虎徹さん孕む-07-

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ヒーハー!!!

前半がアレだった所為か、ゲロ甘とかもうねw
酒の入ったコーヒー飲んで寝る。

そして、兎さんはラクウェル先生に怒られろwwwwww

差し込んだ舌にとろりとした感触が絡み付いてくる。
「...ンんっ...ん...」
虎徹の体を思えば動かしてはならないから、角度を変えるのはバーナビーの役目だった。
何度も何度も舌を絡め合い、混ぜ合わせた唾液を味わう。
くちゅりといやらしい音さえさせて、虎徹は夢中でキスに応えてくれた。
一頻りのキスを交わして、解放すれば。
キスで感じたのか、とろりと蕩けてしまいそうな表情を虎徹は浮かべていた。
「...は...はっ...」
少しばかり呼吸が荒いのは、深いキスの所為。
それよりも、バーナビーを見上げるその表情は例えようのない艶を帯びていた。
男では持ち得ないはずの、女の色気。
鮮やかとも艶やかとも言える美しさは、やはり虎徹が子供を宿したことに起因しているようでならない。
「虎徹、さんッ...」
ゾクリとした戦慄が背中を駆け抜ける。
雄の顔をしたバーナビーが、息も荒く虎徹を見つめている、が。
「バニ、ぃ...ここ、病院...」
虎徹が駄目だと諭す。
だが、バーナビーが頬に寄せたキスは首筋に到達し、弱い部分を攻める。
「あん...らめ...」
流されてしまいそうになるが、虎徹は必死でバーナビーから逃れようとする。
「...バニぃ...赤ちゃん...いるから...」
確かにバーナビーの精を受け取って子を宿したのだ。
どんな影響があるのか判らないならしないに越したことはない。
「でも、もう、安定期入ってるでしょう?」
知っていて言うのだから性質が悪い。
悪魔の囁きの如しセリフと、虎徹を惑わす低音。
寄せられる吐息が酷く熱く、抗うことも考えられずに虎徹は溺れてしまいそうになる。
それでも、虎徹は抗ってみせた。
「だめ...だ、め...」
だが、押し退けようとする肩にピリリと痛みが走る。
「だめですよ、虎徹さん。両肩ヒビ入ってるそうです。」
落下物を支えたときのか、はたまた能力が切れたときのものか。
暗に動けないと諭されているようなものだが、そういうワケにもいかない。
バーナビーの暴挙を止めねばと思うが、虎徹の抵抗に増して行くバーナビーの昂ぶりを肌に感じてしまう。
どうしよう。
このままでは確実にマズイ。
そうは思うものの、虎徹の中で己がバーナビーのものであるという証明が欲しいと願望が渦を巻く。
「虎徹さん。」
甘い声が虎徹を呼ぶ。
「貴方が欲しい。」
陥落せずにはいられない。
どうしようもないほどの欲情があるのだ、虎徹の中にも。
「優しくしますから。」
そんなつもりはない癖に。
だが、それを解っていて堕ちる自分も悪い。
それでも、本当に子供たちを思っているのなら。
何がなんでも助けてくれるはずだと、バーナビーにその身を委ねた。
 
上下の病院着というものはこんなときも便利なもので。
紐で合わせただけの簡易な上着はすぐにはだけてしまう。
「虎徹さんの乳首、陥没してる。」
虎徹の乳首は慎ましく奥に隠れ、その存在を普段は主張しない。
「み、見るな...ッ...」
きっかけとなり得る刺激が与えられて初めて、虎徹の乳首は存在を主張し始める。
バーナビーはその様子を観察するのも、また刺激を与えるのも好きだった。
「可愛いですよ、虎徹さん。」
そんなもの可愛いと言われても虎徹は嬉しくない。
「ひゃ、ん...」
バーナビーの生暖かい舌が乳首を隠す乳輪部分を舐める。
背中にゾクゾクとした戦慄を受けて虎徹の体が跳ねる。
じくりと膿んだような痛みにも似た快感が、虎徹の焔を呼び覚ます。
じわじわと隠れていた乳首が硬さを持った為、やがてぷっくりとせり上がってくる。
その様子は、バーナビーの目を楽しませるようで、居た堪れないほど恥ずかしい。
「そんな...見る、なょ...。」
耳まで真っ赤にして虎徹は訴えるが、雄の顔を隠そうともしないバーナビーは「お断りします」とだけ告げて隠されて触れることの出来なかった乳首を舐める。
「...んぁあ...あッ...」
ぬるぬるとした感触は尚のこと、時折吸い上げるような愛撫は虎徹の興奮を高めていくだけだった。
バーナビーと離れていた期間に虎徹は忘れてしまっていたらしい。
そう、虎徹のカラダを開発したのは、紛れもなく今虎徹の乳首を愛撫している男だ。
虎徹が抵抗をしないことをいいことに、虎徹の快感のポイントを教え込みそのポイントだけで気持ちよくなるように。
ちゅ、と派手な音さえさせて膨らんだ乳首にキスをされる。
そして、無防備なもう片側の乳輪にバーナビーの長い指が触れる。
「...ひッ...あ、ん...」
鼻に掛かった己の浅ましい声に気付いて、虎徹は慌てて口を塞ぐ。
肩に痛みが走るが、それよりも声のほうが気になる。
「虎徹さん、駄目ですよ。」
虎徹の乳首に唇が触れたまま話され、その唇の動きさえ敏感に感じ取ってしまった。
声を塞ぐ手を掴まれ、痛みに配慮して引き剥がされる。
「...声、やだ...聞こえ...ちまう...」
気色の悪い己の喘ぎ声は聞きたくもないし、病室の外に漏れるのも勘弁願いたい。
「解ってませんね。虎徹さんの声、物凄くそそられるんですよ。」
恥ずかし気もなく、バーナビーは言って退けた。
「だから、聴かせて下さい。」
ずるいと虎徹は思った。
このように"お願い"されると、聞き入れてしまう。
極力は声を出さないように努めてみようと、口を塞ぐことを止めた。
「んは...ふ...ぅ...」
気を抜けば、それでも声が出る。
バーナビーに口と指で乳首を愛撫され、虎徹は簡単に昇り詰めてしまう。
「だめッ...ばに...下着、汚す...」
乳首だけしか弄られていないのに。
膨らんだ腹の下でのたうつ虎徹のペニスは、今にも弾けてしまいそうだった。
虎徹が訴えれば、バーナビーは張り詰めている虎徹のペニスを下着から取り出す。
ふるふると震え、先走りの体液がすでに滲み出ていた。
少し冷たいバーナビーの指先が、虎徹のペニスにそろりと触れる。
決定的な感触でないことがもどかしい。
「...んぁ...く...」
自分の中で育った欲情を持て余して、虎徹はバーナビーを見る。
だが、彼は虎徹の解放して欲しいという思いを無視して、未だ乳首を弄んでいた。
「...ふぅッ...あ...あッ...」
ペニスへの微かな愛撫と痛みすら覚える乳首への強烈な愛撫。
何とかしようと、自分の手でのペニスへの愛撫を思いつくが肩の痛みがそれをさせない。
「...あ...ゆる、してッ...おねが...ぃ...」
ぬるぬるとした感触が虎徹の乳首を余すところなく犯していた。
舌の先端で突かれると、虎徹の腰が妖しく揺らめく。
限界だということを知っているのに、バーナビーは止めようとはしない。
嬉しそうな笑みさえ浮かべて虎徹の乳首を執拗に責める。
「いっ...あっ...あんッ...」
虎徹の脚がシーツの上で突っ張るように泳ぐ。
イキたいのに、イカせてもらえない。
虎徹は我慢の限界を超え、とうとう泣き出してしまった。
感じすぎて、理性を保っていられない。
己がバーナビーのものであることを確かめたいのに、このままでは確かめられなくなりそうで怖い。
「...ばに...ばにぃ...」
今までの情事に於いて、ここまで感じたことはない。
それもそうだ。
ずっと、本心をひた隠し、陵辱されるのが当たり前だと納得して快感に耐えてきた。
だが。
もう耐える必要はないのだと、元々そんな必要はなかったのだとようやっと知った。
だから、これ以上感じてしまうことに虎徹は怖気づく。
「...ひぃ...ッ...」
強く、強くバーナビーが虎徹の乳首を吸い上げる。
痛みと快楽、そして熱が虎徹の体全身を奔り抜けた。
「...ああぁぁっ...」
背中が弓なりに撓れば。
がくがくと体全身を震わせて、吐精してしまった。
吸い上げられた乳首から、バーナビーの唇が名残惜しそうに去り。
ごくりと喉仏が上下に動き、何かを嚥下する。
「...虎徹さんの、ミルク...」
バーナビーの顔がキラキラととても輝いている。
虎徹は、バーナビーが発した言葉を俄かに信じられず恐る恐ると己の胸元を見た。
乳首は唾液に塗れて、ぬらぬらといやらしく光っているが。
一筋だけ滴となって零れているのは、乳白色の液体。
「...え...あ...」
まだ、子供たちは腹の中に収まったままだというのに。
気が早いのか、それとも虎徹の体が男だから早めの準備をし始めているのか。
「...あぁっ...ぅん...」
零れたミルクをバーナビーが舌で舐めとる。
「...俺はこれぐらいにしておきますよ、あとは子供たちに。」
己の精で汚してしまった膨らんだ腹をバーナビーが擦る。
ここに、虎徹とバーナビーの子供がいる。
それを確かめるように、腹を擦るバーナビーの手に己の手を重ねた。
「虎徹さん、愛してます。」
真摯な眼差しを向けられ再び唇を奪われる。
「...ふ...んぅ...」
応えれば応えるだけ、口付けは深くなった。
それが、嬉しくてたまらない。
バーナビーには解るだろうか。
墓の中にまで持って行こうとした秘密を抱えた哀れな男の苦悩を。
その苦悩を解き放たれた哀れな男がどれだけ、お前を愛していたのかを。
「...バーナビー...」
わずかの解放の時に震えるような微笑みを浮かべて、虎徹は名前を呼ぶ。
その呼び声に、自然とバーナビーも微笑みを浮かべた。
「名前もいいですけど。やっぱりバニーって呼んで下さい、虎徹さん。」
啄ばむようなキスが1つ。
「まだ、気付いてないでしょう?」
そしてもう1つ。
「バニーって呼ばせるのも、"俺"というのも貴方の前だけだ...」
言われてみれば。
バニーという愛称を虎徹以外が呼んでいるのを聞いたことがなければ、一人称が俺の場合は虎徹と2人きりのとき。
「...鈍くて...ごめん、よ...」
なんだ。
最初からだったのか。
 
さいしょからおたがいすきだったのか。
 
「...バニー...ばにぃ...」
はらり、と涙が踊る。
「...寂しかった...」
消え入りそうな小さな声が。
傍にはもう居られないと覚悟して、もう二度と触れないと誓って、愛する男の許から離れた間。
虎徹を支配し続けた感情。
「もう...離しません。」
心地よい宣言だった。
バーナビーの腕が虎徹を抱きしめようと、虎徹の体を横へと向ける。
2人が寝るには狭いが、それでもバーナビーの腕に居られるなら狭さなど気にならない。
バーナビーに背後から抱きしめられると、3ヶ月以上ぶりの体温を感じるようで虎徹は体を強張らせた。
「もう、あんな酷いことしませんから。」
虎徹の反応に、バーナビーがすかさず謝罪するが。
「いや、その、緊張してる、だけ...」
恋人同士の抱擁とでも言えるのだろうか、と虎徹は思う。
『いや、子供もいるから恋人というのは...』
"恋人"という甘い単語を使ってもいいものかと逡巡していれば。
「ひゃ...ぁう...」
バーナビーの指が虎徹の後肛に差し込まれる。
「あんまり、可愛いこと言わないでください。」
虎徹が先ほど放った精を潤滑にして後肛を解すように指が中へと入る。
「んぁ...ぁ...っ...」
何度も受け入れたが感触に慣れそうにない。
だが、虎徹のいいところを熟知した指は、内側で虎徹を追い上げる。
再び虎徹のペニスが硬さを保持すれば、バーナビーの指が離れ、代わりに萎えることのなかった欲望の象徴が後肛の入り口を浅く犯していく。
「...あ...あぁ...」
ゆっくりと虎徹を傷付けないように。
バーナビーの雄が虎徹の体内に侵入していく。
「虎徹さん、動いちゃだめです、からね。」
激しい動きはしない。
ゆっくり、ゆっくりと緩慢な動きで、バーナビーは腰を突く。
「ふは...あっ...あん...」
いやというほど、バーナビーが虎徹の中で蠢いているのが解る。
大きくグラインドした動きは、1つ1つが虎徹の脳裏を白に変えていく。
「ばに、ぃ...」
虎徹の肩と子供たちのいる腹に負担をかけないための体勢で顔が見れないのが、惜しい。
「ばにぃ...気持ち、いい?...」
自分ばかりが気持ち良くなっているようで、なんだか申し訳ない。
「当たり前です、気持ち、いいですよ...」
バーナビーの返答の合間に興奮した雄の吐息が混じる。
ゾクゾクとした戦慄が背中に走る。
虎徹の中でバーナビーが興奮している。
決して激しい動きではないが、的確に虎徹の敏感な部分を擦り上げる。
「虎徹さん...虎徹、さん...虎徹さん...」
繰り返し呼ぶ声に。
「バニー...バニ...あぁ...」
応えるように、存在を確かめるように、虎徹の声が重なる。
ちゅぷりと淫猥な音が結合部分から漏れて、二人に理性を焼き切る。
「んぁ...あッ...あッ...」 
虎徹の掠れた喘ぎ声が一際高くなった。
再度訪れた限界とバーナビーは察知したのか。
虎徹の再び張り詰めたペニスを掌で包む。
「あんッ...やッ...もぅ...」
ペニスに与えられる感触に虎徹の腰が揺らめく。
「虎徹さん、出しますよ...」 
ぐっと奥にバーナビーの欲情が入り込み、低い呻きと共に虎徹の中に熱が広がっていく。
「は...あぁぁ...あぁん...」 
啜り泣くような嬌声を残して、虎徹もバーナビーの掌の中で果てた。
ビクビクと体が痙攣し、愛される悦びを物語っている。
「バニー...赤ちゃん...溺れ、ちゃう...」
久しぶりとなるセックスの所為か、バーナビーの射精は長く続いた。
何を言い出すのかと思えば、可愛らしい例えに気をよくして虎徹の項に強く唇を宛てた。
紅い鬱血の花が咲き、己の所有物だとバーナビーは虎徹の体を強く抱き締める。
もう、息も整わないうちに虎徹がバーナビーの元を離れることはない。
結合を解いて虎徹を見下ろすと、やはり負担になったのだろう眠そうにする琥珀の双眸があった。
「眠って、虎徹さん。」 
貴方は、俺の腕の中に居るだけでいいから。
頬を柔らかく撫でると、撫でる手に擦り寄る様にして。
虎徹はことりと深い眠りに落ちた。

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