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ジャッジメント・オーバーマン第5話
……あれ、まだ5話……?
まだ半年もやっていない事がびっくりだ。
まあ、連載開始の2ヶ月前から予告カットは載っていたので、
情報公開第一報から数えれば半年は経過している事になるけども。
先月号から烈風の出自に関わる展開が入ってきていたから
そう感じているんだろか。

ところでこのタイトルの長さは正直大変めんどいのですが、
しばらく動いていなかった東出さんの「The Interviews」が動いていて、
東出さんにより「ジャーマン」という略称が提唱されておりました。
……うん……確かにそれ以外にすっきりした略称は
自分でも思いつかなかったです。
でもなんかそれ「投げっぱなしジャーマン」とか思い出しちゃって
不吉なんですが……。
略称に合わせて作品まで投げっぱなしになりませんように。
マジで頼みます。

そういえば最近、しばらく動いていなかった作画の九二枝さんのtwitterが
久々に動いておりましたが、脚を骨折してたのか……。
そんな状態でも連載が途切れず続いていた事に頭が下がります。

という訳で今号!
毎号載っていたカラーページがありませんでした……。
次はきっと髑髏警部と眼鏡っ娘部下の番だと期待していたのに、
特集ページ自体が存在しないとか……。
きっと東口さんがギルクラロスクリで忙しいので仕方が無いんだ、
と思う事にします。

ですが本編はきちんとしっかり燃えたので無問題!
前号から始まった烈風の因縁対決の本番ですが、
やっぱ久々津所長のキャラは最高だなあ!
ポーズだけでキャラが立つ。台詞のテンションが楽しすぎる。
今号の言動全てがナイス外道っぷりで、最高に素晴らしかった。
なので久々津所長大活躍回……と言いたい所だけども、
榮二の方も最高に格好良い主人公っぷりを発揮してくれたので、
主人公と敵の共に輝いていた回としておきたい。
それも、戦闘以外の部分で、というのがポイント。
榮二は相変わらず台詞のカリスマさ加減に燃えますが、
最後のコマのあの表情にやられた。
まさに不意打ち。

この作品の何が素晴らしいかって、
東 出 さ ん の 作 っ た 話 の シ ー ン 全 て が
一 枚 の 絵 と し て 見 ら れ る
という所ではないでしょうか。
ゲームでも小説でも、絵の数やサイズの制約は
どうしてもかかってこない訳には行きませんが、
漫画だとその制約が外れて、全シーン最高の構図で見られるのです。
それがどんなに素敵な事か……!

ネタバレ感想はこの先にだらだら。

という訳で、今回はようやく本格的な戦闘突入。
本気で殺るモードの榮二に追い詰められてもう退場なのか久々津さん、
と思ったら意外に往生際が悪かった。
嬉しいです。
こんな面白キャラをあっさり退場させるなんて勿体無いからね!
っていうかヤバい久々津所長。
今号のキャラの立ちっぷりに、私的東出キャラ内ランキングの
上位に迫る勢い。
テンション高い、自己陶酔極まった外道台詞を
どうしてそう、いちいちナイスなポーズ付きで放ってくれますか。
背景まで操っちゃってまあ。
周囲に羽根舞い散らせながらの演説はマジ楽しかったけど、
その後の数ページの行動がヒドすぎて……最 高 で し た 。
あの一連の流れは今回一番の見所だったといってもいい(のか?)。
榮二の一撃を避けたのにはびっくりしたですよ。
背後から戦闘員を操るだけのタイプにしか見えなかったのに。
……と思ったら何! 「研究員バリアー」て!(大爆笑)
ガチ戦闘に入ると見せかけてそれかよ!
ミカベル漫画の世界に紛れ込んだのかと思いました。
その前の含んだ表情とのギャップが! ギャップが!
ギャグマンガ定番ネタをシリアス戦闘で見る事になろうとは……。
その後の逃亡ポーズも、なんでそんな「スタコラサッサ」とかいう擬音が
えっらい似合いそうなんですか!
で調子こいてた所からの一瞬での転落っぷり。
くそう言動全てにツッコミを入れずにおれない……!
本当にもうこの数ページの悪役の王道行動フルコースといったら、
感動しすぎて腹筋が痛い。

っていうか、アキラもまたいいタイミングでやってくる。
能力的に、榮二のサポートをするのが基本的役割分担のようで。
タイミングが絶好すぎて、何だかすごく頼もしいよ……?
どうあっても久々津を見逃すつもりのない榮二の容赦の無さも、
歴代東出主人公の中でも屈指の厳しさでカッコイイ。
イっちゃってる言動の敵には高圧台詞で対抗という訳ですね、
ブラボー。
この時の、テープ抱えて優位に立った榮二の不敵な表情が
またたまりません。
本当にこういう表情似合うなあ榮二は。

で、散々愉快な言動で楽しませてくれた久々津所長ですが、
まさか怪人になってガチバトルする事になるとは。
あの、前回の時に予測したものがすごい勢いで的中してるんですが。
卑怯な手を使っての逃亡の方は未遂に終わりましたが。
って「蟷螂拳」言ってるけどむしろガチ蟷螂だから!
蟷螂型の怪人とは、これまたこの人らしい姿で。
成程だから自分の手で実験体に手を加えていたのか。
以前に出た蜘蛛といい、今度のカマキリといい、
虫タイプの怪人はよく敵に回るなあ。
戦闘モードになってからの久々津所長は、愉快な言動はどこへやら、
烈風装備の榮二と互角でびっくりだ。
あんなヒョロい頭脳労働型悪役がこんなに凄い体裁きを見せるとは、
誰が想像し得ようか。
拳と言いつつ実質二刀流のようなものなので、
榮二との剣戟シーンが普通の意味で楽しい。
逆に、怪人と互角に戦える身体能力を持つ榮二も凄いけど。
怪人の身体能力が高いからか、決着は不意打ち気味ですな。
決着までの2人のコンビネーションは、今回もまた魅せてくれました。
一旦分離したのに、締めはまた2人一緒、というのが良いんだよ!
実験体を自分のモノのように扱う人間に対し、
知らない能力を行使して驚愕させる、というのは
相手のプライドを打ち砕く格好のシチュエーション……爽 快 だ よ ね !
斬るのが得意な相手に、斬撃で止めを刺すのも気持ちいい。
しかし、作った本人なのに、しかも熱心に研究しているのに、
烈風の能力を把握していなかったというのは気になる点。
久々津所長が実験結果を見る前に、烈風が研究所を離れたという事なのか。

他にも所長との会話では色々気になる点が出てきましたよ。
っていうか、烈風を生み出した張本人というから
もう話の中核に切り込んだのかと焦ったら、
まだその上に国家規模での策謀が絡んでいるとは。
つまり、別に展開が急だった訳ではなく、
まだ序章が終わったに過ぎない、という事だったんですね。
そしてこの先は、更に追う相手のスケールが大きくなる訳ですね。
良かったー!
まだまだ先は遠そうで、不安が杞憂に終わって本当良かったー!

決着がついた後の、榮二のなでなでは和む。
戦闘の時はあんなに凶悪な表情をしているのに、
戦闘モードから離れて烈風相手になると優しい兄ちゃんだなあ。
烈風の中でも因縁の相手と決着がついて、
一つの区切りがついたんだろうか。

今回はまた榮二のバトルが中心だったので、
他のメンバーの描写はかなり少なかったけど、
聖とコンスタンツェの対抗心ありまくりの会話は今回も絶好調。
コンスタンツェが研究員に無慈悲だったのは、
絶対聖との件で腹の虫の居所が悪かったからに違いない。
返しの台詞「無理やり手伝っている」が面白かった。

ちなみに、久々津所長を倒した直後に爆発した時は、
そういう風に所長orその上の指導者が仕込んでいたのかと思った。
単に聖達が仕掛けて回ってたモノなんですね。
しかし、怪人を倒したら爆発するなんて、なんという特撮のお約束。

でもってこれにて戦闘が完全終結。
榮二と烈風を信頼しきっているのが分かる、聖の表情と台詞が良い。
「無事」とか「生きてる」とかじゃなくて、
「空を翔べる」なんて繋げ方はちょっと予想外の方向でした。
そう、予想外。
久々津所長のガチバトルも予想外。
その他色々予想外。
ですが。

最後のコマの榮二の笑顔が、一番予想外だった……!

榮二の笑顔といえば、敵と対峙する時に見せる、
不敵で凶悪なものばかりだったのに。
あんなにも満面の爽やかな笑顔なんて、不意打ちすぎる……!
あの笑顔は本当やられた。
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