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□ 補編 □ おすすめ書籍
お母さんが安心して子どもにパソコンを使わせる本
目次
- こ突きあいはやめて仲よく使おう
パソコンをどう使わせますか?- 子どもにパソコンを使わせるためのルールづくり
- 子どもにパソコンを使わせるときに注意すること
- 子どもに安心してパソコンを使わせるためのセットアップ
- 子どもにパソコンの基本をどう教えればいいの?
- ハードウェアの使い方の基本を教えましょう
- ソフトウェアの使い方の基本を教えましょう
- パソコンで一番大切なもの・データについて教えましょう
- 子どもとお母さんの素朴な疑問 Part1
- 子どもと楽しむインターネットの世界
インターネットは危険がいっぱい?- インターネットでどんなことができるのか教えてあげて
- インターネットでは何を注意すればいいの?
- お母さんができる自衛手段とは?
- 子どもとインターネットをいっしょに旅してみよう!
- 子どもとお母さんの素朴な疑問 Part2
- 大丈夫、すぐ直るから
パソコンが壊れた!さぁ、どうしますか?- お母さん、落ち着いて!パソコンを直しましょう
- ユーザーサポートセンターに電話する前の準備について
- それではサポートセンターに電話してみましょう!
- 子どもとお母さんの素朴な疑問 Part3
- コンピュータが大好き、広がる可能性
パソコンでお仕事できるようになりたいな…- コンピュータが活躍するのはパソコンだけじゃないのよ…
- プログラマってどんな仕事?プログラムってなぁに?
- 大人顔負け、子どもだってパソコンの資格がとれる
- 子どもとお母さんの素朴な疑問 Part4
- 付録 小学生の情報教育のために
- 小学生のためのローマ字入力
- 小学校のパソコン授業カリキュラム例
- お母さんのためのパソコン用語(用語は統一して使いましょう)
- 情報教育アドバイザーから学校の先生達への提言
内容について
パソコンインストラクター/情報教育アドバイザーの視点で書かれた本。パソコン初心者のお母さんと小学生くらいの子どものいる家庭が想定されています。
- お菓子やジュースを飲食しながら使わない
- 具合が悪く見えても叩かない・まず待ってみる
- フローチャート・パソコンやモニタの電源が入らない時は……
そんなことから始まって、インターネットを使う時の楽しみ方から注意する点、サポートセンターに電話する時の注意事項、メールや掲示板で失敗しないためのコツ、コンピュータが好きになってきたら……一通りがメリット・デメリットバランスよく記載されています。
子どものいる家庭で生活の中にパソコンを導入するという前提で書かれているため、一般的な『パソコンの使い方』の本よりかなり生活感のある内容(電源が入らない場合の原因としてハムスターなどの家庭内の小動物に触れている本を私は初めて見ました)。
インターネットにつなぐ以前の部分にも比重が置かれていますが、このファイルの閲覧者なら気になるであろう内容(機種依存文字・大きすぎる添付ファイル・マルチポスト・著作権・肖像権……)も二章二節、三節でしっかりと触れています。
個人的に良いな、と思ったのは付録の3、用語の統一についてきちんと書いてある点とその次の情報教育アドバイザーから学校の先生達への提言でした。
※ 操作方法の図解部分では WindowsXP の使用を前提としていますが WindowsXP SP2 の適用以前に書かれた本なのでその点には注意が必要かもしれません。
親と子のインターネット&ケータイ安心教室
目次
- 第1部 気をつけよう、インターネットとケータイ
- 1時間目 さまざまな危険の存在を知ろう
- ウイルスに感染しちゃった
- 何でもダウンロードするのは危ない
- どうしようチェーンメールが来た
- スパムメールやネズミ講メールに注意
- 個人情報は自分で守ろう
- 2時間目 一歩先は現実の社会
- 身に覚えのない請求書や督促状が来た
- オークションには詐欺が待っている
- 低年齢化する出会い系サイト
- いたるところにワナがあるアダルトサイト
- ネットで知り合って心中なんて
- 3時間目 気がついたら自分も加害者
- メールや掲示板でケンカ?
- それって本当の話?
- 甘いセキュリティで損害賠償を請求される?
- 自分で作ったホームページで違法行為?
- ファイル交換ソフトっていけないの?
- 豊かなネット社会を作ろう!
- 4時間目 上手に使えばこんなに便利
- なんでもネットで調べてみよう
- 遠くの人と友達になろう
- 親子で情報を発信しよう
- プレゼンテーションの力をつけよう
- 5時間目 わが家のオリジナル七か条をつくろう
- 大事なのは家族で会話すること
- 小学生向け七か条の例
- 中学生向け七か条の例
- 1時間目 さまざまな危険の存在を知ろう
- 第2部 コンピュータに詳しくない人のためのインターネットQ&A
- ウイルスとセキュリティに関する疑問
- そもそもウイルスって何?
- ウイルス対策ソフトは何をしているの?
- 携帯電話はウイルスに感染しないの?
- ファイアーウォールって何?
- クレジットカード番号を送信しても大丈夫?
- インターネットで盗聴されるってどういうこと?
- セキュリティホールって何?
- Windows Update は何をしているの?
- 勝手にハードディスクが動いたりネットワークにつながったり、これってウイルス?
- メールとウェブページに関する疑問
- スパムメールはどうして来るの?
- 差出人を偽ることができるって本当?
- どうして添付ファイルを圧縮するの?
- なぜ文字化けするの?
- 拡張子って何?
- スクリプトとプログラムって違うもの?
- 検索サイトのロボットやキャッシュって何?
- 通信に関する疑問
- インターネットにつなぐにはどういう方法があるの?
- ADSL って何?
- ルーターって何をするものなの?
- 無線LAN って何?
- インターネットが早い/遅いはどうして起きるの?
- ビットやバイト、メガやギガって何のこと?
- その他の疑問
- インターネットを使うには技術的なことを知らないとダメなの?
- 技術的にわからないことをどうやって調べればいいの?
- ウイルスとセキュリティに関する疑問
内容について
(おそらく)スレッド4の>>992さんの触れている本。
第1部は小学校の先生の視点で書かれています。ちょっと振り返ってみると心当たりがあるような例がたくさん載っていて、非常にわかりやすいです。
「ケータイを持ってみた」「インターネットに繋いでみた」「メールを始めた」くらいの受動的な状態で最低限知っていないと危ないことと、案外現実的な損害は直結しているな、ということ。
「自分(子供)が加害者になってしまう時」では向こう側にいるのが同じ人間だ、ということを忘れてしまうと……から始まって、何でもかんでも鵜呑みにしない・自分も間違った情報を発信しないこと。そして自分で作ったホームページで違法行為を働かないように、という項目で著作権・肖像権と引用に必要な条件などがきちんと記述されています(web上で配布されるフリー素材についても個々の使用規定をしっかり読んで守ることが触れられています)。
読んでみたきっかけは「3時間目にはどのようなことがどのように書かれているのか?」ということでしたが、個人的に一番読んでみて印象が深かったのは4時間目の「自分で情報を発信してみよう」という項目のラスト、プレゼンテーション力についてでした。「内容がまちがっていない」というだけでなく「説得力がある」ということ(自分のためのメモだから、というのはこういう力に自信がない故の逃げの姿勢かもな、とちょっと反省させられました)。
第2部のQ&Aも問題なければ素通りしてしまいがちな基本が列記してあるので、「普通に使えているよ」という人も復習として目を通してみるのも悪くないと思います。