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ゲーム再開。

「じゃ、次俺だよね。ゴスペラーズの『5』!」
「ろぉく!(アホになる北山)」
「お〜、天才北山がアホになった〜!」

黒沢・酒井・安岡が北山に拍手を送る。
村上はひとりイライラしていて、それどころじゃない様子。

「じゃ、俺。『7』。」
「『8』。」
「・・・『9』。」
「なんだよ村上〜、『9』は『3の倍数』なんだからアホにならないとダメだろ〜?」
「うっせ!」
「はい、『10』!」
「『11』。」
「じゅ〜にっ!(アホになる酒井)・・・よっしゃ、俺にもアホの番回ってきたっ!」

酒井に至っては何を楽しむゲームなのかよくわからない状態になってきている。

「じゅ〜さんっ!(アホになる黒沢)」
「そこのアホ、ダウトだ!」
「アホ?・・・どこにアホがいる?」

キョロキョロする黒沢を、酒井が「アンタですアンタです」とつっこんだ。
黒沢は再び「じゅ〜さんっ!」とアホになりながら一番上のカードをめくる。

カードは・・・『K』。

「アホじゃないよ〜だ!」
呆然とする村上に、黒沢はアホっぽくそう叫んだのだった。

その後、ゲームは続いた。
村上は大きく挽回しようとするがあまり、カードがたまったタイミングでのダウトを試みた。
しかしどれもこれもことごとく空振りし、両手はカードでいっぱいになった。

「あれ?黒ぽん、カードは?」
「ん?持ってたフリしてたけど、さっき置いたやつが実は最後の1枚だったんだよね〜。えへへ。」

第3回戦、ダウト対決。
黒沢、誰にも一度もダウトすることなく、いつの間にやら無欲の勝利。
最下位は・・・言わずもがなである。


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