身につけている物を全部脱がされて、裸の自分の姿が鏡に映る。

うわっ。すっごいイヤラシイんですけど・・・・・。

私は恥ずかしくって鏡から視線を逸らすと、それを見た新一が意地悪く囁く。

「姫子、すっげぇヤラシイ・・・裸にアクセサリーだけつけてんのってすっげぇそそられるんだけど?ほら、お前も自分で見てみろよ。」

「やっぁ・・・変態・・・変な事言わないで・・・ここじゃ嫌っ・・ね、あっち行こう?」

「ん?俺、ここがいい。これだったら後ろからでも姫子の顔見れるし?」

「へっ変態っ!!」

真っ赤になって鏡越しに新一を睨みつけると、おかしそうに笑う新一の表情が鏡を通して返ってくる。

笑いながらも、一向に動こうとしない新一。

本当にこのままするつもり?・・・やだ・・・恥ずかし過ぎるって。

それでも、敏感な部分を指で攻められて自分の体に新一の舌が這い始めると次第に何も考えられなくなってくる。

くちゅっくちゅっと、淫らに響く自分から漏れる水音。

「はっ・・ぁっ・・んんっ!!」

「・・・今日は一回姫子をイかせてやる余裕ねぇ。今すぐお前の中に入りたい。」

私の中を指で攻めながら、耳元でそう囁くと着ていた服を脱ぎ捨てて準備を済ませると一気に指の代わりに新一自身が中を貫く。

「あぁぁんっ!!」

その存在の大きさに私の体が、ビクンッ。と仰け反る。

「すげっ・・いいっ・・・・・すぐにでもイきそ・・・。」

「あっあっんん・・・ダメ・・・そんなっ・・。」

後ろから送られる激しい律動に、鏡を挟んで壁に手を付けて体を支えないと耐えられなかった。

目の前に映し出される自分の姿と、送られてくる快感に変に気分が高ぶってくる。

薄目で鏡越しに新一を見上げると切なそうなそれでいて色っぽい顔が目に映る。

視線が合うと、新一は少し微笑んで体を前に倒してくると私の顎を自分の方に向けて唇を塞いできた。

「んっ・・んんっ!!」

唇を塞がれながら、送られる律動に重なった隙間から声が漏れる。

口内で深く絡み合うお互いの舌。

徐々に頭の中が白くなっていくのを感じていた。

新一は一旦、私の体から離れると体勢を変えて私を床に寝転ばせて再び中に入って律動を送ってくる。

「あぁんっ!!も・・・新一っ・・・ダメ、ダメ・・・イクッん!!」

「俺ももぅ限界っ!・・・・はぁっ・・・くっ!!」

奥深くまで打ち付けられて、私は新一と共に果てた。



***** ***** ***** ***** *****




2人の体を綺麗にしてくれてから、新一は私を抱き上げてベッドまで運ぶと一緒になって布団に潜り軽く、ちゅっ。と音を立ててキスをしてくる。

「なぁ、姫子。」

「ん?何、新一。」

「すっげぇ気持ちよかった。」

「なっ?!・・・そんな感想を真顔で言わないの!!大体ねぇ、あんな場所でする事ないでしょ。」

「なんだよ。お前だって結構それ見て感じてたくせに。」

「ぅっ・・・そっそんな事ないって。」

「はぐらかしても無駄だって・・・体が正直に答えてくれてたからぁ。」

「もぅっ・・・バカ新一っ!!」

ガバッ。と布団を頭から被ると、クスクス。と笑い声が布越しに聞こえてきた。

否定できないだけに・・・・・くやしい。

頭から被っている布団をめくり、新一が顔を見せて優しく微笑んでくる。

「姫子?」

「なによ・・・。」

「来年はさ、どっか泊まりに行こうぜ。こういうクリスマスもいいけど、やっぱどっか行って色んな思い出作りてぇじゃん?」

「新一・・・。」

「だから、来年は何を言われようがバイト休めよ?」

「どうしても入ってくれって言われたら?」

「俺が店まで行ってお前を拉致る。」

「クスクス。ん、分かった。来年は絶対休む。」

「メリークリスマス、姫子。」

「クスッ。メリークリスマス・・新一・・・大好きよ。」

「俺も・・――――。」

私達はお互いに微笑み合うと、どちらからとも無く唇を重ねた。

+ + Happy Christmas♪ + +





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