*恋は突然に…




秀はニッコリと人懐っこい笑みを浮かべながら、手早く私のパジャマのボタンを外していく。

「え…ちょっと秀。何やってるのよ。」

「ん?これから智香さんと仲直りのえっちをしようかと思って。」

「はっ?!ちょっと…何言ってるの。隣りにはあの子が寝てるのよ?そんな事出来るわけがないでしょう?」

「あぁ。ナツキなら大丈夫。一回寝たら何が起きても起きないヤツだから。心配ない。ちょっと智香さんに声を我慢してもらわなくちゃいけないけどね?」

「やっやだ、ちょっと…ダメだって!あっ…やんっ…」

「ダメじゃないって…ほら、智香さんだって待ってるじゃん。俺の事。」

まだ触れられてもいないのに固くなってる自分の胸の蕾。

そこに顔を近づけながら、秀の手がズボンの中に入ってきて下着の上から秘部に触れる。

自分でも分かる。もうすでに潤ってきている事を。

「ナツキに気を遣ってもらわなくても、燃えるっつうのにね?俺はずっと今までの時間、こうして智香さんを抱きたかったんだからさ。」

「あっ…秀っ…」

秀が胸の蕾を口に含み、ちゅっと吸い上げて舌先で弄ぶ。

俄かに自分の体が仰け反って、椅子がキシっと軋んだ。

秀は胸を舌先で弄びながら、ズボンと一緒に下着ごと私の体から取り去ると、直に秘部に触れてくる。

「智香さん、もうこんなに濡れて…智香さんも俺に早く抱かれたかったんだよね?」

「ばっバカ!変な言い方しないでよ。」

「身体は正直だけど?」

言われなくても分かってるわよ。いつも以上に身体が秀を欲してる事…本当はすぐにでも抱いて欲しかった。

床に跪くような恰好になった秀が私の身体に唇を這わせて、時折強く吸い上げて痕を残していく。

隣りの寝室にいる存在の事を気にして、声を出さないようにしていると余計に感じてしまう私の身体。

秀は唇で身体の弱い部分を攻めながら、中に這入った指でも攻めてくる。

徐々に自分の秘部から漏れる水音が大きくなり、更に私を煽る。

「すごいよ、今日の智香さん。反応がすごい…こんな中に這入ったら、俺即アウト。」

中から蜜を掻き出すように指を動かし、内壁を擦られる。

その蜜を絡め取るように秀の舌が内腿を伝って秘部に触れる。

「あっ…んっ」

大きく開いた足の中心に秀の顔があって、下を向けば彼の視線と合ってしまう。

……すごい恥ずかしいんですけど。

頬を赤く染め上げながらも、彼から与えられる刺激に反応してしまう私。

ワザと音を聞かせるように蜜を吸い上げ、中を指と舌で攻められて次第に自分の頭に白い霧がかかり始める。

「あっ…あっ…秀っ、ダメっ…もっもう、私…」

「一回イッちゃう?」

少し意地悪く笑う秀に私はふるふるっと首を振って彼を引き上げるように服を引っ張る。

「俺が欲しいの?智香さん。」

コクコクと頷くと、言葉で言わなきゃ分からないよ?と、嬉しそうに笑いながら秀が服を脱ぎ捨てる。

「欲しい……欲しいの、秀。今すぐに…」

いつも以上に秀を求めてる私…素直に言葉が口から出てくる。

「すげぇ…そそる、その顔。俺も、智香さんが欲しい…」

秀も色っぽい表情を見せて、私の唇を塞いでくると奥深くで舌を絡め合わせながらゆっくりと彼自身が中に這入ってくる。

「んっ…んぁぁっ」

「んっ…はぁ… すごっ…今日マジヤバイくらいいいよ…さっき指を入れた時にも思ったんだけど、もしかして今日ヤバイ日?」

私の首の後ろに腕をまわしてゆっくりと秀が動き始める。

いつもよりも感じる彼からの刺激。

息が上がり始める私も秀の首の後ろに腕をまわす。

「排卵日は過ぎてるハズ…あっんっ…でも、もしかしたらかもしれないから…」

「分かった…早めに外に出すね…でも、ホントすげぇいいよ。すごい気持ちいい…」

「私もっ…すごく気持ちいいっ」

徐々に早くなる秀からの律動。

繋がる部分から卑猥な音が漏れて、更に中から蜜が溢れ出す。

「あっあぁんっ…しゅう…秀っ…」

「んっ…くっ…智香さっ…」

貪るようなキスを交わし、お互いの体を強く抱きしめ合う。

秀は一旦動きを止めて、私の身体を抱き上げ床に下ろすとそのまま奥を攻めてくる。

背中に床のヒヤッとした感触が伝わり、火照った自分の身体を冷やしてくれる。

「あっあっ秀っ…ダメっもう…イキそうっ…秀ぅっ」

「はぁっ…っく…俺もっ…そろそろ……智香さん…このまま中でイっていい?」

「んんっ…あぁんっ…だっ…ダメよ…さっきも言ったでしょ?…危ないかもしれない…からっ」

「それでもイキたいって言うのは…俺のエゴ?」

「もしっ…もしもデキたらどうするの?…責任取れるの?」

「責任だなんてっ…俺の中ではもう結婚する事決まってんだけど…そのつもりでこの部屋も借りたし。俺はいつ子供がデキてもいいって思ってるよ…今の俺じゃまだ頼りないって思ってるかもしれないし、自分だってまだまだだって思うけど…もしも智香さんとの間に子供が出来たら…もっと俺、強くなれる気がする。子供と…愛する智香さんの為に。」

「……秀。」

秀…あなたの事を頼りないだなんて思った事は一度もないわ。

年下とは思えないくらい頼りになる…私には勿体無いくらいの彼。

私の事を想って、本当は今すぐにでもしたいのに、結婚はもう少し頼れる男になってからって言ってくれてるのが分かるから…

順番が違っちゃうかもしれないけど…そうなってもいいって思ってる自分がいて。

秀ならきっと今のままでも私と子供を大切に護ってくれるって、そう思えるから。

私は秀の背中にまわした手を首の後ろに持ってくると、きゅっと引き寄せる。

「秀…イカせて?」

「智香さん…」

秀は私の言葉を受けて、ぎゅっと身体を抱きしめてくるとゆっくりと律動を早めてくる。

「あっあぁっん!秀…秀っ!!」

「智香…愛してる…愛してるよ。世界中の誰よりも智香さんの事を……」

「私もっ…愛してる…あぁぁぁんっ!!」

「………っくっぁっ!!!」

最大限早まる律動に身体を激しく揺さぶられ、目の前がスパークするのと同じぐらいに自分の中の奥深くで熱いものが解き放たれるのを感じていた。

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