誘導尋問
2010/12/17 Fri
m25
!注意
ジェネラル×オズワルド小話。
ジェネオズですが、ジェネ様がほとんど出てきません。
また、ウィンドさんが腐ィンドさんです。
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メール便を片付け、小休止をしていたオズワルドの向かいに、風の香りが色濃く残る女性がするり、とごく自然に腰掛けた。
おや。と口に出さず片眉を跳ねさせれば、整った顔立ちに華やかな笑みを浮かべて見せた。
「お疲れでしょうと思いまして」
言って出されたのは、四角い箱にぎっしりと詰まった黒艶の美しいチョコレートだった。
ちらりと見えた包装紙には、オズワルドの好む銘柄が描かれており、わざわざ用意してくれたのだというのが見て取れた。
「良いものをお持ちで。ご相伴に預かっても?」
「勿論ですとも」
オズワルドは色良い返事に、ふ、と口元に笑みを添えて、ウインドの分の紅茶をカップへと注ぎいれる。
紅茶の香りが広がり、空のように深みのある青い瞳も和むように細まった。
オズワルドは、ウインドの差し入れたチョコレートを摘みつつ、紅茶の味をゆっくりと愉しむ。
すると、紅茶の香りに触発されたのか、ウインドが笑みを浮かべながら口を開いた。
「まおりんの紅茶も美味しいですけど、オズワルドさんの紅茶も美味しいですねぇ」
「それはどうも。尤も、舞織さんの淹れた紅茶に敵うとは思いませんが」
賛辞に礼を述べるも、本音を後半に混ぜて返した。
紅茶党の尖兵の舌を満足させる彼女の腕前はかなりのものだ。
持ち前のセンスは勿論、相当の努力を積み重ねただろうあの味にはどうしたって勝てる気がしない。
「またまたぁ。この間またジェネ様にも聞きましたけど、甲乙付け難いって言ってましたよ!」
「また就業時間中に抜け出してたんですか貴女は」
「いやですねぇ私がそんなことするわけないじゃないですか!」
なおも賛辞を贈るウインドに微妙に面映くなったオズワルドは照れ隠しの意味も兼ねて鋭く指摘する。
あははーと軽やかに笑って誤魔化そうとする姿に、仕方のない人ですねぇ、と肩竦ませながら呟いた。
一体どちらが『仕方ない』のかは考えずチョコレートを摘めば、話題変更を狙ったのかウインドが再び口を開いた。
「でもジェネ様って本当に卒がないですよね。さすがパーフェクト・ソルジャーは格が違った」
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