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小夜音はあくまで小悪魔です!? 2
本当ならバベルを開始する予定だったのですが、
色々と下準備に手間取っている内に結構な時刻になり、
このまま寝ても半端だからその半端な時間に読んでしまおう、
という経緯。
まあ、同じ天使と悪魔と人間の話という事で
バベルの前哨戦的意味合いもあり。

1巻の感想と同じレベルの軽い雑感、ネタバレ無しでさらっと。

天使に「死」の概念がないお陰で、
どれだけ派手に戦闘を繰り広げても重くならないのは
人によって長所にも短所にもなりうると思うけれども、
個人的には、重苦しくならない所は長所の方。
「ケモノガリ」が殺伐極まりない世界なので、
「小夜音」の緩さにものすごくホッとしていたり。
1巻に比べても、過度の重さが外れて、
シリアスに偏らずに適度な緩さを保ってくれているのが良いね。
というか、1巻の時はギャグやっててもシリアスがちらついていたから、
ちょうどそれが反転した感じ。
これ位のノリが好きです。
明かされた真実は、1巻の時よりも更に重くなってしまったけれども。

2巻の緩さの一番の立役者が、今回新登場のガブリエルな訳ですが。
最初に2巻のあらすじが出た時、
引きこもりガブリエルなんてどんな残念っぷりだよと思ったら、
残念どころかえっらい萌えキャラじゃないですかー!!
確かに引きこもりで小心者だけど、やる時はやる超頑張り屋さんで
結構押しが強かった。
そのギャップが下手したら小夜音以上にツボでどうしよう!
更に、いざ戦闘が始まったら、まさかの拳で語る系。
色々な意味で良い方に騙されました。東出さんGJ!
というか、ロリ巨乳で肉弾系でミリタリ好きなんて
東出さんの嗜好を具現化しまくりすぎじゃないですかね!
趣味は本当吹いた。
羅列される映画タイトルに爆笑した。
三角関係のラブコメっぷりも楽しかったです。
嶽人の天然っぷりが、関係を複雑にもするし執り成しもするし。
それでも、あくまで嶽人にとって小夜音が特別なのは
変わらないみたいですが。
ちょっと雲行きが怪しくなる度に本妻主張する小夜音も可愛かった。

……と、ガブリエルはいいんですが、ミ カ エ ル が 。
何 この 残念 天使長 。
世の創作物にミカエルは数あれど、ここまで駄目なキャラもそう無い!
どんだけシリアスに決めても、残念っぷりが全部帳消しに!
大好きですが。

メフィストフェレス一家がきっちり総出で登場してくれたのは
私的にめっさ嬉しかったです。
メフィスト婆ちゃんがまたいい役(色んな意味で)を……!
何気に嶽人に対しても特別枠なのが凄いと思う。
婆ちゃん、作品世界のワイルドカード扱いなんだなあ。
それにしても、メフィスト一家の団結っぷりの素晴らしさときたら。
ヨミまで一丸となっての裏工作には感動が止まりません。

しかしまさか戦闘がここまで一気にスケールアップするとは。
といっても、基本、嶽人側が無双していただけな感じだし
本当の意味での「戦死」が描写されている訳でもないので、
規模の割に軽い、消化試合的な雰囲気ではあったような。
というかそもそも、嶽人が狙った決着法に持って行く為の
布石的意味合いもあったのか。
なので、私的にこの戦闘の注目ポイントは、
ベルフェゴールさんもやればできる子なんだよ主張。
二転三転しての決着の付け方も、裏をかいたあっさり感がいい。
……が、ガブリエルとミカエルの力あっての展開でもあるので、
計略としてはちょっと穴大きすぎではないか、とも思ったり。
でもなんだかんだで嶽人は今回もきっちり主人公してくれたので
良かったですね!
もしや村正は、楼樹君におけるククリナイフと同じ扱いなのか。

で。
このラストの引きは一体何ですかーッッ!!!
「ケモノガリ」4巻の引きと同レベルだぞこれ!
3巻いつなんですか東出さん!
ああでも次で完結だと思うと、すぐに出ないで欲しい気持ちもあり……。
本当、2巻は1巻よりも更に楽しくなってきたので、
次巻で完結というのが残念でなりません。
方針が変わって、もうちょっと続けてくれないかなあ。
年1作以下の刊行スケジュールでも構わないから。

ところで、5章タイトルやら作中の北派円華拳やらには
東出スキーとして超反応してニヤリとせずにいられませんね。
作品が増えてからの東出さんは、こういう他作品ネタを
ちょこちょこ入れてくれるようになったのが結構楽しい。
そして、村正VSアスカロンという構図にニヤリとした人もきっといる筈。

でもって余談ですが、1巻冒頭の方向音痴解説に続いて
2巻のひきこもり描写がやたらにしっかりしていたのは、
やはりインドア派の東出さんの基本パターンだからでありましょうか。

最後に、著者紹介とあとがきについて。
今回も東出さんが著者紹介を自分で書いてくれてますねやったー!
……さて、執筆当時プレイしていたのは何のゲームだったかな?
(と今年上半期の東出さんのtwilogを見返して、発言に和んだり
エイプリルフールの自作の小ネタ連発を読み耽ったりして
気が付いたら小1時間経過していたのは基本仕様です)
あとがき。
東出さんがマジで普通にスマプリ見てた上に、
噂のウルフルンさんがお気に入りでかつカップリング有りだとう!?
畜生なんで私スマプリ見てないんだ!!
そして、ラストにバベルの宣伝が入ってたので、
バベル本編を始めるより先に読んでおいて良かったって思いました。
でもね東出さん……発売日、そこに書かれてる予定から、
更に2ヶ月後に、なったんだ――

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