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BLOGNPLUS(ぶろぐん+)

ゲームシナリオのためのSF事典
最近、東出さんの二つ名が「@」から「引きこもり」にシフトしつつあり、
時代の移り変わりを感じずにおれない今日この頃、
如何お過ごしですか。

そんな東出さんが珍しく普通に事前告知した文章仕事の話ですよ!
……でも、本の監修をした森瀬さんが告知をしなかったら
そのまま流していた可能性を否定できない……
……と思ったけど、よく考えたら、本形態の仕事に関しては
一応は毎回告知はしていたような気がした。

そんな訳で、告知は珍しいかどうか微妙な所だけど、
文章の性質は間違いなく珍しい。
何しろ今回は、「創作」ではなく「解説」。
事典の説明文の執筆ですよお兄さん!

元々、東出さんが執筆すると判明する前から興味のあった本だったので、
東出さんが執筆すると知ってはもう見送る理由がなくなった。
東出さんが自分の所からアフィリ貼ってくれればそこから買ったのですが、
こういう時に限って普通のリンクだったので、
「ケモノガリ」に力を入れてくれている秋葉原の有隣堂で買ってきました。

事前の告知によると、東出さんの担当は2項目らしいですが、
とりあえず、本全体についての感想など。

この本は、タイトルからも感じられる通りに
作り手が物語の着想を得る足掛かりとしての利用を想定しているとの事。
でも、各キーワードの説明に加え、
それを取り入れている有名な作品についても多数挙げられているので、
自分の知っている作品に使われている設定を探してみたり、
逆に自分の好きな設定を使った作品を探すのにも役立ったりと、
作り手でない人間にも色々な楽しみ方ができます。
項目のジャンルは幅広く、項目数もかなり多いので、
興味を引かれた単語を目当てに拾い読みするのもまた楽しい。
やっぱり、宇宙や世界や科学知識に想いを馳せるのは素敵。
項目を眺めているだけでもわくわくしますよね!
まさにロマン(うっとり)。
ただし、深く追うと薄ら寒くなる部分があるのもまた事実ですが!
一部、いきなり目にするとびびる、不気味さのあるイラストもあり。

ちなみに私が真っ先に探したのは、
購入当時プレイ真っ只中だったシュタゲに関連する項目でございました。
具体的には「ブラックホール」「タイムトラベル」関連。
大人気のアレに登場した「エントロピーの増大」も項目があるよ!
勿論「パラレルワールド」も完備。完璧(かもしれない)。

全体の概要はこんな感じで。
そして、東出さんの執筆項目はというと、
「バイオハザード」「ポスト・アポカリプス」だそうで。
そういえば、物語以外の文章は珍しい気がしたけど、
旧サイトやtwitterでは時々解説っぽい語りをやっていたので、
どちらかというと、久しぶりという感覚の方が近いかもしれない。
それでも、本という形態で読むのは新鮮だったり。
する訳ですが。
内容まんまいつもの東出さんじゃないかオイ。
ええとですね、「バイオハザード」の方でソンビと吸血鬼、
「ポスト・アポカリプス」の方で「Fallout」という単語が
ごく当たり前のように鎮座されてます。
まあ「バイオハザード」はまさにタイトルそのまんまもあるし。
っていうか、ソンビや吸血鬼もSFの範疇に入る単語だって初めて知った!
凄いやSFって本当に懐の広いジャンルなんですね!
その懐の広さに感動した。
まあそんな内容なので、東出さんから希望してこの項目を執筆したのか
森瀬さんが東出さんに相応しい項目を選んで依頼したのか、
どっちとも判別つかないです。
何にしろこの項目を東出さんに回した森瀬さんの采配GJ、
としか言い様がない。
文中に「Fallout」と出てきたのを見た瞬間はマジ吹いた。

そして、予想していなかったのは本の最後に執筆者コメントがあった事。
内容からして東出さん自身が書いてるんだろうなあコレ。
まさに嬉しいサプライズ。
あれだけtwitterで「Fallout」愛を叫んでいるので、
いつか本当にノベライズ執筆の依頼が舞い込めばいいですね、
と思ったのでした。
ならば、とりあえず同人で出してみるのはどうだろう。
それを版権持った会社の人が発見して公式ノベライズ執筆依頼へ……
という流れに持っていけば。

そんな訳で、東出さんの物語ではないけれど、
東出さんの嗜好含めた部分まで好きな人には
一読をお勧めしたい1冊でございます。

| http://haruka.saiin.net/~summon_bullet/fdtd/log/index.php?e=1016 |
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