10RT目の羞恥プレイ

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ボツを晒せということで、晒します...。

うううううううううう...。

 

タイトルは"Trick or treat"。

ハロウィンネタだったのですが、何のヒネリもないことに気付いて途中で投げ出しました...。

"Trick or treat"
はしゃぐ子供たちの声がアポロンメディアの玄関前でそこかしこに上がっている。
ハロウィンのイベントを開催しているんだった、とバーナビーは階段を上りつつ思い出した。
きゃあきゃあと高い声の中に、ひょうきんな声が混じる。
「お菓子をあげても悪戯するなら、仕返すぞぉ~。」
そのコミカルな動きと声は、きっと子供たちの心を掴んで離さないだろう。
「いたずらしてやる~。」
クモの子を散らすように、ぱっと子供たちが遠ざかるが。
嬉しそうな笑い声が上がるから、遊んでくれると知っているからだろう。
「まて、まて?。」
きゃいきゃいと子供たちは逃げ、決して本気にならない彼がバタバタと追い掛ける。
その光景はいかにも平和そのものだ。
一頻り追いかけっこに興じた彼と子供たちは、すっかり先生と生徒のように徒党を組んで遊んでいる。
父親の顔をした彼は本当に優しい目をする。
よくもまぁ、あの優しい 目に反発を繰り返したものだ。
「ほれ、お菓子をやるぞ。」
どこに詰めたのかと問いたいぐらいに、魔法のようにポケットからキャンディーを取り出す。
色とりどりのキャンディーは、子供たちの小さな手いっぱいに落ちていく。
「いたずらするなよ。」
そう言って軽くウィンクすると、子供たちは一斉に頷いた。
子供の扱いは彼は確かに上手い。
娘がいるからというのもあるが、どんな子供にも父親のように接する。
大人としてしか接することの出来ない自分には出来ない芸当だ。
いや、子供か、と思い直す。

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