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ジャッジメント・オーバーマン第10話
今月はドラゴンエイジの発売日がちょっと早めなのでした。
しかし、とうとう掲載順位が最後になってしまって不安です。
他の巻末が定位置だった作品が今月完結してしまった影響も
もしかしたらあるんかな……。
なので、今月号の展開で風呂敷畳む方に行かないかと、
折角の因縁対決も燃え滾るよりは焦りの方が強かった、訳ですが。

榮 二 ー ッ ッ !!

色々な意味で、今月号の感想はそこに尽きる。
本当、この展開はびっくりした。
冷酷な面の描写が多かった蒼一郎兄の家族への情も見られ、
嬉しい半面、密かに「やっぱりな」とほくそ笑んでいたりもする、
今月号の話でございました。
とりあえずもうちょっと引っ張られるみたいなので安堵。

ネタバレ感想はこの下に。
今月は戦闘が多かったので、分量も短めで……いきたいものですな。

今月のまとめ。

榮二ひどい。

来て欲しくなかったガチ殺し合いの兄弟直接対決が、
とうとう本格的に開始されてしまったのですが。
冒頭の榮二と烈風のシーンは、第1回の冒頭から繋がるシーンか。
今の勝気な烈風からは想像もつかない弱々しさが哀れだけど、
だからこそ相対する榮二の言葉は頼もしいです。
このシーンから最新の時間軸に至る間にくぐり抜けてきた
数々の修羅場を考えると、恐ろしいほど有言実行してるな。

ページめくって見開き扉。
いきなり零戦の解説で何事かと思ったんですが……
単純に蒼一郎兄の従えてる「零」の語源って事なんかな?
流石に、第二次世界大戦で活躍した機体が
あのネコミミロリっ娘に姿を変えるという可能性はないと思いたい。
少なくとも、最強を意味する「零」なのは確かなのでありましょう。
それにしてもこの見開きの、榮二の鬼気迫る表情。
手前の蒼一郎兄の表情も同じようなものなんだろうか。
あるいは、もっと無表情に近いのかもしれない。
ただし、蒼一郎兄の方は得物自体が禍々しい雰囲気。

そして始まってしまった本格戦闘。
榮二、一方的に押されじまいだよ……!
これまでは烈風を装着すれば大技一発で大体カタがついていたのに、
どれだけ技を放ってもモード変更しても、
全く同じ技を、しかもより強力にして返してくる、蒼一郎兄の格の違い。
途中で榮二の兵装が解かれた時、自分も肉弾戦で応酬したのも
榮二に強さを知らしめようとしたのかもしれない。
……か、もしかしたら、弟に対する情ゆえに
一方的な蹂躙をしたくなかったのかもしれない、とも思いました。
今号の最後まで読んでから。
でも、この格闘戦は今号の兄弟対決の中で一番滾ったかも。
理由は単純に、蒼一郎兄の使う技の型が好みだったからです!
この、弾き→反撃の流れるような動きが、うっとりするほどの完璧さ。
まあ、お互い最強の武器を持っている以上、
最終的にはそれを繰り出すのが当然ですよね。
というか蒼一郎兄が「本郷流九九式」を放ってきた事に驚いた。
いやそもそも冠しているのが榮二の家の名字だからね?
蒼一郎兄が体得しているのはむしろ当たり前でした。
それでも、最終奥義扱いだった九九式同士のぶつかり合いを
見る事になろうとは、数ヶ月前まで考えもしませんでした。
でも、最後だからと同じ技を出す訳じゃないのですね。
一撃必殺の技を手数の技で圧倒されたのだから、
これはもう完全に蒼一郎兄の圧勝というしかなく……。
それでも、少し前のページから訝しんでいる蒼一郎兄のモノローグに
もしかしたら……を期待していたけれど。
こんなにあっさり榮二が膝を折るなんて思わなかったよ……!
最後に「姉さん」という単語を出した辺りが、幕切れとして切なすぎる。
冒頭のシーンを思うと、烈風の必死の泣き顔がまた哀れで。
という状態からたった数ページでその企み顔。
この悲劇の幕切れが反転した瞬間のテンションの上がりよう!
無傷ではないけど、平然としてる榮二さん流石主人公やで!
以前の身代わり符を思い出し、聖の功績かと思ったら
やっぱりその通りでした。
痛いとは言うものの、そう文句をつける態度が既に余裕綽々です。
そこから始まる種明かし。
最初から真っ向勝負の結果を正確に予測し、
兄の性格まで読みきってその裏で真の目的を進める……。
なんて策士だ、この男……!
でもよく考えたら、こういう立ち回りの巧さは前から発揮してましたね!
この東出作品随一のカリスマ&策士主人公め……!(いい笑顔で)
にしても、蒼一郎兄の本質を「善良」と言い切られた事は衝撃でした。
あれだけ、特に榮二に対して容赦のない姿を見せておきながら……
おきながら……
き っ と そ う だ と 思 っ て た よ !(超勝利宣言)
零をほんのり気にかけている様子なのも、
蒼一郎兄の善良さあってのものだと思っていいんですよね?
良かった良かった、蒼一郎兄が冷酷なキャラでないと保証されて。
「善良」と言い切られた直後なので、
零の烈風の頭を飛び超えて蒼一郎兄を向く視点が
これまで以上に可愛らしく見えてしまいましたのです。
逆に主人公の榮二が邪悪呼ばわりされるとは思わなかったけど!
烈風に「悪い顔」と言われた時の榮二の顔がマジ凶悪で最高です。
大ゴマ烈風の企み顔と並んで、今月のいい顔に認定したい。

表立って大立ち回りを繰り広げたコンスタンツェの裏で、
他のメンバーもきっちり仕事をこなしてたんですねー。
アキラも無理難題ふっかけられて大変そうですが、
お人好しな彼ならきっとやり遂げてくれるのでございましょう。
そんなお人好しに堂々と泣き落としを勧めるのは、
榮二の人の悪さがますます際立ちますね!
ともあれ、フェイクとしての防衛戦から、攻めに回る敵本部への侵攻へ。
これからが対鉄甲部隊戦の本番……というには、
烈風の奪回が目標な辺りは微妙に違う気配もする。
ここまで戦況を読みきった榮二の事なので、戦力差を考えて
蒼一郎兄との直接対決は回避するよう動きそうですが。
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