「では・・・2番の人・・・自分のお金で酒とお菓子買ってきて。」
「え〜〜〜〜〜!!カレー冷める!」
「はい、『将軍様の命令は』?」
「・・・『絶対』、です・・・」
「じゃ、行ってこい黒沢。お前アレだ、外様大名(とざまだいみょう)ポジションだ。遠く行かされて金ばっかかかるってやつ。」
「え〜〜〜ん!将軍様なんて嫌いだ〜〜〜!」
「おぁっ、大声でそんなこと言いなさんな!近所の人に『将軍様の悪口言ってる』って目安箱に通報されたらオオゴトになっちゃうでしょ!」
「え〜〜〜ん!酒井なんか嫌いだ〜〜〜!(遠ざかる声)」
「あ。くろさぁーさん泣きながら走って行っちゃった。」
「いいんじゃね?あいつのことだからカレーが冷めないうちにすぐ帰ってくるって。」
「じゃあ次ね。4番の人・・・俺の肩揉んで。」
「え゛?」
「ぷっ、リーダーだっ・・・」
「何で俺がテメェの肩揉ま・・・」
「はい、『将軍様の命令は』?」
「・・・『絶対』・・・」
「じゃ、よろしく。」
「(揉みながら)・・・くそっ・・・」
「何か言った?」
「何も、言っ、て、ません・・・」
「あのね、ここにね、肩井(けんせい)っていうツボと、あと、ここ、臑兪(じゅゆ)ってツボがあるからね、そこ重点的にやって。」
「・・・はいは〜い・・・」
「次は・・・1番の人・・・退屈だから何か恋愛の歌でも歌ってくれる?」
「お、俺か!!?」
「俺じゃなくてよかった〜♪」
「あ、雄二?・・・じゃ、お願いね。」
「何で恋愛の歌なんだ!別に恋愛の歌じゃなくたっ・・・」
「はい、『将軍様の命令は』?」
「・・・『絶対』、だな・・・」
「じゃ、よろしく。」
「・・・あの〜・・・ない、っす・・・」
「いや、あるでしょ?自分の作った歌でもいいし、そうじゃなくてもいいし。」
「・・・・・・♪いつからか〜」
「ぶっ!こら酒井テメェ、いい加減に・・・」
「はい、てっちゃん静かにする。雄二の歌が聞こえないでしょ。」
「グフフ!酒井さんサイコー!」
「じゃあねぇ・・・」
「ひぃぃぃっ!い、今、先生の目が光ったよ〜!恐いよぉ〜!」
「♪き〜みを〜愛して〜、求〜め〜続けて〜、す〜べて〜失く〜してもぉ〜(感情移入中)」
「3番の人・・・お腹空いたからカレー食べさせて。」
「はぁっ!?」
「1日筆持ってるからもう何も持ちたくなくて。・・・アツアツだからちゃんとフ〜フ〜してね。」
「ちょっと待ってよ!何よそれ!?介護じゃないんだからさっ・・・」
「はい、『将軍様の命令は』?」
「・・・『絶対』・・・だよ、ねぇ〜・・・」
「じゃ、よろしく。」
「ちゃんと食わせてやれよ〜、安岡。服汚したら将軍様の鉄拳制裁だかんな。」
「ひぃぃぃぃっ・・・!わ、わかりましたよ・・・はい、フ〜。フ〜。」
「ふふっ、彼女が風邪引いたらお粥フ〜フ〜してあげるわけ?」
「そりゃあ彼女のためならいくらでもフ〜・・・って何言わせんのよ!」