2009,05,12, Tuesday
TECH GIANに掲載された「あやかしびと」の小説を一気読み。
「クロノベルト」連載に合わせて、あやかし発売当時に載った短編を pdfで収録してくれたのは、本当有難かった。 いやー、それにしても、4作全部がドミニオンサイドの話で、 本編で物足りなかったドミニオン分がめいっぱい堪能できました! やっぱ私、学園内の話より、こういうキナ臭いバトルの方が好きだ。 という訳で個別に軽く感想など。 「狗二匹 猿二匹」 九鬼先生メイン、に見えて相手の人妖側の描写の方が多かった。 一端決着が付いた後の展開に唸る。やられた。 なるほど最初の方のが伏線だったかー。 そういえば、これは両サイド共「コンビ」の話だ、とか考えると もっと楽しくなる。 「蘇生視線」 ゲーム本編で概要が語られただけだった話か、これ。 こういうサイドストーリーは大好き。 百目だけ、先祖の妖怪の力を発現してるのとはちょっと違うのが 不思議ではあったり。 しかし、腕にびっしり目があるのは本気で怖いな……。 薫への催眠術がギリギリで失敗したのは、幸せな記憶とトラウマが 1つに繋がっていたからという事なのか。 どうでもいいけど、悪魔くんのEDを思い出したら止まらなくなりました。 「Gun Blade Gun」 光念兄弟の話だ! 「ワーカホリック」なんて真面目な単語、輝義には似合わなそうだけど こいつらの場合、「バトルジャンキー」と同義だものなあ。 最初に一反木綿が出てきた時、砂かけ婆とか出てきたら鬼太郎だ、 とか思ったら本当に続けざまに鬼太郎ファミリーが出てきて笑った。 そのまま全員鬼太郎ファミリーか、と思いきやそんな事はなかった。 そんな、期待を微妙に裏切る東出さんが好きだ。 「自動人形」 思考を読む敵と戦うというシチュエーションは昔から結構あったけど、 そういう打開策で来たかー、と。 “自動人形”のキャラの所為か、格闘戦が続くのに妙にクールだ。 怒涛のように一気に流される思考と、文章で書かれない思考、 2つのバランスが良い。 先祖が同じという事は、この“自動人形”、もしかして陽太と親戚? 今までに書かれたあやかしの小説は、この4作で全部なのかね? 前から何度も言ってるけど、TGに掲載された小説、全部まとめて 単行本化してくれないかなあ。 足りないページはBBの短編を入れると良いと思うのですが。
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