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BLOGNPLUS(ぶろぐん+)

シャノン語り、という程でもない話
今回も、ネタバレなので当然隔離。

ここで書くのは、あくまで個人的な意見でしかない、
と先に言っておきます。

シャノンに関して思う事その1。
シャノンは「進化の行き着く先を見たい」が目的だったそうだけれど、
人気投票のキャラコメントのいくつかを見ていると、
むしろ、「停止する事が怖かった」とも取れてしまう。
「止まるのが怖かったのでひたすら進み続けていた」
と解釈すると、随分と印象が変わってしまいますが。

だから雫ルート最後、自身が宇宙になって満足したのは
進化の果てが「終わり」ではなく「始まり」だったから、
だったりしないかと。

その2。
どのルートでも、最終局面での選択肢として
「進化を選ぶ/選ばない」という二択が出てきます。
でも、そのどれもが、
進化を選ばない道が正解と取れる流れになってますね。
まあ、止めても別の進化の方向性が示唆されるので、
その辺りは解釈が難しい所ではありますが。
で、進化を選んだ場合、義一くんは人間を超越してしまい、
結果、人間的な感情を失ってしまうというのが共通な訳でs。
それで思い出すのがDr.マンハッタンさんであり、
じゃあ義一くんの行く末に関する元ネタは「ウォッチメン」か、
などとつい解釈してしまいたくなりますが、
たまたま自分が知ってる範囲で当てはまるのが1人しかいないだけで、
実際は全然違う所から得た発想なのかもです。
そもそもマンハッタンさん自体がパロディの産物らしいし。
それはともかく、気になるのが
「進化の果てに人間的な感情が消える」という所。

人間らしさの喪失に関しては、階段を登るデメリットとして
作中でも語られているし、
ファントムキラーや雫ルートの環太郎、
&もしかしたらリーティアルートでのリーティア等、
階段を登ったほとんどのキャラにも共通する所ですが。
……雫は登っても変わらなかったけど、まあ雫なので!
そもそも個人的な感情の動きのない筈の端末種の癖に
やたらめったら感情的という時点で既に矛盾しているので!
だから、雫ルート以外で義一くんが1人で階段を登った場合は
人間らしさを喪失するのに
雫ルートで2人で登っていった場合は喪失しないのも、
きっとそういう雫の特殊性が理由なんですよきっと!

が、同じ場所に先に到達していたシャノンには
そういう元の人間らしさの喪失が、一切見られない。
人間的な情を持ちつつも駒として利用する事を躊躇わない性格は
最初から一貫して持っているものと推測されます。
理由については、シャノンの突出した才能故、
という解釈以上の事は何も言えませんが。

それでふと気になった。
シャノンはそもそも、どんな感情をきっかけに階段を登ったのかが
一切描写されてません。
でも、キャラ的に、自分が生き残る為とか他人を想ってとかいう理由で
力を欲したのでは、絶対に無い気がする。
じゃあ階段を登るに至る強い欲求は何だったのか、というと……
……もしかしたら徹頭徹尾、純然たる「好奇心」のみだったのではないか、
と思うのです。

人間を進化させてきたのは、未知のものに対する好奇心じゃないか、
というのが私の意見です。
だったら、好奇心だけで進化し続けたシャノンは、
この作品の登場キャラの中の誰よりも
人間らしいのではないか――
そう考える次第。
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