*Secret Face






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姫子の家に着いて、軽く家にあるものをつまんでから俺が先に風呂に入り、続けて姫子が風呂に入って行った。

冷えたお茶をコップに入れて、ソファでテレビを見ながら飲んでいると、暫く経ってから姫子が風呂から出てきた。

「姫子…どうした?胃なんて押さえて。痛むのか?」

少し眉を寄せながら、胃の辺りに手をやる姫子に首を傾げながらお茶を飲む。

「んー。ちょっと痛いかなぁ?って感じ。なんやろ…さっきつまみ食いしたしかな?」

「あぁ、そうかもな。もたれてんじゃねぇの、胃。」

「もたれてるのとはちょっと違う気がするんだけど……」

胃の辺りを擦りながら俺の隣りに腰を下ろす姫子の肩に、自分の腕を条件反射のようにまわす。

「じゃぁ、今日は早めに寝ないとな?姫子が胃痛で寝込んじまったら大変だし。」

「ごめんね、新一。じゃぁ先に寝ていい?」

珍しく、俺にしては聞き分けが良かったと思う。実際に早く姫子を寝かせてやりたいって思ったし?

だけど次の一言が余計だった。

「じゃぁ、お休みのキスしてよ。」

その言葉に対して、姫子は可愛らしく微笑むと、お休み新一。そう呟き俺の唇にぷっくりとした触れ心地の良い唇を重ねてくる。

重なったが最後――――

次第に深くなる姫子とのキス。

次第に目覚めだす俺の欲望。

いや、今日はダメなんだって……そう、自分に抑制をかけながら、それでもキスを止められずに奥深くで舌を絡め取ってる俺。

これに限っては、全く学習能力がないないらしい。

大体、姫子の方だってずるいんだ。

「んっ…新一っ…ぁっ」

ほら、そうやって俺の脳を刺激すんだろ?

どうすんだよ… 俺の元気になっちまったモノ。収拾つかねぇじゃん。

俺は僅かに唇を離して、目の前で絡む姫子の視線を熱く見る。

「姫子……一回だけ、いい?」

「………殺す気か。」

「だって仕方ねぇじゃん、元気になっちまったんだもんよ。なぁ、姫子。マジで一回だけだから、な?」

「やっ、やぁよ。新一は一回って言って一回で済んだ例がないじゃない!大体ねぇ、新一は一回って言っても私は…そっ、それ以上なんだからね?」

真っ赤に頬を染めて、俺の腕から逃れようとする姫子の体を必死と抱きしめる。

「いや、マジ今日はそれも含めて一回!無理もさせないし、すぐに終わらせっから。」

どこまで猿なんだ、俺。

心の片隅で自分自身を軽蔑の眼差しで見ながら、それでも止められない猿以下の俺。

俺は半ば強引に姫子の唇を塞ぎ口内を舌で犯しながら、片腕で姫子の華奢な体を抱きしめ、開いた片方の手をズボンの中に忍び込ませ、下着の上から敏感な部分を指の腹で撫でる。

「あっやっ…しんいちっ……」

「姫子…すげぇ濡れてんだけど。お前も待ってた?」

「待ってる訳ないでしょ?あぁんっ…新一が触るからっ…んっ!」

「いや、触る前から濡れてっけど……姫子ぉー、素直になろうぜ?欲求不満じゃいい夢見らんないって。」

「あ、あのね〜…新一と一緒にしないでよ!あっ、あっ…やっんんっ!!」

下着の横から指を入れ、直接敏感な部分に触れると、一層姫子の声が高くなる。

あ、もー絶対無理。この声聞いたら途中でなんて止めらんない。

心の中でそんな事を呟きながら、指を姫子の潤いきった中へ進める。

俺の指が動く度、くちゅっくちゅっといやらしい音が布越しに聞こえてきて、更に俺の気分を高ぶらせる。

もっと攻めたい衝動に駆られたけど、そこは何とか落ち着かせて姫子の体から全てを取り払い、自分も着ていたものを脱ぎ捨てる。

ソファに姫子を寝転ばせ、自分はベッドサイドにある小さなテーブルの引き出しに入れてある小さな箱から袋を取り出し、手早く自身に取り付ける。

それをそのまま姫子の入り口にあてがい、ゆっくりと中に進めて行く。

「あっんんっ!新一ぃっ!!」

「っく…はぁ…やっぱすっげぇいい、姫子の中。」

熱く絡み付いてくる蜜を堪能しながら、律動を送り始めると、姫子の口からも甘い吐息交じりの息が漏れる。

「あぁっ…んんっ…新一っ…いいっ…気持ちいいっんんっ!!」

「あっ…俺もっ…すげぇ気持ちいいよっ…姫子っ…ちょっとだけ激しくいってもいいかっ?」

これでも俺なりに気は使ってんだぞ?

って、こんな状況で言ったところで、何の効力も持たないと思うけどさ。

俺は姫子が頷くのを確認してから、姫子の膝を持って大きく広げると、激しく奥に腰を打ち付ける。

体が重なる乾いた音と、繋がる部分から漏れる卑猥な水音。

視界に映る姫子の華奢な体が上下に揺れ、ふくよかな形の良い胸が妖艶に揺れる。

俺はその胸に誘われるように手を添わせ、掌で弄びながら蕾をきゅっと摘む。

途端に姫子からの軽い締め付けが何度も俺を襲いはじめる。

「あっ、あっ…新一っ…も、ダメっ…イっちゃう…イっちゃう、んっ!!」

「はっくっ!俺も、も…そろそろ限界…ぅぁっ…あっ…っくっ姫子っ!!」

「あぁぁぁぁんっ!しんいちぃぃっ!!」

最後、姫子の体に覆い被さるように体を折って、激しく姫子の体を揺らす。

強い姫子からの締め付けに耐え切れず、彼女が果てるのとほぼ同じくらいに、自分も欲望を解き放った。





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