「――――・・俺も姫子にプレゼントがあるんだ。」 重なった唇をゆっくり離して新一がそう呟く。 「え?私に・・・・・プレゼント?」 「そ。お前がバイト行ってる間に買ってきたんだけど・・・。」 そう言いながらソファの横に置いてあった紙袋を私に差し出す。 「・・・・・開けていい?」 「クスクス。どうぞ?」 私は紙袋から綺麗に包装された箱を取り出して、破れないようにゆっくりと剥がすと中身を取り出す。 箱を開けると中にはトップがハート型で脇には小さな石が付いていて、とっても可愛いデザインのネックレスがジュエリーケースの中に納まっていた。 「・・・・ネックレス・・・嘘。これ、私に?」 「お前以外に誰がいんだよ。これ、姫子に似合いそうだなって思ってさ。ネックレスなら学校にも付けていけんだろ?ブラウスで隠れるし。丁度誕生石も付いてたから。」 「え、誕生石って・・・だっダイヤ?」 「そうそう。4月生まれだからな、ダイヤだったろ?誕生石。」 「そうだけど・・・だけどっ!そんな・・・高かったんじゃない?」 「ん〜?ま、んな事気にすんなって。プレゼント買う為にオヤジのプログラミングの仕事手伝ってバイト代貰って貯めてたからさ。」 だったら尚更・・・そう言いかけた所で、新一が私の手からネックレスを取ると留め金を外す。 「俺がそうしてやりたいんだから、いいんだよ。ほれ、付けてやる・・・って、その服の上からじゃ無理じゃん。」 「ん?あ、今日寒かったからニットだもんね。お風呂から上がったら付ける。」 「嫌。今付けたとこ見たいから脱いで。」 「・・・・・・はっ?!」 途端に意地悪い笑みを浮かべる新一。 ・・・・・・そうきたか。 「風邪引いたら新一のせいだからね。」 赤く頬を染めながら呟くと、軽く新一を睨んでからゆっくりとニットを脱ぐ。 ・・・・・・なんか、恥ずかしいんですけど。 そう思いながらも自分も早く付けてみたくて脱いでる訳だけど・・・。 ニットを脱いで素肌が露になると、暖房がついていて温かいはずなのに、冷たい風がふっ。と肌に触れる。 「クスクス。すぐ暑くなるから心配すんなって・・・と、これでよし。似合うじゃん、姫子。」 新一の意味ありげな言葉に少々眉を寄せて、付けてもらったネックレスに触れながら膝を床についたままベッド脇の壁に立てかけてある姿見の前まで移動して自分を映すと、自然と顔から笑みが漏れてくる。 「かわいぃ・・・ありがと、新一。本当にいいの?貰っちゃって・・・・・っひゃんっ!!」 新一に向かって言う前に後ろから抱きしめられて、新一の唇が私の首筋を這う。 「いいよ。お前の為に買ってきたんだから・・・ずっと付けとけよ?ネックレス。」 「ん・・・付けとく・・・ぁんっ・・・新一っ・・ダメだってまだお風呂・・・。」 「風呂は後。先に姫子をいただく。」 「やんっ!・・・先にお風呂入りたいぃ。ぁんっ!!」 「そう?お前だってもう準備出来てるのに?俺は我慢できない・・・今姫子を抱きたい。」 肩先に唇を落としながら、後ろから腕をまわしてスカートの中に手を入れてくると下着の上から敏感な部分に指を這わしてくる。 自分でもしっかりと潤ってるのが分かるだけに、何も言い返せずに頬だけが赤く染まる。 新一は肩先から背中にかけて舌を這わしながら、ブラのホックを外して私の体から抜き取ると露になった胸を後ろから両手で包み込み、ゆっくりと揉みあげて、きゅっ。と同時に蕾を摘む。 「はぁんっ!!」 ピリピリッ。とした感覚が体を流れ、私の口から吐息が漏れて体が仰け反り新一にもたれる格好になる。 |