というワケで早速笹舟作りからスタート。
「おっきい葉の方が流れに飲まれなくていいよな。」
「小さい方が早そうな気がする〜。」
「ブ厚くて丈夫そうな葉はないかな?」
5人は葉を選定するため、笹を囲む。
「あ、スタッフの書いた短冊発見!」
安岡が短冊をつまみ上げた。
「あ、ホントだ。」
「あ、誰これ・・・『メタボ脱出!』って書いてある。」
「がはは!何だその願い事!」
「俺も願い事書こうっと。」
「あ、俺も。」
というワケで、メンバーも短冊に願い事を書くことにした。
「テツ、何書いたの?」
「あ〜?俺はぁ・・・じゃ〜ん!」
「『ツアー安全』。すごい造語だな。」
「さすが村上。一応リーダーだしね〜。」
「お前、『一応』とは何だ『一応』とは!」
「そういう黒ぽんは?」
「俺ぇ〜?俺はほら、じゃ〜ん!『たくさんのカレーに出会えますように』!」
「恐ろしいまでに予想どおり!一言一句予想どおりだ!」
「じゃあ、酒井さんは?」
「俺は両面書いてみたぞ!」
「・・・『あかよろし』と『みよしの』・・・」
「ムダに達筆・・・」
「ほらっ、短冊がちょうど赤だったしな、やっぱコレしかないな、ってな。」
「花札に竹はないよ?」
「細かいことはいいの!いちいちギャグの揚げ足を取るのはやめてくれ!」
「で?北山は?」
「俺はね、これ。」
「『魅せる』・・・」
「これ・・・願い事か?」
「そんなこと言ったら雄二のもおかしいでしょ!」
「安岡は?」
「え、俺は〜・・・」
「『笹舟レース優勝!』?!」
「あ!」
「忘れてた!」
「笹の葉!」
「あ、待ってよ!それ、俺が目つけてた葉っぱだったのに!」
すっかり七夕気分を味わっていた5人は本来の目的をようやく思い出し、笹の葉を吟味し始めた。