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4人がカレーを食べている間に参加していたDJバリK〜んが皿と抽選券を持って黒沢に歩み寄った。

「あ、は〜い。1回回してくださ〜い。」

バリK〜んが勢い良くレバーを回した。

ぽこんっ。

金の玉だ。

「え・・・金の玉?」

固唾を飲んで見守っていた4人がバリK〜んの後ろから玉を覗き込む。

「あっ!これ無し!間違いだから!もう1回回して!」
黒沢が金の玉を掴んで慌ててジーンズのポケットに隠した。

「待て黒沢!お前、金はたしか1等だったよな!?」
「さ・・・さぁ・・・見間違いじゃない?・・・あ、今日はもう閉店です〜!酒井と北山の分は明日進呈するから!」

黒沢はカレーの火を止め、フリップを持ち控え室へ向かって歩き始めた。

「お前ら!ヤツを取り押さえろ!」
「あいあいさ〜!」

村上の指示に酒井・北山・安岡が黒沢に襲い掛かった。

「うわっ!!」
3人がかりで追われた黒沢はあっという間にあっさりと とっ捕まった。

「総統!フリップを押収したであります!」
安岡がフリップを持って村上の前に立ち、ビシッと敬礼をした。

「おぅ、ご苦労であった。」

黒沢は、北山に四の字固め、酒井に腕ひしぎ逆十字固めを極められ、片手でバンバンと床を叩いている。
「いててててて!タップ!タップ!」

村上は、安岡が持ったフリップの1等賞の部分をゆっくりと剥がした。

「・・・『1等賞、Kaoru Kurosawa Presents 金色の甘いキス権獲得』?!」

「そ、そんなの、い、いらないっ!!」
逃げ出すバリK〜ん。

「待て!」
村上と安岡が彼の腕を掴み、その行く手を阻む。

「俺らもいろんな罰ゲーム当たってるんだから、引いた人は責任取ってもらわないとな!」

「1等は女性スタッフに当たればいいなぁと思ってたのに、まさかこんなに早く出るなんて〜!」
黒沢の大声が廊下中に響く。

「知るか!」
「自業自得!」
酒井と北山は間接技を極めたままつっこんだ。

その後、店主と1等獲得者の悲鳴が廊下中に谺(こだま)した・・・らしい?

 

(完??)


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