神子様のお力をお借りした時空跳躍版です
こうして、戦場で命を失うことを九郎はずっと覚悟していた。
勿論死にたいと思っていたいわけではない。生き延び夢を掴み、幸せになるために戦っていたが、その為に命を差し出すことを恐れてはいなかった。
九郎がそういう道を辿るならば、彼の周りにいる人間もそれに巻き込んでしまうだろう、いつか九郎のせいで彼らは命を失うかもしれない。それも分かっていた。だから、彼らの為にもけして負けないと誓った。先陣きって戦場に赴き、勝ち続けてきた筈だった。
なのに……、九郎は悔しかった。
これは一体なんだったのだろう。
兄に裏切られた、平泉を巻き込み守れなかった。九郎自身ももはや散々な姿になっている。
いつからか意識していた死が、すぐ隣までやってきている。それが怖いのではないけれど、
あまりにもこの死に意味がないことがとても悔しい。
兄の為でも自分の為でも平泉の為でもなく死んでゆかなけらばならないのがただ悔しい。
なにより、
「……弁慶」
『諦めてしまうんですか?』
彼の言葉が過った。
『僕はまだ、君を鎌倉殿に討たせるつもりはありませんよ』
ああ、自分だって彼を鎌倉に討たせたくなどなかった、
『絶対に引き返さないでください。そうしなければ、僕の策は成りません……いいですね
その策で、きっと彼は命を落とすのだという予感があったのに、そんなの当然に知っていたのに、
彼を止めることなく一人逃げ延びたのは、彼を信じたかったからだ。
止めたかった。いくらなんでも無理だと思った。
けれど今、九郎はひとりここにいる。
それを今になって、この期に及んで、どうしようもなく悔いた。
歯ががちがちと震えた、指先はもっと震えた。だがどれだけ悔いても……全ては今更どうしようもない。
九郎は今まで数多と提示されてきた彼の策を疑ったことはなかった。だが、今回ばかりは違うと思った、駄目だと思った。
それは九郎の中で確固たる理屈があったわけではけしてない、ただ、他の誰でもない弁慶の目が、これが最期だと告げていたのだ。九郎の推測ならばともかく、彼の言葉はそれは……きっと正しいというのに、
九郎は何も言わず、振り返ることもなく、数多の敵を踏み越え、裂き、駆け抜けた。
彼の言葉を信じたかった。
弁慶の描く策は何度も九郎を助けてくれたが故、彼にとっては絶対なものだった。だから今回も……たとえ、彼の瞳が終わりを告げていたとしても、彼ならば大丈夫なのではないかと、きっと追いついてくれると思いたかったのだ、
だが違う、そんなことは言い訳だ、そんなの、ただ……、
ただ、彼との別離を直視できなかっただけだ。
実際、九郎がそこで彼を失いたくないと言える筈はなかった。彼は軍師で、九郎は大将だ。今まで散々九郎のために仲間たちが散っていった。その彼らの為に九郎は逃げ延びなければならなかったから、だから、どのみち昨日の晩、弁慶の策を否定しても、嫌だと言っても、何も変わらなかったかもしれない。
それでも、もしかしたら……それこそ彼を踏み台にすると、九郎が覚悟を決めていたのなら、他の策を練れたかもしれなかった。逆に弁慶と共に残ると決断した場合も然り、だ。
だが、九郎が選んだのは、なにもかも中途半端な回答。
どちらにも行きつけない、ただ迷い甘え逃げ出しただけの結論。
安易に信じたふりをした。それは盲目めいた信頼の殻を着た、放棄。
「…………弁慶、」
今にして思えば、彼はきっと、あの宇治川の日にはもう覚悟を決めていたんだ。九郎を守るつもりでいたのだろう。
それこそ、この折れた太刀のように。
『……そうですね。不安ですね』
言った彼を守りぬけると信じていた。彼と同じ未来に立てると思っていた。
なのに、なのに、結果はこれだ。
結局九郎は言葉では否定しておきながら、この太刀と同じように彼を散々に使役して、壊した。
「……」
九郎はぼんやりと空を仰いだ。灰色の空は冷淡だ。
剣を失ってしまった彼は、最早戦う術を知らない。
風が強くなってきた。地吹雪が起こり、視界が一面の白に染まる。
体も冷え、瞼は重くなってゆく。
だというのに、北上川はまだ遠い。……遠い。
「…にたい」
九郎はぽつりとつぶやいた。
だって、兄もいない夢もない、なにより彼もいない。
体はぼろぼろで、動かない。彼の全てが……身も心も、全身が終わりを望んでいた。もう走り続けるなんてできるはずがなかった。
記憶の彼方で彼は柔らかく笑っていた。愛しい笑顔だ。九郎にとってなにより大切な、かけがえのない。
恋しい。
こんなにも恋しい。
全てを投げ出して泣きたい衝動にかられた。殴られたように頭も痛んだ。
それでも泣けなかった。涙が全くこぼれなかった。こんなところでさえ、九郎は楽になることができなかった。
痛む頭を、だから九郎は一度殴った。そして折れた刀を崖に突き刺し、それを頼りによろよろと立ちあがる。
太刀もなくて、戦い方さえ分からなくて、生き延びる術も希望さえも、全く何も、一切持ち得ない九郎は、もう終わり以外の何も見ることができなかった。
そんな彼に冬の平泉は優しかった。風が止み空も割れ、再び陽が差しはじめたが、九郎を温めることはなく、冷え切ったままの気温が、九郎の熱をどんどんと奪ってゆく。
安らぎが近づく。それでも、
「…ねない」
九郎は前を見た。
自分がこんなところで朽ちることだって認めたくなんかなかった、
けれど何より、九郎はもう弁慶を踏み越えてでも逃げる事を選んでしまったのだから、走りつづけなければいけなかった。
寒さで身が凍りつく。立っただけで足が痛み震え、うまく歩けない。そんなことは多分、九郎にとっては最初からどうでもいいことだ。
『腕をかばわない戦い方をすると、傷を負ったとき、力が入らなくなるから軸がぶれて、刀が折れてしまいますよ』
腕が痛もうと、振るう太刀がなくとも、終わる訳にはいかなかった。
九郎はここまで、平家を倒せるなら、平和な世を築けるならと、たくさんのものに耐えてきた。耐えてきたつもりだった。
一年前に木曽を討った時、確かに彼らのやった事を九郎は許せなかったが、親族をあっさりと殺す兄の手法が九郎は……今にして思えば、悲しかった。
兄に重用されている景時がいつだって羨ましかったけれど、景時も兄も信頼していたから呑みこんだ。
そもそもはじめて兄に出逢った時もそうだった。もっと近づければと思っていたのに、そういうものなのだと諦めた。
それら全てに九郎は傷ついてきたけれど、自分一人が耐えればよかったから、簡単だった。
けれどそんな、仲間を好いた九郎としての決断と、彼らの命を預かった将としての決断は時として捻じれる。そうして九郎の中でくすぶってしまった迷いが、同じように弁慶を見殺しにしたのだと、九郎はここに来るまで気付きはしなかった。
またいつものように耐えればいと割り切ろうとして、離れてしまった。それがどういうことか、考えることも放棄して!
『迷いも太刀筋を鈍らせる原因になる』
その結果がこれだというのなら、ここで朽ちるなど、御免だ。
どれだけ辛くても、痛くても、もう迷わない。たとえ太刀だけに足らずこの腕までもが折れようとも、命が止まるその時まできっと走りぬいてみせる。
生き延びてみせる。
言葉の代わりに、すっかり短くなってしまった刀を九郎はもう一回、しっかりと構えた。
すると、
いきなり空が割れたかのように光がおちた。
驚き、呆然と見上げても何もない、ただ冬の厚い雲の切れ間から青がのぞいているばかり。だけど、やけに眩しくて晴れやかな色。
目を細めた九郎の耳に、突然くすくすと笑う声が飛び込んできた。
「ふふ、君はやはり、戦い続けてくれたんですね」
やはり驚いて視線を落とすと、目の前に黒い影があった。
影は見知った姿と声音を持っていた。
「……まさか、迎えに来たのか?」
たった一日と離れた訳じゃなかった。なのに、ただの影、幻だというのにどうしようもなく九郎の心は痛んだ。顔が歪む。
そんな九郎に影は平然と、
「ええ、やっぱり死ぬときは一緒がいいな、と思ったんです」
と、ほがらかに笑った。
たかが幻の戯言だ、だが九郎はその言葉にかっとした。
「なにが……だ、」
「九郎?」
そのまま幻に掴みかかる。握ったままの太刀ごと黒の衣を手繰り寄せると、幻は驚いたような顔をした。
「だったらどうしてお前は俺を先に行かせた?」
そのまま幻にのしかかる。幻は雪にざくりとその身を沈めた。
「どうして俺はお前を殺さなければならなかった!?」
「……九郎」
そのまま幻の目を見つめ、叫ぶ。九郎がどうして彼を責められよう? 思えど、一度溢れた心はもう止まらなかった。
歪んだ視界の先で、幻はまっすぐにこっちを見上げていた。
その目は懐かしい。懐かしくて、懐かしくて、
「どうして…………一緒に生きられないのならば、せめて、どうして、一緒に死ぬ方法を探してくれなかった」
口にすれば心が軋んだ。
いつだか彼に言ったことがあった。
『もし、いつかはぐれることがあっても、こうして共に歩んだ日々を思い出せば、救われるのではないか?』
答えは、最悪だった。
最低だった。
現れた幻はどうしようもなく愛しかった。けれどその全てが失われたものだという事実は、少しも九郎を救いはしなかった。
もうこの世にいない彼と、彼を見殺しにして生き延びると決めた九郎とではどこまでも並行、二度と相容れることはないのだという事実を突きつけるだけだった。
堪えきれずに九郎は幻にしがみついた。その頭に、ぽんと手が添えられた。
その手は温かく、心地よくて、さっきまであんなに生き延びると必死だったというのに、九郎はどんどんと、自分の体から力が抜けてゆくのを感じた。
ゆっくりと、白と黒の景色が遠くなってゆく。本当に終わるのだと思った。
なのに、幻が言った。
「ええ、九郎。僕が悪かったです。一緒にいきましょう」
「そうではなくて」
「だから、僕も反省しました。たっぷり怒られましたしね。ほら、肩を見せて」
「何を……っ!?」
言うと、こちらの返答も待たず、幻はいきなり小さな刀を出し、やはりいきなり…おそらく服の上から酒をかけ、肩をえぐりながら刺さった矢じりを取りだした。
「くう…っ……!!」
途端に血が流れ出し、今までまるで忘れていた痛みさえもが九郎を襲う。幻の方はもがく九郎などお構いなしだ。包帯を取り出して、くるくると、しっかりと肩の傷をふさいでしまった。
「とりあえず、ですけど。今はこれが精一杯ですね。あとは……ああ、腿も切れてますね。これは止血しておけば平気かな?」
「……弁慶?」
一体どうなっているんだ? 幻にしては妙に傷の手当の方法が生々しいし、そもそも、彼岸へ誘う幻が、どうして九郎の傷を癒す?
「さあ、行きますよ、九郎」
幻が、どうして薙刀などを持っている……?
九郎は唖然として立ち尽くしたが、
「いたぞ!」
と、近くから声がして、はっとした。
「もう見つかりましたか」
九郎よりも早く、幻はこちらをかばうように薙刀を構える。九郎も……戸惑いながらも、折れた刀を構えると、
すると今度は唐突に、崖の上で、金色の光が降った。
……それを九郎は知っている。あの白色は、西天を守護する白虎の力。
「……まさか」
「ええ、そのまさかみたいですよ」
九郎たちが答えを出すより先に、鎌倉勢が声をあげる。
「はっ、白龍の神子……うわあああ!」
そのままもう一度空が光って、彼らの言葉は奪われた。
かわりに少し遠くの崖の上を、見知った少女が駆け下りてくる。
「九郎さん!」
「望美、お前なんで」
「助けに来ました!」
数か月前に別れた時と何ら変わらぬ笑顔を纏った少女は唐突に現れた。足取りも軽快で、後ろから彼女の幼馴染がきっちりと付いてくる姿も変わらない。
「……どういうことだ?」
けれど、彼らは確かに……壇ノ浦での戦いが終わった直後、弁慶が、こういうことは早い方がいいですよ、などと言って、望美もそれに納得して、元の世界に帰って行った……筈だったのに? これも幻だというのか?
混乱する九郎に、隣の幻がくすくすと笑った。
「僕も驚いたんですけど、どうやら帰る直前に望美さんが譲君に聞いてしまったみたいで」
「何を?」
「……九郎も聞いたことあるでしょう? 君や僕のことは、向こうでは物語のように語り継がれているそうだ、という話」
「それはそうだが……」
「私も、最初はこの運命を知らなかったんですよ」
なおも首をかしげる九郎に、辿りついた望美も加わる。
「でも戦いが終わった後の弁慶さん、あんまりにも必死だったじゃないですか。これは何かあるな、って思って、それで、帰ったふりだけして、譲くんにこっそり、壇ノ浦の後の話を聞いてみたんです。そしたら、九郎さんがお兄さんに裏切られて大変なことになるっていうものだから、平泉に連れてってって白龍に頼んじゃいました」
「ということだそうですよ」
「そうなのか?」
九郎は驚いて、彼ら三人を交互に見ると、譲が呆れたように眼鏡を押し上げながら弁慶に言った。
「……俺はてっきりこうなることを弁慶さんが見越して、先輩が不安がるようにわざとあんな無理矢理追い返すような言い方したんだと思ってました」
「それは軍師にとっては褒め言葉ですね。嬉しいな、ありがとうございます。でも、残念ながらそれは買いかぶりですよ。偶然です」
「でしょうね。先輩と一緒に白龍の力でここに来た時の弁慶さんの姿を見たら、さすがにもう疑えないですよ」
勝手に進む話の展開に、九郎はついてゆけずにただ、彼らをやはり見比べていた。
「では、お前たちは皆、本物だというのか?」
「勿論ですよ九郎さん」
「九郎ならすぐに気付いてくれると思ったのに」
だというのに、記憶となんら違わぬ笑顔で和やかに、あっさりととんでもない事を言う。九郎は隣の弁慶に叫ばずにはいられなかった。
「そんなもの……! どれだけ俺が心配したと思ってるんだ!」
「だから、望美さんに怒られて、僕も反省しましたから」
「当然です」
「それに、今はそれどころではないですよ」
反省している様子などさらさら見えぬ彼に言いたいことは山のように、あった。が、実際ここでもたもたしていたら、九郎たち4人が本当に幻になるのも遠くないと言える。
「……確かにそうだな」
「じゃあ、さくさくみんなを助けにいかなきゃですね」
けれど、望美の彼女らしい明るい言葉には、頷くわけにはいかなかった。
「いや、……助けて貰ったことには感謝するが、これ以上お前たちを巻き込むわけには」
なのに、言いかけると事もあろうか望美は笑った。
「ふふっ」
「なっ、なにがおかしい!?」
「だって九郎さん、弁慶さんと同じこと言うものだから。最近似てきたんじゃないですか?」
「なっ!!!」
言葉を失う九郎になおも望美は簡単に笑う。その上で、やはり軽やかに続けた。
「……でも、皆が不幸になるって知ってるのに、このまま一人で帰ってすっきりなんてできないです。皆で生き延びなきゃ駄目です。この運命にしたのは私です。だから、任せてください九郎さん」
「そういうことです。仕方がないから、先輩の事は僕が守りますから、お二人は逃げる策を練ってください」
「……」
九郎はおずおずと、弁慶を見た。彼は笑っていた。
「まったく、僕らの神子姫様は強引だ。まるで、君が言いそうな言葉ですね」
「……そうだろうか?」
「ええ。君も望美さんも、本当に、部下として仕えるには大変ですよ、ちっとも安全なところにいてくれないものですからね」
「……」
九郎はさっき弁慶を犠牲にしたばかりだった、その彼と神子の言葉が似つかわしいとは、九郎には思えない。
だが結局、九郎は頷いた。
「分かった。この恩は必ず返す。あと、危険だと思ったら、必ずその白龍の力とやらで逃げるんだ」
「はい、お返し楽しみにしてますね九郎さん。じゃあ皆を助けに行きましょう。まずは先生で、その後が景時さんと朔ね!」
「景時を抱きこむことができれば、戦況は一気に有利になりますね」
「抱きこむって、弁慶さん、景時さんは元々仲間ですよ!」
こんな冬の中、こんな戦場だと言うのに誇り高く神子は笑う。知らなかった筈の景時の裏切りを知ってもなお、彼を救うのだとあっさりと言う。彼女は、気高く、迷いもないのだろう。
「……全く、お前は欲張りだな」
苦笑いで言えば、望美はくるりと振り返って、なんでもなく笑った。
「ええ、そうですね。だってみんなで笑ってなきゃ、やっぱり幸せじゃないですから」
その微笑みはあまりにも頼もしくて、雪原の中でもきらきらと輝きは褪せることなく、むしろ負けじと輝いていて、九郎は眩しさに少し戸惑う。そんな九郎を見、隣で弁慶が笑い、
「ふふ、羨ましいですか?」
「何がだ?」
「だから言ったでしょう? 君はもう少し、自分の気持ちを、望みを口にしてもいいんですよ」
と、どこからか拾ってきたような、ひと振りの刀を差し出した。
「……」
今までも散々そうだったように、彼の言葉の意味は、やはり九郎には分からなかった。そしていつだって後から気付いては後悔するのだ。
そんなことは、もう嫌だ。九郎は刀を受け取りながら、まっすぐ弁慶を見る。
「じゃあ、改めて言おうか、弁慶」
「なんでしょう」
「今度こそ共に生き抜くぞ」
「ええ……応龍の加護のもとに」
そして、既に数歩も先を軽やかに走っている白き龍の神子たちに追いつくよう、雪の中を九郎も再び走り出した。
すこし長めにあとがき(反転)
もともとは、弁慶十六夜ルートに納得できるか!!(九郎の消息不明的な意味で) で書いた話と、
幸せ云々で書いた話 の別々なものだったんですが、
くっつけたらすっきりしそうだな、ついでにマルチエンドも楽しそうだな! という経緯で書いてみた話です。
(というか、どっちの結末も単体で書く根性が私に無かった)
神子様が飛んできてくれるのは五条好きのお約束ネタだと信じつつ、
やっぱりご都合主義展開かなとも思っているんですが、
でも望美は1周目の最後に迷わず帰ってきた子だからここは当然帰ってきてくれると思う
とはいえ神子様は大切な人を守るために時空跳躍しているのであって
全ての結末を救いたいわけじゃないだろう、
神子様にとってのEDはたったひとつしかないはずだろう、
だからいくつもの運命を救ってきたっていうのはプレイヤーの価値観だろう
それでも神子様と九郎にはどうしても夢を抱いてしまうよ、ってことでやっぱり書いてしまいました
色々と変則的な話になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました