2011,02,20, Sunday
藤原祐氏のtwitterでのこの発言を受けての、東出さんのこの発言。
ああそうだよなあと、まず真っ先にそう思った。 東出さんは、0から入社試験を受けてライターになったのでも、 新人賞に応募して作家デビューしたのでもないのですよね。 それはある意味、飛び級的な進み方だと思う。 もしかしたら、そういう東出さんの経歴は 「きちんとした」段階を進もうと必死に努力している人から見たら 羨ましがられたり、あるいは嫉妬されたりする事もあるかもしれない、 とも、実はずっと思っていたりします。 でも私は、そういう過程を経てきた事も 東出さんを好きな理由の1つなのです。 だって、これこそがまさしく、マリみての蓉子の台詞と同じ、 「好きなものを書いていたら、書くのが仕事になった」でありますから。 勿論、商品として成果=売上を出さねばならない以上、 同人のように完全に好きなものを書ける訳ではないのだろうけれど、 それでも、東出さんは自分が好きなものを第一に書いているのだろうな、 というのが、作品見ていてもよく分かる。 その辺りは、一昨年出たニトロコンプリートに載った鋼屋さんとの対談で 東出さん自身が語っていた事でもありますが。 好きな事をしていたらそれが仕事になり、 好きなようにやらせてもらえて生活の糧になっている。 ――理想的な生き方だと思う。 で、そこから更に考えたのです。 東出さんがあまり作家然とした態度を取らないのは、 もしかしたら、そういう出自の為なんじゃないか、と。 ええとこれ、 同じガガガの作家である渡氏への、このリプライ。 東出さんの場合、常に初心を忘れないよう意識しているというより、 流れるように書く事が本業になってしまったので、 本人の気分としては、サイトで好きなものを書いていた頃から あまり変わっていないのかもしれないなあ、 などと考えてしまったりする訳です。 だから、自身が作家として特別視される事も あまり嬉しく感じない人だったりするんじゃないかとも。 っていうか、twitterアカウント持ってる作家さんは沢山いるけど、 ここまで自作の事を語らない作家さんは希少じゃないですか。 もしかしたら「ファンサービス」という単語からは最も縁遠い人じゃないか、 とまで思えてきてしまいますよ。 真に良作なら、作家個人の動向など関係なく評価される。それは真実。 でも、作家個人への好感度が作品への購入意欲に影響されない訳でもない。 それもまた事実。 東出さんの気質だったら、もっと作家としての姿を見せても、 好感度が高まる事こそあれ、悪化する可能性は低いと思うのだけどなあ。 ……単に、プロの作家らしい態度を取るのが気恥ずかしい、 照れ屋さんなだけかもですが。 そう、思っていたのです。 東出さんは二次で文章書いててそれがライターになって ついにはラノベも書くようになった。 そういう人なのだと。 だけど、私は知りませんでした。 東出さんが魔法少女に転身を遂げていたなんて。 東出さんがどんな願いを望み、契約をしたのかは分かりません。 東出さんの願い事といったら ゾンビの人気が世界中で高まる事位しか考えつかないけど、 どうやらその意見は万人共通らしいのできっとそう。 東出さん自身は、願いが叶ってとても幸せなのかもしれない。 身体がゾンビのようになるのも、ゾンビ好きの東出さんなら 大喜びしているかもしれない。 ですが、なってしまったものはもう戻れない。 もしかしたら今この時も、東出さんは人知れず孤独に戦っているかと思うと、 胸が締め付けられてたまらなくなります。 どうか、生き延びてください。 私にできるのは、ただそう願う事のみ。 ゾンビ好きが高じて自分自身もゾンビになるなんて、 自分の好きを貫くにも程があると思うよ東出さん。 ……すみませんこれに繋げる為だけに超長い前振りかましました。 ボケにツッコミが入って嬉しそうですが、 ならば私はあえてボケを通そうと決めました。 それにしても、32歳眼鏡っ漢魔法少女か……新機軸でいいなあ……。 どこが斬新かって、30歳魔法使いと言えばど(省略されました) そういう訳なので、どなたか魔法少女モードの東出さんを 絵に起こしてはくださいませんかー! できればオフィシャル絵のあのマスク無しの素顔状態で!
| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=980 |
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