2009,12,16, Wednesday
Amazonのマーケットプレイスで注文した、
「あやかしびと 百妖草子」が届いたよ! ![]() 前からずっと探していたものの、 帯・ピンナップ付でお手頃な値段というのがなかなか見つからず、 今回やっと条件に見合った品物を発見できたのです! とりあえず文字情報に関しては一通り読了。 ……色々と書きたい事もあるけども、1日置かせてください。 たくみんの言葉を読むだけで、どうしようもなく切なくなるのです。 未だに引きずってるんだなあ私。 (以下、12/17追記) という訳で、「百妖草子」の話。 個人的には裏設定とか開発サイドの裏話とか 文章媒体の資料的意味合いで読みたかった本でありましたが、 全ルート分のストーリーの流れも各シーンのCG付で載ってたのな。 あと攻略法も載ってた。 タイトルに「CG&設定資料集」とあるので、 ストーリー概要や攻略法が載ってると思わなかったんだ私は。 ……そういうものなの? でもって、どっちもゲーム中のセーブタイトルが併記されてるやん。 ばっちり書かれた「※ここは戦場です」には吹いた。 なので、あやかしはこれ見ればセーブタイトルが全網羅できる? と思いきや、あくまでダイジェストで話を追ってるだけで セーブタイトルの網羅まではしてないみたいですね。 しかしともかく、個人的にこの本には、 ビジュアル部分には価値を見出してはいなかった訳です。が。 あの怪獣大決戦の見開き2ページの為にでも 買う価値はあったと思った。 あそこだけ他のページとデザイン違うじゃないさ! 背景色も違うし、 第一、背景が文章で埋め尽くされてるページなんて他に無いよ! あのページ開くと、あのシーンを見た時の興奮がはっきりと蘇るよ! あやかしで、あのシーンがどれだけ特別な意味を持たされているか (あるいは編集サイドor開発サイドの趣味か) 呆れる位に感じたページだよ! 大好きだ! 自分でも何でこんなにあの怪獣大決戦が好きなのか分かりません。 でも一番燃えたのがあそこなんだ。 ちなみに、一番面白かったのは薫ルートラストの先生対決。 何で主人公置いてけぼりなん? 一番泣けたのは虎太郎先生のネコマタエピソード。 一番笑ったのは狩人初登場シーン。 一番好きな女キャラは刀子。 一番好きな男キャラは一兵衛か烏天狗……え、選べない! 一番好きな無機物キャラは自転車(クドリャフカかも)。 一番好きなルートは刀子ルート。 一番好きなエロシーンは刀子2回目。 一番好きな九鬼先生は刀子ルート。 一番好きな絵は文壱を構えた刀子。 一番好きなSD絵はにじりレインコートすず。 一番楽しかったのは薫ルートの豹変後零奈。 一番「それどうよ」と思ったのはすずルート終盤のくるみ。 一番許せないのは刑二郎と伊緒が1ルートでしかくっつかない事、 そして最後のすずルートでくっつかない事。 本当にそれだけは東出祐一郎マジ赦せんレベル…… と言いたい所ですが、BBではそういう意味での不満が消えたので (アッシュ×キャロルとか)赦す。 何だかんだでまとまった語る機会を逃してたので、 ついでに色々と書いてみました。 あとビジュアル面に関しては、 オフィシャルで使用された絵が大量に収録されていたのも、 当たり前とはいえ有難かった。 でもまさか、あやかし発売前のTGに載った A-10氏画の「FCあやかしびと」まで載ってるなんて思わなかったよ! ただ、掲載時には周囲にレイアウトされてたレビューコメント部分が 収録されていないのは、残念でなりませんです。 あのクリアしてなきゃ本当の意味が分からない、 ネタバレ満載な東出さんのコメントも楽しかったのに! っていうか、スキルのある人、マジで作りませんかねアレ? 設定資料的な面の話。 あやかしキャラのステータスってこっちが初出だったのか……! キャラコメント付けてるのは東出さんだよね。 結構知ってる内容もあったけど、初めて知る話もあって面白かった。 でもって肝心本命真骨頂、インタビュー&スタッフのメッセージでは、 まず何より、たくみんの「楽しんでもらえるものを作ろう」という姿勢が 文章の至る所からこれでもかという程に出ていたのが印象的でした。 東出さんに対して相当スパルタだったというのは知っていたけど、 ここまで厳しいとは……。 挙げられてる具体例に、東出さんに同情したくなってきたですよ。 そして完成した「あやかしびと」の出来に どれだけたくみんが貢献していたのか、思い知ったとです。 でも、どんなに厳しい事を言われても対応してた東出さんもすごいな。 何にせよ、たくみんの作品作りへの真摯な姿勢と それに応えるスタッフ達の努力が 今ある「あやかしびと」を作り上げたんだなあ……というのが 深く納得できました。 それだけに、たくみんの言葉が切なすぎる。 インタビュー中で語られてる次回作は間違いなく「はるはろ!」の事。 そして、厳しすぎるとも思える程に真摯な、たくみんの思い。 この本の発売当時は、そう遠くない内に実現する 確かな未来への布石として輝いていたそれらが 今はもう失われてしまったという事実が、悲しくてたまりません。 ……なんか湿っぽい締め方だなあ。 しかも「湿っぽい」と「締め」でかけてるじゃん、とか 非常に下らない事を考えてしまった自分がちょっとイヤ。 とりあえず、作品そのものとは関係のない 東出さん個人に関する話は次の記事で。
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=655 |
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