*「目、瞑れよ…」 しっかりと唇を塞がれて、お互いの口内を舌が行き交う。 いつの間にか私のブラウスのボタンが外されていて、前が大きくはだけている。 隆志はキスを繰り返しながら、片方の手でブラの上から胸に刺激を与えつつ、器用にパンストと下着を抜き取ると更に秘部にも刺激を与えてくる。 スーッと風が肌を撫で、何とも言えない変な気分になってくる。 会社なのに…こんな事をして。 私ってばサイテー。 そう思いながらも、隆志からのキスを受け、快感を求めるように徐々に足が開いてくる。 「んっ…隆志っ…」 「優里…」 隆志は一旦指を引き抜いて、私の体を椅子から抱き上げると、資料の広がっていない事務机に私を座らせる。 そして自分は椅子に腰を下ろすと、私の両膝を持って、グイッと大きく広げると、秘部に唇を当てて蜜を舌で絡め取る。 「あっ…やんっ!」 もの凄く恥ずかしい、この体勢。 恥ずかしいんだけど、隆志から与えられる快感に体が嫌でも反応を示してしまう。 甘い声を響かせながら、私の手はいつの間にか大きく開かれた脚の間に埋まるヤツの頭に添えられていて、与えられる刺激にあわせるように、時折グッと髪を掴んでしまう。 「優里…すげぇな。後から後からあふれ出してくるんだけど…気持ちいいか?」 「そ…いう事いわないでよ…変態」 「だーから、お前のが変態だっつってんの」 隆志はおかしそうにクククっと笑いながら、舌先で快感で膨らんだ蕾を弄り熱く潤った中を指で弄る。 も…すごい悔しい。 こういう状況を楽しんでいるかのようなヤツの態度にも、自分がこの上ないくらいに感じてしまっていることも。 指の腹で弱い部分を擦られつつ、唇を内腿に這わせて時折強く吸い上げて紅い痕を残される。 際どいラインの部分にも。 再び隆志の唇が秘部に戻ってきて、ワザと音を聞かせるように蜜を吸い上げる様子を見下ろしながら、私はもう隆志自身を感じたくてヤツのシャツを引き上げるように引っ張る。 「隆志っ…も…あんっ…ダメ…もうっ」 「欲しい?優里…俺が」 「ん…欲しい」 「お。えらく素直じゃねぇか…優里」 自分でも驚くくらい素直に出てきた欲求。 そこまで限界だったのかと思うと、心底恥ずかしくなってくる。 隆志は嬉しそうに口元を上げながら、ベルトをカチャカチャっと外す。 そして、椅子から立ち上がり私の腰を机の端ギリギリまで引き寄せてから、唇を腹部から胸元まで滑らせてブラの上から蕾むを挟む。 「んっ…やぁっ…焦らさないでよっ…」 「いやぁ、こうやってヨガる優里を見るのもいいなぁなんて思って?」 隆志はニヤリとした笑みを見せてから、軽く唇にキスをすると、自身を秘部にあてがい一気に中に這入ってくる。 「バ…カっんんぁっ!!」 「くっ…はぁっ…すげ…想像以上」 お互いの口から吐息が漏れて、律動が始まると私の口からは甘い声が出始める。 「いやっ…隆志っ…いいっ…いいっ!…んっ…隆志ぃっ」 「んっ…優里っ…はぁっ…すげぇ気持ちいい…やっぱ最高だな、お前は」 膝を抱えて激しく律動を送ってくる隆志の体を強く抱きしめて、貪るようにキスを求める。 ガタガタっと音を立てて揺れる机に、内壁を擦りながら出入りを繰り返す刺激に、頭が一気に真っ白になっていく。 「優里…愛してるよ」 「隆志…私も…愛してる…あっ…んっ…イキそうっ…隆志…も…イっちゃう」 「イケよ、優里。最高に可愛いよ、お前。も…マジでお前しか考えらんねぇ…」 「あぁんっ…ぁあっ…隆志っ…あぁぁあんっ!!」 私は、ここが会社だという事も忘れて高く甘い声と共に絶頂を迎えた。 そして、程なくして私の名前を愛しそうに口にしながら同じように隆志も私の中で果てた。 はぁ…はぁ。と、お互いに荒く息を吐きつつ、確かめ合うように唇を重ねる。 奥深くで舌を絡め合わせて、息が整い始めた頃にようやく隆志の唇が離れた。 「オフィスデビューはどうよ?優里」 いやらしく流し目でそう言ってくる隆志を睨み、それでもここが会社なんだって事を改めて思い返すと頬が自然と赤く染まる。 「オフィスデビューってどういう意味よ、バカ。もう…こんな所でするなんて…」 「とか何とか言いながら、お前だってこういう場所でするのもまんざらでもねえんじゃねぇの?」 「…な、わけないでしょおがぁ!」 そうよ。元来こういう事はフカフカの布団が敷いてあるベッドでするもんでしょう? いや…でも、そこまで強く言えない自分がいたりする。 あんなに乱れてしまって…はぁ、私ってばどうしちゃったの? 「いや。俺は確信したね…あんなに優里が乱れたんだからな。あー。なんか、これから先の残業の楽しみが増えたなぁ」 「ちょっと…あんた何考えてんのよ」 「ん?優里と同じ事」 「なっ!?ばっ…もー、金輪際あんたの残業もこういう場所でも絶対、絶対何にもやんないんだからね!!!」 私は真っ赤に顔を染めて、どーだか?と、いやらしく笑ってくる隆志の顔を思いっきり睨んだ。 「さーてと。優里が乱れたこの机で、残りの仕事を片付けよっかなぁ?」 「……………」 私の言葉など耳に届いていないかのように、先ほどまでの情事の痕跡がまだ若干残っている机を、隆志はポンと叩いて更にいやらしく笑う。 この机見るたびに思い出してしまいそう… やだ、もう!明日からどんな顔して仕事したらいいのよっ!! ←Back
お題配布→『桃色手帳』様
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