undercords


2010/03/20/(土)18:17 
じっとしていてください!!
回復でしたね。拍手から教えていただいたんですが、コメント見た瞬間「それだ!!!」ってすっごくすっきりでした。ほんとにありがとうございます。教えていただかなかったら、当分気付けなかったと思う。完全に抜け落ちてました。

ところで折角教えていただいたんだから、ちゃんと自分でも確認しておかなきゃね。と思ってゲーム起動して、適当なデータではじめて、どうせ弁慶円陣にいるよね、と適当に敵と戦ったら丁度九郎と弁慶だけ控えに回っててなんか面白かったです。そういうふたりきりもありなのか。
しかし一体自分はなんでちょうどそこ二人だけ抜いてたのか、とても不思議です。なんでだろう。

2010/03/19/(金) 
春だからでしょうかとんでもなく眠いので、一ヵ月くらい前に日記で書いてた大人げない現代九弁(これ)の続きを放置していたのを思い出して打ちこんでみました。
楽しかったですって言っていただきつつもやりすぎたと反省した結果書きたくなって走り書きした話だった筈なんだけど、大体今回もひどいです。
前を見てから読んだほうがいいかもしれないです

九郎と弁慶はリビングのソファに並んで腰かけて、にこにこと同じものを見つめていた。
「さすがだな」
「ええ、見るからにふかふかで、おいしそうですね」
二人の前には低めのテーブル。その上にはホールのチーズケーキが鎮座していた。
直径は20センチほど、二人で食べるにも十分すぎる大きさのそれは、譲が作ったおすそわけ。味も保証されているに同じ。
早速いただこうと、弁慶は紅茶をいれ、九郎は皿とフォークを用意して、あとは最早切り分けるのを待つばかり。
「緊張するな」
包丁を握りしめた九郎は若干強張る。弁慶は笑った。
「ふふ、先週を思い出しますね」
「ああ……そういえば、そんなこともあったな」
九郎はただ、綺麗なケーキに傷つけるのが勿体なかっただけだったのだが、記憶がよぎり、更に身構えてしまった。
だって、あの惨状。
「九郎、はりきってプリンを作るから」
そう、先週、色々あって、九郎はやまほどプリンを作ることになったのだ。弁慶と、あと譲や望美にもあげようと思っていたのに。
「あれはお前が悪い」
「ふふ、そうかもしれないですね」
そうかもしれなくて、そうなのだ。だってまさか、食い意地張った弁慶が『九郎のつくったお菓子は僕が全部食べます』とか言い出して、でもとうてい一人で食べきれる量ではなかったので、結局九郎まで巻き込まれ、次の夕飯まで仲良くプリンを食べ続けたのだった。
「大丈夫ですよ、今回は僕も大人しくしてます。九郎が作った訳じゃないし」
「そうだが……」
それでも、なんとなく嫌な予感はするのだ。しかし、優柔不断はよくない。ケーキを待たせる訳にもいかない。九郎は息をのみ、決意を固めてからいよいよ刃をその柔らかな身に……
「じゃあ、こういうのはどうですか?」
当てる直前に弁慶がにこにこと言った。
「僕がふたつに割りますから、九郎が好きな方を選んでください。だったら、僕の手元がくるって綺麗に二等分できなかったとしても、互いに禍根も残らないでしょう?」
それに九郎の顔も輝いた。
「成程、さすが弁慶だな」
「ふふ、ありがとうございます。ではその包丁を僕にくれますか?」
「ああ」
九郎が渡すと、弁慶はさっそくケーキをさくりと切った。この世界のものはなんでも美味だが、チーズケーキが特に大好きな九郎はわくわくとそれを見守っていた、が、
「あ」
「……手が滑りましたね」
「!!!}
弁慶が切り分けたケーキは、二等分なんて言うにはおこがましいほどに偏った大きさで……片方がもう片方の倍はあるように見えた。
「弁慶これは手が滑ったなんて話じゃないぞ」
「すみません。やっぱり九郎に任せればよかったかな」
「……」
そう素直に謝る弁慶とケーキを、九郎は交互に見つめる。
「いや、気にするな」
そう慰めるが、さて、これは、九郎からすれば、また別の責任が生じている気がする。だってすごく選びにくい。弁慶も言った通り、切る方を選んでおけばよかった、が。
まあいいか。弁慶も九郎がチーズケーキが大好きなのは知っている筈だし。
ほとんど躊躇わず、九郎は大きな方に皿とフォークを伸ばした。
でもその時。
「これって、なんだか騙し討ちみたいですね」
弁慶の言葉に、九郎の手が止まる。ついでに、九郎の顔が歪む。
「……なんの?」
「決まってるじゃないですか、愛の大きさを測っているような気分、です」
「お前、まだそんなこと言うのか!」
「なにがですか? 僕は九郎がどちらを選ぶのか、それを見守りたかっただけですよ」
にこにこにこにこ。弁慶は穏やかに笑うが、九郎が笑える筈がない。
「この前俺が同じことを言ったら怒ったくせに!」
「九郎が大きい方をとろうとするからいけないんです」
「さっき、俺が作ったものじゃないから興味ないって言ってたじゃないか」
「ええだから九郎とちゃんと半分にしようとしたじゃないですか、九郎が僕に作ってくれたものだったら抱えて全部食べてます」
「まだ懲りないのか」
「ふふっ」
何故か胸張る弁慶。しかしそんなのお構いなしに、九郎はぐさっと遠慮なくフォークで、大きな方のケーキを引きちぎってそのまま食べた。
「ああっ!」
「人を試すような真似するお前が悪い」
「酷い!!」
が、これで黙る弁慶ではない。すっ、と体が浮かんだかと思うと、九郎が止める間もなく、がぶりとケーキそのものに食らいついてしまった。
「汚いぞ!」
「ふふっ」
ぺろり、と唇舐めながら、弁慶は再び視線をケーキに落とすが、そうはさせない。九郎が彼に体当たりしたからだ。どすん、と音を立てつつ、二人の体がソファに沈む。
「痛っ」
「うるさい!」
そのまま九郎は弁慶を押さえこもうとするが、弁慶もじたばたと暴れることをやめないから、どんどん本気になってくる。
「そもそも、いくらなんであの切り方はないだろう」
「不器用なのは生まれつきです。ちょっと手先が器用だからって、皆が君と同じようになんでもこなせると思ったら大間違いですよ」
「いいや、それにはいくら俺でも騙されないぞ、絶対わざとだ」
「人を疑うなんて最低だって言ってた九郎がそんなこと言うなんて。僕、悲しいです」
「お前がそうやって無茶苦茶ばかり言うからだ!」
最低限、両手だけは押さえておきたいと、九郎は必死になるけれど、弁慶の左手がどうしても掴めない。ソファの上という限られた中、覆いかぶさり追いかけるも間に合わず、そのうちぐい、と頭を下に引かれた。
「痛」
しまった、だから押さえておきたかったのに。先手を越された。弁慶の左手は九郎の髪を掴んでいた。
「九郎、大人しくなさい。これ以上僕に危害を加えようとするとどうなるか……君なら分かりますよね」
「卑怯だ!」
「軍師に卑怯、は、褒め言葉ですよ。……ああ、でも僕もう軍師じゃなかったんでした」
けれど、その、どこか遠いものを含む声音には、九郎の動きも刹那、止まってしまう。
「……弁慶」
まだそんなに時間は経っていない。なのに、どうにも遠いような気がしてしまう京での日々。ふっと、心が過去へ過った。けれど、
「隙あり!」
刹那、掴んでいた方の手が振りほどかれた。弁慶が動いたのだ。どこまでも汚い!思いながらも、九郎もまるで戦場で振る舞っていたように、稲妻の如くに動き、
「させるか!」
間一髪ではあったが、ケーキ手前ではじき返した。かわりに弁慶の鋭すぎる視線が刺さった。
「いい加減、譲ったらどうですか、お茶が冷めます」
「お前が大人しく、ちゃんと半分にすると約束したらな」
「半分? 僕たちそれぞれ、もう食べてしまっているから、正確に半分になど、できるはずないで…しょう!」
「そうだな……っ!!! お前が随分食べてくれたからな!」
会話をしながらも攻防は止まらない。一瞬一瞬のせめぎ合い。刃のように手と手がぶつかりあう。
だけど、その時。
どさり、と聞き慣れない音がした。
そちらを見れば、いつの間にかあがっていたらしい望美が、口元を両手で覆いながらそこに立っていた。
「……信じられない!」
一気に血の気がひいた。
「望美さん」
「違うんだ望美!」
九郎も弁慶も、即、そう叫び否定したが、望美は彼らをそれ以上見ることはなく、
「……ごめんなさい私帰ります!」
と、落としていたらしい鞄を拾って逃げるように去っていった。
残された二人は、互いに互いをしばらく呆然と見つめていた。けれど。
「うわあああ!!」
同時に叫んだ。
「まずい、勘違いされた、絶対勘違いされた!」
「どうしよう、もうおしまいです」
「望美に会わす顔が無い」
「僕の今までの努力が」
だが、弁慶の言葉に、九郎はぴたりと動きを止めた。
「……努力?」
「そうですよ、今まで作り上げてきた、弁慶さんって大人ですね素敵ですね、ていう印象が」
「安心しろそんなものない」
「君と一緒にしないでください。ああもう、どこから見ていたんだろう」
「そんなネコかぶりどうでもいいだろう!」
「ねっ……!?」
それに、弁慶も固まったが、九郎はなおも深刻だ。
「それより今の俺たちの体勢を見ろ!こっちを誤解されたに決まってる」
九郎さん昼間からなにしてるんですか最低です。そんな妹弟子の声が聞こえたようだった。なのに弁慶は鼻で笑う。
「そんなの別に、事実じゃないですか。昨日だって朝から随分張り切ってましたよね?」
「あれはお前が起きないから」
「僕のせいですか? せこいですよ」
「お前と一緒にするな!」
「大差ないです」
「俺は生き方だ、お前のは取り繕ってるだけだ」
「九郎も屁理屈なんていうようになったんですね、ふう、ますます見苦しいですよ」
「!!!!!」
ひとつひとつはいつもの聞きなれた悪態だ、回りくどい言葉遊びだ。でも言葉の束は、結構九郎にぐさぐさと突き刺さった。
それでもなおも、弁慶はなにかを言おうと息を吸い、唇を薄く開いたから、九郎はそれにかじりついた。弁慶の抵抗がぱたりと止まる。口内はほんのりチーズケーキの味がした……ような気がした。
「お前の言うとおりだ。過ぎたことだ」
しばらくの後、身を起こしながら九郎は言った。そう、九郎が武士だったことも、望美に目撃されたことも既に過去。ならばせめて、堂々としていたい。九郎は思った。けれど弁慶はあざとく笑んだ。
「過ぎたこと? どこがですか」
そしてぐい、と九郎の髪を引き寄せながら、肩に手をまわしぐいと九郎を引き寄せた。
「むしろ、これからでしょう」

一方その頃。
「譲くん!!!」
「せっ、先輩!?」
望美は勝手知ったる幼馴染の家に突撃し、泣きついていた。
否、
「なんで九郎さんたちのケーキ、あんなに大きいの!!」
「え、だって二人分だから……わわっ、ちょっと、せんぱ」
「だからって酷い!」
暴れていた。


会話が通ってるようで全く通ってないのは仕様です。

2010/03/19/(金) 
敬称の話。
譲は先輩には先輩なのにヒノエは呼び捨てで可愛いなあ、と思ってたら、呼び捨てしてるのヒノエだけじゃなかったんだね。
ヒノエ、敦盛、朔、白龍、で、
先輩、九郎さん、弁慶さん、景時さん。
敬意を払ってるラインがちょっと面白い。先輩は先輩なのに、朔ちゃんには敬語使わないんだ。あっつんにも使わないんだ。楽しい。
すごく年上な人には使うのかな、って思ったんだけど、でも銀は銀だよね。
(でも銀に殿とかつけてるの、多分あっつんだけな気もするけれど)
譲のこの敬称の付け方、面白い。譲にとって、九郎からが上の人は遠い人なんだろうな。年上だからなのか、はたまた史実の人だからか分からないけど、望美みたいに分かり易ければいいのにー。
と思ったんだけど、望美もひそかに面白い。
八葉に対しては、譲くんヒノエくん将臣くん以外の年上の人は、基本さん付けで、白龍とか銀は呼び捨てだけど、
平家が楽しいよね。
重衡さん経正さんなのに、知盛で惟盛。望美さん正直です。
泰衡さまも、最初は泰衡さんなのにルートによっては途中から泰衡だよね。望美さん分かりやすいです。

弁慶さん(と景時さん)は大体似た感じで、外と中を分けてる感じだよね
九郎、景時、ヒノエで、譲くん、敦盛くん、将臣くん、望美さん。
朔ちゃんは朔殿って呼んでたよね。九郎も朔殿って言ってたような気がする。女の人だからやっぱり遠いんだろうか。
あとは泰衡のことを泰衡殿、って距離置いて言うところに個人的に果てしない萌えを感じる。いや、確かに泰衡さま偉い人だから当然なんだろうけど、当たり前なんだけど、萌えを感じる。

2010/03/18/(木)07:38 
ふらりと遙かの携帯サイト行ったら今月いっぱいで着声的なものの中身が入れ替わる?なくなる??とか書いてあったので、
今まで(主にCさんに聞かせてもらっていたので)一切関わってなかった弁慶を片っ端からお連れしてみました
ダメ、ですよ。とか。幸せ。
なんていうか、九郎のセリフだと、そこはかとなく弁慶に言ってるみたいに聞こえるからどれ聞いても楽しいんだけど、弁慶って九郎とかヒノエじゃなく、ちゃんと望美に喋ってるセリフなので(当たり前だけど)、どうにも優先度が低めになっちゃうんだよーとか思って後回しにしてた部分もあったんだけど、実際お連れしてみると、幸せ。
ちなみにヒノエは既にお越しいただいていて、やっぱり弁慶に言ってるセリフじゃないよーだったんだけど、幸せだった。

日々作業に夢中です
すごい楽しいし出来上がりもすごい楽しみなんだけど作業が進めば進むほどこれ私とちびっこさん以外に誰も楽しくないんじゃないだろうかって気がしてきているんだけど(笑)でも自分楽しいからいいことにする。何事もやってみなくちゃ分からないよね。
それに夢中すぎて次に書こうと思ってる弁ヒノを結局全く書いてないんだけど
そうしているうちにいいひらめきが降りてきてご機嫌です
基本ひらめき重視です。ちゃんとプロットとか作って書ける方は偉い。
私はいつだって雑に下書きしたのが最後に崩壊してオチをあと付けして全体の修正をして、ってやってるから、書き終わったときは「できた!!」って達成感でも後から読むと酷くて青ざめたりするっていうか
去年の夏前に書いた話を本当に一律で修正したいんですけど
あと半月前くらいに日記からリンク貼ったほぼ一発書きの九弁の話、あの長さの話のくせに後から見直したら九郎が5回くらい怒られるって単語使ってて面白かった
私普段そんなに怒られる怒られるって喋ってるんだろうな、っていう。
日記に書いてる話ですがそのうちちゃんとした更新する時にでも、テキストのページに持っていきます。そのちゃんとした更新がいつになるかは分からないけれど。並べればいいよって言ってくれてありがとう。
いい加減多くなってきたらそろそろ九弁と弁ヒノその他で分けるかなにかしたいし。