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ブラックラインの攻防

2011/03/24 Thu
m25


呼吸すら阻まれて、オズワルドの眦に生理的な涙が浮く。
逃げることを許さずに固定する力は強く、オズワルドの喉仏が苦しげに痙攣を繰り返す。

「―――よせ…ッ…」

熱い吐息が零れそうになるのを渾身の力で耐え、オズワルドの頭に掛かる手を払う。
そんなささやかな抵抗をひょい、と軽々しく避けると、必死に奉仕を続けるオズワルドの頬を撫ぜる。
ジェネラルの逆鱗を戯れに引っ掻くように、頬を伝う涙を指先で嬲る。
その手からオズワルドを守りたくても昂まる熱は正直にジェネラルの理性を侵食していく。
初めての奉仕は拙いが、見下ろすオズワルドの表情は必死で、普段とのギャップに脳がじりじりと灼けてくる。
あの穏やかな低音が零れる口に己の欲を含ませているのだという自覚だけで目が眩みそうだった。
理性と本能の狭間で揺れ動くジェネラルに気づいているのかいないのか、再びヨハンの手がオズワルドへと伸び、深く飲み込ませた。
その瞬間、許容量を越した快楽がジェネラルを襲った。

「…オズ、…―――オズ、ワルドッ……ッ」

達するのを耐えることはもう出来なかった。
ジェネラルは快楽に侵された身体に鞭を打ち、オズワルドの頭を退かそうと力を込めた。
けれど、それを許すヨハンではない。むしろヨハン以上にオズワルドがその力に抵抗した。
オズワルドは陰茎を口に含んだまま、指で根元を摩擦し、限界を促す。

「―――ッ」

もとより細くなっていた糸は、その刺激が止めとなって呆気なく切れた。
舌の上で跳ねた欲は白濁を吐き出し、オズワルドは引き攣るように喉を鳴らした。
初めて口にする苦味にオズワルドの眉間に皺が寄り、意思に反して咳き込んでしまう。
それでも片手で口を押さえて、何とか最後まで飲み込もうとするオズワルドの背を、ジェネラルの手が労わるように撫で摩る。

「す、すまないオズワルド…ッ、大丈夫か?」
「大、丈夫…です…」

口を押さえる手を引き剥がし、飲み込もうとする白濁を吐き出させる。
淫液に濡れた唇は艶っぽく色づき、涙に潤んだ瞳は溶けている。
それだけで欲が溜まりそうになる自身を心中で何度も罵倒しながら、ジェネラルは何度も謝罪を口にした。
手袋が汚れるのも厭わずに口を拭ってくれるジェネラルを見上げ、オズワルドは頬を染めたまま問いかけた。

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[Serene Bach 2.23R]