*君の あなたの 微笑に




――――あぁ、すっきりしたぁ。

ベタベタした肌がすっきりさっぱりして、私は上機嫌でバスローブを羽織る。

・・・・・大人みたいだ。

バスローブを着た姿を鏡に映し、くるっくるっと体を反転させる。

でも似合わないなぁ、私。まだまだ子供だって事かな。

私はまだ若干湿り気の残る衣服を持って、先生の待つ部屋へ戻る。

先生は大きなソファに腰を下ろして、ジュースを飲みながらテレビを見ていた。

「千鶴、濡れた服をそこにかけたらこっちにおいで?」

「うん。」

濡れた服をハンガーにかけて、先生の服の隣りにかけると彼の元へ歩み寄る。

先生は私の手を取ると、自分の足の間に私を座らせて後ろから抱きしめてきた。

「バスローブ姿の千鶴って色っぽいね。」

「えぇ!そっそうかな。あんまり似合ってないなぁって思ったんだけど。」

「結構似合ってるよ?」

「『結構』は余計ですー。」

「あはははっ。それはそれは、失礼しました。」

先生の言葉にぷくっと頬を膨らませると、うにうに。と頬を摘まれる。

「でも、先生はもっと色っぽいよ?」

「えぇ!俺が?」

テーブルに置かれた先ほどの飲みかけのジュースを手に取り、コクコクッ。と飲んでそう呟くと、先生の意外とでもいうような声が後ろから聞こえる。

「うん。なんか色っぽい、さっき見とれちゃったもん。お風呂出てきた時に。」

「あぁ、それでぼーっとしてたの?」

「んー・・かも?」

「クスクス。なんか照れるね。」

「そぉ?先生、せくすぃー。」

「千鶴、英語の勉強もうちょっと頑張ろうね。」

「・・・・・。」

なんでココに来てまでそんな話が出てくるんだ。と思っていると、突然先生がちゅっ。と首筋に唇を落とす。

「ひゃんっ!!」

「ごめんね・・・そろそろ限界。」



「あっ・・・センセ・・。」

先生は私のバスローブを肩から少しずつずらしながら、それを追うように唇を這わす。

途端にサワサワサワッ。と肌が粟立ち、私の口から甘い声が漏れる。

肩から完全にバスローブが落ちると、私の肌が露になり胸の膨らみが顔を出す。

先生はそれを後ろから優しく包み込み、胸の蕾を摘みながらゆっくりと揉み上げる。

「んっ・・・ぁ。」

くっと体が後ろに仰け反り、私の頭が先生の肩に当たる。

彼はもう片方の手で私の顎を上げると、そのまま唇を塞いできた。

啄ばむようなキスから始まり、次第に深いものへと変わっていく。

優しく口内を犯されながら、いつの間にか私のバスローブの紐が外されていて前がはだけてしまっていた。

口内の奥深くで舌が絡み合い、露になった両胸に先生の長くて綺麗な指先が刺激を与える。

「はっ・・・んぁっ。」

「千鶴・・・好きだよ。」

キスの合間に聞こえる少し掠れた彼の声。私の体中を弄る先生の手の温もりを感じながら、急激に自分の中が熱く火照り出す。

体からバスローブが取り払われて、一緒に下着も抜き取られる。

先生の舌が背筋を、つー。となぞると、ぞくぞくっ。とした痺れが全身を走り抜ける。

「んっ!!」

もう、私の口からは甘い声しか出てこなくて、彼から与えられる刺激だけを全身で感じる。

先生はゆっくりと私の体を起こして両手をソファの前にあるガラステーブルにつけさせると、時間をかけて優しく私の身体に唇を這わす。

・・・・・私、すごい格好なんですけど。

先生からの愛撫に身を捩りながら、片足だけガラステーブルに膝を乗せている半四つんばいのこの状態。

今の自分の格好を思い描き、恥ずかしさと与えられる刺激から更に身体が熱く火照る。

「千鶴・・・少し気持ち悪いかもしれないけど我慢してね。すぐに気持ちよくしてあげるから。」

先生のそんな声が聞こえてきて、熱く火照って敏感になった私の秘部に何かが触れる。

「あっ・・・やぁっ!」

途端に仰け反る私の身体。

彼はわざと私に聞かせているかのように、ぴちゃっぴちゃっ。と音を立てながらヒダの部分と突起部分に舌を這わせて、時折中に入っては蠢く。

「千鶴、この間よりすごく濡れてるよ・・・千鶴のがいっぱい溢れてくる。」

「やっ・・もぅセンセ・・・そんな・・」

・・・そんな事、わざわざ口に出して言わないで欲しい。

すごくエッチな子になった気分ですごく恥ずかしくなってくる。

先生は舌で秘部を刺激しながら、更に指でも刺激を与えてくる。

こんなの、こんなのこの前はしなかったのに・・・なに、これ。徐々に体に力が入らなくなってきちゃった。
力が抜けて倒れそうになる自分を何とか持ちこたえていると、彼が更に追い討ちをかけてくる。

指で中を刺激しながら、舌で溢れた蜜を掬うように舐め上げ、時折快感で膨らみ始めた蕾とヒダに舌を這わせる。

「ぁんっ・・センセ・・も、ダメ・・力が入らなっ・・・あぁんっ!!」

最後、きゅっ。と歯を立てて膨らんだ蕾を甘噛みされて、私の意識が一瞬飛んで体が崩れそうになるのを先生のたくましい腕がそれを支えた。




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