RTありがとうございました!!!
甘いのに苦いそれを一口。食べて貰えないけど捨てられなくて。携帯が鳴れば相棒から。「僕にくれないんですか?」不機嫌な声。ドアベルも鳴るので玄関を開ければ、相棒本人。「まだ、あります?」家主の許可なく上がり込んで。口にしていたそれを摘まむ。「やっと貰いましたよ、貴方のチョコレート」
甘いチョコレート味のキスに絡め取られて。体の隅々まで指が這う。チョコレートを溶かした肌に淡い紅が乗る。抱き寄せられた体温が。花開かせようと愛撫する。抵抗なんて考えられずに。追い上げる熱を体に燻らせて乱れゆく。一度でも知れば甘い罪の味。甘く、チョコレートみたいに全てを溶かされる。
零れるのはチョコレートより甘い声。燻る熱をかき混ぜて。二人の淫らな熱をとろかせて。体の奥の底の方まで。ずっとずっと混じった熱が欲しかった。相棒の体にしがみついて。奥へ奥へと誘って愛して待ち侘びる。俺のチョコレートにお前のミルクをぶちまけて。早く、ミルクチョコレートにしてくれよ。
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