2009,04,16, Thursday
1回EDまで到達しただけで選択肢全部選んでないので「ひとまず」。
本当は今日の内に刀子ルートを完全に終了させたかったのだけど、 思いの外長かった。 でもあまりに先が気になって、止め時が見つからず、 結局エンディングまで一気に進めてしまったですよ。 音声は全部きっちり聴くようにしてるのだけど、それがもどかしい程。 そもそもキャラ的に刀子がお気に入りな上に、話の展開までもが 今までの2ルートでは出てこなかった伝奇ノリなもので、 この3ルート中では、群を抜いて刀子ルートが好き。 っていうか、すず以外の3ルートを一通り見た訳でありますが、 トーニャ→薫→刀子と来て、新しいルートを進める毎に 徐々に本筋に関わる部分の謎がより多く明かされるようになってて、 どうやら自分的に理想の進行順序で進められたっぽくていい感じ。 しっかし、トーニャルートの、本筋への関わりの無さは突出してたな。 ドミニオンも九鬼先生もラストにちょこっと出てきただけだったし、 九尾の狐というか妖怪自体も全然関わってこなかったし。 薫・刀子に関しては、明かされる謎は大差ない感じだけど、 九鬼先生の役割や九尾の狐の扱いは、刀子の方が大きかった。 あと非常に気になるのが、刀子ルートだけ、どうしてこんなに ルート分岐した後に選択肢が多いんだろうって事なんですが。 本日は一気にやって書く内容が多すぎるので箇条書き。 ちなみに、今回に限って局所的にBGMは永夜抄。 ・双七の、人妖能力で鉄パイプ使ったヒットアンドアウェイ戦法に どうにも黒鷹旋が浮かんで離れなかった。 どれだけ投げても自分の意思で手元に戻せるなんて便利だよなー。 ・やーっと刀子が全てを明かし、お互いに素直になったですよ。 ここまで本当にじれったかった……! で素直になった途端にエロシーン突入か! そうだよねエロゲ的にはそれで当たり前なんだよね! ……や、パッケージ裏の刀子の絵が明らかに昼間だったので、 夜のここの場面で入ると思わなくてちょっと意表突かれたのです。 でもそれ要するに、パッケージ絵のシーンがまた別にあるって事か! という訳で、そのシーンが来るのも楽しみになったのでした。 ああ刀子の恥らい方が初々しさがあって可愛いなあ。 双七もやっぱり初めてらしい青さがあっていいなあ。 そして初心者らしく、勢いに任せて中で出す方を選択してみた。 怒られた。 でも怒ってる刀子も魅力。 ・っていうか、一昨日昨日、思いつくまま刀子の魅力を並べたけど 肝心のを書き忘れてたよ。どうしてこれを忘れるかな私! という訳でドス黒い嫉妬オーラを放つ刀子も素敵。 あの静かな静かな迫力がたまらない。 ・ところで今更なんですが、あやかしのエロシーンは、全体的に 伏字・消音が多くて、ほとんど無かったBBとの差に戸惑ってたり。 というか、BBで言ってたのってヘルだけじゃなかったっけか? それもかなり控えめだった記憶があるし。 でも実際、あの世界観であのテの言葉は合わない気もするものな。 そういえば東出さんはあやかし発売前のインタビューで 「卑語いっぱい書いた」って言ってたっけ。確かにその通りだったよ! ・声優さんに「刑二郎最低」と言われたそうですが、ここに至り同感。 うん、刑二郎最低。 いや鈍感ナチュラルふたまたとかもアレなんですが、個人的には 刀子の引っ込み思案を加速させたのはお前かーッ! そういう負い目があるから、余計に刀子の事を気にかけてたのかな。 もしかしたら刀子への好意も負い目が入ってたのかも、とも思ったり。 フルバの楽羅みたいな感じに。 けど、うっかり生徒会の皆の顔を思い浮かべるんじゃなかった……! でもまさかこの選択肢でこうなるなんて思わなかったよー! あああ刑二郎が美羽とくっつくのはこのルートだったかー! いやもう刀子ルートは最後と決めてたのでいいんですけどさ。 それにしても、美羽がこんなに積極的に出る子だったなんて……! 何という魔性のロリっこ。 ・刑二郎の、行間というか、文章として表示されない部分の演技が すごく面白いと思う。 ・2回目刀子エロシーン来たーッ! パッケージ裏にも載ってる、1枚目の絵が、構図も刀子の表情も ものすごく好きで好きで、ずっと見たかったんだ! まさか最初のシーンの翌日朝イチとは思いませんでしたが。 吹っ切れた双七、恐ろしい子……! ・あんなに刀子を押してた天が、あっさり倒されちゃうとは。 他2ルートで出番が無かった分、多少は期待してたのに。 ……と言いつつ、大仰な分ああこいつ多分やられ役なんだろうなー、 と思ってたのも確かだったり。 けど倒されたのは驕りの隙を逢難憑き刀子に突かれただけであり、 実力そのものは相当にあるんだ……と信じたい所。 それにしたってこのやられ方は何というガストラ皇帝。 ・神道系統の詞はいいなー。 京極作品の影響が多分にあるからだというのは否定しない。 が、呪詞に「黄帝」と出てきた事にちょっとだけ違和感が。 ……いや、九尾の狐は元々大陸出身だからいいのか。 ・パッケージ裏の刀子VS天の絵、逢難憑き刀子だったんですね。 って、確かによく見たら頬や腕に禍々しい血管が描かれてた。 ・無刀取りかっこええ! が、無刀取りというとどうしてもロマサガ2を思い出してしまうという。 セキシュウサイに体力吸収や黒点破仕掛けて倒しまくったっけ。 ・このルートは九尾の狐との関わりが深いな。 トーニャ:かすりもせず 薫:中が双七を洗脳した以外に何もしないままあっさり逮捕されてる 刀子:天が動いて、逢難も出現 と、見た順に段々扱いが大きくなっている。 ・選択肢は散々迷った末、逢難に取り憑かれてみた。 間違えたら後回しにしたハッピーエンドでカタルシスが得られるし、 逆に先にエンディングを見てればバッドエンドが気楽に見られるし、 要はどっちでも良かったり。 そしたら展開があまりにダークで、もしかしてバッドエンド直行? と、ずっとハラハラして……して…… どうしていつまでも話が終わらないーッ!? ・いきなり出てきた棟方志功テイストの逢難の絵に本気でびびる。 だって普通に読み進めてて、いきなりあんなおどろおどろしい絵が 画面いっぱいに現れたですよ? 怖くない訳ないだろー! 目が! 目がー! 3回位見て、やっと慣れました。 でも、こんな感じの、時々出てくるキャラ絵とは違うテイストの1枚絵、 大好きです。 九尾の狐のエピソードを語ってる時に出て来た古書っぽいのとか、 双七の先祖の話の時の、妖怪のシルエットだけのとか。 こういう絵、まさに伝奇モノって感じがしていいよなー。 ・そういえばこのルート、登場キャラの先祖の妖怪を めっちゃ律儀に解説しまくってくれますね。 虎太郎先生とか狩人とか、他ルートで大活躍なキャラは別として、 他のキャラは出会う度にいちいち解説してくれるのが有難いなァ。 ドミニオンの先祖なんて薫ルートでも解説してくれなかったのに。 ・双七の先祖の妖怪の話も初めて出たですよー。 上でも書いたけど、この妖怪のシルエットだけの1枚絵は 見た瞬間、ものすごい気に入ったです。 赤と黒だけで構成された、影絵みたいなタッチがすごくいいんだー。 これ壁紙にしても良さそうだと思うのですがどうか。 ・ところで「逢難」って「ほうなん」って読むんだったんですね。 ずっと素で「ほうにゃん」て読むんだと思ってました。 ・ドミニオン、隊長の薫のルートより動いてる気がするのは何故だ! 薫のルートだからあんなに出番が多かったのだと思ってたのに、 同等かそれ以上に活躍してるじゃないですかー。 っていうか光念兄弟の共闘だよ! 見たかったんだよこれ! 基本はコンビで戦うって話のようだったから、 薫ルートでの個別に戦う展開では不完全燃焼だったんだ。 薫ルートは、ピンで薫と対戦した輝義はともかく、 一兵衛はまともに戦ってなかったし。 先祖の解説をしてくれたのもこっちのルートだし、 ドミニオン的にもこのルートは美味しいな! いやまあ、役割的にはブラック双七に対するヤラレ役だけど、 皆それぞれ(※一奈以外)いい所見せていってくれたよ。 一兵衛をかばった輝義が、その理由が……! 単純に「助けたい」でない所がコイツらしくてさ……。 その輝義の仇を討とうとする一兵衛も良かった。 兄弟の絆、しっかりと見せてもらいました。 零奈は零奈で、戦闘での活躍はほぼ無いも同然だったけど、 最後の薫への電話の内容が。 薫に伝えたかったのは、薫ルートの事を考えると、詫びかな。 そして、やっぱり最後まで一奈を想ってた事にまたじんわり。 零奈、マジで妹愛しすぎ。 ・一奈が九鬼先生に殺されるのだけは共通なんだね……。 毎回殺され方が違う辺りが無駄に芸が細かいぞ。 ・逢難憑きだから画面に立ち絵が出るのだろうけど、 双七の立ち絵が会話中に画面内に登場するのが新鮮でした。 それにしてもブラック双七は、表情が底なしに禍々しいな。 元がお人好しだから、余計にあの歪んだ笑顔の禍々しさが際立つ。 ・九鬼先生に関しては、九尾の狐関連とはちょっと違って ルート毎の役回りの変遷の仕方が自分好みでありました。 鬼がトーニャルートと同じくあっさり落ちちゃった事に関しては 拍子抜けな部分があるのは確かだけれども、 このルートには、鬼が落ちた先がある! 薫ルートでは、最後だけ双七の前で人間に戻って終わったから、 このルートで「人間に戻った先」がある事が、まさにカタルシス。 しかも今度は逆に、妖に落ちた双七を人間に戻す役回り! ぶっちゃけ、双七に一度倒されて蘇り、復讐を果たした時点で すっきりしてる九鬼先生の姿とその後の双七に対する台詞に その後の展開をものすごーく期待したのですよ。 そしたら本当にそれが実現したのだもの、興奮しないでか! 薫ルートで斃した鴉天狗と、今度は協力体制になるってのも またある種のカタルシスがあるってものですよ! ・どうでもいいけど蔵の中に何故に竹取のアイテムが。 必然的に輝夜の難題を思い出しましたですよほほほほほ。 そういう! 何の脈絡もない出し方を! するなーッ! それが先の展開に関係するのかと思ったら結局それだけだったし! ・魂振り。駄目あれ。前後の流れのあらゆる要素がクリティカル。 そもそも神道系統の設定というのが非常に好みな訳であり。 初めて成った九鬼先生との協力体制であり。 真っ当な人間性を取り戻した九鬼先生が嬉しかったのであり。 掲げた理由が「直弟子の更正」なのも更に嬉しかったのであり。 その九鬼先生と刀子の共闘であり。 剣舞をフェイクにしつつ儀式を行うって作戦が燃えるのであり。 刀子のサポートという九鬼先生の役回り自体も サポートに徹して立ち回る姿もいちいち格好良かったのであり。 カウントアップを挟みながら描写される戦闘の 文章のリズムが心地よかったのであり。 妖が真の目的に気付きかけてからは、作戦が成功するよう 手に汗握って興奮したからであり。 とにかくこのシーンはただひたすら世界に没入してました。 あまりに際どかったので、ギリギリに成功した時には心底安堵した。 ・巫女服に日本刀があんなにも映えるものだと、初めて知った。 刀子は立ち絵も1枚絵も、どれも良いよな! ・結局愁厳は、それほど出番は多くなかったなあ。 が、その少ない出番の度にいい所持って行ってる気がするですよ。 魂振りの内容とかいきなり反応が消えてしまった所とかから 愁厳の所在だけは何となく予想ついていたんですが…… あのタイミングは反則です。 復活した時の愁厳の台詞で、やっと思い出した。 確かに双七のピンチには命を賭けて助けると、前にそう言ってた。 本当にそれを律儀に実行してくれたよ愁厳……! しかも、あんな最高のタイミングで、最高の役回りで。 散々語っている通り、私、刀子大好きです。全ヒロイン中一番に。 ですが。 このルートが愁厳ルートだと言われるのは否定できない……! どう見てもクライマックスで主役を張っていたのは愁厳です。 最後のモノローグも愁厳だったしさ! ・……なのに、ラストに出た流血愁厳の上半身1枚絵は うっかり狩人の立ち絵&燃え尽きSD絵を連想してしまって ちょっとだけ半笑いになってた事を白状します。 台詞も状況も切なさMAXなんだ。ただあまりに似すぎてたんだ! 本当にもう、それさえなければ……。 ・愁厳はずっと前から覚悟を決めていたんだな。 表にそういう感情を一切出さなかった分、もしかしたら刀子よりも 覚悟は大きかったのかもしれない。 どこまでも生真面目で、律儀で、いい兄でいい奴でした。 だから、最後に吐露されたほんのちょっとの未練が哀しいです。 「いちばん」を諦めた愁厳が。 せめて生徒会のメンバーには別れを告げられたら良かったのに。 ・っていうか双七、結局どのルートでも、最後の止めの一撃だけで 実質一度も最終戦で活躍 して いない んじゃ……。 あああそのやるせなさの挽回はすずルート最後の怪獣大決戦で! ・何だか刀子ルートは、メインの一乃谷兄妹だけじゃなく 光念兄弟の絆もきっちり描かれてたですね。 氷鷹姉妹は濃く背景が説明された薫ルートに比べたら少ないけど、 それでもやっぱり姉妹の関係は結構描かれてた。 だから、刀子ルートは「きょうだい」を描いたルートって気がする。 ・エンディングのちび愁厳がえらい可愛いな。 直前の描写からすると、愁厳は刀子の子供として転生したっぽい? しかも男の子ときっちり明言されてるから、男女同体じゃないのかな。 しかし、ちび愁厳の年齢からしてかなり年数経ってるだろうに、 双七も刀子も全く外見に変わりがないように見えるのでありますが。 っていうか刀子はまあ巫女服なのは当たり前であるとしても、 双七が立ち絵での服と変わらないのは何故だ。趣味か。 ・個人的には、一乃谷家が代々逢難の封印を守ってきた理由が 人妖能力や一乃谷家の人間の性質に関係していたら もっと面白かったのになー、と思う。 更に、文壱の由来まで絡めて設定が作られてたら最高だった。 もしかしたら、すずルートで語られないかな。……無理かな、やっぱ。 ・あと、新たに逢難に施された物理的な封印って何だろね? ……どうでもいいけど、もうこれ箇条書きでも何でもないな。
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