〇ATA
2011年04月14日(木)00:00
さて、まだ終わっても無いのに頭の中で回るからと言って吐き出している馬鹿が馬鹿である故にそれだからして現代で大学生でモラトリアムなのでございますけれどもああ別にこの前書に意味は無いのですただ状況説明をしているだけ。さてそういうことなので昔と今を一続きに現代に生息している彼らはと言えば。
「無い」
「無い」
きっぱりと、今川氏真義子兄妹は揃って首を振った。
前とは違って真実血のつながった彼らは、もう一度無い、と首を振ると
揃ってため息をつく。
「ありえないですね、我々が我々であるならば
ありえないです、絶対に」
「だって私、義子じゃ勃たないし」
「わぁ、直接的。慎んだ方が良いと思うよ、氏真」
「そう?ここに居る面子で慎んでも今更ねぇ。
というか、そう。結婚して以来、微妙に冷たい時があると感じていたらお前そういうことを考えていたの、官兵衛」
「…………邪推されたくなければ、そのように振る舞うことだ」
「………まぁ、官兵衛の考えもあながち間違ってはいないと思うけどね」
元就が静かに官兵衛に同意する。
遥か年上だった男は、いつのまにやら同級生。
いやもう、慣れてしまったけれども。
そうしてその元年上を見ながら、義子は額に指を当て、元就さんと、彼の名を呼んだ。
「…兄さんはこう仰っておいでですし
大体が大体、今も昔も私がそういう風に傍に寄るのは官兵衛以外に居ないのに
そのように邪推されても困ります」
「そうそう。なんだか今凄いのろけが来て、うわぁと言いたくなったけど
義子は官兵衛しかそういう目で見てないのに、ないでしょうに。
半兵衛だとて、そう思うだろう?」
「え、俺に振る?折角黙ってたのに。でもそうだなぁ。
官兵衛って、今も昔も馬鹿だよね!」
にこっと半兵衛が笑った。
その辛辣な物言いに、今川兄妹が深く頷き。
元就と官兵衛は、己たちはそこまで変な主張をしたのだろうかと
普通の兄弟よりもあからさまに接触多めの兄と妹を前に
困惑の表情を浮かべるのであった。
頭の中をぐるんぐるん回ってるって言う。
ていうか、拝啓、→まことにを通過して現代に行くと
官兵衛さんが子供が欲しいって飢え飢えしてるので
お前、そんなに子供欲しかったのか、と若干憐れんでしまう。
なんか、兄上にとられそうだし子供作らせてもらえないしずっと不安だったらしいですよ。
本人が気がついたのは、死ぬ間際の話ですけど。
あぁうん、今日拝啓であれを更新したのに今書くなって?
頭の中では終わってるから仕方ないじゃあないですか。
はーちょっとすっきりした。
あとATAはコードATAです。ASH TO ASH。塵から塵に。ようするにごみ箱らしくってことさ。
近々、結婚はいつするか、と聞いて、自活できるようになったらいつでもよいですと答えて
あぁ、そういえばなにかご希望でも?と尋ねられたを良いことに
腹を指さして、子を孕んでもらえれば良い、と答える馬鹿が書きたいですね。
…よし、ちゃんと寝よう。
2011年04月05日(火)21:56
ぼすっと肩に衝撃があって、ハーケンはそちらへと視線を向けた。
見ると、赤い頭が自分の肩にのしかかっている。
「おいおい…」
だから疲れているなら部屋に戻ったらどうだといったのに。
しかしながら、相手が相手だ。
記憶を失っていたときには、あんなにも軽かったというのに
記憶を取り戻した途端に、格好付けのクール野郎だ。
二人称も貴様だし、記憶喪失時は自分に似ているといわれていたが
今は強いて言えばといえばあの、黒い殺デレビューティーに似ているような。
いや、そんなことはどうでもいい。
今重要なことは、男の頭が自分の肩に乗っているということであって
よっかかられて寝られているのが、一番あれでなになのだ。
特別、別にかまうわけじゃないが人に見られると
嫌なことこの上ない。
恋人の言い回しを借りるなら、冗談じゃないこと極まりない、だ。
いい年をした男に肩を貸して寝かせている光景なんて。
だが、しかしだ。
この男がどれほど忙しくしているのか
知ってもいるので、むげに起こすのも気が引ける。
さて、どうしたものか。
体を引いて、そろそろと起こさないように
のけるべきだな、とハーケンが結論を出したところで
「あらあら、仲良しさんですの」
「…OK、声はもう少し落とすべきだぜ、ブルーレディ。
起こしたいんじゃないならな」
「ごめんなさいですの。でも、珍しいですの、ね」
いつの間に入ってきたのか、すぐ後ろに立っている、というか
浮いているアルフィミィ相手に、肩をすくめながら
ハーケンはすやすやと寝ているアクセルを目線で指した。
「これかい?俺も珍しいとは思うが。
困ってるのさ。
横でコーヒーを飲んでいたかと思えば
いつの間にか寝ちまっててな。
しかも寄りかかってきたと来た」
「俺の肩で寝ろ。とかいったわけじゃあ、ありませんのね」
「どんな関係だ。悪いが俺にはそっちのけは無いぜ。」
「でも、起こさないようにはするんですのね。
お優しいですの、ハーケン」
「おっと、褒めても何にも出ないぜ?」
ソファーを回り込んできて、すとんとアクセルとは反対側に座ったアルフィミィに言うと
彼女はハーケンの腕に抱きついて、それからすぐさま目を閉じる。
「……おい……何をしようとしてるんだ、ブルーレディ」
「私も眠くなってきましたの。子供はお昼寝の時間ですの」
「待て待て待て。神夜相手に、子ども扱いするなと言ってるだろ、いつも」
「あるときは子供、あるときは大人。
それが許された年齢ですのよ、ハーケン」
屁理屈だ。屁理屈過ぎる。
しかし相手は強固な意志を持っているようで
ハーケンの腕から離れようとはしない。
相手が女であり、また子供であることも手伝って
ハーケンがきついこともいえないうちに
アルフィミィはあっという間に眠りに落ちた。
…後に残されたのはハーケン一人。
「OK,一人っきりだな、ハーケン・ブロウニング。
だが、これをどうしろっていうんだ……」
右にはアクセル・アルマー
左にはアルフィミィ。
下手に動けば二人とも起きる。
しかし、動かなければ男と幼女にまとわりつかれて
寝られている姿を誰かに見られる可能性がある。
その場合に、からかわれるのは起きている自分だ。
絶対自分だ。
冗談じゃない。
ここのクルー達はエンドレス・フロンティアの住人達ほど
容赦が無いわけじゃないが、だがしかしからかわれると
分かっていて放っておくのは………。
「……俺も寝るか…」
ため息を混じらせながら、ハーケンは呟いた。
悩んでいても、アクセルが思い切り体重をかけてきていて
右手は動かせないし、左手はアルフィミィの枕代わりになっている。
この状況で起こさずに、ここをすり抜けるのは至難の業で
かといって起こすほど、ハーケンは優しさが無いわけじゃない。
そうして、その場合、なにが最善の策かといえば。
起きているから、自分一人がからかわれる状況になるのだ。
寝ていれば、起きたときにからかわれるにしても
その対象はアクセルか自分かのどちらかになり
確立は50%になるに違いない。
(単純計算である。必ずしもそういう風になるとは限らない。
ちなみにアルフィミィはからかわれそうにないので除外)
そうと決まれば善は急げとばかりに、ハーケンは
目を固く瞑った。
すると慣れない土地で、疲れがたまっていたのか
すぐさま睡魔が襲ってくる。
そうやって、左右に重みと熱を感じながら
ハーケンは睡魔に引きずり込まれていったのだった。
………しばらくして、よりにもよってエクセレンが娯楽室に入ってきて
その光景をばっちり写真にまで撮られたのは
ハーケンにとって不幸であるとしか言いようが無い。
2011年04月04日(月)09:51
子供を作ってみたんですが、完璧にオリジナルですねこれは。
というものになったので見にくくしてみるです。
男子の場合は幼名になります。
姉
長男:冬之助
とある(生まれ済み)と十月十日(腹の中)で、地味に二回出演をしているのだけれども
どうでもいい話。
第一子。
見た目は姉に酷似していて、幸村にはあまり似てなく見えるが
残念なことに「お館さまああああ!!」病が伝染している。
あと鍛練・戦闘中においては「父上えええ」「冬之助ええ」病も発症中。
それを見るたびに佐助が『姉ちゃんに全部似ていてくれれば…』としくしくしてるのは内緒の話。
性格は冷静沈着、年に見合わない落ち着きがあるが、上記のような病気持ちなので
周囲からは微笑ましく見守られている。
佐助に預けられた真田夫妻の子供シリーズ第一弾だが、性格が性格なので
「佐助、休め」を佐助に向かって言い続ける小姑めいた生物と化し
佐助に世話を焼かせないという快挙(?)を成し遂げている。
「冬之助なら佐助さんを預けても安心ですね、幸村さん」
「そうでござるな。さすがは姉殿の血を引く子でござる。この歳であれだけの達者さを見せるとは」
「いえ、私じゃなくて幸村さんですよ」
「ちょ、何微笑ましい笑い浮かべてんの。俺様がなんで子供に面倒見られなくっちゃ」
「嫌ならば、僕や母上父上に心配をかけるような、自分をないがしろにする行為は慎むことだ。寝ろ」
「か、可愛くない…!子供ってもっとかわいいもんじゃなかったっけ?違うっけ?!」
「可愛いのが欲しいなら松でも春でも可愛がっていろ」
「え、あ、ひょっとして…拗ねちまったか?あ、えっと、冬之助様も俺様可愛いと思う、ぜ?」
「……………おい、佐助。拗ねてないから気色の悪いことを言ってないで、寝ろ」
「…半眼で見られたよ、ちょっと…」
次男:松乃助
第二子。
見た目が幸村で、性格がなぜか妹という、どうしてこうなったの産物。
お館様病も父上病もない。
佐助に預けられた第二弾だが、こちらの方は手が普通にかかるため
佐助が子供ってこういうもんだよな、とほっとした。
第一子との仲は良好だが、ついてまわり過ぎて冬之助に若干鬱陶しがられては撒かれている。
「佐助、やる」
「…あのさ、冬之助様。自分の弟を猫でもつかむみたいに首根っこつまんで
俺様に渡してくるのはどうかと思うぜ…」
「うん?嬉しかろう、松乃助」
「うん!俺兄上に構ってもらえてうれしいです!」
「と、いうことだ。やる。僕は勉強をするので。申し訳ないが頼んだ」
「あ、ちょ…俺、子守が仕事ってわけじゃないんだけど。お手当も貰ってないんだけど」
「佐助」
「いや、あぁ。嫌ってわけじゃ」
「無いのに、そうやって周囲に対して言い訳をするのは
俺は良くないと思うぞ。俺たちにかまえて嬉しいくせに」
「えぇと、どこ見てそう思ったのか聞いても良い?」
「なんとなく!」
「……………これ、妹ちゃんだよね。ねぇ、この超直感、妹ちゃんでしょ」
長女:日向
第三子。
第三子にして、初めて幸村と姉の遺伝子が混ざったような子供が生まれて(顔的に)
周囲は大はしゃぎ。
蝶よ花よと育てられたせいか、若干ぽえーっとしているのが特徴。
「あー…いたいー?」
「…痛いって、あのね。ふすまに力いっぱい指を挟めばそりゃ痛いだろうよ。
何やってんの、日向姫」
「んー。あ、血が出てきたー。見て見て佐助、つめが割れたー」
「っ!!ば、ちょ、どんだけ強い力ではさんだのあんた!」
「いたーいー」
「そりゃ痛いよ、ちょっと、手当てするからそこにしゃがん」
「あ、兄上ー。見て見て、ちょうはさんだ、ちょういたい!!」
「はぁ?…ば、お前…!!爪が割れているじゃないか!」
「冬之助様、日向様捕まえて!何その子もうどうにかしてよ!」
三男:花太郎
第四子。
個性の強すぎる兄姉に囲まれて育ってせいか
黙って無言で地味に過ごしている第四子は地味に目立たない。
地味だけどいいのかなぁと思われながら過ごしているが
本人目立たないのが良いらしい。
「花太郎」
「あぁ、父上」
「お前はその、自己主張が強くない部類の人間であるから
俺は心配をしておるのだが…」
「いえ、俺は別に。目立つのは兄上と姉上だけで十分です。
俺は、俺自らああいう風に過ごしたいとは思いません故」
「そ、そうか」
「巻き込まれるのは楽しいですけど、人を巻き込むのは俺ちょっと」
「…む…(巻き込む云々が自分に跳ね返ってきて無言)」
「いいんです。老人みたいと言われようが何してようが
縁側でお茶飲んでるのが良いんです」
次女:笹目
第五子。
第一子から第四子まで、個性の確立された兄姉を見てきて
自分は普通に生きようと思っている。
佐助、私は真っ当に育ちますからね!安心なさって!が口癖。
その時点でもうなんか無理なのだけれども。
「私は普通に育ちますよ、兄上」
「そうか。僕に言ってくれなくても良い、笹目」
「いえ、宣言をですね、気合入れのために」
「もう一度言おう。僕に言うな。僕は普通だ」
「………………え?」
「あぁ、父上。僕は至って一般的な子供ですよね」
「うむ。少しばかり利発だがな。某もお前がそのように育ってくれて嬉しい」
「ありがたいお言葉です」
「…え?」
「諦めな、笹目姫。俺も諦めるから…」
「さ、佐助」
「うん」
「諦めたらそこで終了ですよ!気合を入れなさい!!」
「えっえー?!ちょ、何旦那みたいなこと言ってんの!俺はそんな風に姫のこと育てた覚えないからね!」
「育てる育てないではありませんよ!あの人たちに普通を名乗らせてよいものですか!
兄上、父上、自覚なさい!」
「「何をだ?」」
「声をそろえて…!」
「だから、諦めた方が良いんだってば」
…うん、これあれだよね。
真田一家合わせて、佐助を苦労させつつ労わるマッチポンプ隊!で良いんじゃないの?