暫く満天の星空を堪能してからペンションに戻ってくると、冷えた体を温める為にお風呂に入った。 もっもちろん、ペンションにある大きなお風呂ですよ!! 部屋に戻ると修吾君は先に戻っていて、ベッドの上に横になりながらテレビを見ていた。 「お帰り。美菜、部屋の鍵閉めた?」 「うん、閉めたよ。でも、凄かったね。あんなに星ってあったんだ。びっくりしちゃった。」 「普段あれだけの星は見れないからね。寒い思いして行ったかいがあったね。」 「クスクス。ほんとだぁ・・・って、あっ!そうだ。」 私は一つ思い出して、自分のカバンの所まで駆け寄るとごそごそ。と中から自分でラッピングをした修吾君へのプレゼントを取り出す。 「あっあのね・・・私からのクリスマスプレゼント。」 「え、俺に?」 はい。と渡すと、驚いたような表情で受け取る修吾君。 「恵子にね、教えてもらいながら作ったの。あの、へたっぴぃだけど・・・着てもらえたら嬉しいかなぁ・・・なんて。修吾君にはこの旅行代全部出してもらってるからこれとじゃつり合わないんだけど・・・。」 「そんなの気にしなくっていいのに。これ、美菜が作ってくれたの?・・・開けていい?」 「うん。」 寝不足になりながら編んだ彼へのセーター。喜んでもらえると嬉しいんだけどな。 袋を開けて中身を取り出した修吾君の表情が俄かに変わる。 「すごいっ・・・セーター?これ、美菜が作ったの?」 「ん・・・あのっ、部屋着でもいいから着てもらえたら。って、迷惑だったかなぁ。手作りって・・・。」 「迷惑だなんて、そんな事あるわけないだろ?すごく嬉しいよ・・・ありがとう、美菜。すっごく温かい。」 セーターを着て嬉しそうに微笑む修吾君の顔を見て自分もほっ。とため息が漏れる。 「よかった、そう言ってもらえて。寝不足で頑張ったかいあったかなぁ。」 「そっか、それでずっと眠たそうにしてたんだ。俺が何聞いても教えてくれなかったのは、びっくりさせる為?」 「うっうん。びっくりした?」 「すっごいびっくりした。プレゼント持ってきてるって思ってなかったから。俺をびっくりさせてくれたお礼をしなくっちゃね。」 「へっ?」 ニッコリと笑われて、自然とこちらも微妙な笑顔が浮かびあがる。 「・・・・・んっ。」 ゆっくりと塞がれる唇。時折音を立てながら、何度も角度を変えて降り注がれる。 そのままベッドに押し倒されて、修吾君の手がパジャマの裾からそっと中に入ってきた。 「ぁん・・・やっ。」 胸の膨らみに手を添えられて、指で蕾を刺激されると自分の口から甘い声が漏れる。 「嫌?・・・なにが嫌かな?」 「だってぇ・・んっ・・電気っ・・ついたままだもん。」 「今日は点けたまま。明るいところで美菜を見たい。」 「やだぁ。恥ずかしい・・・もん。」 「クスクス。恥ずかしくないって。綺麗だよ・・美菜。」 パジャマを体から取り去ると、ショーツだけ身につけている状態の私を見つめる修吾君。 私は恥ずかしさのあまり、真っ赤になって両手で顔を覆う。 その手を優しく脇によけると、再び唇を塞いでくる。 軽いキスから次第に深くなるキス。 口内で修吾君の舌が弄り、私の舌と絡み合う。 「ふっ・・・ん・・・ぁ。」 キスの合間に漏れる私の声。いつの間にか自然になった彼とのキス。 最初は戸惑ってどうする事もできなかったのに、今では彼に答えるように彼の舌に絡めている自分。 そんな自分に戸惑いながらも、彼から与えられる刺激に体が反応を見せる。 |