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2014.04.07 Monday

戦神館學園八命陣

戦神館の感想がまとめ終わったら、未開封のままのPSPの設定をして、
まずは借りっぱなしのロンパ2を終わらせるんだ(宣言)。



4月に入って一番「やっちゃった」と思うのは、
「期間限定で製品版を無料配信」という言葉につられて
ORIGINで「DEAD SPACE」(通称「石村」)をDLしてしまった事かな……。
「フラテルニテ」PVもグロいと聞いて見るのを回避してた位なのに、
残虐表現で日本国内発禁になったという石村を何故DLしてしまったのか。
だって東出さんがめっちゃ楽しそうに(ビビりながら)遊んでたから!
国内版なんて無いから当然ゲーム中は完全英語オンリーだけど、
英語分からなくても全く問題ない、むしろ分からない方がいいのかも、
って東出さん言ってたしね!
まあ、無料だからDLしただけなので起動する機会はすぐにはないだろう……
と思ってたんですけどね。
何故起動したし自分。
人間の死体に色々余計なパーツが付いてて怖いよう。
しかもそれがいきなり目の前に出現して問答無用で襲い掛かってくるよう。
洋ゲーTPSなんてRDR以来数年ぶりに動かしたから、
ただでさえ操作がややこしいのに、いきなり攻撃されたら
混乱してますます冷静に動かせなくなるんだよう。
タダより怖いものはないって本当だ……。
最初に敵が襲ってきた時、ボタン押しまくっても攻撃できず、
あっさり首が斬られてThe End。
……ただ逃げて特定のポイントまで辿り着けばいいのだと気付くまでに、
かなりの時間と回復アイテムを消耗しましたとさ。
すごい速度で開閉するドアを突破しようとして、
胴体をぶった斬られてまたしてもThe End。
……専用のゲージを消費して時間の進みを遅くして抜けると気付くまでに、
かなりの時間と以下同文。
わあ懐かしいなあこの訳分からないまま問答無用に殺される感覚。
今回はガチで日本語が無いので、RDRの時よりもっと手探り感強し。
いやいや大丈夫、敵のグラフィックはまだシャドハレベルなので大丈夫。
今の所は遠距離から狙撃食らったりしない分、RDRよりは多少マシ。
とりあえず死体はこれ以上分割できないレベルまで踏み潰しまくっておく。

あ、いや、日本語あった、ありました。
燦然と輝く「石村<ISHIMURA>」。
洋ゲーなのに何故タイトルの単語にかすりもしてない「石村」が略称なのか、
東出さんがゲームの話題を出す度に疑問だったけど、開始して即理解。
というか、何で宇宙船名だけ日本人の苗字か。ギャグか。

そんなこんなできっと慣れればもうちょっとマシになりそうだけど、
指への負担が半端無いので、時々ちょっとずつ進める位がいい感じ。



propellerスタッフブログが日曜なのに更新されていたという。
記事担当はまたもプ~氏。
日曜なのにご苦労様ですな感じですが、確か、担当業務的に
人のいない深夜や休日に動く事が多いとかいう話を
2007年辺りのブログ記事で語っていたのを見た記憶が。
今でも変わらないんですかねその辺り。
サイトの方は土曜に更新があったので、
その時に一緒にブログ更新しなかった埋め合わせなのかも?
載せてる絵は初出?
こういうがしがしと太い線は、東口さんらしいタッチだなあと思う。
それはともかく、この絵が上半身裸な事について。



さてそんな訳で戦神館。
正田ゲーとしては第一報からリアルタイムで情報を追って、
発売からほとんど時間を置かずにコンプまでいけた初の作品。
それこそ一心不乱で突き進んで、ものすごく楽しかったけど
少し時間を置いて他の人のツッコミや考察を読むと
シナリオの矛盾や穴が確かに指摘通りな事に納得、
それでもやっぱり楽しいのも間違いない、って感じの作品。
そしてラスボスのインパクトがえらい方向に突き抜けた作品でもあった。
立ち絵とイベント絵を巧く使った演出が本当にいい。
神咒と同じく、タイトル画面の曲が最高に好きだけど、
神咒のタイトル曲が「心躍る」なら、戦神館は「心滾る」。

あとの細かい感想は、ネタバレ全開の為に折り畳み。
神咒の時は、要素毎に適度にまとめるつもりだったのが
気付けば量は増えるわえらい時間を食ってたわで大変な事になったので、
戦神館についてはそれを反省して、文脈も何も考えずに本当に思いついた順に
箇条書きで並べておく事に。
例によって、思いついたら追記したりするかも。
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・戦神館の内容について、一言でまとめると
 「主人公がライドウっぽいと思ったら最後はペルソナで終わっていた」。

・ヒロイン4人の中では水希が一番好きなのは変わらないけど、
 一番ヒロインとしてちゃんとしてたのは晶かなあと思う。
 4ルート中、ラストバトルでよしやんと共闘した唯一のヒロインだし。
 でも、実質ヒロインの方がラスボスと直接対決してた歩美ルートも好き。
 発売前に歩美ルートが異色だと言っていたのは、その辺りが理由なのかな。

・よしやん×ヒロインよりよしやん絡まない組み合わせの方が魅力に感じるのは、
 他の人の意見を見回ってると自分だけじゃないらしい。
 というか、鈴子には鳴滝が、歩美には狩摩さんが、
 組み合わせとしてとても楽しいので、
 必然的に、よしやんの相手として見たいヒロインが2人になってしまうという。
 正直、ヒロインの相手として主人公よりサブキャラの方が魅力に見えるのは
 エロゲ的にどうなんだろうと思わないでもないけども。

・鳴滝と鈴子については、公式サイドから何度も否定されてたのは、
 本編で鳴滝と百合香が絡むからだったのな。
 でもこの関係、キャラの元ネタ「帝都物語」に合わせたらしいけど、
 鳴滝→百合香の経過描写がないお陰で説得力が……。
 鈴子ルート最後の幽雫VS鳴滝も、結果の消化不良さを
 最後の水希ルートで回収する為の布石だからと考えても、不満は残る。
 そしてやっぱりコンプしても鳴滝と鈴子の関係性のが好きなんだよなあ。
 でも、描写が足りないという指摘が多いみたいなので、
 コンシューマ化で補完される可能性も高いよね……。
 シナリオの穴の補完は喜ぶべき所なのに、そういう視点で見てしまうと
 コンシューマ展開に戦々恐々。

・逆に元ネタ通りの組み合わせでめっちゃ良かったのは栄光×野枝。
 こっちも栄光が野枝を好きになる過程はあまり描写されなかったけど、
 野枝の為に頑張る栄光がものすごく輝いてたから無問題。
 2人のシーンでの栄光はもう完全に主人公と化してた。
 月夜の告白シーンでの、野枝の困った笑顔が超可愛い。
 そんな風に2人の描写が良かったからこそ、
 あの結末は切なくてたまらない訳で……。
 栄光が「全部終わった後、自分が仲間外れにされてる感覚」とか
 「全員に殴られた」とか言ってた理由、知らない状態だとギャグだけど
 本編の結末を知った上だと一気に笑えるどころか泣ける話になってしまう。

・現実だと思ってたのは夢の中の世界でよしやん達は大正の人間でした、は
 ギミック自体は面白くてすごく好きだけど、
 設定的には矛盾している感じがしていまいち腑に落ちないのも確か。
 やっぱり開発途中で大幅な設定変更があったんじゃないかと思ってしまう。

・空亡の「六算祓エヤ、滅・滅・滅・滅、亡・亡・亡!」の響きが良くて
 妙に気に入ってしまってたり。
 空亡はその存在性も対応の仕方(「倒す」じゃない所)も好き。

・甘粕さんは、プロローグではものすごく凶悪そうな雰囲気だったのに、
 「つい」で取り返しつかない事やっちゃう所が大好きです。
 黄金といい甘粕さんといい、正田ゲーのラスボス(波旬除く)は
 大口開けた笑顔がステキ。

・現代が実は夢の中の世界だったという真実によって一番嬉しかったのは、
 恵理子さんが現実ではちゃんと生きてくれてた事でした。

・キーラが何となくシュライバーを連想させたのは、
 一見、髪の白さや獣イメージの所為に思ったけれど、
 一番は作中での報われなさじゃないのかな……。
 印象に残るのは暴れまわってるシーンばかりだったので、
 敵キャラの中では特に補完が欲しい存在。

・タイトル画面で流れる「仁義八行」がたまらなく好きだけど、
 六勢力それぞれのテーマもめっちゃ好き。
 「釈迦ノ掌」は裏の読めない狩摩さんらしい怪しさがいい。
 「傾城反魂香」は印象に残るのが鳴滝VS幽雫くんのバトルという意味でも
 百合香のテーマというより幽雫くんのテーマという方が
 合ってる気がする。
 それも、主旋律が優雅なので、イメージ的には幽雫>鳴滝。
 戦闘BGMでは一番好きなのもこの曲だなあ。
 「如是畜生発菩提心」は勝利を感じさせる爽やかなファンファーレだけど、
 よく聴いたら、作品の雰囲気に似合わぬポップな曲調のED曲にして
 公開時に物議を醸しまくったPV4のBGMというびっくりな事実。
 「戦の真は千の信に顕現する」は流れるシーン的に、
 栄光と野枝のテーマと言っちゃっていいと思う。

・モチーフの中心になってる「八犬伝」は読んだ事がないので
 どの位作中に反映されているか分からなかったりする。
 鈴子の相手がキーラなのは「八犬伝」でのネタが由来らしいけど、
 出典作品のどこがどういう風に戦神館に反映されてるか知りたいなあ。
 八犬士については、ラストバトルで顕現してる描写があるのに
 ビジュアル的には玉でしか表現されていたのがちょっと肩透かし。
 ついでに言うと、相手が主神クラスを召喚してきてるのに
 一国のマイナーな物語の英雄で対抗できてるってバランスも不思議。

・突如始まったアラヤの1人語り。
 そしてそれを一切ボイスを飛ばさずに真面目に聴いていたら
 1時間経過していたとは誰が予想したであろうか。
 延々と一方的に世界設定の説明をされる事に爆笑してすいません。

・周回に意味がある構成は面白いなあ。
 ただ、よしやんがヒロイン全員とくっついた記憶がある状態で
 その後の現実を生きるって、どのキャラにとっても複雑なんじゃなかろうか。

・コンプする為の選択肢が出現しなくて悩んでる人が多かったので
 フラグチェックが厳しそうだと構えていたのに、
 初回から普通に全員分の選択肢が出現してました。
 すぐに終わるデッドエンドばかりみたいだからと
 気にせずにバッドエンドを踏みまくってたのが逆に良かったっぽいね。

・水希ルートでは、さりげに怪士が自分の夢を叶えて幸せそうだったなあ。

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