2012/05/28/(Mon)
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大河、先週分見てなかったので昨日の七時から2時間ロードショーしちゃった。 ってことで、保元の乱前夜と当日とまとめて感想。どの場面が先週でどこが今週とか記憶が曖昧だから、まとめて書いちゃうので未試聴な方はご注意ください。 そしてとても長いです。
今回はなんと言ってもおじうえー!おじさん!!おじさん!! 叔父上が敵対する?って知ったのはほんとに最近だったのもあって涙目で見てました。だって最初本当に清盛を憎んでた叔父さんがさ、いくつ差なのか知らないけど仮にも叔父さんって立場なのに元服したばっかりの子供相手に辛辣すぎな事言いまくったり家盛棟梁にしようとしてた叔父さんがさ、でも気に入らないって言いつつ時として認めてたりもした叔父さんがさ、前夜の最初には「兄上なら同じこといっただろうな」みたいにいってしみじみしてた叔父さんがさ!叔父さんがさ……おじさん!絆ならありまくりだよ。清盛もそれ分かってくれてるよね。分かってくれたんだよね! 戦ってる時は二人でいい顔すぎだった。信じ切れなかったから上皇様側についたって本音言っちゃった叔父上に更なる絆を感じた。やっぱり叔父上は叔父上だったんだなあみたいな。ある意味清盛に対して本音でぶつかりあい続けてた人だったし。って叔父さん結構なお年だよね。なのにバリバリ斬り合っちゃうのすごい。
でも保元の乱の回自体はちょっと期待はずれだったかも。なんかもっと戦っぽいものを期待してしまっていた。因縁の対立がメインすぎた……のは仕方ないと思うし、叔父上も源氏組の因縁も必要な場面だったとは思うのだけど、もうちょっと戦の場面見たかったなー。弓メインだから地味なのは仕方ないっていうか、むしろそこは、どことなくまったりした戦いのテンポにわくわくしたり、遙か3の九郎ルートの屋島で九郎と望美が二人で突撃しちゃったのを呑気に見てる弁慶に当時「それでいいの軍師!!」とか言ってたなあでも源平時代ってこんなもんだったんだーなんて楽しく見てはいたんだけど、前後にもうちょい戦略(特に清盛の)みたいの無いんだなーって感じでした。だから終わりの方のが楽しかった。兎丸がどーんって突撃したあたりとか、火矢をかけるあたりとか。兎丸も叔父甥対決にやってらんねーよって帰っちゃったかと思ってたらあの丸太ひっさげて戻ってくるんだもんさすが海賊。乱戦になっちゃってごっちゃごちゃしてるのも楽しかった。
清盛は相変わらずゆらゆらしてた。前夜の場面では駆け引きとかしようとしちゃって黒清盛いいなあ貫禄だって感じだったんだけど、でも乱始まったら結局叔父さんと斬り合ったりしちゃっててそんなことしてないで攻め込まないと!とか思っちゃったんだけど、でも清盛からすれば晴天の霹靂だったんだんだよね…。前になんかの時も思った気がするんだけど、清盛さんて結構楽天家っていうか思い込みが激しい気がしちゃう。裏切るなんて毛頭思ってなかったんだろうな。でもそこがいいところなんだなってやっと思えてきたよ。40代棟梁っていうとちょっと頼りない気はするし父上その頃にはとてもクールに棟梁こなしてた気がするけどでも泥臭いのもいいんじゃないかな。頼盛に帰れ!って言ったのはあれ守る為だよねって思い込んでるけどいいのかな。伝わってなさそうだけど。頼盛どうなっちゃうんだろう。立ち直れるのかな。立ち直って欲しいけどな。家盛の分まで清盛と仲良くしてほしいよー。 話を戻して。なので清盛及び平家単体だといいないいな!って思って見てるんだけど、やっぱりドラマ(しかも大河)だとなんていうか、ある程度戦の場面を求めて見てる上に、義朝と対比されちゃうもんだから、清盛しっかりして!!って風に見えちゃうのが勿体ない。義朝さんすごかったなあ。必死に昇殿しちゃうし意見言っちゃうしで。清盛も何か言いなよ!言わなきゃ!!ってはらはらしちゃったよ。思えば、清盛は既にある程度地位があるからそんなに頑張らなくてもいいのかもしれないけどね(乱当日も、張り切りまくって功績あげる必要もなかったから攻め急いでなかったのかな)。軍議してた時何度かカット入ってたけど何を思って清盛は義朝を見てたのかなあ。またフラグなんでしょうか。
とはいえ義朝も極端すぎなわけで。ここまでくると冷静になっちゃって…いくら為義さんがぱっとしないし自分を認めてくれないからって弟殺すわみんなの言うこと聞かないで自分の道貫きすぎちゃうわ、って横暴すぎだよ!ってふと。視聴者は頑張ってるの見てたから同情的になっちゃうけどね。政清が戻ってきた時も待ちわびたぞとかありがとうとか一言もなくてどこまで俺様なんだ!とかつっこんじゃった。でも萌え。いい主従。九弁でも見たい。 義朝は、というか、保元の乱回ですごく好きだった場面がラスト近くの為義さんと斬りあってる場面だった。あの乱戦の中で更に乱戦してて…今まで喧嘩しててもなんとなくすれ違いまくってる感じだったのに、あの場面は二人でなりふり構わず戦ってるのがなんか嬉しいって言っちゃいけないけど嬉しかったな。結局父上のこと斬らないし……話的に斬っちゃいけないのかもだけど(笑)、出てきたらもう一太刀でばさっとやっちゃうと思ってたんだよね。 鬼若もいたね!なにしてるんだあいつ(笑)うん、八郎為朝さん(?)のファンなんだと思うよ! でもだからって二百回叩かれたはずの源氏&総じて頼長の味方しちゃうなんて。で、鬼若が何か言ってて気がついたんだけど、為義さんて……たぶん何にも考えてないだけだと思うけど、結局最初から最後まで藤原家に忠義を通しきっちゃったんだね、と思えばなかなかの志だったんだなあ。いけない人ですねの人の印象が最近めっきり強すぎて忘れがちだけど、弁慶って元々忠義で有名な人だったってことで通じ合っちゃったのかな。本人からしたら鬼若なんてって感じだろうし私自身別に為義さん押しとかじゃなかったけど為義さんの頑張りが通じたんだなってうるっとした。この後鬼若、おじいちゃんの最後を義経に話したりするんだろうなって思うとなんか羨ましいな遙かの九弁では無理だから。鎌田父もいいお父さんでした。ほぼ最初から出てた人には弱いよ弱すぎるよ。お父さんが最後は息子庇っちゃった時は見てた時はなんか…いやそれは駄目でしょって納得できなかったんだけど、結局息子も大事だったし、為義も義朝もみんな大事だったから飛び出しちゃったのかなとか勝手にまとめて勝手にじんわり来てしまった。もともと涙目で見てたけど。やばい源氏がいなくなっちゃうの寂しいすごい寂しい!! 為朝さんはすごい豪傑っぷりでした。あれ義朝の弟だよね!?叔父とかじゃないよね?若いんだよね!?見えない貫禄っぷり。 由良ちゃんは相変わらずイケメンすぎました。刀を差し出すところとか究極すぎだった。由良ちゃんは強すぎる。この夫婦毎度はがゆい勿体ない!由良が男だったらよかったのかなそしたら義朝さまを支えつつ正清みたいにどこまでも一緒に行けたのかな。常にきりつめ気味な義朝さんの妻としてはちょっと強すぎだったよね。あの人には常盤ちゃんみたいな癒し系のがぴったりだったのでしょう。清盛だったら由良みたいなしっかり者でも良かったのかな。明子さんもそうだったし。時子ちゃんももちろんお似合いよ。 あと家成さん…?の娘さんが時子ちゃんたち迎えてくれた時にまるで遙か2!紫姫!!ってテンションあがったよ。なんか恋の話に花が咲きそうだけどあれはフラグか何かなんですか?詳しく分かってない、 のはさておき、遙か2!あんな感じだったのかな。
遙か2といえば、白河って地名があったけどあれって今回攻め込んだ所だったんだね、ってやっとちゃんと繋がった。鳥羽離宮はこの鳥羽院と関係あるのかな??とは喋ってたんだけど。てか、その鳥羽離宮はそもそももののけ白河帝が作ったものなの?ってことはやっぱり遙か2ってこの大河が始まった頃とかその直前な感じなんでしょうか。鳥羽帝が彰紋くんの兄上のモデルか何かな感じなんでしょうか。今更。あと今更ついでに時子ちゃんのご実家も平家なの??ってことでそっちは勝真の親戚だったり、頼忠さんの仕える棟梁は為義さんとかもしくはその先代だったりしたのでしょうか。なにそれ楽しい。本当に今更。 あとついでに未だに良く分かんないんだけど、勝真は貴族だから妹の千歳ちゃんにほとんど会ったことないっていうからこの時代の姫様って皆素顔をお隠しになるものなのかと思い込んでたんだけどこの大河の姫君案外皆気ままに話しかけてくれるので結局なんなのか良く分かんない。かっちゃんの家はもっと身分が高いってことなのかな。それもすごいな。なんかもっと貴族って遠い存在なのかと思ってた。や、実際遠いんだと思うけど、あのドラマ見てるとそんなに遠くない気がしちゃう。
貴族の話になったところで話を大河に戻して、頼長さんが一瞬で没落しちゃった。怖い。頼長さんは今回とてもみっともなかったし、もうちょっとかっこよくでも良かったのかもしれないけど、でも戦に縁のない貴族!って感じ出まくりで良かったなあ。夜討ちの話の所の信西との対極感とかかっこよかった。プライドVS結果な二人が時代の転換って感じがすごくした。鳥抱えて逃げてたのはついなのか助けたかったのか、結局鳥が飛んでっちゃったのも逃がしてあげたのか籠を叩きつけただけなのか、どっちなのか私には分からなかった。憎い演出! 頼長さん終始素敵でした。ってまだ出てくれるよね! ただ頼長さまってやり方きつかったけど政の方向性としては正しかった…?とかこの前テレビで一瞬見たんですが、できれば作中で具体的にやったお仕事の話見たかったな。一瞬でいいんだけど。平家が海賊退治行ったり熊野に護衛行ったり高野山のあれこれやったりなレベルで良かったんだけど。 そして崇徳帝は美しかった。美しすぎだ。とことん不遇な人ですね。でも頼長に「そなたを信じたのは間違いだった」って言ってたのはさすがに遅いよ!ってつっこんじゃった。信西と頼長も対称的だけど、ごっしーと崇徳帝も対称だったね。後白河帝、清盛を説得…っていうか、脅迫だけど(笑)するのに本人直々だとは思わなかった。でもぼんやり見てたせいであの場面だけであのお方だけが武士の力を分かってる発言はよく分からなかったー。みんな一斉にいなりそうな中、今後の活躍を多分に期待しちゃいます後白河帝。 保元の乱自体はもう終わっちゃったのかな?だけど事後処理的な物がまだまだ続きそうで来週からも視聴が大変そうだけど楽しみです。
今月日記2回しか書かなかったんだね!自分でびっくりした。九弁風味の弁慶の話はあと3年分! この調子なのに覗いてくださってありがとうございます。拍手くださる方もいつもありがとうございます! | | |