何もかもオレに投げ出して
全部受け止めてあげるから。
恥ずかしいところも、可愛いところも全部オレのモノだから。
欲望と切望の狭間
── 想いの名はキミだけが知っている 【後編】
薄く差す月明かりの下、妖しげに蠢く五つの気配
その中心で艶やかな肢体をくねらせる様は、雄をさそう美しい雌の白魚のようで・・・
それを取り囲むように雄が群がってる。
「あっ・・・カカシっ!!」
「すごいねぇ・・ちゃん・・ちょっと触っただけでほら?」
「ホント、白い布が透けて・・見えそうで見えない。」
「ね、エロイよね?そこのオレちょっと押してみる?」
「・・りょーかい」
「んあっ!!やめっ!・・・んんっ!!」
一人はの足元でその両足を大きく広げ、軟らかな太腿に唇を落している。
一人は彼女の形のよい胸の先端を摘みあげながら、その周囲に赤く華を散らしている。
もう一人は広げられた足の中心に指を押し付け布越しに中心部をこりこりと擦り続けている。
そして本体はの唇をこれでもかと言うほど堪能している。
「あぁっ!!」
何せ4人のカカシ達だ。
その愛撫は容赦なくを快楽の沼に確実に沈めていく。
はもう喘ぐことしかできないのだろう。
先ほどから唇から漏れるのは言葉ではなく、快楽を逃すように意味のなさないだけど、その場では最も似つかわしいだろう艶やかな嬌声だけだった。
そのうち一人が我慢できなくなったのか彼女を覆う最後の布切れを取り去った。
「光ってるね・・しかも中は・・」
くちゃっと音がして内部を覆い隠している襞を指で押し広げた。
その音で残りの者の視線が一斉に注がれる。
「ピンクだねぇ・・綺麗な色してる・・」
「ほ〜んと、ね、舐めてい?」
「ひぁっ!!!」
その襞を一人が唇で弄んでいると、一人が秘芯を探り出し指で摘み擦り始めた。
薄皮を下げるように摘み、中から濡れて光る果実を取り出し、撫で回す。
「気持ちいーデショ?」
「あっ・・あぁっ!!も・・あぁんっ!!!・・」
与えられる快感にの身体は先ほどから軽く達しているようで、ずっと震えが止まらない。
の瞳からは次から次へと涙が溢れては流れる。
その涙の意味を考える余裕はカカシにはなかった。
心を占めるのはただひとつ
── が欲しい・・・その身も魂さえも・・
「誰にもやらない・・」
カカシの瞳に宿る暗い光と過ぎる快感に怯えてか、の顔には不安の色が伺える。
「安心していいよ?・・大事に愛してあげるから。」
カカシはの頭をそっと撫でて、その髪に唇を落す。
4人がその体力の尽きるまでそれぞれがを攻め立てたら、彼女は精神に異常をきたしてしまうかもしれないけど・・・
「影分身はイっちゃうと消えちゃうからね?」
「そうそう、だからちゃんがんばってね?」
「だけど、オレ達もそう簡単にはね?」
「こんな機会、めったにないだろーしね?」
4人がまた行為を再開した。
「あぁっ!!!」
の身体はすっかり解れ、汗と愛液で光って、白い身体は薄い桃色に染まり、そのあちこちにカカシ達が散らしていった華が咲き誇っている。
「じゃ、早速・・・ね?」
「ま、いいでしょ。そろそろちゃんも具合がいいみたいだし?」
「でも・・みんなを気持ちよくさせてほしいよね?」
「お預けはないでしょーよ、こんな色っぽいちゃんを前にしてねぇ?」
カカシ達は口々に好き勝手なことを言うも、もともと同一人物のせいか言葉に出さなくても、お互いの行動はわかっている。
「じゃ、まずはこっちから・・」
カカシがそれまでの入り口をクチクチといじっていた指を引き抜くと、その指にはたっぷりとろりとした蜜がまとわりついている。
そのまま、もう一つの入り口に当てた。
そのままずぶずぶと埋め込んで、馴染ませてから動かしていく。
「ひっ!!やぁっ!!」
「とりあえず、一本だけでごめんね?解すだけマシだって思ってちょーだいよ。」
にしたら、どうして自分がこんな屈辱を味わなければならないのかわからないだろう。
それはカカシがひたすらに隠していた欲望が溢れた結果なのだから。
たとえが無意識にその引き金を引いたのだとしても・・
「やっぱり、どうにもできないんだよね。」
独り呟いてみても、カカシにもどうにもできない。
「行くよ・・」
「っ!!き・・・ゃっ・・あ・、あぁっ!!!」
「き、つっ・・・」
臀部からの進入を果たした後はあとはゆっくりと抜き差しを始めていく。
その様子を残りのカカシ達が苦笑を浮かべながら見つめている。
「やっぱ、厭なもんだね、自分以外がちゃんとヤってるなんてね?」
「同感だ〜ね。」
「じゃ・・・やっぱり、一緒にね?」
カカシ全員がお互いを見るとそれぞれが了承の意を伝える。
後ろのカカシがの両膝を抱えて立ち上がる。
そして、前で待っているカカシの前にその脚を広げた。
カカシがに優しくだが深く唇を合わせて、後ろのカカシが支えている膝を自分も同じように抱えた。
「ちゃん・・オレも入れて?」
「んんんっ!!!」
ぐちゅりと音を立てて入り込むカカシのモノにの体が跳ねた。
先ほどから刺激を与え続けられながらも、肝心のモノを受け入れてなかったため焦らされた状態と同じだったせいか、は軽く達したようだった。
「ああっ・・!!も、許してぇ・・カカシっ!!」
引き攣る身体をどうにもできないは両目に涙を浮かべてカカシ達に懇願する。
「「ダメだね・・」」
残り二人のカカシがの両側に分かれて、片方ずつのやわらかな膨らみに手を伸ばす。
すっかり立ち上がっている蕾を指で挟み込みこりこりと捏ね始める。
「やっ、あっ、あっ!!」
の身体に走る快感は繋がっているカカシ達も同時に受けることになって、前後のカカシが一瞬顔をしかめた。
「・・今ちゃん、一瞬すごく締めたでしょ?」
「食いちぎられるかと思ったよ。」
そう言いながらもカカシ達は動かす腰を止めることはない。
「「オレ達も気持ちよくしてね?」」
の空いている手にそれぞれ猛る自身を握らせると、その掌の中で擦り始めた。
もともと同一人物の為動きの息が合っている。
それぞれが自身の快楽を求め動いていてもまったく同じ波長でを追い詰めていく。
室内にはパンパンと肉同士がぶつかり合う音と、溢れだす蜜が動きに合わせて泡立つ音、男の荒々しい息づかい、女の快感を伝える鮮やかな嬌声だけが存在する音のすべてだった。
「や、やぁっ、あっ・・・もぅ・・・イクっ!!!」
「くっ!!」
ぼふん、と音を立てて後ろのカカシが消え、前にいるカカシはそのままを抱えて自身の腹の上に寝かせると、下から突き上げた。
両側のカカシは一人が空いた後ろから入り込み、もう一人はの口に自身を当てた。
「口あけて?」
「んっ・・ぅ・・・」
はもう媚薬が完全に回っているのと与えられる快感で、はすっかりカカシの操り人形のようだった。3人になってもカカシ達の攻めに変わりはなく、を後ろから前からそして口を容赦なく突き上げる。
「イクよ?全部飲んでね。」
「んぐぅっ!!!」
口の中にいた自身をの了承を得る前に爆発させた。
そして、下にいたカカシも同時にその胎内に白濁を放った。
ただ、下のカカシは消えない本体だった。
「いいよねぇ・・本体は・・」
影分身は一回だけなんて不公平だとそれを後ろから突き上げているカカシはジト目でにらみつける。
「ま、オリジナルの特権ってね?」
腰の動きは止めずに内部での様子を伺う。
揺らすように突き上げた後、探り当てた一点を突く。
「・・いっ・・・やぁぁ!!!!」
「ちょっ・・・!!」
「っ・・」
の内部が激しく締まり、振るえ、ざわめき、カカシ達のモノを一気に追い上げる。
それぞれが達すると、その場にはぐったりと気を失うとそれを下から優しく抱き止めるカカシが一人・・・
カカシがの頬に伝う涙をそっと舌で拭うと、その華奢な身体を持ち上げて風呂場に向かった。
暖かい湯の中での身体を清めて、すべてを洗い流す。
その皇かな肌に手を這わせながらカカシは思う。
・・行為の最中にが言っていたのはカカシを制する言葉だけだったと。
「やっぱり、切ないよねぇ・・」
カカシが欲しかったのはの身体はもちろん、その心もすべてだったのだから。
少女のようにまあるい頬に滑らすように自分の頬を寄せた。
の瞳が開いた時にはけしてできないだろうから。
NEXT BACK