《おふろ》
村上が買ってきた風呂と石鹸、ガーゼのハンカチ、温度計をつかって早速「いろはちゃんバスタイム」が開催された。
北山が調べた沐浴の方法を元に、酒井が片手でいろはの首の後ろを持ち、指で耳を押さえながら湯に浸けていく。
「おぉ〜!入ったぁ!」
酒井を除く4人が拍手をする。
まるで父親教室のような異様な光景であるが、当のいろはは気持ちよさそうだ。
「ちょっとこっちが恥ずかしくなってしまうのはなぜだ・・・」
ちょっと顔を赤らめ呟く酒井。
「自分の子供じゃないのに裸見ちゃってるからじゃない?」
「自分の子なのにみんなに裸見られてるからじゃない?」
「お、俺の子じゃないっつうの!(たぶん・・・)」
風呂上がりにタオルでよく水分を拭いた後、ベビーパウダーをポンポンと塗して完成。
「お〜!できた〜!」
一同拍手。
ちなみに、「焼く前のムニエルみたいだな。」とは黒沢談。