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ニトロコンプリート「居酒屋対談」
これが! これが何よりも楽しみだったんですよ私!
この本が出るという情報を最初に知った時から
東出さんも何かしらの形で参加してくれるんじゃないかと期待してて、
フライング情報で「鋼屋さんとの対談があるらしいよ」と聞いて
その情報の真偽が不確かな状態でもわくわくしてたってもんさ!
あるとしたら「Fate/ZERO」みたいなSSの寄稿かなー、
という予想をしてたんですが、
東出さん自身が語るなんてむしろSSよりも嬉しいかもしれない!

そんな待ちかねたモノだったので読むのが非常に勿体無く、
対談のページは開くものの、通して読む事ができなくて、
目に入った場所をバラバラにちょっとずつ読む、というのを
かなりの回数繰り返したという。

で、肝心の内容ですが。
ものすごい充実っぷりでした。
旧知の仲の鋼屋さんとの対談という事で、
2人の出会いやらこの仕事に就くまでの経緯やらも語られて、
その辺りに関しては既に知っている内容ばかりだったんですが、
やっぱり本人達の口から語られると、また違う面白さがあるなあ。
でも下手に知っている分、1フレーズごとにツッコミ入れたくなった。
だってあまりにも真面目な言動しかしてなかったかのように
語るんだもの2人共!
当時のお二方のエピソードの愉快さには散々楽しませてもらったので
ツッコミ入れたくなるじゃないですか、やっぱり。
でも話の中に侍魂やちゆ12歳の名前が出てきたのは懐かしかった。

にしても、嗜好でいうと本当に変わってないんだなあこの人等。
確かに東出さんは今も昔も二挺拳銃とゾンビと巨乳の人だ!
っていうか、その中で出てきた絵師さんとの胸のサイズの話って、
セルマに関して東出さんがそういう事を言ってたというのを
東口さんの本で見た記憶はあるけど、
どうもつい最近の事を語ってるようなニュアンスのような……
それって新作の話なの? どうなの!?
ちなみに私はセルマ位のサイズが好きですが!

あと、やっぱり自分の趣味をいかに入れるかは考えてるのか!
東出さんの作品は本人の趣味が出てる所が好きなので、
本人もそれを考えているというのが嬉しいというか、
ぶっちゃけ、そういう楽しみ方をしても良いんだな、と安心したり。
でもさらりと趣味97kgとか言うな。面白すぎるから。
や、そういうのが好きなんですけどもね!
本人も自覚してるニッチ寄りな嗜好を
どう受けるよう加工してるかを考えるのも勿論楽しいのですが、
単純にニッチ寄りな嗜好が出てる部分を探して楽しむのも好き。

けどこの対談で一番収穫が大きかったのは、
2人の創作スタンスが垣間見られた事でありましょうか。
特に東出さんは、そういうものを語る事が全然無いから、
貴重な話を読めて、本当に有難かった。
そういう意味でも、この対談を企画した人はGJすぎる。
いくら鋼屋さんとの長年の友人とはいえ、
ニトロとは直接は東出さんを対談相手に選定してくれた事に
心から感謝の念を送りたい所。

ちなみに、自分で二次文を書いた経験がある影響でか、
創作スタンスに関する話は、作り手側の視点で読んでました。
やっぱり実戦真っ只中にいる人の話は参考になるなあ。
しかもそれが好きな作品の作り手である東出さんなんだから尚更。
「後味の悪くならない結末になるよう心がけている」という話が
何よりも嬉しかった。
や、心に残るバッドエンドも良いものだとは思うけど、
やっぱり一番好きなのはハッピーエンドなので。
っていうか、虚淵さんの作風とあえて被らないように心がけてた、
というのは思ってもいない事でした。
東出さん、虚淵フォロワーという言われ方もされるからなあ。
でも東出さんが持つ、虚淵さんと違う魅力は何かと問われれば、
その中に結末の雰囲気の違いというものは確実に入ってると思うので、
だとしたら東出さんの心がけっていうのは成功してる事になるんだなあ。

対談の内容に関しては、そんな感じで。

ですが私としましてはやはり、素の東出さんの語りがたっぷり見られ、
しかも相手が気心の知れた鋼屋さんって事で、
割と砕けた感じがするのが嬉しくてたまらない訳でして。
もうここまでだけで一体何回「嬉しい」と書いたか分からないけど、
それだけ本当に嬉しかったんだよ仕方ないんだよ!

いやもう、人称が「僕」「俺」が混在してる所とか、
真理を突かれて反論できなくなってる様とか、
あと親しい相手に見せるような口調とかが可愛くて!
でも創作スタンスを語る時はきっちりプロの表情というのがまた良い。

つまり最終的に何が言いたいかといえば、
やっぱり人間的にも東出さんは好きだなあ、という事なのでした。

ここからは余談的に、対談そのものとは関係ない話。

個人的に嬉しかったのが、東出さんの肩書きに、
「シナリオライター」と一緒に「ライトノベル作家」とも書かれていた事。
そうだよね、オリジナル小説も出したものね、
もう名実共に作家を名乗ってもいいよね!

……あとは、東出さんが久しぶりにたくみんの名前を出した事。
ライターになるまでの経緯を語るのに外せない人というのは
勿論分かってはいるけど、それでも、何だか嬉しかった。
propellerを退職してからのたくみんをどう思っているのか、
東出さんが口にする事は未だに全く無いけれど。

で最後にひとつ。
そんな感じなので、内容に関しては大満足だったんですが、
1つだけ、どうしても1つだけ、ツッコミを入れて良いですか。
東出さんの紹介文、めっちゃWikipediaの記述から引っ張ってませんか。
何かね、使われてる言葉にものすごーく見覚えあるんですよ。
この部分を書いたのは編集部の人なんだと思うのですが、
信頼性が薄いとよく言われるWikipediaを参考にしなくても……
と、つい思ってしまったのでした。
お陰で、対談自体は嬉しいのに、その事だけで私にとってこの本はある意味黒歴史と化しました。だってWikipediaの東出さんの項目編集してその文章書いたの、私だもの。これほど信頼性の無いものはないってものですよあっはっはー。

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