「じゃあさ、じゃあさ、みんなでゲームしない?」
「ゲームとは?」
「将軍ゲーム☆」
「将軍ゲーム、か。ん、悪くないね。」
「ためしにやってみっか。黒沢、箸5本用意しろ。」
「レンゲでないとカレー食いにくいよ?」
「バーカ、カレーはレンゲでいいんだよ!箸はゲーム用!」
「割り箸でいいのね?」
「むしろその方がいいかと思うが。」
「ハイ、箸。」
「黒ぽんありがとう。じゃ、俺が書くね。」
「ああ、頼んだ。」
「・・・きたぁーま、器用だねぇ・・・」
「普段からこの筆でカニ描いてるからね。」
「性格出んだな、こういうのも。」
「・・・はい、完成っと。」
「さんきゅー、北山。」
「じゃ、俺が持つわ。・・・よし、皆の者、引きやがれ!」
「俺、コレ☆」
「俺は・・・」
「はい。」
「選んだよ〜。」
「じゃ、余ったのは俺な。」
「せーのっ!」
「・・・」
「将軍だ〜れだ?」
「はい。」
「北山かよ!」
「ズルじゃねぇの?」
「そんなワケないって!たまたまだよ。」
「では、始めます。・・・将軍様の命令は」
「“絶対”!」