部屋は真っ暗で、少しだけあけてあるドアの隙間から居間の
明かりが細く入って来る。
チッ…チッ…という目覚まし時計の秒針の音と、ベッドで
横たわりながら何度も何度も交わす、僕達のキスの音だけが
響いていた。

ベッドに横になる前にお互い上だけ脱いでいたので、僕達は
二人とも上半身裸。
恥ずかしいと言えば恥ずかしいんだけど、それよりも、ただただ
司(ツカサ)の動きについて行くのに必死だった。

舌を吸い上げられ、唇を優しく噛まれ、口中を舌で嬲られる。
浅黒く引き締まった大きな背中にしがみついたまま、どうしたら
良いのかわからずに懸命に舌を動かす。
すると司は一旦唇を離し、強く僕を抱き締めて
『焦らなくていいから』と耳元で囁いた。
緊張と焦りとでいつのまにか全身に力が入っていたらしく、
その言葉で一気に力が抜けた。
それを感じた司が腕を緩めて軽いキスをしてくれる。
少しだけ赤くなって照れ笑いをしながら一度深呼吸した。
司はそれを見て小さく笑い返してくれる。
そしてそのまま僕のこめかみに軽くキスをして

「前は寝込みを襲われたからお返しだ」

と言う。
あの屋上の事だ、とすぐに気が付いて、一気に顔が熱くなった。
そんな僕を見てクスクス笑いながら首に軽いキスを何度もする。
何だかくすぐったくて笑うと、司は更にそれを繰り返しながら
お腹や脇をくすぐって来た。
『やめて〜っ!』と叫びながら身を捩ってケラケラ笑うと、チュッと
唇にキスをして『少しはリラックスしたか?』と小さく笑う。

それを聞いて、司が僕の緊張をほぐそうとしてくれた事に
気が付いた。
やっぱりすごく優しい……
『ありがと』と笑い返しながら両手で頬を挟んでキスを返した。


首に舌を這わせながらゆっくりと下におりて行き、両脇を
太くて長い10本の指で撫で上げていく。

「……んっ……」

さっきはあんなにくすぐったかった筈の場所なのに、触れ方が
変わっただけでゾクゾクという感覚が走り、思わず甘い声が
漏れてしまう。
自分の声があまりにも恥ずかしくて両手で口を塞ぐと、『声を
出したほうが楽だから』と言いながら乳首を口に含んで、舌で
舐めたり転がされたりした。

「あ……ぁっ……!」

声を出したほうが楽とかっていう問題じゃなく、声を出さずに
いられないんだけど……
先輩に触れられたり頬を舐められたりした時はザワザワする
気持ち悪さしか感じなかったのに、司が僕に与えてくれるのは
それとは全く違うものだった。
恥ずかしさと照れ臭さはもちろんたっくさんあるんだけど、でも
司が僕に触れる全ての場所から温かさが染み入ってきて、
安心感と嬉しさと気持ち良さと期待感で胸が張り裂けそうだ。


器用に片手で僕のズボンのボタンを外してファスナーを
下げると、今度は両手をズボンの脇に差し入れて、下着毎
取り去ってしまう。
当然覚悟はしていた事だけど、やっぱり恥ずかしくてあたふた
しているうちに、司も自分の下を脱いでしまった。
それを見て、自分の格好も忘れ、思わず目が釘付けになってしまう。
もちろん部活の合宿でみんなでお風呂に入ったりとかはするから、
僕のがまだまだ子供なんだっていうのはしみじみわかってはいたん
だけど、それにしても……お…大きい……
……こ、これが僕の中に……入るんだろうか……?

すると司が苦笑しながら覆い被さってきて

「忍(シノブ)、心配しなくても今日は最後までしない」

と言った。
思わず目を丸くして『え?しないの?』と聞き返すと、
『まだ無理だ』と苦笑する。

……でも……僕だって昨日から覚悟は出来ているんだ。
その為に今日は恥ずかしい思いをしながらそういう本を買って
きて、今まで知らなかった事も、目を白黒させながら必死で
頭に詰め込んだ。
だから大丈夫。僕はちゃんと頑張れる。

首にまわした腕に力を込めて顔を引き寄せると、決意の
こもった真剣な眼差しで司の透明な瞳を見詰めた。

「きききき気合でなんとかするから。」

決意のわりには声が震えてどもっちゃったけど……
すると司は一瞬目を見開いて驚いた顔をした後、急に
吹き出して笑い始めた。
……なんかおかしかったのかな?

「……こ、こ、根性もあるつもりだし……」

言葉を換えてみたんだけど、今度は僕をギュッと抱き締めて
『さすが体育会系……』と呟きながら体を震わせて笑っている。
……なんで?何か変?

よくわかんなくて、司の髪を引っ張りながら
『ねぇねぇ、何でそんなに笑ってるの?』
と聞くと、いまだに笑い続けながら僕の顔中に沢山のキスを
落としていく。
そしてクスクス笑いながら

「……つくづく忍が好きだと思ったんだ」

と言った。

口に出して好きだって言われたの、初めて……

それを意識した途端、カァ〜っと一気に耳まで赤くなる。
すると司が脚の間に入って来て、優しく微笑みながら
キスをして来た。
唇をゆっくり舐められ、舌先で歯列を割られ、そのまま口中に
舌が入り込んでくる。
目を閉じてその感触に酔いながら、その舌の動きに合わせて
ゆっくり舌を絡ませた。
それと同時に司の手が反応しかけている僕のモノをそっと
握ってゆっくりと上下に扱く。

「んっ…ぁ……っ!」

思わず唇を離して声をあげる。
先輩に擦られた時は服の上からでも吐き気がするような感じが
したのに、今司の手の中にある僕のモノは一気に血が集まって
硬くなっていく。
司はそのまま僕の耳に舌を這わせながら囁いた。

「……忍に根性があるのはわかっているけど、さすがに
 気合と根性だけじゃ間違いなく忍が怪我をする。
 だから焦らず、沢山練習を積んでからだ……」

そう言いながらどんどん下におりていき、僕の脚を両肩に
かけさせて、立ち上がっている僕のモノに舌を這わせた。

「あっ…ぁ……っ!」

普段ほとんど自分でもしないので、あまりにも直接的な快感に
驚き、体が勝手にビクンと跳ね上がる。
司はそのまま僕のモノを口に含み、舌を絡めながら何度も
上下に手で扱いた。

「ダ…ダメ……っ!」

あっという間に襲い掛かってくる感覚から逃れようと、思わず司の
髪を両手で掴む。
けれど司は一向に構う事無く右手で扱きながら左手でやんわりと
太ももやお尻を愛撫していく。

「やっ……っ…イっ…ちゃう…!」

突然目が眩むほどの快感に襲われて、止める間もなく
僕のモノから白い液が迸り出た。
司はそれを全部口で受け止めて飲み込んでしまい、そして
そのまま後ろに舌を這わせ始める。
司の口でイってしまった事も、僕の出したものを司が飲んで
しまった事も、今されている事も全部が恥ずかしくて
堪らなかった。
だけど司は涙目になりながら両手で口を押さえている僕には
お構い無しに、丹念に舌でほぐしてから『今日は指1本だけな』
と言って、ゆっくりと指を差し入れてきた。

決して無理やりではないけど、でも確実に自分の中に
入り込んで来る司の指の存在を感じる。
痛くはないけど変な感じがして、思わずキュッと締め付けて
しまうと、『忍、大丈夫だから力を抜け』と言って、また僕の
モノを口に含んだ。


その後指を何度も根元まで出し入れされながら、前の方も
口で上下に扱かれ、またしても司の口でイってしまった。
だけど自分だけしてもらうのは絶対絶対イヤだったので、僕も
同じ事をする!と言ったんだけど、困ったように俺はいい、と言う。
それを聞いて下唇を噛みながら涙目になっていると、ふぅ〜と
小さく溜息をついて、じゃあ手だけな?と言って向かい合わせに
寝転がりながら、自分のモノを僕に握らせた。
そして司も僕のモノを握ると、同じ様に動かして、と言って上下に
扱き始める。

司の熱くて大きいモノが僕の手の中でピクッと反応する度に
それが嬉しくて堪らず、夢中で手を動かした。
激しくキスをしてくるのに合わせてキスを返し、既に2回も
してもらった後だというのにすごく興奮してすぐに上り詰める。
そして最後は司が二人のモノを合わせて一緒に扱き、キスを
交わしながら二人で一緒にイった。