理由なんていくらでも
2010/12/10 Fri
m25
!注意
グスタフ×オズワルドで18禁話。
オズさんとグスタフは師弟設定。
グスタフさんがやや駄々っ子でオズさんが弟子に甘いです。
捏造やヤリタカッタダケーを許容出来る方のみどうぞ。
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オズワルドが仕事を終えて、部屋へと戻ったのは、一足早いクリスマス色のイルミネーションが点灯する頃だった。
ロングコートに身を纏ったまま帰路へとつき、真っ直ぐに帰宅したオズワルドをまず出迎えたのが乱雑に脱がれた革靴で、次いで迎えたのが、ポールハンガーに掛けられた黒いコートだった。
オズワルドは自らも革靴を脱ぐと、先に転がっていた革靴もろとも靴箱へと仕舞い込む。
あとは、次に使う人間のことを考えない掛けられ方をしているコートを退かして、形を崩さないように二着ともハンガーへと掛け直した。
手を添えたコートは冷たく、掛けられてから随分経っているのだろうと想像がついた。
オズワルドは小さく呼気を吐くと、ゆっくりとリビングへと足を向ける。
「―――……グスタフ」
リビングの扉を開くと、やはり想像した通りの人物がソファに身を投げ出して寝転んでいた。
一歩を踏み出すと、足先にジャケットが丸まっている。
上司に対しては鬱陶しいくらいにマメなくせに、自らの事となればコレだ。
否、グスタフに言わせれば、手を出してしまうオズワルドが悪いのかも知れないが、そもそも此処はオズワルドの私室なのだ。
せっかくの快適空間を汚されたままなのは我慢ならない。オズワルドはジャケットを手に取ると、軽く払って椅子へと掛けた。
「いい大人なのですから、脱いだら片付けなさい」
「保護者面をするな。鬱陶しい」
「不法侵入者が何を偉そうにしているんですか」
「鍵も掛けとらん不用心さを悔いるんだな」
自らもジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩ませながら嗜めれば皮肉の応酬が始まる。
グスタフはいまだ寝転んだままで、小憎たらしいことこの上ない。
オズワルドはやれやれと肩を竦ませると、ソファを横切ってキッチンへと足を向ける。
夕食を作ってやるほどのお節介さはないが、冷えた指先を暖める珈琲くらいは淹れても良かった。
つくづく弟子に甘い自分には呆れしかないものの、弟子はやはり可愛いのだ。
それこそ、頭に『元』が付こうが、こんなにも捻くれ曲がっていようとも。
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