<1> <2> <3> <4> <5>


 馬岱 /不詳 平北将軍 ♂


 突然の投稿を、
 どうかお許しください。

 実は以前、
 関輿殿と張苞殿で
 酒を飲んで話をしたのですが…

 二人とも、関平殿と星彩殿に
 先をこされたと嘆いておりました。

 私はホウ徳殿に先をこされたことや
 新作の私の外見が
 ちょっとひどいだなんて、
 これっぽちも気にしていないのですが、
 二人の嘆き悲しむ様子を見るうちに、
 私も同情してしまい、
 三人で話し合ううちに
 城内に設置された目安箱に
 悩みを投稿してみたらどうか
 ということになり、
 私が代表で投稿することになりました。

 ずばり私達は
 どうしたらモブ武将から
 脱することができるでしょうか?
 兄上達のご助言、
 心からお願いいたします。



た……岱……。…くっ!悩んでたんだな、お前達…!!!
【馬超は目頭を押さえた】
姜維:確かに今回の馬岱殿たち、筋骨隆々むさマッチョ!って感じですもんね。
馬超:貴様!自分がちょっと可愛い系だと思って、我が従兄弟を愚弄するか!
趙雲:そうだな…。【趙雲はじっと考え込んだ】
関平もプレイヤーキャラクターに昇格したことだし、”真・三國無双12”くらいになる頃には、馬岱殿たちも使用武将になるのではないだろうか。
馬超:そ、そんなに先まで待たねばならんのか!?
姜維:そうでもないんじゃないですか?馬岱殿は人気があるようですし。
最近では、どうやらふぁんの皆さんからの声が大きければ、次回作に反映してくれる事が多いようですよ。
まずは、そふとに同梱されている葉書に件の内容を明記し、要望として送る事をオススメしますよ♪
趙雲:何を言っているのか全然わからん・・。
姜維:それよりも私は、未だ楽進殿、于禁殿がモ武将なのが気になります。
馬超:他国の武将などどうでも良い。しかも、へんな略し方をするなよ…。




 馬超殿大好き!/20歳 民 ♀


 趙雲殿はとてもかっこいいですね。
 でもせっかくの縁談を
 「天下に女は大勢いるから」
 といって断ったそうですね。

 女が嫌いなのですか?





…あー…、何か誤解があるようですが……。
……………………………………。
その前にひとつ尋ねたいのだが。 君たち、なぜそんなに私から離れる?
馬超:気にするな。
姜維:そそそうですよ! わたしたちに構わず、どうぞ続けてくださいっ
趙雲:何か腑に落ちんが…まぁ、いいか。

私が縁談を断った理由は、第一に同姓である方の未亡人であったこと、第二に”趙範殿の”お身内であったことです。
前桂陽太守だった趙範殿と私は、姓が同じであったため当時義兄弟の契りを結んでおりました。 つまり兄嫁である樊氏は私にとって姉も同然だったのです。 同族の女性を娶る、というのは、世の常識に照らし合わせても相容れられないものでした。
趙範殿は私が樊氏を娶ることで、私との絆を確固たるものにしようとしたようです。 しかし、もともとが殿に対する忠義心の薄い方。 いずれ殿の元を去るであろうことは明白でした。 そこでもしも私が趙範殿の身内になってしまっていたとしたら、連座せねばならない事態になりかねません。先の不穏を避けたのです。

それに私は、いずれ本心から愛せる女性が現れるまでは、無理をして妻を娶る必要はない、と考えました。
しかし、樊氏が容姿に優れた女性であったため、私よりも劉備殿がこの縁談に乗り気になってしまいまして。 困り果てた私は、”樊氏ばかりが女性ではない”という意味でこの言葉を使ったという訳なのです。
馬超:つまり、女嫌いだから断ったわけではない、と?
趙雲:無論そうですよ。
どうも近頃、私が縁談を断りつづけたように言われているようだが、この言葉はこの時限りのもので、以降 使った覚えはありません。 史実でも演義でも、ちゃんと息子が2人おりますし。まあ、晩婚だったのは否めないが。
姜維:…ハハ、そうですよね。 当然ですよね。
この時代、婚姻を結ばない、ということは、身体能力を疑われてもおかしくなかったですから。
趙雲:そうだ。さすがによーく分かってるじゃないか。
さあ、分かったら2人とも。 いい加減、そんなに離れて座るのはやめてくれないか?
姜維:い、いやぁ〜…、身体能力の他に、趣味の問題という可能性もありますし…。
ねっ、馬超殿?
馬超:うむ。
趙雲:…君ら、私の話の何を聞いていたんだ………?





  修羅商人/23歳 店番 ♂



 毎度!いつも当店をご利用いただき、
 ありがとうございやす。

 さっそく本題なんっすけどね。
 商品の一部である「商人の護衛」って
 ありやしょ?
 実は護衛されるはずの商人が、
 どっかで
 迷子になっちまったようなんでさ。
 おいらが迎えに行って
 やりたいんですが、
 ほら、店を空けるわけにゃ
 いかないんですよ。
 MAX価格で売ってる肉まんを、
 隙あらば持って行こうって輩が
 後を絶たないもんでね・・。

 てなわけで、旦那方!
 ちょいちょいっと行って、
 商人のヤロウを
 連れ戻しちゃくれやせんか?

 へぇ。生死不問でやす。 

 <報酬:2000>



 しっ、修羅商人んんんーーーーーーっっっ!!!!!!
趙雲:な、なんだ、なんだ? いきなり。
姜維:ミッション50くらいのとき、何度こいつに無双乱舞をかましたくなったことか…!!!
馬超:俺も。
趙雲:わ、私も…。
姜維:成功報酬2000、ですか。初期にこの金子(きんす)があったなら、さぞ楽でしょうね…。
趙雲:蜀将はみんな貧乏状態からスタートだからな。
馬超:お前は違うだろ、この裏切り者め。
趙雲:裏切り者とは心外だな。 私はコツコツ型なだけです。
姜維:とりあえず商人探しに行った方がいいんじゃないでしょうか?危険ですし。
馬超:うむ。そうだな。
趙雲:…しかし生死不問て…。いいのか?





  恋歌/14歳
  中国に縁のある家族の次女 ♀


 どうも!恋歌です!!
 目安箱、凄く面白そうなので、
 ずっと知りたかった事を
 お聞きしたいと思います。

 馬超殿の奥方の
 名前は何と言うのですか?
 楊氏、という事は分かるのですが、
 『氏』の部分の
 本名が分かりません!!

 私は馬超殿が好きなので、
 知りたいとは思っているのですが
 中々…
 もし分かるのならば教えてください!!
 ついでに人相も…私的には
 長身の超美人でお強い武将で、
 少し言葉遣いが
 堅苦しい感じが希望です!!


希望です!! と言われてもだな…。
姜維:………チッ
馬超:「チッ」!?
 おい、「チッ」ってなんなんだ、「チッ」って!?
姜維:べつに。なんでもありませんよ? フン。
趙雲:元々当時の文献には、女性は”姓”に”氏”を付けて記載されることがほとんどで、名が残ることは少ないようです。司馬懿殿の奥方などは、稀なケースだと言えるでしょう。 馬岱殿の字同様、調べても出てこないのではないでしょうか。残念ですが。
馬超:ああ、その通りだ。だから、好きに想像してくれて良いぞ。
姜維:じゃあ、言葉遣い美人の、長身が苦しい、堅武将なんですね。
馬超:何故そう混ぜる?





  シギー/26歳 呉将 ♂



 初めてお便りいたす。
 俺は今、己のあいでんてぃてぃに
 ついて悩んでいる。
 前作では、呉伝はおろか、
 よそ様のえんでぃんぐでまでも、
 太鼓を叩かせられる始末であった。

 俺の双鞭は、
 太鼓のバチではござらんっ!!!!

 だが、しゃいな俺は
 口に出して言うことができず、
 今宵も太鼓を叩かされている。

 そして、今作。
 合肥での見せ場が
 チラリと復活したのは良いのだが、
 3度目に出没する張遼に
 歯が立たぬ!!
 全く、ちっとも、勝てる気がしません!
 これはやはり、
 この地が我が墓場に
 ふさわしいということなのか・・・?

 助けて、ドラえもん!!!


ドラえもんは助けてくれないと思いますよ。
馬超:なんだよ?どらえもん、て?
趙雲:机の引き出しから夜な夜な現れる、球を組み合わせたような形状の、青白い異形の生き物のことだろう。その腹部は、異次元へ通じているという…。
姜維:趙雲殿、詳しいですね…。
馬超:ほう。つまり、怪物が代わりに太鼓を叩いてくれるという訳なのだな。
姜維:まあ、太鼓なら嬉々として叩いてくれそうですよね。なんか道具を出して・・・。
趙雲:ならば、問題ないな。円満解決じゃないか?
馬超:だな。
姜維:いえ、全然。
しかし、言うべきこと、不満があれば秘めずに言ったほうがいいですよ。
馬超:秘めずに、か。
では、3度目に現れる張遼殿には、臆せず言ったほうが良いな。「帰れ!」とな。
趙雲:それで帰ってくれるようならば、苦労はないだろうな……。





  小喬/15歳 およめさん ♀



 投稿したらいろいろ
 タメになったって
 お姉ちゃんが言ってたから、
 あたしも投稿しちゃうね。

 お姉ちゃんのダーリンは
 すっごくすっごく
 甘い言葉とかかけてくれて、
 超ラブラブなのに、
 マイダーリンは
 「孫策!孫策!」
 ばっかりで
 あたしは二の次ってカンジ。

 お姉ちゃんのトコみたいに、
 あたしもあま〜い言葉を
 かけて欲しいな。
 そこで、男の人は女のコの
 どんなしぐさとか見て
 可愛いなって思うのか知りたいの。

 みなさんは、
 どんな女のコが好みなんですか?


妹御のほうか。
姜維:小さくて元気な方ですね。
馬超:全く見分けがつかん…。
姜維:これは実に興味深い投稿ですねぇ。
ちなみに趙雲殿の好みの女性とはどのようなタイプなのですか?
趙雲:わ、私にふるな。他に適任がいるだろう!?
馬超:ん?
姜維:まぁまぁ。趙雲殿のような、固…真面目な方の好みの女性とはどんなタイプなのか、 後学のためにも、ぜひ知っておきたいんですよ。さぁ、ぜひ!
趙雲:断る。
姜維:趙雲殿が教えてくだされば、次はわたしもお教えしますから。お願いしますよ。
趙雲:なぜそこまで…。仕方ないな。  【趙雲はため息をついた】
姜維:ドキドキ。
趙雲:私は、だな。…そうだな、風に揺れる野の花のような女性だろうか。
姜維:もう少し具体的に。
趙雲:無理な背伸びをせず、あるがままに生きていて、 そこに自然な可憐さを感じさせるような女性、だな。
ふと目にした名も知らぬ野の花に、心慰められるような…。
…もういいだろう!? こんなのは二度とごめんだ。次はおまえの番だぞ、姜維?
姜維:…と、交渉とはこのように行うのです。
馬超:ほう、鮮やかだな。あの趙雲殿に、ここまで語らせるとは。
趙雲:!!!! もう誰も信じるものか!!!




  二児の母/秘密 母親 ♀


 今年から子供を
 保育園に通わせ始めたのですが、
 担当保母からもらった名刺に
 「トップブリーダー」と
 書かれていました。

 子供を預けるのを
 止めるべきでしょうか。



 優秀なコンパニオンドッグに成長しそうだな。
姜維:ですねっ♪
趙雲:…待て、人間の子供だろう…!?
コンパニオン・ドッグに育てて、どうする気だ?





  ワルキューレ/16歳 ♀



 趙雲様と星彩様は
 ラブ×2と聞きましたが、
 実際はどうなのですか?
 そうだとしたら、ショックのあまり、
 泣いちゃいます!




 ??? 誰と誰がラブ×2と?
姜維:趙雲殿と星彩殿が、ですよ。
馬超:ほう。そうだったのか。
趙雲:なぜそんな話になっているんだ?
星彩は、剣技の師弟であるという関係以上の何ものでもない。 そもそも、張飛殿の娘にそのような感情を抱く訳がない。
馬超:全く?
趙雲:全く。全然。星彩は私にとって大切な妹のような存在ですよ。
姜維:大切な妹が、大切な女(ひと)に昇格する可能性だってありますよね?
趙雲:そんな事を言い出す意図は、ただ引っ掻き回して遊びたいだけということは分かっているぞ。
姜維:さすがですね。 ふふふ。
まぁ冗談はさておき、星彩殿ってつまり張皇后のことですよね。ゆくゆくは劉禅殿に嫁がれるのでは?




  魏エン/37才 将グン ♂



 我モ・・・
 槍族・・・・




 違うだろ。
姜維:違いますね。
趙雲:違うな。
姜維:しかし魏延殿、心なしか成長していませんか? 漢字とか。
馬超:『なぜそっちを』と思わせる漢字の使い方が、実に魏延らしいな。
趙雲:しかし、魏延殿ほど”族”という名称の似合う武将も、なかなかいないような…。
姜維:趙雲殿、ひどッ!!!!
馬超:酷い奴だな、お前……。
趙雲:ななななんだ? 私が悪いのか!?




  粋麗/16歳 旅人 ♀



 お初にお目にかかります槍族の皆様。
 早々本題に入りますが
 馬岱殿について疑問をもっております。
 あの美形で男前な
 馬超殿の弟なのだから
 カッコいいと思うのですよ。
 遊んだりしていないと思うのですよ。
 どうなのでしょうか?
 銀髪で美形と信じてるんですが・・・。




 よく分からんが、岱は俺の弟ではないぞ?
 美形で男前のくだりには全面的に同意であるが。
姜維:私が永遠に眠らせてあげましょうか?
馬超:なんでだよ。
趙雲:自覚がないのが一番手に負えないな…。
馬超:遊んだりしていない、というのはどういう意味だ?
姜維:『馬超殿と違って馬岱殿は悪い遊びはしない』という意味では?
馬超:うむ。岱は真面目だからな。
趙雲:否定しないのか?
馬超:なぜだ?岱は礼儀正しいし、真面目だぞ?
趙雲:いや、そこじゃなく…。なんかもういいや…。
姜維:しかし、馬一族の頭髪についての問い合わせは尽きませんねぇ。 馬騰殿が黒髯だし、馬岱殿も2までは黒髪だったように記憶しておりますが。
馬超:こればかりはモデルとして確定するまで、この場ではなんとも答えようがないな。 想像にお任せする、としか。



<1> <2> <3> <4> <5>