←BACK


《4日目夜 担当北山》

 

いろはが俺たちの前に現れて4日目。
まだいろはの親は現れない。
まさか自分のとこまで順番が回ってくるとは思わなかったな。

「いろはちゃん、今日は俺がお世話するからね。」
「んぁ〜」
「ん、よろしくね。」

家に帰って、横になり自分のお腹の上にいろはを俯せに乗せた。

「あ〜」
なんか言ってる。
かわいい。かわいいなぁ、いろは。

「よしよし。」
そっと頭を撫でる。

「キャッキャッ」
かわいい。いろは、めちゃかわいい。

「小さい手だなぁ〜。」
握り締めた手を指でツンツンすると、指をキュッと握ってきた。

かわいい。すっごくかわいい。いろは最高。

いろはが起きている間はずっと抱っこして、ほっぺをつついて、頬ずりして、おでことおでこをくっつけて・・・と、ずっとスキンシップ。

肌がすべすべ。
玉の肌ってこういうことなんだな。
触ってて気持ちがいい。

いろはが眠るとずっと寝顔を見つめて。

いろはの眠りが浅くなって泣き出す前に世話をしてやって。

世話が終わったら、手のひらでいろはの身体をそっとポンポンと叩き、寝かせつけてあげる。

飽きずにずっとずっと見つめ続ける。

そして、いろはの寝顔を見つめたまま朝を迎えた。

あ、夕食食べ忘れてたな。まぁ、いいか。

「いろは、早く大きくなって素敵な女性になってね。」
「あぅ〜」
「ん。いい返事だね。いい子だね。」


→NEXT

→番組表TOP

→TOP