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ソロ活動の可能性

2月の捏造みやももの続編とか馬鹿かと。アフォかと思ったけど。
うっかり書いてしまったものは仕方がないよね!うん!

ソロ活動と言う名のみやももなエロスだからって
原稿用紙約30枚分を2日間で一気に書けてるとか・・・
なにそのスピード感。自分でも怖いレベル。
みやももスレが盛り上がるためならば何でも描こうじゃないか。

リゾスレ用だってそれなりに頑張ってるんだけど、いかんせん住人が少ないこの現状でして(苦笑)

もはや最近すっかり自分でもみやももばっかりで頭が斜めってるとしか思えないのですが、皆様お元気ですか?花粉症の方は気を付けて下さいね!

どうやら今年の花粉も鼻に来るらしいので!
※管理人は花粉症ではありませんが年がら年中鼻炎アレルギーです。ホコリと煙が怖い。

てなわけで一気に3月の捏造みやももは書いたんだから、
さっさと子作り編とリゾスレ用作品を描く作業に戻るんだ!
イゴーさん寄り道してないでしっかりして!と鞭を打ちつつ。

ひなフェス?まだ始まってもいないだろうが!!!

あ、そして今週のヤンタンに道重さんが出るってなって完全に心が山木さん状態です。
ついに復活するさゆの前では皆ただのさゆヲタです。


作品のHPへの収納はタイトルの関係上(?)みやももセクハラスレのまとめに上がってからの作業にしますが、この文章量だとスレへの投下は何回かに分けないといけないので…まずはこの日記に一旦置いておきます。

ここで読むと一気に読めちゃうので…狼行かないし。
ネタバレ上等だし!!
ってな方は遠慮なくどうぞ。
尚、読む際はベリーズの楽曲とかBuono!の楽曲でも聞きつつ、みやももの美声を感じつつ想像しながらお楽しみ下さい(変態による高度な楽しみ方のご提案)


今回は大人なのよ!な表現がありますので苦手な方は予めご注意下さい


「ふぅ……」

鏡の前で一人、溜息をつく。
視線の先は鏡の向こうに居る自分の胸元へ。


「うーん。もうちょっと大きくなると思ったのになぁ……」


世間一般の女性からしたら小さい部類かもしれないけど、みやだって流石に大人になった。
いまだにパッド十数枚詰めてるだのいやあれは背中だなんだ、ついにCGにまで手を出したか、
などと心無い人からは好き勝手に言われてるんだろうけど、実際平原って事はあり得ない。バカじゃないの。
女の身体も何も知らない夢見る国のロリコンさんなのかもしれないけど。
あの人達は一体みやの成長に何が見えてて何が見えてないでいるのか…。

確かに寝っ転がってしまえば重力の関係上つつましい感じにもなっちゃうのは否定しないけど。
それは仕方ない。自然な事。

それにみやの自慢は茉麻も絶賛するキュッと上がったお尻とこのむちっとしつつも長くしなやかに伸びる太ももだし?
背の高い熊井ちゃん程ではないけど、身長の割にはスタイルにだってそれなりに自信もある。
それでも女心としてはやっぱり胸は大きい方が良いのにと思っているのだ。

みやは十分可愛いし綺麗じゃないってももはニコニコして言ってくれるけど。
ももはあれでいて結構大きい。いや、見た目以上に大きい。羨ましくてずっと触れてみたくなる。
この…着痩せしやがって……とすら思う。…もしも胸まで収納自在になっているのならその技こそ教えて欲しい。
逆にみやの足や二の腕に異常な程にももが執着してくる事があるのもまた事実で。
昔の話になるけれど、胸騒ぎスカーレットの振り付けで、手は別に浮かせたままでも良かったのに、
真面目なももはガッツリとみやの太ももを撫で回してしまって、あれ以来どうもお気に入りになっているようだった。
まあ、ももはももで足がコンパクトだし身体中筋肉質だからそもそも無い物ねだりなんだろう。
背が高くてスラッとしちゃった熊井ちゃんサイズのももとか。考えただけで笑ってしまいそうだ。
バランスが悪いにも程がある。

「にしても。一体どうしたらいいんだか」

溜息交じりにそう言うと自分の胸にそっと手を当てる。
揉むと大きくなるよーってよく聞くけどさぁ……
確かにある程度までは日々の努力で大きくなってはきたけれど、
そこにはいまだ超えられない大きな壁が立ちはだかってるのも事実だった。

ふにっ

いつもの様に優しく、服の上から胸を揉み始める。

「ん・・・」

やわやわと焦らすように中心に向かってマッサージしていく。
胸を転がすように手の形を変えたりしてる内にたまらなくなってきてベットに移動して目を閉じる。
パチンとブラのホックを外して服を着たまま肩から紐をするりと抜き、ベットサイドに置く。
今は自分のだけど、よくもまあ器用に脱がせれるようになったもんだ。

始めは座って揉んでいたが四つん這いになった方が胸が重力で集まって揉みやすいことに気が付いた。

小さかった頃は女性としての成長が誰よりも早かったもも。
お姉さんだからねとこっちを馬鹿にするように笑ってはいたけどそれなりに恥ずかしかったろうに。
ももみたいに大きくなりたーいなんて言っては千奈美や梨沙子とはしゃいでた時もあったっけ。
今にして思うと、好きな子に喧嘩売る男子小学生かよやめなさいって叱りつけたい。
そのせいなのか、ももよりも大きくなったのは残念ながら背だけだった。
一緒にはしゃいでいた千奈美と梨沙子はまあ、……見ての通り。

「はぁ……ぁ」

ももとの事を考える内に次第に手の動きは激しくなっていく。

「くっ……」

ももだったら。もしもこの手がももだったら。どうやって触れてくれるのかな。
強くしてとか言ってないのに、欲しいって思ったらキュッってしてくれたり。
いつもみたいに視線だけでも伝わるだろうか。

「もも……」

痛いまで行かない強さでゆっくりと揉みながら親指と人差し指で先端を摘まむ。
ピリッとした刺激と共に固く主張し出してるのを感じクルクルと指先を回転させる。
緩やかで甘い疼きがジワリと広がっていく。

「も…っ…と」
「・・・・・・・ってなんかヤバい!」

完全に自慰をしてるようにしか見えない。
ももの事を思い出したら一瞬でスイッチが入りかけた。
四つん這いで腰を浮かせ肩を枕に沈めて、胸を持ち上げられるようにしながら揉んでいるなんて。

大きくするためだってのに。
これではももが横に居ないってだけで、寂しくなって慰めてしまったみたいじゃないか。
まあ実際、そうではあるんだけど。大事なお仕事だし仕方ない事だって割り切ってはいるのだけど。
傍に居れなくて寂しいからと旅行してみたり、街中へ出歩いては最終的にお酒に逃げて盛り上がって。
その時は女友達や仕事仲間と一緒にストレス発散して、これ以上ない位には楽しいから気にさえもしない。
最後酔っぱらっては家に帰って、冷たいベットに戻って今日も一人だと言う事実にどこか不貞腐れて寝てしまう。
我慢したいって頭では分かってるけど、常に忙しくしていないとももの事を誤魔化せなくなる。


「ももが悪いんだから……」


グループLINEは結構返すようになった癖に。
0時にLINEでなんて皆の手前恥ずかしすぎるから、そっちは時間をずらした。
だって茉麻にあっさり一番乗りを取られたのを見ちゃったから、誕生日おめでとうは別にメールにしておいた。
誤魔化せない位ならいっそ、皆の前でなんて出さない方が良い。

まだ早い時間帯。いつもみたいに気ままに遊び歩く気にもなれなくて。
ただ一言気まぐれを装って「来れる?」って聞いてみただけ。
どこになんて教えてあげないのは些細な抵抗だ。
ももがお仕事中って時間帯だったから仕方ないのは分かってる。
いいや。どうせ今日も遅くなるから行けないって返事が戻ってくるだけだ。

「どこに居るの?」なんて返ってきたのは小さい頃だけで、
みやが大人になって夜中まで遊び出してからはももと外で同じ様に遊んだ事は一度もない。
こっちから会いに行くのは拒まない癖に。ももから求められたことは一度もない。
仕事じゃなければももからみやに会いになんて来れないのは分かってる。

21時を過ぎたらもう遅いし眠いからと言ってはまたはぐらかされる。
いつまで経っても子供扱いだ。ももの中ではみやはまだ可愛い妹達の一人な事に変化は無くて。
寂しくてモヤモヤして何も悪くないももにまで勝手にイラつく位ならば。
いっそ一度スッキリしてお風呂にでも入って、身体と心を解してさっさと寝てしまおう。

そう切り替えると、一度持て余した身体に熱を戻すのは簡単だった。

「えっ……?」

ギシッ、と乾いた音が部屋に響く。
押し倒される。優しく、だけど一気に距離を詰めて触れてくるこの感覚、は。ゆっくりとベットに背中を沈められる。
顔にはそっとヒンヤリとした、細い指の感触。頬はその温度に反して少しずつ赤くなっていく。
自分の体温が恥ずかしさと求められた喜びで上がっていく。

「なん、で……」ここに居るの。続く言葉は絡み合う視線でかき消えていく。

――ねぇ。何してたの、今。ブラまで外して。寝るにしては着替えてないし。

するりと頬に触れていた手が胸に伸びて、服の上からやんわりと触れてくる。
たったそれだけの事なのに身体がビクン、と一瞬跳ねた。
見られてた。告げられたその事実にドクンドクンと心臓の動きが早くなっていく。
布越しに触れられている手にまで鼓動が伝わっていく。

――凄いドキドキ、してる。どうして?
「だって、こんなの。…いきなり過ぎ、て……」

抵抗したくても貴女に見詰められると心を奥底まで掴まれて逃げられなくなる。
従ってしまうのは貴女に対する期待と安堵感。
例え何をされても結局拒むなんて事は出来やしない。
与えられる動きに、呼吸に、熱に、全てに素直に委ねてしまえる幸せに震えた。

揉まれる事を心の底で望んでいる。その手はそれをはっきりと理解しているかのように、
ゆっくりと、またゆっくりと胸の鼓動に合わせるように。とてつもなく丁寧で優しくて。
正直言って仰向けのままじゃ揉みごたえなんて殆ど無いだろうに。
それなのに、触れられる全てが、与えられる全てが愛おしくて。じれったいと思う暇なんてなかった。

「ふあっ」

自然と、声が漏れる。反射的に口を手で塞ごうとしたのに間に合わなかった。
熟成された自分の身体から漏れるのは相反する、強がった子供みたいに感じてしまうような愛らしい声。

――もう、感じてきちゃった?
「んっ……言わないで……」

くすくすと抑えきれなさそうに囁かれる声にも身体が疼いていく。
揉まれる胸の動きが少しずつ強くなってくる。
鼓動も呼吸もそれに合わせて激しくなっていく。

――ねえ、もっと聞きたい。みやの声、聞かせて。
「や、だぁ……っ」

抵抗らしくもない抵抗を試みる。すると揉んでいた方とは反対の手がするりとシャツを捲り上げてくる。
空気に触れ、触られて感じてしまった姿を見られていると、瞬間的に理解する。

「……あ」

かぁっと身体中が赤くなる。腕で身体を隠そうにも器用に押えられて見詰められる。
快感からくるものじゃない、羞恥からくるもの。
ステージ上でだって何か失敗して叱られた時だって、ここまで恥ずかしいと思った事は無い。
それは自分自身に対してある種のプライドがあるからであるとも言えるけれど。
それ以上に、自らの一糸纏わぬ上半身をこんな形で見せた事が無かったから、と言うのがある。
しかも先程からずっと身体中に感じる視線は、最も愛する者の瞳から。
全身から溢れ出る熱気は一気に高まっていく。思わず声を上げて、その行為を咎める。

「やだ、ももっ」
――我慢しないで良いよ、みや。…ももしかいないんだから

ぺろりと舌で唇と濡らす癖と共にその声が耳に甘く届く。
同時に手が伸びてくる。右手は胸に戻り、左手は更に下へと標的を変えた。
おへそ周囲をくるりと撫でられ、何を思ったのか指を入れられる。身体が思わず固まった。

「ちょっ、そんな所、やめて」

――ん?変な感じ、しちゃう?……それともここじゃない方が良かった?
するり、とスカートの上に辿り着いて、布越しに付け根の部分へと指先が触れる。
何食わぬ顔でくいっと指を奥へと曲げていく。

「ひゃあっ!」

何とか耐えきっていたのに、たった一瞬で快感が襲い掛かってくる。
一人ではもう抱えきれなくなりそうな気持ちの全てが何もかもをすり抜けて、彼女の指先に集中してしまう感覚。
下腹部がそのままでいて、と。更に刺激を求めるかのように貪欲に跳ねた。
その動きに合わせて踊るようにもどかしく揺ゆれていく腰と指。

――エッチだねみや、もも置いてるだけでおてては何も動かしてないよ?
「んっ、……やぁ。だって、ももっ」
――もっと気持ちよくなりたい?……もものこと、欲しい?
「……」
――ん、分かった。

見詰められて声も無く頷いてしまったのか。それとも本当に言わなくても分かってくれたのか。
置いてるだけだよと言った右手がそっと動きを再開していく。
左手は閉じた太ももの感触を確かめながら、自然と開かせるようにゆっくりと円を描きながら上下する。

――みやの肌、すべすべして気持ち良くて好き。
「ふぁっ、ぁんっ、やぁっ……ももっ」
――綺麗だよ、みや。

熱っぽく、恥ずかしげもなく伝えられる言葉にどんどん心がざわついていく。
手の感覚が暖かい。どこかぎこちなくて、決して上手とまでは言えないのに、どこまでも優しいその手の動き。
まだ初々しいその動きが、心をより大きく温かくくすぐってくる。
一生懸命に手を緩める事もなく、予想もしていない動きで変則的に、快感を与えてくる。
その快感が更にももの事しか考えられなくしていく。

ヤバい、きもち、いい。

――もっと、ももを欲しがって良いんだよ。気持ち良くなっちゃって良いんだよ、みや。
「はあっ…!ももっ……ももぉ…」

頭の中をももに支配されていく感覚。空間をさまよう視線。
焦点の合わなくなってきた瞳にチリチリと光が集まってくる。
その一瞬は意外と早くて、全身を快楽に支配されていく。

――みやは本当に、ももの事が好きだねぇ。
「っ、はぁっ、ひあぁんっ!!!」

告げられる事実に。出さないようにと、喉を限界まで閉じていた反動が来た。
漏れ出ない様にしていた口から、今までに無い大きな喘ぎ声が部屋中に響き渡る。
胸を揉んでいたその手から二本、指が伸びて。
少しだけ力強く、乳房の先っぽを、乳首を摘まみ弾いてくる。
目立ちすぎるほど主張したその突起は、僅かに触れただけで快楽をもたらしてしまうと言うのに。
それが彼女の指先でくにっと力を入れられてしまえば身体を駆け巡るその快感は果てしない。
危うく、飛ぶ所だった。自分でもわかっていた。どうにも股にぬるりとした感触が溢れ出して来ている。
はぁ、はぁと強く息をつく。

――可愛い、みや。声も顔もなにもかも、すごく可愛い。
「もも……、ももぉ……」

ずきん、ずきんと胸の奥が鳴り響く。
止まってしまうのではないかというほど、強く大きくざわめき、けれど決して鳴り止まない心臓。
情事の最中にも優しく、愛おしそうに降り注ぐ言葉が酷く気恥ずかしい。
その言葉を言われるのが、自分にとってなんとも言えないぐらいに、嬉しくて、切ない。

――もっと、もっと気持ちよくさせてあげるからね。
「っ……ん、うんっ……ももが良いの」

素直に言葉を受け入れる。
その右手が、ゆっくりと乳首を摘む。
少し力を入れるだけで身体はびくりと跳ねた。
けれどそれだけでは飽き足らずに、指で、その小さな乳首を押し込んだり、
捏ね繰り回したり、そしてまた、摘む。それぞれの愛撫が、触れ合う肌の感触が快感を与える。
たった一箇所を攻められているだけなのに、ももにされていると思うだけでどうしてこうまでも快感に変わるのか。
気持ち良さを受け入れるたびに、乳首は更に硬くなり、答えるかのように愛液がこぼれ出る。

――こっちも、触るよ。
「ぁんっ……え……そ、そっちはっ」

空いた左手が、スカートに向かう。閉じられるよりも素早く、まるでその動きは獣。
最後にとっておいた大事なメインディッシュを貪ろうと、獲物に忍び寄る獣。
捲り上げ、中のショーツへと、伸びた。触れる、指先。湿っている、いやもはやそういう段階ではない。
完全に欲望で『濡れた』ショーツに、指先が触れる。

――濡れてる、ね。みや。
「――!」

布の上からでも、感じ取った。直接でないと言うのに、乳首を弄られるときと同等、
もしくはそれ以上の快感が股間に集約した。
股間から脳天へ一直線で快感の波動が放たれ、全身を震わせるほどの一撃の快感が彼女に襲い掛かる。

――嬉しい。……もっと、感じて?
「っ、やぁぁっ、ぁぁんっ!!」

今までの快楽が、全力で消え去ってしまいそうなほどの強い快感。
今まで何をしていたのか。一体今まで何があったのか。その全てが消し飛びそうになる。
かろうじて、空ろな視線の先の虚像によって、その意識はなんとか保たれる。
その部分が弱い。指先で触られた自分自身がその事を良く知っていた。
彼女の性感帯の収束部分は、まさしくそこにあるのだと、自分自身が誰よりも理解している。
くすり、と視線の先に微笑みが浮かんだような気がした。

――やっぱりここ弱いよね、みやも一緒なんだ。
「や、やだ、言うの、やだぁ」

親に叱られた子供。
涙すら浮かべる瞳の輝きは、その熟した肢体に酷く相反して、愛おしく見える。
すっと、次の言葉は、囁かれる。

――みやの、ここ、凄い事になってるよ。
「やだってば……!」

爪先まで、その熱が広がっていった。
顔だけではなく、その全身が羞恥心とこの先への期待感によって熱く、紅く染まる。
それは純粋な羞恥から、興奮へと代わっていく。
興奮した肉体が疼き、自らの言葉に逆らって触れている指を求める。
荒い息遣いと、恥じらいからくる羞恥、それによって高まる興奮、全てがその身体を更に美麗な姿に変えて。
細い指が、その濡れたショーツを捲り上げて。
直接、肉の丘に触れた。

「っ――!!」
――閉じないで、ももに全部見せて。みや。

スカートの隙間から太股と股の間をするりと、捲りあげていくように。
直接脱がすわけでもなく、しかしその二つの山の間を晒す行為は酷く羞恥的で、背徳的で。
全力で真っ赤に染まっていた顔は、もう限界をとっくに超えて、高熱でもあるかのように鮮やかな紅に染まっていく。

どういった視線で、自分が見られているのだろうか。
そう考えるだけで、興奮は更に高まっていく。
言葉で否定しようとも、身体も心も確かに求めているのだ。
快楽、羞恥、興奮、歓喜、憤怒、嫉妬、そして欲望を、誰よりも可愛いと決して譲らない彼女から注がれて。
雅の世界に存在するあらゆる感情の起伏の全てを惜しみなく与え、満たしてくれる彼女自身を欲しがっていた。

――触るよ。我慢なんて、しないで良いからね。

指先が二つの山を弄ぶ。くちゅり、と淫らな音色が部屋に響き渡った。
響くたびに、彼女はその視線に脅かされる。
どんな瞳で見つめているのだろうかと、それを想像するだけでまた、嬌声と愛液が溢れ出る。
絶え間なく訪れ続ける刺激に思わす天井を見つめる視線をそらし、思いっきり目を閉じてしまう。

「んっ……はぁ、っ、んっ!!」

その指一つだけが、圧倒的な快楽を与える。無限に快楽を貪り続ける性快楽の化身。
圧倒的な快楽をその指に巻き付けながら、しかしその動きを全く止めることは無い。
いや止めるどころか、加速を続けている。
より強い快感を。
より美しい嬌声を。
より素晴らしい快楽を。
求め、求め続けて、指先が何かの魔法にかけられたかのように延々と、止まる事無く動き続ける。
疲れなどはない。与えられる快楽によって癒される。心地いい疲労と回復の永遠なるループ。
その中心となるは快楽。そこに存在しない何かを求めるかのように、動き続け、弄り続ける。

「やぁ!だめ、だめぇっ、いやぁぁっ!!」

否定の声は、もはや許容にしか聞こえない。
その快楽の否定が嘘そのものだと、明らかに聞いて分かる艶めく喘ぎ声が漏れ出て、全力で彼女を貶める。
快楽の底の底。まるで地面を抉ってその先の果て、世界の果てにある見えない何かを求め続ける為に。
そのために深く、深く。快楽の底に向かい続ける。求め与え続ける欲望に果てが来ることは無い。

二つの山の間、恥丘の間から一つ這い出た小さな突起。
絹のような細い指先が一瞬でも触れるだけで、ありえない快感が襲い掛かる。
それは本当に信じられないほどで。一瞬で、心の中が真っ白になって、飛ぶかと思った。
まだ、まだ辿り着いた事が無いところ。
そんな辿りつかない場所へとももに触れられたその一瞬で辿り着くかと思った。
息は荒く、優しかった指使いも呼応するかのようにまた荒くなっていく。
求められている、その動きに胸は強く締め付けられ、心も切なく痛む。

「はぁっ、ふぁっ、っん……ももっ!も、もぉ」

最後の言葉を。求めて。収まることも、止む事も無い快楽が常に襲い続けて。
何処か心の中にぽっかりと開いた穴。それを埋めつくす言葉を求めていた。
その言葉が、自分自身への絶頂への合図として。

――もう、我慢できそうに、無い?
「できっ、でき、ないっ……おね、がいっ……」
――いいよ、みやのお願いなら何でも聞いてあげる。

するり、と指の先が、腰元へと伸びた。肌と絹が擦れる、おかしな感覚。
指先が器用に、もう既に役に立たなくなっているショーツを脱がしにかかっていた。
もはや抵抗の意思は無い。与えられ続ける快楽の波に身を委ねる。
みやの視線からは見えないものの、秘所から薄い布に向かってドロリと伸びる粘液。
快楽がどれ程の物であったかを、それが全て物語っていた。
指が二つ伸びて。陰核を軽く摘む。
びくりと全身が跳ねる。狂おしく、ただ華やかに。
お互いへの欲望の赴くままに、ただ突き動かされていく快楽。

「っ、ひぁぁっ!」

まだだ、まだだけれども。歯を食いしばって耐える。
けれど達するには十分すぎる程の衝撃。

――もうちょっと、早める、ね。みや……きもちいい?
「ふぁ、ぁっ、ぁあんっ、やっ、ぁあっ!!」

くちゅり、くちゅり。
粘液が厭らしく響き、更に乱れさせようと、ぐちゃぐちゃに掻き回す指。
絡み合うその姿はとてつもなく卑猥であり、乱れているのに美しく。
もう答える事も出来なくなって、指の動きに合わせて吐かれる呼吸に音が乗るだけ。

淫靡に喘ぎ声を奏でる彼女の姿は誰の眼にも見て明らかなほどに優雅だった。
ベッドの上にありながら、ふわりと艶やかで華やかな光が舞った。
底なし沼のように深く埋まり、沈み込む指先、
力を強く込めてしまえばあっさりと折れてしまいそうなそれは何とも言えずに可憐。
快楽のステージ、欲望の赴くままに延々と続いてきた物語は。

――ここも、ももの事離したくないって言ってる。可愛い、みや。
「っ、はぁっ、あぁ!だっ、て…ももっ…」

唐突に、呆気無いほどに。
愛おしく囁かれ続ける言葉と惜しみなく与えられる動きとでいとも簡単に幕切れを迎えようとしていた。

「ふぁっ、あっ、やだ、頭の中、なにもっ!!」
――うん、良いよ、全部、忘れなよ。なにも怖くないから、ももの事だけ考えてて。

消え去る色。消え行く世界。全てを包み込む快楽の絶頂。大好きなピンク色だけがそこに残る。

「やだっ、どこにも、いか、ないでっ!……好きなのっ、好きっ、やぁぁぁっ!!!」
――いかないよ、大丈夫、みや。ここに居るから。ももだって…みやが好き。

求めているのは、欲しかったのはその言葉、永遠の誓いにも等しい、言葉という恋の呪縛。
その言葉を求め合って、その手から伸びた指はなお求め続ける最大の快楽。
頂点はもうすぐそこに、ある。けれど、今そこへたどり着いてしまったら。
何もかもが、自分を支える全てのものが、自分が自分らしく振舞えていた地盤が、
自分自身がここからあっという間に消え去ってしまいそうだった。

「おね、がいっ、いっぱい、そばにいてっ、ささえ、ててっ」

早まる鼓動と艶めかしく動き続けるその指が、
溢れ出したままの水音とももへの想いが、どんどんと自分を追い詰めていく。

「…ももっ、ももが、良いの、好きなのっ…ももじゃなきゃ、いやなのにっ」
――ももだって、同じ、だよ。

力強く耐えていた今迄の自分はどこへ消え去ったのか。
あらゆる快楽を求めて、その声を放ち、貪欲に求めていく。
誰よりも優しく、強く、苦しい程の愛おしさを与えてくれる彼女の全てを。

「ぎゅって、ぎゅって、してっ!もぉ、真っ白になって、く、から……ぃやぁっ!!」

涙を、目に一杯浮かべて。まるで子供のような、お願い事。
ただその身体を苦しい程にきつくきつく抱きしめてほしい。
どこへも行ってしまわないように、身体を委ねたら支えてほしい。それだけの言葉を、望んで。

――大丈夫、ここにいるよ、みや。大好きなみや。
「っ、はぁっ、あぁあっん!」

ぎゅうっと。
空いた右手が、彼女の身体を、力一杯に包み込んだ。
欲しい以上の言葉に喜びで震える身体。
全身に響き渡る安堵。

――ここにいる、みやだけしか見てないから。
「はぁ、ぁっん、はぁっ、ももっ!!…とんじゃう、どっかにっ、頭の中、変なのっ!!ももっ!!ももぉっ!」

襲い来る快楽が。全身を包み込んでいく。
頭の中が、一瞬ぼうっと真っ白になって。
ももの事以外、何も考えられ、なくなって。
自分の身体が、どこかへ消えてしまいそうになって。

びくり、びくり、と全身が大きく跳ねた後、小刻みに震える身体から少しずつ快感を逃がしていく。
そこには喘ぎ声も何も無い、絶頂を達した後の、荒い息だけが部屋に響いていた。
暫くして、想い人の名前を上の空で求めるだけの切ない声。

「もも……」

――たった一人、部屋の中で。荒く、呼吸をする彼女だけが。残っていた。

降り注ぐシャワーの水圧が、気持ちいい。
壁に、両手を突いて寄りかかるようにしてそのシャワーを浴びる。
気を抜くとポロポロと零れそうになる涙さえも一瞬で無かった事にしてくれる。
放心して気だるくなった身体に、いつもの精神を戻すにはやはり冷たいシャワーが一番だ。
ザァァ、とシャワールームに響き渡る音が、狂いきった心にも、身体にも心地良い。
さっきまでの、自らの欲望に任せて乱れ切った情事を、忘れさせてくれるには十分だ。

エクステを外して肩で切り揃えた麗しいダークブルーの髪をかき上げると、はぁと一つ溜息。
そう――終わったのだ。
あれほどにまでに自分にとって最大の快楽を与えてくれる喜びは終わりを告げ、今いる自分はただ一人。

今ここにいるのは、夏焼雅、ただ一人。

自嘲気味に、少しだけ笑う。
キュッ、とシャワーの栓を閉める音。もう十分に冷え切った。
頭は透き通るぐらいにクールに戻っている。冷えて、落ち着きを取り戻した顔は年相応に。
濡れたその髪に、スラリと引き締まった身体にまとわりつく水滴が、何ともいえず淫靡。
ただその言葉以外が似合わないほどには大人びていた。

冷え切ったままでは流石に風邪を引いてしまうからと、温かい湯船に顔まで浸かる。
目を閉じで頭の中を空っぽにする。身体を伸ばし気だるく弛緩させていく。
呼吸が苦しくなった頃にはいつものように明るく垣根のない自分に戻れていた。


全身、何一つ衣類を纏わぬ姿。
バスタオルを一枚手に取り、髪を拭きながら部屋に戻っていく。
ベッドの上は、先ほどの行為が如実に見えるほどにその濡れた感覚、湿り気が存分に残っている。
先程の乱れ切った行為を思い出して、自分が嫌になる。
誰もいなかった。そこに居たのは自分一人だった。

自分の快楽と渇きを満たすために、勝手に彼女の幻影を重ねて。
理想通りに、自分が彼女に求められるならばと最大の幻影を、生み出して。
ただただ浅ましく快楽を貪り食った。
細長く伸びた自らの指がとてつもないぐらいに苛立たしくて。
他の場所へと行く当てもなく、解放されたその指の存在が悲しくて。
そんな風に、ただずっと手を眺めていても何も始まらないのに。

下着を付け直し、いつも通りの部屋着へ。コレでいつもの私。
これで何食わぬ顔でまた明日からいつも通りに振舞える。
まだ自分達の距離を見誤ってはいけない。
それでも既に危ういバランスの上に居るというのはお互いに分かっている。
触れ合いはいつだってさり気なく、一定の節度は守ったまま境界線だけは越えずに。
でも決して拒まないその顔に一瞬の切なさと、戸惑いが混じっていたのを見つけた時、
お互いに笑って誤魔化して、踏み止まっては一人こうして自らを穢していく。


彼女が私に求めているのは、まだ相棒と言う肩書だけだから。


忘れたくは無いけれど、忘れられるものならば忘れてしまいたい。
不可思議な矛盾と、薄汚れた自らの恋心と欲望を。全て消えてしまえばいいと思う。
けれどそうまで思っても、決して消えない心の記憶。
愛おしくていっそ捨ててしまいたくなるのに次々と増えていく記憶は、二度と消えない。

いやそうまで思っても――愛したいのだ。
どれだけ、頑張ったとしても。
どれほどの、努力を自分がしたとしても。

誰よりも完璧なアイドル像を与え続けている彼女は私に、いや、誰1人として振り向く事を許さない。
まだ駄目だよ、と告げられた彼女の言葉に期待を持ってしまう自分が居る。
待てるだろうかなんて選択肢すらあり得ない。

「それで、いい」

例え穢れた私には、彼女の隣が似合わなかったとしても。

「これで、いいの」

私の指先が彼女の深い場所に触れることすら、許さない。
どんな理由があろうとも、彼女を誰かが穢す事はこの私が許さない。
彼女を汚していいのは、彼女が愛すると決めた者のみ。
この先私がその眼中に無くなる事になったとしても全く構わない。

穢れるのは私一人でいい。
心に焼き付けたあの子の姿を声を鮮明に思い浮かべ、ただ一人、部屋で情事に狂う私一人が、居ればいい。
そうすれば、あの子は決して壊れずに穢れずに、真っ白なままで済むのだから。


待つと決めた日から狂おしい程に燃え上がり続けている欲望はこうして水に流していく。


勢いで伝えるだけが愛じゃない。
信じて待っているのはきっとどっちもだから。
もしも今このバランスが崩れてしまったら、きっと悲しい顔と選択をさせてしまう。
だからこそ、いつか駄目だと言えなくなるその日が訪れるのを待ち続けていられる。
そしてそれは――きっと寂しい事なんかじゃない。


「……誰よりも。ももが、好き――」


目と耳を閉じていてくれるならば、こんなにも自分の気持ちに素直になれるのに。
貴女が起きてる時にはまだ伝えられないこの気持ちだけど、この声が夢の中で届けばいいのに。

END


『君をチューニング』の続編になりますので、3月初旬の捏造雅ちゃんだと思って頂ければありがたいです。
にへまるに洗脳され続けた結果旬のソロ活動になってしまった事は本当にすまないと思っている。
舌の行為を封印すると書きにくいことこの上ない。
一切キスもさせない床ドン編が書けて私は非常に満足しているが…

――チューしたいなぁ
って幻影ももさんに言わせたくて仕方なかったのですがw

幸せなみやももが大好きなのに、リアル設定で描くならももさんの意思を尊重して7月までは我慢させようと思ってるのでこんな切ないの書いててゴメンナサイみやびちゃんみやびちゃん。
その代わり子作り編では目いっぱいいちゃつかせようと思っています(待て


正直、ソロ活動長すぎぃ!
読んでしまった方、ありがとうございます&お疲れ様でしたー。

ではでは、今日はこの辺で!
しーゆーあげいん☆

コメント一覧

やぐぞ。 (03/13 17:03) 編集・削除

みやもも熱が、酷すぎるぞっ!!!>褒めてます

ちょっと目を離したスキに、大量更新されてる!!
文章とか絵とか、たくさんの何かがあふれ出てるー!!
数日前に発見しましたがまるっと読ませてもらうのに時間がかかってしまいました。
ふと沸いた幸せをありがとう。

普段ももさんソロ推しで、あまりCP妄想しないんですが、みやもももって良いかもって熱に浮かされまくりましたごちそうさまでした!

イゴー (03/13 18:34) 編集・削除

ちょ、返信早っ!時空の歪みにビックリしましたw
私から一方的に書き殴っているだけの変態活動報告書の数々で幸せになれているなら何よりです。
みやももヲタ冥利に尽きまする。

実はスレへUPする前に他の方の作品が来てたので…ちょっと皆のコメントの為にも間を置くというか。インターバル的に再度の推敲中でして。日記中の文章を手直ししてしまいましたw
※日記の投稿時間よりコメントが早くなっているのはそのためです。

本当に…我ながら酷い高熱っぷりだと思いますが。
ここを開設した当時、いやもしかするとそれ以上のスピード感とみやももへの愛が溢れ出ているかもしれません(当社比)
全くちょっと目を離すとこれだよ!感ワロス。
そういうスリルもここの楽しみ方の1つと言うか。
みやもも、とても良いですよ……!
並び的なビジュアルも完璧ですが、相反するキャラも受け攻めだろうが、どの年代でも設定は自由自在な器と現実との供給量のバランスといい。
どうです…お嫌いじゃないでしょう?w

石川さんも結婚したし。って訳じゃないですけれども。

やぐぞ。さんもこのまま染まってしまえば楽になれますよ☆
手始めにyoutubeでGNO#56~58の料理コーナーを見てからみやももセクハラスレの過去ログかwikiを見てくると良いと思います(微笑)

…また来たときは更に染まっている事を期待してますw

やぐぞ。 (03/15 18:03) 編集・削除

まだまだ染まらんぞー!(爆)

とか一応叫んでおくけども。

GNO見ちゃったしセクハラスレものぞいてしまいましたが、なるほどすげえ爆発力!!!

個人的にももさんに懐いてるみやさんとか良いなと…。
スレをそっと眺めながら、ちょっと二人の基本情報をゲットしていきたいと思い始めてる私がいますが、染まるかどうかこうご期待☆(笑)

美味しいネタあざーっす!ヽ(´∀`)ノ