晴れと雨のように、幸福と絶望を繰り返す。
一体いつから始まったのだろう、この悲しき螺旋階段は。
最上階にもいけず、戻ることも出来ず。ただただ必死に駆け上るだけ。


さぁ、今こそ決断のとき。
繰り返される幸福と絶望を叩きき切るのだ。

空色の髪を風に遊ばせる彼が、悲しげに呟いたコトを覚えている。


願いなんて元々一つしかなかった。
君が永遠に微笑んでいられる世界を創りあげる。
苦しむことはない。悲しみなんてありえない。ただ、それだけ。


さぁ、今こそ動き出せ。
絶望の瞬間がこない、幸福の瞬間を創るのだ。


幸福の絶頂で全てを終わらせることが出来れば最高だろう?


砕け散ったイシを手に入れろ。
選ばれし子供よ。世界を創りし神に愛された子よ。
君が其れを手に入れた時、悲しき螺旋を終わらせることが出来るから。



さぁ、手に入れた剣で此の悲しき世界を終焉に導いてくれ。




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