしまったら、 その時点で、都市機能が麻痺する可能性があるのも怖いね。 機械に関する知識・技術が衰退しているので、 一旦機能不全に陥ったらフォローのしようがないのでは。 そして、知識や技術が衰退してると、 それにつれて精神性も退化してるんじゃ、という気も。 フォーサイスの設定で、肉体的には1人立ちできるからと 若い段階で精神性の自立を求められる社会なのも判明したけど、 ↑の理由があるので、それがいいのか悪いのか分かりません。 学ぶべき知識が少ない分早く自立できるって事だとすれば 近代以前と同じライフサイクルに戻っただけとも言えるけど。 しかし何より怖いのは、 身体能力の向上が自然な進化の結果じゃなく 人工的なアイテムの作用によるもので、 しかもその原理も何も、一切解明されていないって所ですよね。 っていうかそれ「進化」って言わないと思う。 むしろ正確には「人体改造」なんじゃ……。 能力向上はあくまで「パッチ」を使っているからで、 それが無ければ能力は現代の人間と変わらないようだし。 発見から装着必須になるまでの過程も一切説明が無かったけど、 そんな正体不明なアイテムを 生まれる前から埋めこまなければならない世界ってどうなんだ。 終結の見えない外敵への対処には「パッチ」を使うしかないし、 それどころか社会を運営させる為に頼りっきりな訳だから、 危ういバランスの上に成り立ってる脆い世界だなあと思います。 「パッチ」が無くなっても、「パッチ」自体に問題が起きても すぐに種全体が絶滅の危機に晒されると考えると本当に恐ろしい。 っていうか、「パッチ」の存在があまりにも不自然すぎるので、 もしかしたら誰かに長期的スパンの実験をされていて、 どこかから経過を観察されてるんじゃ、とも考えてしまったり。 「パッチ」の発見と義一くん達とヴォルケイノとの戦いが 同時期らしい事から、その関連性についても考えたくなります。 ところで「パッチ」って、存在性が何となくモノリスに似てるよね。 …………。 深く考えないとか言ったの誰ですか。私だ! ほらそんな事をするから収集がつかなくなった。 まあ、東出さんの過去作からすると、 設定をそこまで深く考えたりはしてない気もするので、 つまりやっぱりただの戯言でございます。 や、実は練りに練った深い設定が作られてたらすごいと思う。 そんな風に色々と怖い方向にばかり考えてはしまいますが、 動物と会話ができるのは最高のユートピアですよね! 動物好きの(一部の)永遠の夢がまさにここに実現! もう人間がどれだけすごい能力を得たといっても、 動物が喋れるようになった素晴らしさには遠く及ばない。 その設定さえあれば、他はもう何でもいい気がするよ! しかし、校長先生が喋れる理由も気になっていた事だったけど、 それまでまさか「パッチ」のお陰だったとは。 という事は、校長先生の特殊能力は「人間並の知性と会話能力」? そして、喋れるのが校長先生1体じゃないという話に 更に広がるパラダイス。 フォーサイス飛び出してその動物都市に行く展開があればいいのに。 ところで真面目な話、動物に「パッチ」適用する意味あるんだろか。 まさかとは思うけど、 「何となく使ってみたら喋れる動物ができちゃったんで、 もっと喋れる動物が増えたらいいなあと思って試しまくった」 なんて理由じゃないですよね……? そんなんだったら、実行した人物どれだけ動物好きだよって話に。 そういえば、「一部音声が入っていない」と説明されてたけど、 入ってないボイスはたった2キャラだけだったですね。 もっとボイスの入ってないキャラが多いのかと思ってたのに。 っていうか、入ってないのが校長先生とヴォルケイノだったので、 意図的にボイスを入れないキャラを選んだんじゃなかろうかと つい邪推してしまったり。 上でも軽く触れたけど、BGMの話。 「何となく近未来っぽい感じ」というイメージに忠実な曲が多いなあ、 という印象でした。 その所為か、何だか古巣に戻ったような懐かしさを覚えてしまった。 バトルシーンで流れる曲もやっぱり近未来っぽいイメージなのは、 戦闘のメインが銃器ぶちかましまくりのリーティアだったからかなー。 もしかしたら、リーティア以外のキャラがメインを張るバトルは 全然違うタイプの曲になるのかも。 個人的にはBBのバトル曲でもまだ大人しい感じがしてたから、 もっともっと激しくてもいいんですが! バトル曲もギター……ってそんなの望むの私だけですねそうですね。 あと内容に関係なくかなり細かくどうでもいい事なんですが、 文字表示ウインドウのページ送りアイコン、 最初はロード中表示してるのかと思って、止まるの待ってました。 いつまでも終わらないなあと疑問に思いはしたものの、 ただのアイコンだと気付くまでに1分位は要したんじゃなかろうか。 あれ単にそういうエフェクトってだけなのか……。 ちょっと紛らわしかったじゃないか……! あと、もっと些細ですが数字表示の表記ゆれが気になりました。 「百」か「一〇〇」が同じページに存在してたので、 どっちかに統一して欲しい所。 以下、本編に沿った感想ちまちまと。 タイトル画面のBGMが速報ムービーで使われてる曲と一緒で、 放置してるとあのムービーを見た時の興奮が蘇るってものです。 コレ、製品版でも同じなのかなあ。 東出作品過去3作のタイトル曲は、全部大人しめだったから。 でも、今まで鉄板だったヴォーカルを変えてきた事を考えると、 もしかしたらこの曲は本当にタイトル曲になる可能性もあるか。 そして本編を開始する前に、まずは各種設定の調整なのですが。 設定画面のデザインが「すみあさ」とまるっきり一緒やん。 色違いなだけで、使われてるフォントまで同じ。 雰囲気の違う「すみあさ」と全く同じなのは違和感ありすぎるから、 これは仮状態のデザインなのだと思いますが。 製品版ではもっとSFっぽくデジタル風味強めなデザインだといいな。 いやそれ本編と違うから。 ええと、今度こそ本編の話です。 ……あの、設定画面が「すみあさ」と一緒で「あれ?」と思ったのに、 最初が黒一色背景に白文字でモノローグって、 導入部の演出まで一緒ですか。 というか、東出作品で今までそういう演出を見た事が無かったので、 「すみあさ」と一緒だったのと合わせて二重に驚いたですよ。 しかし、この冒頭の引用文がシャノンの言葉なのは、 シャノンは単なる敵じゃないよ、と最初から匂わせてるようなもの。 でもって、こうやって冒頭で思わせぶりに出すからには、 この言葉自体が本編の伏線であろう事は想像に難くない。 今公開されている数々のキーワードにも この言葉と関連してそうな雰囲気を持つものが色々とあるし。 特に、「進化」と「自己実現」は絡ませてきそうな予感大。 ちなみに、何となく予想はついてたけど、 バックログを辿ってもこの文章は再表示されませんでした。残念。 絵的な部分だけでなく、文章の演出にも 通常のテキスト表示を超えて凝ってくれるのはいいけども、 こんな風に読み直せない文章が出てきてしまうのはちょっと難かも。 そんな風に最初も最初の引用文で結構意表を突かれた訳ですが、 次画面はもっとびっくりしたよ! いきなり「企画・シナリオ:東出祐一郎」って何ー! エロゲは基本的に絵がメインなのが多いイメージがあるので、 真っ先に東出さんの名前が表示されるのはやっぱり一瞬戸惑う。 でも、最初がライターなのがpropellerらしいですよね。 画面にノイズが走った感じだったので、 最初一瞬だけ、雨のエフェクトかと思ったけど、 古いモノクロの記録映画調か、コレ。 こういう演出効果自体が好きなので、 放置したまましばらくノイズ混じりのモノクロ世界に浸ってました。 「できたての地球」でありながら「人間の作った残骸」があるのは 矛盾した表現だよなあ。 舞台を知っていれば意味が通じる辺り、さり気ない伏線なんだろか。 って冒頭からヴォルケイノ登場&臨戦態勢ですか! 画面がモノクロなので過去のシーンのようだけど、 つまりこれが説明文に書かれてる「過去の因縁」の片鱗なのか。 こんな最初から見せちゃうとは思わなんだ。 っていうか、最初から2人が人類最後の生き残り状態て、 なんて重い所から始まるんだ。 そしてやっぱりヴォルケイノの台詞はいちいち大物くさい大仰さが。 しかも裏がありそうな意味深な台詞ばかりなので、 気になって仕方がないです。 「物理法則を歪める」云々はCBでも使われていた記憶があるので ちょっと引っかかった。 別に関連性はなくて、単に東出さんの定型句ってだけなのかなあ。 というか、記述は何もないけど、義一くん達が そういう常人を超えた能力を当たり前のように使っているのは やっぱり「パッチ」のお陰なんだろうか。 でも、冒頭で義一くんは自分を「ただの人間」と言っているのに、 戦闘中になると自分自身を「ただの人間じゃない」と認識してるので 記述に矛盾が起きてますね。 となると、戦闘までの間に能力を得る原因となる何かが起きた、 という推測が成り立つ訳ですが、 ヴォルケイノの台詞をそのまま受け取ると、 ヴォルケイノの能力を義一くんが一部受け継いだ事になるよな。 その事と、ヴォルケイノが自分自身を 「人間が超えるべき試練」と言っている事との関係が全く不明だ。 どうもこの辺りの文章には「魂」と「肉体」を対比させる記述が多くて、 そういう要素が結構重要になってくるような気もしたり。 そして対ヴォルケイノの流れでもう1つの注目ポイントといえば、 雫の必死さではなかろうか! 特に私みたいな人間には。 相棒という設定は認識していたものの、 ここまでハードな過去を共にしてきたとは思わなかった。 っていうか、あんなにも義一くんに対して必死な姿を見せられたら、 もう雫は絶対無下にはできないじゃないか……! 場面切り替えで、ようやくブランド名の表示が。 過去の東出作品からしてもバトル満載になる気がするのに、 ブランド名の表示は予想されるノリに反して妙に静かなので 「あれ?」と思わされました。 挿入タイミングも、冒頭で出たライター・原画の2人からは 随分とずれたタイミングな所がちょっと目を引く。 さり気なくフォントが違う所も良い。 そういう微妙なセオリー外しは面白いよね。 そして、つ い に 校 長 先 生 が 登 場 で す よ! ……あ、いや、カズナも同じく登場なんですが、私としてはやっぱり 校長先生に注目してしまうのは仕方ないというか、 カズナ贔屓の東出さんには申し訳ないと思わないでもないけど、 よく考えたら校長先生を推してるのも東出さんだしなァ! なのでごめんカズナ。東出さんに重点的に愛されてください。 という訳で、心置きなく校長先生を重点的に注目しようと思います! とりあえず、初めて見られた笑顔な口元が可愛すぎる。 校長先生の台詞の中に 冒頭に出たシャノンの言葉と同じ意味合いのものがあったので、 あちこちで同じニュアンスの言葉が形を変えて出てくるんだろうかと 考えてみた。 そういや、声優予想はさんざんされて、 実は女性声優なんじゃ、なんて意見まで出てきた校長先生ですが、 文章では一応「男性の声」と書かれてるのね。 あと、校長先生は台詞の時に常に立ち絵じゃなくてカットインなのは 体高が低くて人間キャラの横に配置できないからなのですね。 その辺は、設定を考えた東出さんも苦心したのではないかと考える。 続いて写された螺旋デザインの背景は、 「進化」=「高みに上る」という言葉をキーワードにして DNAの螺旋構造と上り階段の2つの意味を持たせてるのかなあ。 で、ペルソナを思い出してならない謎の少女が登場した訳ですが。 何で青い部屋のBGMがピアノ曲なんですか。 しかもここ、義一くんの心象風景と推測される場所……。 どうにもこの部屋は、フィレモンの間とベルベットルームの雰囲気を 合わせたような感じがしてなりません。 これ演奏してるのナナシだろ絶対。ペラドンナ、ペラドンナは何処だ! 分かっててやってんのか東出さん! そう思ってしまうのは私だけじゃない……と信じたい。 それはそれとして、ここでの謎の少女との会話は哲学的だなあ。 どことなく言葉遊び的なノリも見えるようなやり取りが楽しいです。 っていうか、義一くんがこんなにも思慮深い会話ができる事が驚き。 覚醒した義一くんとカズナとの初邂逅……ですが、 初対面の男相手に「綺麗な顔」って普通言わないと思う。 っていうか、これは初期状態で好感度かなり高いですか? しかし、その直前の台詞と照れ顔のギャップが大きいなあ。 先の台詞の方が本性だと思うんですが。 やっぱりカズナは髪の色に合わせてトーニャ的二面性キャラか。 あと、このシーンで義一くんの名前の表記が「不知火」な事が ちょっと気になった。 何故苗字。 意味は……ないかなあ。単なるミスかなあ。 でも名前のネタは、絶対ボケると期待してたのに何もなくて残念。 まあそれよりも、鏡に写った義一くんの姿が本気で美形レベルで どうしようかと思いました。 もしかして、美形設定なんですか……? でも変態。 そして! 待望の! 雫との顔合わせー! とわくわくしたのも束の間、お互い全然記憶が無くて あまりにも淡々とした再会に激しく脱力しましたさ。 懐かしさの欠片も感じてなさげだよ! セーブタイトルが「ボーイミーツガール」になってるけど、 確かに直訳してその通りだけど何か違う……違うんだ……! っていうか、元からの知り合いの雫のシーンで そのセーブタイトルを使うのは何故だ。 義一くんの記憶にロックがかかっていると説明され、色々納得。 先の青い部屋でのシーンで 直前の過去の場面で自分が語ってた信念と炎の話を忘れてたり、 コールドスリープ状態だったのを理解してる気配なのに その自覚が本人に無かったりも全部ロックの所為なのかー。 そうなると、誰が何の目的で記憶のロックを施したのかという謎が また1つ増えてしまいますが。 あえて傍点を付けている所からも、 「ここ重要、テストに出すよ!」と東出さんが注意喚起してる気が。 雫との会話で選択肢が登場し、 しかもどちらも選べるようになってる事に驚く。 内容は短いと言いつつ、そこまでちゃんと完成されてるのか……! そして勿論、雫贔屓の私は、迷う事無く 手を差し出さない方を選びました。 楽しみは後にとっておく主義でございますので。 セオリー通り、雫の反応はあっさりだったので、 改めて手を差し出す方を選択。……しましたら。 雫の言動に、過去の2人の関係が気になって仕方がないんですが! や、冒頭の描写で強い絆があったのだろう事は判明してますが、 あれ以上の親密さがあったって想像できちゃうじゃないですか! カズナに連れられての街中探検シーンで、 速報ムービーで見た時から興味を引いてやまなかった背景絵が出て 感動した。 とかいって、あの中に小さく描き込まれてるキャラの中に 東出作品のキャラがいないか探したのは私だけじゃないと思います。 それ位のお遊びをやってる可能性はあると思ったんだ。 が、残念ながら発見できず。無念。 その代わり、羽の生えたキャラを発見。やっぱ着脱自由なのかなあ。 あと、カズナと他の生徒との何気ない会話の中で出てきた 「ワードワーズ」の言葉に引っかかった。 朗読されてた本の内容も、冒頭のシャノンの言葉を連想させるし。 ファーストネーム違いという事は、著者はシャノンと血縁? やっぱりこれも、冒頭の文章の変形引用の1つかね。 ところで何度目ですか京極堂の台詞を紛れ込ませるの。 どこでもドアっぽいものを登場させるのも2回目ですよね。 っていうか今回はあらゆる意味でどこでもドアそのまんまだ! その能力のお陰で、弥生の初登場のインパクトの大きかったこと。 でも、ドアだけ立ち絵の横に出現したのは面白いなあ。 ちゃんと内側が向こう側の景色になってるのが芸細かくて良い。 ノイジーヒルのシーンで「夏への扉」ってフレーズが出てきたけど、 SF作品だから引用したのかな。 そっち方面の知識がないから気がついていないだけで、 もしかしたらそんな風に既存のSFから引用してるネタは多いのかも。 本編で引用されたフレーズの出典をまとめてくれる人、出ないかな。 絶対に言わないぞ! あと何気に、あやかし世界もネタにしててちょっと吹いた。 あやかしにあった差別的な空気は無いっていうのはよく分かったよ! で、ここまであまりに真面目で正直面食らっていた義一くんが、 ようやく変態的な行動を取ってくれましたやったー! 真剣な思考を巡らせながらも視線は胸一点……素晴しい。 お陰でシリアスな場面が台無しになりましたが! っていうかやっぱり胸しか注目する場所はないんかい。 ここで表示された2回目の選択肢の数に一瞬びびりました。 まあ、内容からすると、あやかし最序盤で出たものと同じで ルートの分岐には影響しないもののようなので、下から順番に選択。 とりあえず、「飼育係」はびっくりする所違くないか。 カズナの能力説明の、内容はともかく小コマの絵の適当さに吹いた。 何だあの超適当に描かれた石ー! や、SD絵でただの石をきっちり描き込まれても意味ないですが、 立ち絵とのギャップが……! そして石が動いたので更に吹いた。 なんてギャグシーンらしいギャグシーン。 この世界のスポーツは必殺技合戦なのもギャグの続きですか。 つまり古今東西、ゲーム内で繰り広げられてきたありえない試合が リアルにできる世界なんですね! ……そう考えると、別にそんなに凄くないような気がしてきた。 義一くんは東出作品の歴代主人公には無かった特徴を 色々と持っているようですが、 ヒロインにお姫様だっこされる主人公って、 エロゲとしても珍しいのではないか。 それを当然のようにできてしまうカズナも二重の意味で大概ですが。 っていうかサイトで公開されてたあの絵、お姫様だっこだったのか。 でも、義一くんがガン見、という部分に関しては 全く間違っていなかったようですね! 「わあい眼福」じゃないだろうこの正直すぎる主人公どうにかしろ。 セーブタイトル見たら「ファーストサービスシーン」になってるけど、 むしろ個人的に「サービス」だったのは、パンツそのものではなく パンツ見られた雫の焦りっぷりの方だと思います! そして今度は環太郎の登場ですよー。お馴染み柴原さんですよー。 ってこれまたあの食い走り小コマは初登場シーンでの使用なのか! 絵単体でも笑えたのに、書き文字が動いて更に楽しさが倍増。 そういえばこのシーン、東出作品お馴染み面子の初登場じゃあ。 やっぱり馴染んだ声を耳にできた安心感というのはあるんだなあ。 諜報部が人気出て派手になっても困るんじゃないのか、 というツッコミをしたくなりましたが、 今の時代は色も派手で全く忍んでない忍者が流行りなので、 環太郎の考えは現代の風潮にとても合っているのかもしれない。 レナートの登場シーンで、 画面端から上半身だけちょこっと覗かせてたのが面白かった。 持ってきた食事の絵には、爆笑せざるを得ませんでした。 あまりにも爆笑したので、思わずスクリーンショット取りました。 140年後のpropellerさんは食品業界にも進出しているんですね! パッケージに書かれてる「色々補給できる」の「色々」って何なんだ。 しかも内容説明も何だか微妙だよ? 今のブランド責任者的に、 腐肉でも入ってるんじゃないのかと疑いたくなりますね! っていうかぶっちゃけ食べたくないなコレ! 食べた義一くんも美味しくないって言ってるしなあ……。 食事が全部こんなのだったら嫌な世界だと思ってたら、 ちゃんと普通の料理があるようなので良かった。 でも、「すみあさ」みたいに食事一品一品に丁寧な描写をされたら それはそれでお腹が空いて辛くなりそうだ。 どんな毒舌が飛び出すのかと構えてたレナートが 普通に物腰の丁寧な少年だったので、やや拍子抜け。 カズナとの力関係も、想像していたのと反対でした。 しかし実演して見せてくれた解析能力の凄まじさといったら。 こんな能力は、補佐役に最適なんだろうな。 ……けどコレ、知られちゃ困るような事まで解析されてしまいそうで、 考えようによっては、何よりも恐ろしい能力なのではないか。 使える特殊能力が本人の気質で決まる事を考えると、 そんな恐喝に最適な能力を持ってる本人の性格も恐ろしいし、 どんな使われ方をするのかも恐ろしい。 あと、またしてもあやかしからの引用を発見。 「百見は一撃に如かず」……お馴染みのフレーズですねー。 何だかんだで、こういうセルフパロみたいなのは好きです。 でー。私的にはまさに「満を持して」なリーティア登場ー! &アクアも一緒に登場。 役回り的に、この2人はセットでの登場が多くなるのかなあ。 会話を見てると、しょっちゅうキャラの入れ替わるリーティアに アクアも対応してるので、いいコンビだなあと思った。 けど、登場しないと思ってたキャラは続々と登場してくれるのに リーティアは全く出てこないものだから、 茶々丸みたいに体験版ではおあずけになるのかと思いかけたよ! そんな訳で、リーティアの登場によって一層上がる私のテンション。 まあ何と言うか、リーティアは台詞表情言動全てが可愛いですね! カズナを「ちゃん」付けなのも、大変に可愛らしい。 逆に、軍人モードになった時の口調の勇ましさも良い。 なのに「武運長久」が分からないリーティアちゃんマジお子様。 さっきまで滔々と説いてたカッコイイ長台詞は何だったのか。 でもそのちょっと足りない所が子供らしくて可愛いよね。 リーティアの演説や作戦会議のシーンで この世界の違う側面からの現状が語られてますが、 いくら相手の戦法が完全にパターン化されてるとはいえ、 10年間犠牲者ゼロは凄いと思う。 もしかして、その10年ずっとリーティアが指揮してたり……? いやいや流石にそれは無い……とは言えないこの世界。 でも10歳に満たない子供が高いカリスマで軍隊を指揮するって なかなか絵になる格好良さだとも思います。 途中に出てきた「ヘミングウェイ」は別の都市の名前のようだけど、 本編に登場する事はあるんだろうか。 あと、言っちゃ悪いが、“大盾部隊”の構成員の描写に、 状景を想像して吹きました。 ナチュラルにイメージされるのはマッチョ軍団になるだろう! ……暑苦しそうだなあ。 でもって、いよいよ始まったバトルは、エフェクトの進化が著しかった。 やっぱりバトルは画面上の動きも激しい方が臨場感があるね! 発射エフェクトを介してリーティア→オーガと 視点移動してさせていく見せ方に感心。 途中から戦線に参加したり―ティアとアクアは、 戦闘時でも息が合ってて、お互いの信頼性の高さが伺えます。 でも正直、折角派手な大規模戦闘をしてるのだから、 リーティア以外も見せて欲しいよな、と思ったり。 こういうシーンは、ムービーが挿入されると最高なんだろうなあ。 職務上のライバルなら、諜報部と軍部の仲が良くないのは 仕方ないのだろうけど、 穏やかに運営されてそうなイメージがついてたフォーサイスなのに、 そういう穏やかでない裏事情が潜んでいるというのは不安要素だ。 これが文化部系と運動部系の対立だったら気にならないけど、 諜報部と軍部なので、どうにもキナ臭さが伴ってしまう。 なのにアクアみたいな双方の掛け持ちがいるのは割と不思議。 相手のスパイだとは疑われたりしないんだろうかという疑問が。 しかし、諜報部への評価って、環太郎への評価とほぼ一緒だよな。 「執念」とか「周到な作戦」とかいう単語は おおよそ環太郎のキャラから連想しにくいものなんですが。 部員勧誘の為に忍者コスプレするような奴なのに? ファクトリーって普通にこんな序盤で登場しちゃうんですね。 本当に対バルバロイ戦はパターン化されてるんだなあ。 侵入も、今までの小型の撃破と同じくあっさり成功だったし、 内部に入っても無敵っぷりは相変わらずなので、 緊張感はあまりないのでした。 けど、データの持ち帰り命令を普通に受諾してたのに コンピュータの操作が分からないアクアちょっと待て。 その瞬間、有能でクールなイメージが揺らぎました。 何その隠れた弱点……。 と思いきや、この世界では機械が扱える人の方が希少なんですね。 ……となると、ものすごく疑問が湧いてくるんですが、 同じく機械操作の知識が無いらしいリーティアは プログラム制御されてると思われる銃器を どういう原理で扱ってるんだろう。 「そういう能力」と言われてしまえばそれまでなんですが。 あと「四次元ポケット」言うな。 アクアの目隠しをしたモノが包帯だと判明して、 来るな、と予想した通りに来ましたカンパニー・マン。 区切る場所を変えるとカンパするニーマン。ちょっと切ない。 「ニ」と「ン」を入れ替えるとカニパンマン。美味しそうだ。 それはさておき、最初の行動が包帯で目隠しとは、 なかなか小洒落た技を使ってくれる。 最初に対峙したのがアクアという所に 色々とこの先の想像を巡らせてしまうのですが! っていうか、速報ムービーに挿入されてたアクアのぶった斬り絵、 こんな序盤の絵だったの!? アクア対カンパニー・マンのバトルが見られるのだと思って 期待してたのに! のに! や、これも対決は対決ですが、勝負になってないし。 しかも完璧なる空振り……。 速報ムービーではあんなにカッコ良く使われてたのに! いやしかし、こんな派手な絵を こんなバトルとは言えないようなシーンで使うなんて、贅沢というか。 カンパニー・マンの消滅していく際の霧みたいなエフェクトは良いね。 とにもかくにも、戦闘完全終了。 こういう完勝は過去に何度も繰り返されてきたのだろうなー。 リーティアの台詞中にあった「壊者」というのは 「パッチ」が壊れた人、という意味なんだろうか。 そういえば、無いと生きていけない位の言われ方をされてるけど、 実際壊れたりする人はいるんだろうか。 でもって、壊れてしまった場合、装着し直す事はできるんだろうか。 まあそれはともかく、「のんきこいた少女」って表現はないと思うんだ、 東出さん。 確かにリーティアの緩可愛さを表すのにいい表現だとは思うけど。 ちなみに、「のんきこいた」でGoogle検索かけたら、 検索結果2件。うちトップが東出さんの旧サイト日記でした。 カズナが心中で投げかけた問いへの答えが そのまま実際に義一くんの中でも生まれた訳ですね。 これだけ「パッチ」を使った戦闘シーンを見せた後に問われたら、 見てる人間からすれば、「パッチ」を装着するかどうかの回答は 1つしかない気がしますが、当事者としては判断の難しい所か。 しかし、ここで義一くんの選んだ選択肢が私的にクリティカル。 境遇が同じだからと雫の選択に自分の運命も委ねるなんて、 ある意味最も優しい選択じゃないかと思います。 過去に相棒的な存在だったらしき気配があるというのに、 記憶がない状態でも運命共同体宣言をかますこの男……! だから、そういう事を自然にやられると、 また雫を無下にできない度合いが強くなるじゃないですか……! っていうか雫は、過去がある分、他のヒロインに比べても 本編開始時の好感度が一番高くて良かった筈ですよね。 なのに、過去の記憶がすっぽり抜けている所為で、 むしろ他のヒロインよりも好感度が低いような気さえしてました。 カズナもリーティアも、会う前から義一くんへの好感度高そうだし。 だから、こういう好感度上がりそうな行動の積み重ねが 一番「距離が近付いていってる」って感じがするのが雫なのが、 考えてみればとても不思議です。 義一くんの着替えシーンはもっと不可思議だったけどな! 言葉としては定番中の定番といっていいシーンなのに、 これは何か……何かこう、微妙に違うだろ……。 お姫様抱っこの次は着替え覗かれイベントですか。 何このヒロインみたいな主人公どうにかして。 しかし、義一くんのSチックな言葉にも全く動じない雫はステキだ。 2人のシーンでの、カズナの登場の仕方は本気でびっくりした。 ゲーム中でもテキストになってない声が出てたので、 見ている人間は、その時義一くん達とシンクロしてたに違いない。 っていうか、義一くんと雫の会話はことごとく、 2人の過去の関係が気になって仕方がなくなるものなんですが。 その絆の強さは冒頭でもちょっと見られたけど、 冒頭のシーンに至るまでのもっと過去の話を知りたい。 一体どれだけの気心の知れた仲だったんだろう。 にしても、カズナはこの世界の話といい校長先生の話といい、 やたらにもったいぶる局面が何度もありますね。 でも校長先生の件に関しては、 明らかに驚かせて面白がる為に引っ張ってたと確信している。 やっぱカズナはそういうキャラでないと面白くないよね! という訳で、ようやく校長先生と義一くん達のご対面と相成りました! って雫の順応早ッ! 一片の驚愕も見せずに名前を訊けるその肝の据わり方は格好良い。 でも何でシミュレーション対象がリザードマンか。 トレンチコートの渋いリザードマン親父でも想像してそうですよ。 雫の適応の速さで、カズナの企みが半分失敗に終わった事は 可哀想と思うべきなのでしょうか。 でもその分、義一くんが派手に驚いてたからOKなのか。 その2人の反応の真反対っぷりは、正直面白かったです。 あとですね、個人的に少々気になったのが、 なんで初邂逅の時の校長先生の描写がヒロインと同レベル。 わざとか。わざとやってるのか東出さん。 そんなにも校長先生を推し立てたいのか。 今の所、間違いなくその計画は成功しているようですが。 カズナの説明によれば、喋る犬はそう多くないらしいですが、 人間の学校の校長をする犬はやっぱりここだけなんだろうなー。 校長先生の名前紹介時の画面に爆笑。 画面いっぱいに表示された名前の文字がさりげにイカしてますね! っていうか、台詞時の名前表示は「ポチ校長」なんですね。 それじゃあいくら良い台詞を言っても 可愛げなイメージがちっとも離れなくなりそうじゃないですか。 あと校長先生が校長先生になるまでの道は、 何というか……予想してなかったです。 まさか普通に教師として出世してきたなんて……! 確かに考えてみれば至極当たり前の経緯なんですが、 何かの理由で名誉職として校長をやっているのかと。 っていうか、森羅万象を学んでから教職免許を取るまでの説明を まるごとすっ飛ばさないでーッ! そのすっ飛ばされた部分が大変気になります私。 フォーサイスが学生主体で運営されてる理由、 ちゃんとあったんですね。 「学園都市」ってそういう意味だったのかー。 ここが作られた理由も、冒頭のシャノンの言葉とリンクしてる気配。 選択肢三度。 これは雫と関係があるのかないのか分からないので、勘で選択。 どうやら私の勘は当たったらしいです。 何故って、後の選択肢の方が雫の行動が可愛かったから! ……ここの、徐々に過去の手がかりが核心に近付いていくシーン、 ネタバレしてなかったらもっと緊張感あったのかもしれないと思うと、 先に結末を知ってしまっていたのが残念でなりません。 でも何にせよ、ようやく義一くんの記憶が戻りました。わあい。 それで真っ先に雫の所へ走っていく義一くんが…… そうだよね唯一の顔馴染みだものね話したい事いっぱいあるよね。 そして今度こそ為された、本当の再会。 ひたすらクールだった雫が、初めて感情を大きく動かした……! このシーンの雫の満面の笑顔は可愛すぎる。 でも、もう一つの選択肢はもっとたまりませんでした。 抱きつくとか! 抱きつくとか! 大事な事なので2回言っただけで、2回抱きついた訳ではありません。 もうこの行動で、どれだけ過去の2人が親密だったか 想像するに余りあるじゃないですか! 先の選択肢で見た満面の笑顔、 こっちだと抱きつき絵の一部だって分かるじゃないですか! 最高。大好き。たまらん。雫贔屓で良かった……! そういえば、機械を必要としなくなった世界で 機械と敵対してるんですよね、ここ。 先の段階に進んだ人類が、過去の遺物と敵対しているという構図は、 なかなか面白いなあと思ったり。 あと気になるのが、文章中の描写で 義一くんの回想するかつての仲間達の姿が 公開されているカラミティの面々にそれぞれ対応してるように 感じられてしまう所。 実際そう考えると、義一くんのヴォルケイノに対する態度や思考が 綺麗にはまってしまうし。 そうなると、身体は仲間のもので 精神だけがカラミティと名乗る存在に支配されてる感じなのかねー。 ところで、カズナの最後の「ようこそ」が 「すみあさ」の1シーンと妙に被ってるように感じるのは 単なる偶然か気の所為でしょうか。 よく見たら、髪の色までひよと一緒じゃないですか。 で、終わったと思っていたのに、 突然、直前の雰囲気からは場違いな、暢気なBGMが。 噂の冬コミ配布版オンリーの次回予告でした。 これ、何種類かある中からランダムで出るのか。 それぞれキャラ何人かずつ登場する模様。 とりあえず1つずつ雑感。 ・義一くん&雫 そういえばこの体験版にはエロシーン無かったですね。 こういうネタバレを義一くんが言うと説得力ありますねえ! ・リーティア&アクア&レナート 本編で披露されなかったレナートの毒舌がこんな所で大炸裂! ・義一くん&環太郎&レナート(&雫) 環太郎が本編より饒舌ですが部長にジョークが必要って誰知識。 ジョークの意味を真剣に考えましたが分かりませんでした。 最後の一言だけ出てきた雫のツッコミがミカベルチックだ。 ・義一くん&レナート(&女性陣) ベビプリ……。 あとどうしても胸の話は言わないと気が済まないのか義一くん。 ・リーティア&アクア&カズナ 「次回予告」という名の近況報告はやめようやブラザー。 もっとやれ(どっちだ)。 ネタに詰まったらとりあえずハマりものの話をする、これ常套手段。 私としては「悪魔合体」に反応せざるを得なかった。 ・校長先生&カズナ リア獣。なるほど、そういうのもあるのか! 校長先生のしかめ顔が良い。耳寝てる所が特に良い。 あと体験版が一〇八もあったら私リアルに死にかねません。 まさにリア終。上手い事言ったとは思ってはいない。 2回目にタイトルバーの変化に気付いて吹いた。 そんな微妙な所にまでネタを仕込むなァーッ! キャラそれぞれの話。 ・義一くん。 思った程変態じゃなくてびっくりだ……! あれだけ変態的側面を強調しているのに、 体験版だけだとむしろ思慮深い+微天然(双七的な)って印象に。 途中から駄目な方の本性を見られるシーンが出て安心したけど、 これからもっと変態的な言動をしてくれると期待。 でもレナートに対して「堕ちそう」とか言い出した時には、 そこまで節操無しか! と心配になったのは秘密。 その後、男に恋する可能性を 恐怖しながら力いっぱい否定してくれたので良かったー。 ・雫。 体験版を終えても、黒髪ヒロイン贔屓はいつも通りでした。 描かれたエピソードのどれもが、雫との絆を想像させるもので、 これはもう不幸になんてとてもできない。 正直最初は、口調の女らしくなさはヒロインとしてどうだろうと 思ってたりしてたんですが、実際見てみればいい感じだ。 基本クールでテンション低めなのも面白い。 だから逆に、珍しく感情が動いた時が可愛いのですね。 SDキャラで猫っぽさを感じまくる雫ですが、正面顔も猫っぽいな。 あとジト目顔も何気にお気に入りです。 この表情でクールにツッコミされてる所を想像するとたまらんね! っていうか、対雫の場合、設定とは逆に ヒーロー=雫、ヒロイン=義一くん になってもおかしくない気がとってもしてくるんですが。 ・カズナ。 今の所、時々ちょっと言葉のきついふわふわお姉さん、という感じ。 レナートにしょっちゅう遊ばれてそうで、気の毒。 もっと黒い面が出てくると素敵だと思います! 能力の全容が語られなかったので、隠れた特性がありそう。 それを使ってバトルに参加してくれたらいいなあ。 あと、個人的にどれだけ胸に関して言及されるのかが興味深い。 ところで、名字の漢字1文字目が私の名前1文字目と同じなので、 名字が出る度に何だか複雑な気分に……。 途中から名前呼びになってほっとした。 ・リーティア。 立ち絵の変化が、表情もポーズも一番大きい。 点目とか頭上に「!?」とか、 今まで東口さんのゲーム絵で見た事ないような表情(?)が新鮮。 両手広げてジャンプする絵も可愛かった。 表情と同じく、キャラも状況によってコロコロ変化するのが楽しい。 カリスマ溢れる軍人モードの勇ましさと 頭弱い子供モードの可愛さのギャップが最高です。 口調まで一変しちゃうんだものな。 しかもそれが一瞬で切り替わっちゃうのが面白い。 ・校長先生。 体高の関係か、立ち絵が表示できない(多分)のが 残念でもあり面白くもあり。 表情差分で出た、耳が寝てる絵が可愛いな。 顔パーツ以外での感情表現も出るのがいかにも犬らしくてステキ。 あと関係ないけど、名前に「ジュニア」が付いているという事は、 お父さんの名前が「ポール・チネチッタ」なんだろか。 そしたらお祖父さんの名前は何だろう。 やっぱり略すと犬の名前になるに違いないと踏んでますが。 ・アクア。 元気っ子リーティアとクールなアクアで、姉妹みたいな…… ……いや、むしろ親子……? 軍人モードのリーティアには有能な側近として、 子供モードのリーティアには優しいお姉さんとして、 アクアの方も違う姿を見せるのがいいなあ。 子供モードのリーティアの頭撫でてたのが、ほのぼのしてて良い。 で公開されてるあのシーンの妄想相手は誰ですか。 ・環太郎。 サイトにあるサンプルボイスだと「僕」って言ってたので、 一人称が「俺」だったのにちょっとびっくり。 状況か相手の違いで一人称が変わってるのかねー。 今までの東出作品での柴原キャラがよく喋るタイプだったので、 ぶつ切れぼそぼそ喋りが新鮮です。 しかしここまで単語を省略しまくる喋り方だと 内気で口下手というのを超えて、機械のコマンドっぽい印象に。 所属が諜報部である事と微妙に関係していたりするのかなあ。 ・弥生。 初登場時のインパクトが大変大きかった彼女ですが、 間延びしたキャラはやっぱ好みだ。 頭に手を当ててる立ち絵が無性に気に入ってしまったです。 あと台詞にちょこちょこ入る、妙に脱力感漂う間投詞も何か良い。 っていうか、「うな?」とか言ってるんですが弥生も猫系なのか!? 考えてみたら、マイペースっぽいので、猫っぽいキャラではあるね。 雫が日本猫で、弥生が洋猫(大型種)って感じ。 ・レナート。 腹黒毒舌キャラって紹介されてるのに、礼儀正しい少年だよ? きっとカズナと同じく、これからベールが剥がれていくに違いない。 ちょっとだけ見せたカズナへの悪戯は楽しかったので、 もっと色々(カズナを困らせる所を)見せてもらいたい。 ・ヴォルケイノ。 冒頭から登場なんていう扱いの大きさに、正直驚いた。 これはもう、ラスボスとして立ちはだかるルートがあるか、 かませとして無残にやられる役のどっちかしかないのでは。 以上、本編感想でした―。 進めながらセーブタイトルも逐一チェックしてたんですが、 今回も大変ひどいので、一覧を書き出してみました。 以下、「エヴォリミット」体験版のセーブタイトル一覧ー。 選択肢の先のタイトルは、選択肢の内容を( )内に表示してます。 ※ちなみに選択肢の文章は簡略化しております。 - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - ・挑む者 ・覚醒 ・ボーイミーツガール ・(差し伸べる)手を洗おー! ・(差し伸べない)優柔不断は大敵 ・トゥモロー・ワールド ・人類アップデート ・選択肢 ・ファーストサービスシーン ・忍者とショタ ・小さき勇者 ・不死身神父を倒しきれる程度の威力 ・問題山積み ・そして再び向かい合う ・(歴史/地理)いや~、バレバレだわ ・(地理/歴史)いや~、バレバレだわanother ・それでは正解VTRをどうぞ ・次回予告(※冬コミ配布版のみ出現) - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - 以上! ……セーブタイトルに関するツッコミを少々。 ・既に映画のタイトルが出現している件。 ・自分から「サービスシーン」とか書いてる事に吹いた。 ・「忍者とショタ」とか、適当かつそのまんまにも程があるだろう。 ・「~程度の威力」が「~程度の能力」に見えて、 「東出さんが東方ネタを!?」と意外に思ったりとか。 ……や、「不死身神父」の方は言うまでもないと思って! ・バレバレ云々×2種ってBBでも使ってませんでしたか。 それにしても、今回もシリアスなシーンで変なタイトルは健在だな! むしろシリアスなシーンの時こそネタに走ったセーブタイトルにする、 それが東出クオリティ。 うっかりセーブタイトルを確認しようものなら シリアスな雰囲気が根こそぎぶち壊しになる事請け合いです。
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