ブラックラインの攻防
2011/03/24 Thu
m25
「お、オズワルド!何を…ッ」
ジェネラルの狼狽の混じる声が頭上から聞こえ、自分で仕掛けたことだというのに眦が熱くなる。
むしろ、眦だけには留まらず、熱は首から心臓へと周り、既に全身が燃えるように熱かった。
今までしたこともない行為を自らすることがこんなにも羞恥を掻きたてられるとは思わなかったが、それ以上にジェネラル以外の視線を横顔に感じてこのまま消え入りたくなった。
それでも此処でやめても羞恥が増すだけだと自信に言い聞かせ、オズワルドの行動を諌めるように肩へと掛けられたジェネラルの手を黙殺する。
「ほほう。中々行動力があるな」
笑気を多分に含んだ声に、羞恥で耳が焦げる音を聞いた。
突き刺さるような視線に固まりそうになる身体を??咤して、探り出したジェネラル自身に手を添える。
互いに乾いた皮膚では、手に馴染み辛い。
オズワルドは手に捉えた陰茎の先端に舌を乗せて、唾液で以って乾いた皮膚を濡らしていく。
舌から竿へと伝っていく粘液の感触に、オズワルドの肩に掛かる指が戦いた。
「ッ、いい加減に帰れ!ヨハン!」
僅かに息を詰めたジェネラルは、オズワルドの本気を悟ると頗る性質の悪い観衆と化したヨハンへと声を荒げた。
このまま高まっていく自分を見られる以上に、慣れない奉仕に必死なオズワルドを見世物にする気はなかった。
ジェネラルは視線に力を込めて威嚇するも、オズワルドの思わぬ行動によって動揺した瞳は揺れている。
困惑を抱えたままの青い瞳は酷く扇情的で、ヨハンは赤い瞳を和ませた。
「構わんだろう。見物くらいさせろ」
「君は――――ッ!」
尚も言い募ろうとするジェネラルの声が不自然に途切れる。
まるで二人の会話を遮るように、オズワルドが口淫を強めたのだ。
緩やかに頭を擡げた欲に舌を這わせ、音を立ててキスを繰り返す。
目元に熱を溜めながら唾液で濡れた陰茎の根元を細い指で支える姿は酷く倒錯的で、熱い呼気が心音を加速させる。
刺激に負けて下腹部へと意識が向くたびに、忘れることを許さないようにヨハンがちょっかいを掛けてきた。
「舐めるだけなら犬でも出来るぞ」
言うが早いか、ヨハンの手がオズワルドの後頭部を掴み、力に任せて押さえつけた。
遠慮のない負荷によりジェネラルの欲が一気に深くまで押し進んで、喉奥で酸素が潰れる。
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