*Love Fight






♡  6  ♡




「・・・・・んっ。」

次第に深くなる彼からのキス。

それに翻弄されながら、流されないように彼のシャツを掴もうと床についてた手を動かした所で不意にあるものに触れてしまった。

ビクッ。と体を震わせて慌てて手を逸らそうとしたら彼の手がそれを阻止する。

修吾君はキスをしながら少しだけ唇を離して、

「触って・・みる?」

そう囁いてくる。

えっ?!さっ触るって??やっちょっ・・・


・・・・・・・・・・・・何を?


いつもそれだけは避けてた・・・触れちゃいけない気がして。

修吾君は私の手を持ったまま彼のトレーナーの中へ・・・・・。

だぁぁぁっ!ちょっちょっと待ってぇぇ!!

ひっ久々・・・・はなっ鼻血がぁぁぁ・・出そう。

直に触れる修吾君の・・・・・やぁぁん、この先は恥ずかしくて言えません!!

「・・・んっ。」

「あっあの・・・。」

真っ赤な顔でたじろいでいると、修吾君が艶っぽい顔で色っぽいかすれた声を出す。

「美菜・・・気持ちいいよ。」

「気持ち・・いいの?」

「ん、触れられるだけでイキそう。」

お願い、そんなセクシーな声でそんな事を耳元で言わないで・・・。

思考回路がパンクしてしまうぅぅぅ。

だけど本能と言うものは恐ろしい。

再び唇を塞がれて、口内を優しく犯されて・・・次第に自分の中が熱く火照ってくると、自然と彼への刺激を与えている自分がいる。

修吾君の手も私の下着の中に入ってきて、充分に潤った秘部に指を這わせて中に這入ってくる。

「あっ・・・んっ!!」

くちゅっくちゅっと自分の一部分から響く卑猥な水音。

えっえちぃ。この構図、どう考えてもすごいですよね?

そう頭の隅で思っても、彼から与えられる刺激に次第にそれはかき消されて行く。

お父さん、お母さん、ごめんなさい。美菜はまた一つ大人の女になってしまいました。




「んっ、美菜・・・ごめん。もうっ・・・いいよ?」

修吾君は少し切なそうな表情を見せて、私の手を止める。

「えっ?!あ、う・・うん。ごめ・・んなさい。どうしていいか分からなくて。」

「ううん、そうじゃなくて・・・気持ちよすぎて。このまま本当にイキそうだったから。」

修吾君はそう囁いて、私の体をベッドに抱え上げるとお互いの体を纏うものを取り去る。

彼の唇が首筋を這いだすと途端にぞくぞくっとした震えが全身を駆け抜け、私の息が上がる。

「はっ・・・ぅん。」

「俺、ちょっと余裕ないかも。」

吐息とともにそんな言葉が耳元に吹きかけられて、ビクッと体が一つ震える。

彼は準備を済ますと片方の胸の蕾を指で摘み、もう片方の蕾を口に含んでコロコロと舌先で遊ぶ。

「あっ!やっ・・・。」

「ごめんね、美菜。今日は美菜を壊しちゃいそう。」

そんな声が胸元から聞こえて、次の瞬間一気に私の中を彼が突き上げる。

「はぁぁんっ!!」

「っく!」

修吾君は私の両足首を持ち、高く掲げると奥深くを激しく攻めてくる。

お互いの体が触れ合う乾いた音が部屋に響き、何ともいやらしい。

「あっあっ・・ダメっ・・しゅっしゅ・・ごくんっ!そんなっ・・・やあぁんっ!!」

はっ激しい・・・こんなの知らないっ。

彼の律動と一緒に私の体も彼のベッドで飛び跳ねる。

今までとは違う刺激の数々、次第に脳が白い霧に覆われて意識が霞みはじめる。

「美菜っ・・・すごっ・・・いいよ。」

「修吾君!しゅう・・ご君っ!!あっ・・・んっ・・・わたし・・もっ!」

「気持ちいいっ?美菜っ・・。」

言葉にならずに、ただコクコクと頷いていると、ちゃんと言葉で言って。って彼が促す。

そんなっそんな、言葉でなんて・・・ふるふるっと私は左右に首を振る。

言えずに甘い声を響かせていると、彼が私の腰を少し持ち上げて更に違った角度を攻めてきた。

途端に弓なりに私の体が反り返り、私の中から熱いモノが溢れ出す。

彼は片腕で私の腰を支えると、律動を止める事なくあいたもう片方の親指の平で快感で膨らんだ繋がった部分の蕾を刺激してくる。

「あぁぁぁんっ!修吾君っ!ダメ・・・も、わたし・・・ダメっぇ・・・」

「いいよっ・・・美菜。先にイって。」

そう優しい修吾君の声が聞こえてきて、親指の平で刺激していた蕾をきゅっ。と摘む。

「んっぁぁぁんっ!!」

「美菜っ!!」

同時に私の目の前がスパークして、急激に彼を強く締め付ける。

修吾君はそのまま私の体に覆いかぶさってくると、更に強く私の奥を突き上げ最後奥深くで色っぽい声と共に動きが止まる。

荒い息遣いの中、暫く繋がったままの状態で軽いキスと深いキスを繰り返す。

「・・・愛してるよ、美菜。」

ゆっくりと唇を離して優しく微笑むと、修吾君はそう耳元で囁く。

私もそれに少しくすぐったそうに身を捩ってから、彼と視線を合わせて、

「私も・・・愛してます。」

そう小さく囁くと、最初驚いた表情を見せてから、修吾君は嬉しそうに、ありがとう。と微笑んでくれた。





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