undercords


2010/11/05/(Fri)06:02 
※ほとんど一発書き九弁小話日記2・1話目

[ 8/22 4:40am ]

 まずい、そろそろ限界かもしれない。
 九郎の意識はかなり朦朧としていた。すがるように外を見続けた。
 すると、次第に、微かに、本当に微かに、ではあるが、鳥のさえずりが聞こえ始めたような気がした。幻聴かもしれない。店内は音楽が流れ続けているし、少ない客が話をする声だって、こんな時間だというのに、全くないわけではない。それでも九郎の耳には確かに聞こえた。聞こえたんだ。
 そして、うっすらと、空の闇色が薄れてゆく。本当に微かだ、どこかで、大きな照明がつけられたせいかもしれない、そうかもしれないが、ずっと見つめていると、本当にゆっくりと、色彩がぼんやりと滲んでゆく。雲が浮かんでくる。
「……やった…………」
 九郎は呟いた。その顔は歓喜に満ちていた。
「やった、やったぞ弁慶!!」
 そして拳をあげる。視線を感じたが九郎は気にしなかった。
「俺たちの勝利だ!」
 弁慶の返事はなかった。それでも高揚しきった九郎は、二度、三度、と一人歓声を……一応抑え目にながら上げずにはいられない。
「耐え抜いたんだ…………」
 最後に立ち上がり、ひときわ高く拳を掲げた。大きな窓ガラスには、実に満足げな、やりとげた男の姿が映っていた。そうしている間にもその向こうで夜が消えてゆく。
 ああ、よかった、と、心の底から安堵して、九郎はどかりと、腰を降ろすと、ぱったりと、まるで電池でも切れたかのように、机の上に突っ伏して、動かなくなった。



というわけで、また日記で連載っぽいっことはじめてみました
九弁前提、なんかのED後に現代で幸せに暮らしてる設定の話で、ほとんど九郎と弁慶がただ座って喋ってるだけの、たまに歩きながら喋ってるだけの話です
笑いとか感動とかなにもなく、ただ喋ってるだけです
一回ごとにこれくらいの長さの話(のつもり)で、多分全15話、のようだ。

毎日更新!とかとてもじゃないけど言えないので、とりあえず今月中完結目標です。
ちなみに、時刻を表記したかったので、日付を入れてますが、あんまり意味なく今年の暦を使用してます


 話すごくかわるんですが、今日は目覚ましなる直前に、夢の中で母親に遙か3の説明をしていました。「源平の話なんだよ」って言葉が出てこなくて私が、あれなんだっけ、何時代だっけ、ええと、とりあえず、そのポニテが九郎、じゃなくて、あれ九郎の本名ってなんだっけ、とかやってたら目覚まし鳴った。
 私がどちらかと言わずとも、自分が好きなものについて家族間で共有するのが嫌いなタイプなので、まず遙かの話を母親にすることはないと思うけど、でもあの母上、やりはじめたらなんだかんだで楽しくやりそうな気しかしないよ。恋愛云々っていうよりは、話を追ってゆくことに夢中になりそうだ。

昨日書き忘れたんだけど、拍手もありがとうございました〜!

2010/11/04/(Thu)06:18 
一回ぽっきり折れると日記の書き方を忘れるよ
というか、寒すぎて布団から出れない!!
布団もね、私は最高4枚重ねで寝るんですが、すでにその4枚目が出てて、フル武装なのはいいんだけど、4枚あると重くて夜中にちょっと寝苦しいという
一年で10月が一番好きです。すごしやすい。暑いのも寒いのもやだ!
4月もいいけど!
うう、とりあえず多分また明日からがんばろう、日記。
明日書かないともう今月なにもしないような気がする

あ、そういえばくろたんたんにサイトで何かする予定はないです
誕生日ってなにしてお祝いすればいいのか、いまいちよく分からないので皆一律に見てお祝いする側に回ってます
お祝いする話とか書けばいいんだろうけど、リアルな現実でもそういうの苦手なのでさっぱりネタがないのです
いいもん、当日なんかケーキとか柿とか食べて、サイトさん巡りして、個人的に祝う!

そういえばとても話題がかわるのだけど、弁慶さんが薬師ぶって京に忍びこんで平家の様子を探ってた、のは鎌倉殿の命 って本人言ってるあれがどうしても本当のことだと未だに全く思えない。って何回も同じ話してるんですけど、思い出したので、個人的なメモがわりに書いておく。だってなんでだったら九郎は知らないんだろう。いや、でも九郎だしな、忍びこんでたのは知ってたけど、その結果龍脈滅ぼしちゃった☆って方は知らないってことなのかなあ。九郎は九郎だから、それでもいいし、そもそも「鎌倉殿の命で京まで一人で行ってきます」なんて言ったら九郎は拗ねそうだから、九郎はこの際いいとしておこう。でも、弁慶さんは途中で潜入をやめてるわけだから、そのことについて頼朝様につっこまれそうだよね。身バレしましたすみませんで誤魔化した?それとも、平家が福原へお引っ越し……したのこの時だよね、だから「京の薬師」として潜入できなくなったので、もう無理です、とでも言ったのか。だけど鎌倉の命だったら、清盛倒したことも報告しておけばよかったのに。あの時点では、清盛を倒したと弁慶は思いこんでた筈だし、一気に攻め上がって戦いも終わってラッキーだったな、ってなったんじゃないのかなあ。そこまで鎌倉の為に動きたくなかったのかな。よく分かってない。分かってなさすぎていつも忘れてる。自分が、弁慶一人で動いてた方が萌えじゃない!って思いこんでるから飲み込めてないだけのような気もします。正直あの熊野の4章の「鎌倉殿の命で京に潜入してたんですよ」の台詞が弁慶の嘘なんじゃないと安易に思いたい。駄目だね最初に思いこんじゃったのでそれを崩せない。崩したいんだけど。

2010/11/01/(Mon)23:43 
 今週のどこかから、また日記で書きたいなーと思っていた話のプロット??的なものを、書き出してみたら、全然ギャグになりませんでした
 なんかただのある日の九弁、みたいなそういう感じの話になってしまった
 ファミレスでただ駄弁ってるだけの話で、駄弁ってる内容自体は結構前からぼんやりと考えてたんですが、詳細はすっかり忘れてしまったので、なんかただのいい話……?しかも半端なんだけど……みたいなことになりそうな気がする
 そして真夏の話なんですが、九郎と弁慶に何着せればいいのか素で分からない……弁慶はもうフード付き半袖パーカーでいいよねって決め付けたんだけど九郎がさっぱり分からない。あんまり分からないから誤魔化す気しかない。最近分からないことと怪しい記憶を誤魔化す技術が向上してきつつあるよ!
 ちなみに本当に全部書いたら全15話みたいです。多分毎日はかけないから、11月の日記これで終わるんじゃないだろうか


 ところでCさんが日記で「弁慶さんは孤高の人だったんですね」って言ってて、そうか孤高のひとだったのか!!!と激しく感動したので私信的に便乗で孤高の人の話を。
 注:弁慶の話じゃなくてただ単に自分の萌えの話です
そっか!孤高ですね。ああいう人を孤高と呼べばよかったんですね!
元々、誰かを置いてく人と、その人に置いてかれる人、という関係がすごく好きで……分かりやすく弁ヒノなんだけど、4で言うと柊と忍人なんだけど、好きだったんですが、的確な言葉を分かってなかったんです。そうか孤高かー。
孤高の人が好きだったみたいです。純度は人によりけりだと思うけど、そういう成分がある人が好きみたい。弁慶もですが、他のジャンルだと個人的にヘルムートも孤高扱いかもしれない。2のフリックも、正確には違う気がするし、そもそも気になったきっかけは1の顔グラだけど(笑)、でもそういう孤高っぽい面が好きなのは否めない。あとギゼルとかね。ルックとか坊ちゃん(ゲーム後)とかもだし!
で、すごく個人的に、孤高って、自分から好んで孤高になりにいってる人と、孤高にならざるを得なかった人と、いるんじゃないかって思ってるんだけど、特に前者が好きです。もろに弁慶だよね。おまっ…馬鹿なんでそんな勝手にどこか行っちゃうの!!!って人が大好きです! 柊は後者だよね、と個人的に思う。わかんない風柊とかだと違うのかもだけど、私柊には馬鹿とは言えないな……言いにくいなあ……。
まあたぶん、より正確には、孤高ぶって迷走してる人が好きみたいです。お前何やってるの馬鹿!って言いたい、でも一人で周りを遠ざけて何かをやりとげようとする姿は萌えである、でも馬鹿って言いたい、もしくは、もうこいつほんとに馬鹿なんだから可愛いなーみたいな。何が言いたいのか分からなくなってきた。多分、ビジュアルイメージが先行してるからだと思う。無機質な背景の似合う人が好きです。なんかまた分からなくなってきた。それって孤高萌えなんじゃなくて破滅萌えなんじゃ。いやでも破滅を望んでる人は別にあんまり好きじゃないから孤高萌えってことでまとめとく。
線引はとても難しいですが。大いに主観入ってる気がして仕方がなくてちょっと恥ずかしい。難しい。
忍人さんも孤高キャラだよね。だから多分気になった……はずなんだけど最近専ら4キャラって二次イメージになっちゃってるので、どちらかといえば面倒見のいい葛城将軍の印象になっちゃってる。あれおかしいな孤高がどうのってタイトルの歌歌ってなかったっけ。いや忍人こそ孤高オブ孤高だと思うんだけど。多分私が忍人に変な夢を抱きすぎてるせいだ
余談だけど、柊と忍人はどっちかと言えば兄弟弟子萌え


ちなみに弁慶もだけど、それより五条が孤高萌え。
なんかもうしょっちゅう、私十六夜で九弁に恋に落ちました!って話をしつこいくらいに繰り返してるんですが、馬鹿な九郎と九郎をかばっちゃう馬鹿な弁慶自体も萌えは萌えなんですが、本当の根底は、十六夜弁慶ルートの、九郎と弁慶二人で終わってゆくイメージ。いやたぶん、先生とかいるんだろうし、そもそも泰衡さまは確実にいると思われるけど、平泉の、二人を取り囲む絶望と雪の白色、それでも悪あがきする五条、っていう、切り落されたような構図が、好きです。すっごく二人きりに見えたんだよ。だから当時の私はこれ五条EDじゃんと疑っていなかった(せいで後々色々愉快な事になった)
私、五条の幸せを探して話を書いてるのかも、とか、何度か喋ったような気がするんですが、それはまったくとんだ寝言だね。そんな素敵な愛を五条に対して持ってないよ。
物語、って形にしようとすると、意図せずとも勝手にラブラブになる方向に頭と手が話を進めちゃってるんで(笑)(だってつい最近まで日記で書いてたあれも予定より九郎が弁慶の事好きになってたw)、もうそういう話を書く事は多分ないと思うけど、もしも絵が書けたなら、多分あんまり幸せじゃない五条も量産していたのではないか、と、思う。…絵も実際書けたら書けたでなんだかんだラブラブなのばっかり書いてるんじゃないかって予感はあるのだけど。
というわけで、孤高萌え。って言葉でやっと説明できたよかった!


この話の下であれですが拍手ありがとうございました〜!

2010/11/01/(Mon)07:36 
日記書こうとしたんだけど全然なんにもまとまらなかった(笑)
ので、コメントのお返事だけ書いておきます。
名前付きで送ってくださった某さんにはまた直接お邪魔してお返事させてください。いつもいつもこのパターンですみません。


31日の8時くらいの方
 最後まで読んでくださってありがとうございますー! しかも……もしかして、毎日読みに来てくださったりしたんでしょうか!? 更に嬉しいです。長さにムラがありすぎでしたが、毎日書いてよかった!と現金に思ってしまいました。
 恋する弁慶さん可愛いですよね!! すごく個人的な印象ですが、なんというか弁慶って、負け戦はしないというか、あまり勝算のない相手には好きとかなんとか言わないような気がしていて、それでもつい好きって言っちゃうほど九郎が好きだったら可愛い!!とか一人で盛り上がって(笑)書いちゃった話だったんですが、ブームになっちゃいました、なんて言っていただけて嬉しすぎです。でも弁慶さん可愛いですよね!! この話に限らず、ありとあらゆる九弁において、九郎は大変だと思います。私たちからすれば、そんな九郎大歓迎に違いないんですけどね!
 終わり方にもコメントありがとうございます。散々引っ張った挙句、ちゃんとハッピーエンドにしなかったので、大丈夫かな平気かなと結構心配してたのですが、すごく素敵に捉えていただいてしまって嬉しいです。なにか日々の九弁萌えの足しにでもしていただけたらなら更に更に嬉しいです〜! 素敵な感想、こちらこそありがとうございました!


拍手くださった方もありがとうございます!!